生命の本体、本質をどう考えるか、つまり生命観によって人生が変わってくるのでこれをしっかり確立しておくことが大切である。
では、それをどう考えているか、大別すると3つに分けられる。
1 身体=生まれて生きて死ぬという生命で日常的に観察できるところから分り易い。無宗教者の大方はこれに該当する。
2 霊魂=佛教以外の宗教、スピリチュアルの信者が信じているもので、死んで肉体は滅びても霊魂は存在し続け、生まれ変わりや別世界に行くことになるというもの。
3 宇宙=佛教では宇宙全体を一つの生命体とみなし、一切のものはその同じ一つの生命を生きているとするものである。人体と細胞のような関係にあるのである。霊魂の存在は認めない。
しかるがゆえに宇宙について、もっと関心をもってもらいたいと思っている。
佛教が従来なぜ分かりにくかったかというと、望遠鏡の顕微鏡もなかった時代からの教えなので、説かれていることが今日の科学的に実証されたものでなく
曖昧で多分に想像の産物である教えだからである。
宇宙といっても今は有限で138億光年彼方に果てがある。昔は無限の世界としかとらえられなかった。今は宇宙観測でいろんな天体が観測されてその様相も少しは知れるようになってきた。はっきりしてきたことははっきり言わなければならないのにそれが言えていないのである、佛教界というところは・・・。
さて、テレビで近々宇宙に関する番組が告知されたので、ぜひご覧になっていただきたい。
10月17日(土)19:00~ Eテレ 地球ドラマチック 「ハッブル宇宙望遠鏡~宇宙の謎に迫る」 再放送 月曜0:00~
10月18日(日)23:30~ Eテレ サイエンスZERO 「宇宙の果てに迫る」 再放送 土曜12:30~