チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)海堂 尊宝島社このアイテムの詳細を見る |
♪「チーム・バチスタの栄光」上・下 海道尊著 宝島社文庫
「このミス」大賞受賞作ということで読んでみた。
う~ん、それなりには面白かったけれど、僕的にはイマニだったなぁ。
巻末の解説を読むと、「このミス」審査委員の相当数が手放しの大絶賛だったらしい。
そんなに凄い?そんなに面白い?
確かに今までのミステリーにはあまりない分野の話だ。
バチスタという高度な技術とメンバーの隙のないチームワークを必要とされる心臓手術。
天才外科医の桐生がアメリカから帰国してバチスタ手術を手がけ、暫くは成功が続くが
突如術中の死亡が相次ぐようになる。
これは単なる医療ミス?それとも意識的な殺人?
前半は多少退屈。後半になって厚生労働省の技官白鳥が登場して、病院長から特命で調査を命じられた田口医師とコンビで調査を進める。
白鳥技官のはちゃめちゃさが「嘘っぽい」。
小説なんだから、まぁ誇張も創作もありなんだけれど、それにしてもやり過ぎででしょう!という感じ。
真犯人の動機なども、どうも理解できない。
犯人が誰なのか気になったので最後まで読んだが、そうじゃなければ途中で放り出したかも。
ミステリーって、やっぱり途中々々で「次はどうなるんだろう」「真相は?」「え~っ、そんな展開なの??」というハラハラドキドキ感が楽しんだけど、それがなかった。
なんでこの作品が「このミス」の大賞なんだろう・・・。
でも最後のエピローグは、さすがにちょっと胸に響いた。
これがなかったら、僕は「金返せぇ~!」って怒ったよ!
【亥年の読書】
読み終わったのが年明けだったけれど、亥年の読書の締めがこの作品だった。
去年はいろいろあって、あまり本も読めなかった。
というか、段々本を読むことへの集中力がなくなってきたね。
目も悪くなって(要は老眼)きたし、あまり読む気がしない。
それでも読みたい本はたくさんある。
読みたくて買っては「積読状態」の本も結構ある。
どちらかというとノンフィクションが多いんだけど、どうしても小説に走ってしまうんだな。
例えば・・・
・早分かり「キリスト教」(宗教を勉強したい)
・中学の数学を5時間で攻略する本(数学・算数への劣等感の払拭)
・食い逃げされてもバイトは雇うな(評判の新書は一応読んでおこうと・・・)
・会社の品格( 同上&会社で読めといわれた)
・くわしっく名曲ガイド(のだめの影響)
・いつまでもデブと思うなよ(70%は読んだんだけど・・・、この話は別途ご紹介)
などなど。
今は通勤時間が長いので相当読めるんだけどね。
居眠りしたり、ipod聴いていたりすると、本は読めない。
音楽も聴きたいし、眠いし、本も読みたいし・・・痛し痒し状態であります。