電子の星 池袋ウエストゲートパークIV (文春文庫)石田 衣良文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
♪「電子の星~池袋ウエストゲートパークⅣ」石田衣良著 文春文庫
前にも書いたように、このシリーズは間違いなく巻を追うごとにパワーアップし、スリルもグロテスクさも増し、そしてマコトの人情も深くなる。
それだけ作者も成長するということか・・・。(生意気言ってゴメン!)
*Gボーイズから足を洗った双子の兄弟が営む人気ラーメン店。そこで働く摂食障害の女の子。(東口ラーメンライン)
*IWGPで命を落とした上野のチームのリーダー。そのオヤジが抱える切なさ。(ワルツ・フォー・ベビー)
*少年売春をしなければ日本で食ってゆけないビルマ人少年とその家族。(黒いフードの夜)
*究極のSMクラブで、自分の片腕を切り落とす若者。(電子の星)
みんな池袋という猥雑な街で生きている。
良きも悪きも、老も若も、男も女も・・・。
確かに池袋には、新宿や渋谷とはまた全然違う雰囲気がある。
特に西口は、随分垢抜けて清潔になったけれど、それでも相変わらず猥雑。
マコトやタカシ、氷高組のサル、Gボーイズの面々が闊歩していてもおかしくない。
IWGPの周りは随分洒落たけれど、やっぱり猥雑。