呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

四万・白根 親子三代道中記~その2

2009-10-26 | 家族のこと

さて親子三代の旅は二日目。
「ロマンチック街道」の山道をもう一度草津に戻り、白根山を目指した。
草津温泉から白根山に抜ける道は、まさに「奥草津」という感じで、とてもシックなリゾート地だ。
温泉街のガヤガヤした雰囲気も悪くないけど、このあたりも落ち着いていていいなぁ。
紅葉もまずまず、こんなところに1週間ぐらい滞在してのんびりしたいね。
至るところにスキー場が点在する。弟は若い頃に何度かスキーに来たらしい。
う~ん、冬も良さそうだね。スキーやって温泉入って・・・。

しばらく登ってゆくと、「白根火山ロープウェイ」の山麓駅に着いた。
折角だから、ロープウェイで白根山を見物することにする。


なんとも荒々しい岩場の上をロープウェイで進む。まさに絶景だ。
周りはスキー場だ。冬になるとこんな瓦礫も雪に閉ざされて、スキーが出来るんだなぁ。
両親は、この絶景に感心することしきり。「凄いね!見事だね!」
山頂駅からは、無料のシャトルバス(マイクロバス)で弓池まで行ける。
道路を挟んで向かい側は、「湯釜」の駐車場だ。
ここまで来ると、白根山の山頂が見える。駐車場から白根山の稜線に向かって、緩やかな登山道が伸びている。
ゆっくり歩いても30分、少し急げば15分程度で稜線に到達し、その向こうにはエメラルドグリーンの火口湖湯釜が見える・・・はずだ。
父は湯釜まで歩くつもりでいたようだ。でも今の父の体力ではちょっと無理。
それに当日はガスの流れが悪いようで、最短距離の登山道は閉鎖されていた。
左から山頂方面に登る回り道の方しか入れなかった。こっちはどう考えても、ウチの両親には無理だ。
残念ながら、湯釜見物は断念した。
しかし、弓池はなかなか素晴らしく、池の遥か向こうに冠雪した北アルプスも見えた。まぁ、仕方がないよね。


それでも夢にまで見た?草津白根山を目の前にして、父もすっかり満足したようだ。それなら良かったです!


駐車場の売店でしばらく時間を過し、ロープウェイで山麓駅に戻った。
あとはひたすら車でひたすら白根山を登り、先ほどの湯釜駐車場を通過して、万座温泉を抜けて浅間白根火山ルートを下った。
万座ハイウェイ、鬼押ハイウェイを進み、途中頂上から蒸気を吹き上げる浅間山を眺めながら軽井沢を目指す。


時間があれば軽井沢も散策したかったが、結構時間がかかってしまい、通過するだけで碓氷軽井沢インターから上信越自動車道に入った。
最初の横川SAで休憩した。
横川SAの目の前に急峻な岩山が望める。
「凄い山だねぇ、なんていう山だ?」と親父。地図で確かめると「妙義山」だった。
へぇ~、あれが妙義山かぁ~。父はまたまた感心。
「今回は白根山だけのつもりが、榛名山と浅間山、そして最後に妙義山まで見れた。いやぁ、良かったなぁ」
父はすっかり満足したようだ。連れて来た甲斐があったというものです。
横川SAで、かの有名な「峠の釜飯」を夕飯用に買い、一路川崎を目指した。

今回の小旅行で、両親はすっかり山とレトロな温泉を満喫したようだ。
それはそれでとてもよかったと思う。
でも、去年と較べて更に老け込んだ両親の姿も、否が応でも見せ付けられた。
親子水入らずの旅行は楽しかったが、両親の老いを目の当たりにして、素直に喜べない旅でもありました。


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