十方世界共生山一法寺

自己の世界を建設しよう
 日本のことも世界のことも自分自身のこともみな自己の内のこと。

墓参りに一句

2019年08月16日 | 俳句

先祖がどこにいるか。
天国、地獄、六道、浄土、墓、位牌、etc。バラバラである。

奈良時代の薬師寺の僧、行基の歌には次のようにある。

山鳥のほろほろと鳴く声聞けば 父かとぞ思ふ母かとぞ思ふ
                                                     
(『玉葉和歌集』巻19-2627)

結局、生き残っている者がどう考えるかである。

盆の時期、墓参りする人が多いが、どういう気なのだろうか。

「墓洗ふ何処におわず逝きし人」

こんな気持の人もいるだろうとて、一句。

墓洗ふが秋の季語。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする