ふろしき王子のブログ◎
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カフェと喫茶店の違いをきかれ、
店内の明るいのがカフェで
薄暗いのが喫茶店と答えた。
法律上は営業許可の違いもあるが、
喫茶店は密室感があり、江戸時代の
待合がルーツと勝手に思っている。

低い卓、弾性あるソファー、
仕切りや観葉植物、薄手のカーテン
やステンドグラスのほの暗い空間、
ランプの部分照明は、お膳(後に
ちゃぶ台)、座布団、ついたて、
屏風、深い軒やひさしの日蔭、
障子、行灯といったパーツを欧風に
しただけで、骨格は和室のままだから
日本人は落ち着く。

部屋を純喫茶風にするなら
テーブルと椅子を低くする。
長居しやすく椅子には布団屋の
ふかふか座布団。窓が広くて明るい
なら薄手のカーテンやカッティング
シート、ポスターで遮光。蛍光灯は
ランプに替え、テーブル周りは
ついたてや観葉植物で目隠し。
カップとケーキ皿は特別なものを。

和風建築は土壁への雨の打ちつけを
防ぐ深い軒(のき)により陰翳が
ただようため、衝立で囲い
行燈をともせばただちに密室が
完成する。

純喫茶の席の囲いは城塞の密閉では
ない。つい立てや植物、光と闇の
コントラストで演出される
〔存在のもたらす密室感〕で
呼吸があり日本の氣候に合う。
ふろしきも中身を包むが、タッパーや
ポリ袋のように口を塞ぐのでなく
隙間ある繊維ゆえに余分な空氣を
抜きながら抱きしめる。


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