澤木興道老師の言葉に正確には覚えていないがこんなのがあった、「真実、真実とよく言うが、どうせ俺の見た真実に過ぎない」
前にも自己世界図のところで書いたけど、真実というものは知りようがない。五感で捉えたものも頭の中のイメージでしかないと書いた。
今回、もうちょっと理解を深めるために真実と事実の違いを一覧にしてみた。
しかし、ここでの真実も実は私が頭の中で整理したものなので、私の頭の中の事実になってしまっているのでそれを知っておいてもらいたい。
真実 事実
身体 頭
無我 自我
実際 イメージ
外界 内面
物 心
無意識 意識
全体 部分
唯一 多数
即今 過去、現在、未来
当処 浮動
秩序 無秩序
PCにたとえると分り易い。真実はハード、OS。事実はアプリ、データ。
事実は真実の中、それぐるみ真実だし、真実によって事実が生じるものなのだが、その事実によって真実が動かされている。
真実からの僅かな情報によりバーチャル世界を作り上げ、その中にいるにもかかわらず真実世界の中にいるように錯覚しているのである。そのバーチャル世界の外には真実世界があることはいうまでもない。
真実はたった一つ、しかし、事実は山ほどある。富士山だって実物は一つだが、記憶された富士山は一杯ある。過去現在未来、写真、映像、記事、絵、等なんだってありで、そんなのでバーチャル世界ができているのである。そしてどこへだって飛んで行くのである。
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