呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

呑む気オヤジの、読む!~「果つる底なき」

2012-10-24 | 本の話
果つる底なき (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社



♪「果つる底なき」池井戸潤著 講談社文庫

直木賞の「下町ロケット」の筆者ということで、本屋に作品が平積みになっている。
ぜひ読んでみたいなーと思いながら、さて何から読もうか?と悩んだ。でも僕は、基本的に初めて読む作家はなるべく初期の作品(できればデビュー作)から読むことにしている。
まぁその作家をずーっと読み続けるかは分からないので、面白そうな本から読めばいいんだけど、なんとなく作家の歴史、作品を辿りたいと思うんだな。

ということで、どうせ読むならと池井戸潤の初期作品の本作から読み始めた。
この話は、都市銀行の融資担当者が、同期入行の同僚の死や取引先の連鎖倒産に疑問を持ち、いろいろ調べるうちに大手都市銀行の隠された暗部に到達し、命を狙われながらもその暗闇を抉り出すというミステリーだ。
3大メガバンクの一つの出身という池井戸氏、さすがに銀行業務に精通しており、「ホントにこんなこともやっているのか?でもひょっとしたらあるのかも…」と思わず考えてしまう迫力と現実味ががある。
ミステリーなので、内容には触れないようにするけど、江戸川乱歩賞受賞作品だけはある。面白くて一気に読んだ。
最後の一行が気が利いている。お勧めします。特に銀行員にはお勧めです。ハート4つ!


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