呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

仙台への帰省

2011-04-07 | 家族のこと

先週の金曜に休暇を取り、仙台の実家の様子を見に行ってきた。
金曜は4/1、年度末の締めの真っ最中だし、新年度のスタートの日でもある。ちょっと休みにくかったが、腰の圧迫骨折で入院している父も気になるし、強がりを言っていた母が「帰ろうかと思う」と電話したら「そうしてくれると助かるわ」
そうなんだよね、いくら気丈なことを言っていても、一人じゃ心細いし辛いんだよ。
背に腹は変えられず、思いきって会社を休んで帰省した。

仙台へ行くには、基本的にバスか車しかない。でも仙台は相変わらずガソリン不足で給油がままならないとのこと。ウチの車じゃ燃費が悪くて仙台往復は出来ないのでどうしようかと思案していて、「そうだプリウスで行こう」と思いついた。
早速ネットで調べると、プリウスはリッターあたり18~19kmは走るらしい。それなら仙台往復は十分可能だ。結果的にレンタカーのプリウスは21km/l 走って、川崎ー仙台往復の800km以上を悠々無給油でOK だった。偉い!
(この話はまた別途)

父は震災後に水のポリタンクを持ち上げて背骨の圧迫骨折を負ってしまったという。
一人では寝ることもトイレもままならず、母親も面倒を見切れないので、透析を受けている日赤病院に無理に入院させてもらったらしい。
東北道を仙台南インターを降りて、まずは仙台日赤病院に寄った。父は相変わらず体は動かせないが、口や頭は達者だった。これで寝込んでボケたらどうしようかと心配だったので、一応安心した。
実家はどれだけ物が散乱しているのかと思ったが、想像したほどではなく割りと片付いた様子。母の知り合いのご夫婦が随分片付けてくれたらしい。このご夫婦のお宅はオール電化で水道も早々に復旧したので、水や食事、灯油なども届けてくださり、その上お風呂まで入れていただいているそうだ。
なんともありがたいことだ。心から感謝申し上げます。また改めてお礼に伺います。



ウチの母はいわゆる文筆業のようなものなので、家の中は本や雑誌、資料類で溢れている。頭の上まで本が積み重なっているのだから、まぁよく本に押し潰されなかったものだ。画像は母の仕事机。震災後の写真だが、元々こんな感じ。
一応取り敢えず積み上げてあるものの、母が使えるように整理するのは母自身じゃないと分からない。「2~3年金かけてゆっくり整理するから」などといっているが、それこそいつになることやら。
老い先の短い両親に取っては酷な大災害だった。やっぱりそばにいてやりたいと切に思う帰省でありました。




コメント
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