東京の雪なんざ、屋根の上の雪おろしをする必要はなさそうだが、
屋根から落ちて山になった雪の解けた水が、
家の横壁の下の小さい隙間から床下へ染み出ると、
そこから水分が上へ昇ってきて、たたみがカビたりする。
通氣よりも氣密を重視した現代住宅の、はっきりいうと ヘボな所だ。
火事で亡くなる方の多くは、焼け死ぬ前に、ビニルクロスなどの
煙を吸って、または皮膚から染みて、意識を失ってしまう。
生き埋めで助からないのも、コンクリートのがれきによるが、
特に打ちっ放しのコンクリートは地肌を滑らかに見せるために
水分を多くするから、冷えるし、もろくて、地震にも弱く、崩れると粉々になる。
こんなアホな(言葉遣い申し訳ない)家を、何千万を出して買うのか?と思う。
そして、一般的な二階建ての戸建は、人件費も全部入れて、適正価格は一坪25万円くらいなのに
その数倍で売られている。子どものプラモデルみたいなチャチなはこに
自分の命である時間と引き換えにした、大切なお金を費やしてしまうのは、
無知故に大手に騙される「いつもの」パターンだ。
僕も行く行くは、すてきな家を建てたいのですが、
家よりも庭を広くしたい。
ほんとは家自体は、夏はインドネシアのように竹で編んだもの、
冬は骨組みにフェルトを巻いた、モンゴルのゲルのごときに
季節で変遷していればよい。こういうのは、遊牧民思考かな。
庭が広いと、色々と機能的に使いまわせる居場所になるし、田畑もでき
たとえ隣が火事になっても延焼を止め、たくさんの生き物の居場所にもなって
色々と佳いのです。
排水を庭のビオトープに引いて、ヨシなど水生植物が浄化したものを
田畑や水遊びに利用したい。
さて、前に飼っていたインコが、長生きしつつも昇天し
そのエサがまだ残っているので
こんな雪の積もる日こそ、野鳥におすそ分けしています。
暖かい頃はエサも豊富だろうからやらず、
真冬は、人が居場所を奪ってもいるから、ぱららと撒く。アワやキビ。
春が来れば、うちの庭にはダンゴ虫など無数にいるから、
子育て季の野鳥が虫を採りに来てるだろう。
今回のユキでちと氣がかりは、土に埋められた睡蓮鉢で
メダカと共に冬越ししているヌマエビだ。
メダカは低温につよいので心配ないが、ヌマエビは
凍てついた水にはかなわないのではないか。
夏に息子が捕った場所は湧き水の小川だから、年中水温が10度以上はある。
雪が入らないようにフタはしたが、春に元氣に目覚めたエビに会いたい。
鉢本体は土に埋まっているし、水面は睡蓮のアサザがいくらか覆っているから、
風の吹きさらしは防いでいる。
現在、庭には小麦と、紫大根、ルッコラが緑々している。
遅れて蒔いたちんげん菜はまだ芽吹いていない。
いつしかきっと、名古屋コーチンを飼おうと思う。
浅草のベランダでは小さいチャボだったが、
大きめの鶏と共にある暮らしが、夢の一つだ。
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