”しんさん”のよもやま話

僕のビジネス感や社会現象に対する意見とかを趣味のヨットやゴルフ等の話を織り交ぜながらよもやま話的に発信します。

しんさんのよもやま話

2024年09月09日 16時18分38秒 | Weblog
9月9日(月) 晴

 十一面観音

一昨日は科学館のモノづくりボラの総会。ボランティアの数も私が入った頃から比べるとずいぶん多くなって現在は150人を超えるまでになり知らない人がかなり増えました。まぁ実際にどの程度参加するのかはわかりませんが興味を持つ高齢者が多くなったようです。
そして昨日は生涯学習センタで知的障害を持った方たちに簡単な科学工作をしてもらいました。サイコロ・ドミノを作ってもらったり、ストローに紙のリングを付けたリング飛行機を作って遊んでいただきました。みなさん興味を持って一生懸命制作して自分の作った工作が成功するとすごく喜んでもらいました。私が感動したのは彼らは自分だけでなく隣の人がうまくできたことにも手を叩いて称賛する姿でした。素直に他人のことにも喜ぶ姿は人として素晴らしいと思います。
さて今日は十一面観音の話をしたいと思います。
まぁ一般に観音菩薩は無限に変身して一切の衆生を救うと言う菩薩です。その観音菩薩には六観音と言われる種類の観音様がいます。一番一般的な観音様と言えば「聖観音」で高崎や大船などいろいろな所に祀られているあの美しい姿の観音様です。それが時代と共にいろいろな観音様がでてくるようになりました。「十一面観音」はその中の一つで奈良時代から平安時代にかけて盛んになった観音様です。四方八方に顔を向けてすべての人を救うまでこの身は菩薩界に戻らないと言う誓願を立てた菩薩です。正面の3つの顔は慈悲の菩薩相、左の3つの顔は怒りを現わした瞋怒相(しんぬそう)右の3つの顔は狗歯を上にした菩薩の顔の狗芽(くげ)上出相、後部の一つの顔は大笑いをしている大笑相、頭頂には如来が正面を向いている如来相と十一の顔を持つ観音様です。まぁ平安中期以降「千手観音」が盛んに祀られるようになります。まぁ他にも「如意輪観音」「准提観音」「馬頭観音」などがあって六観音と呼ばれているようです。観音様は無限に変身するのでまぁいろいろな姿の観音様が祀られるようになったのでしょうけど、聖観音から最初に現れたのが十一面観音と言うことで少し興味を持った次第です。まぁ仏像を見る機会があればぜひ思い出してください。
コメント
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