有松絞り。

今日のお昼は油そば。
豪華に、茹で卵つき。
その後、自転車で布探しの旅へ。

風はあるが、きょうもまたこの上なき暑さ。
断熱・気密性の高い現代建築の中で
エアコンなしでは、命の危険があろう。

残暑生まれの僕は暑さにはつよく、
自転車にのる女性のひらめくスカートに
時めきながら、麦わら帽子が翔ばされぬよう
また車にも氣をつけて
自転車をこぎつづけた。

訪れたクラフトショップにはちょうどよい布がなく、
その先の道は未知なれど
暑い中ただ引き返すのはつまらないから
五日市街道を直進しつづけた。

国立市を越え立川市に突入し、
そろそろ引き返そうと裏道へUターンすると、
静かなる商店街。

あるスペースの入口に古本が売っていたので
自転車を停めたら、そのうち人がやってきた。
僕が、ふろしき用の
布を探していると話すと、
浴衣地のアウトレットがあるという。

その中に、ひときわ色めき立つ
豪華な絞りの反物あり。

聞けば、大変な手間ひまをかけて作る
愛知県の伝統工芸、有松絞りである。
定価はうちの家賃2ヶ月分ほどのものだが、
呉服屋閉店後の新古品ということで（一部しみもあり）
驚くほど安く売っていただいた。

しかしこれは、風呂敷にする趣きではない。
そのまま絞りの帯として、
ずっと大切に締めつづけたい。

帰宅後、さっそく丁寧に裂いて、
・3尺(114cm)の子供用帯を2本
・6尺(228cm)の帯1本
・昨日誕生日だった奥さんへのプレゼントとして
　3幅(絞りなので1幅は33cmくらい)×130cmの巻きスカート。

絞ってあるため、一反の長さは
そのまま測ると3分の2ほどですが、
伸ばすと12mくらいになるでしょう。

猛暑の道行けば、涼しい藍の絞り染め

宝物は、とっても近くて
知らない場所に待っている。
温かい心臓に翼を生やして、
その扉を開けにいこう。

七夕の集まり。

7/7(木)16:30からの
溜池山王での風呂敷講座ですが、
講座後に同じスペースで
夕食交流会が開催されます。
参加費は講座と同じく2000円で、
マクロビオティックといわれる健康を考えた
美味しい手作り料理が用意される予定です。

ふろしきと合わせて、新しい出逢いや
変化のきっかけとして、よろしければ
こちらも参加を受け付けております。

会場のアクセスは前の記事(「今後の講座」カテゴリ)か
ブックマークにあるホームページをご覧ください。
(ごめんなさい。携帯からの更新なので)

申し込みは、
ふろしき講座 またはふろしき講座+食事会 ともに
メール isamix@gmail.com までお願いします。
講座代金2000円
講座と食事会は合計4000円です。

会場となる麻福さんのスペースには
次世代の資源として期待されている
大アサ(ヘンプ)の繊維をつかった
様々な商品も展示されています。

興味ある方は、何か新しい風に
乗るすてきな機会と思うので
どうぞよろしくお願いします。

横山功