3月13日(日)晴
今日は穏やかな暖かい天気で船底塗装には最良の日でした。東北では大変なことになっているのに不謹慎なと言われそうですが、やらなければならない作業でしたので1回目の船底塗装を実施しました。僕も含めて10人ほどのメンバーが集まってくれたので順調に完了することができました。先週の日曜日の写真と比べてもらえばよくわかると思いますが、ラダーも船尾の船底もきれいなブルーになったと思います。
こちらは今年の出航準備も着々と進んでいますが、東北の地震の被害状況を思うと心が痛みます。亡くなられた方々のご冥福を祈らずにはいられません。そんな中で沿岸から15Kmも離れた太平洋上で自宅の屋根に乗って2日間も漂流していた男性が救助されました。波が穏やかだったとは言え、この寒い時期によくぞご無事でとうれしさで涙が出てきてしまいます。冬の海は体が濡れたら、体力の消耗が激しいのでほんとうに奇跡的な生還だったと思います。白川の生き埋めになった方も助かってくれるとうれしいですね。マスコミの報道によってだんだん地震や津波の被害状況が明らかになる度に心が痛みます。我々にとっては初めての驚くべき自然の災害ですが、地球の歴史30万年から見れば何千年、何百年に繰り返し起こってきたことなのかもしれません。人間の知恵などはいかに科学が進んだからと言っても高々200年程度の知識でかなうはずもありません。大自然の振る舞いにもっと、もっと謙虚になるべきだと痛感させられます。
喫水ラインのマスキングテープはまだ取っていないのでラインの白色が綺麗にみえませんが、うまくできていました。昼食をはさんで2度塗ったのでほぼ完成しました。来週船台の位置を少し動かして塗れなかった所をサンディングした後、もう一度塗装して整備はすべて終了になります。
今回参加していただいた9人のメンバーと船底塗装終了後のレイア号です。塗装時のマスクやカッパは脱いで一応普段着になったところで今回は撮影しました。
今日はここまでです。今日も無事過ごせたことを感謝するとともに不幸にも災害に巻き込まれて亡くなった方々へのお悔やみとなんとか生き延びた方々が今後この悲しみから1日も早く立ち直れることをお祈りしたいと思います。