ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.8.13 治療前日、前日検査の後は今日も前泊

2024-08-13 22:33:54 | 治療日記
 昨夜はブログアップ後、録画したドラマを1本視る。今日が出勤の夫のために早めに入浴するつもりだったが、結婚式の衣装合わせ等に先立ってお嫁ちゃんのお母様とお目にかかることになり、その日程調整等で息子とLINEやら電話やら。結局なんだかいつもと同じような時間になってしまった。

 先日、2人の新居を訪れた時、結婚式には本来は新郎の母として正装である留袖を着るものなのだろうけれど、着物は普段全く着ないし、治療中のお腹の状態を考えるとかなり心配で、出来れば洋装に、と相談していた。母もサイズが小さいし、和装でいる自信がないというので、出来れば洋装に、とのことを伝えていた。
 お嫁ちゃんのお母様は和装洋装については全くこだわらないということで、洋装で揃えてくださるとのこと。体調が良ければ和装も、と二段構えで行くこともなくなり、気持ちが随分楽になった。

 いずれにせよ、今月、息子夫婦が式の打ち合わせで会場ホテルに赴く日、アフタヌーンティーを頂きながら4人で逢うことになった。お嫁ちゃんのお母様にお目にかかるのは、今年1月の両家フルメンバーで顔合わせした新年会以来である。

 ということで、入浴を済ませ、手足をケアしてベッドに入ったのはまたしても日付が変わってからのことになった。寝室の気温はまだ30度を超えていた。言っても詮無きことだが、暑い。
 タイマーが切れると目が覚めてしまうので、かけずに25度設定にして眠ったところ、今朝、平日仕様のスマホアラームが鳴る直前に寒くて目が覚める。ちょっと布団にくるまってからリビングに行くと、夫はちゃんと起きていた。
 体重は43kg台半ば。今回治療後と猛暑による食欲不振が響いているのかもしれない。

 夫を送り出し、BS朝ドラを視ながら朝食を摂る。今日も朝から暑い。色々な種類の蝉の声が賑やかだ。
 昨日のうちに家事は頑張って済ませたので、洗濯もお休み。新聞を読み、メールやネットニュースをチェックする。お昼はレンチンで簡単に済ませ、少し早めに家を出る。いつの間にかオリンピックも終わり、お盆である。

 車内のお供は桂望実さんの「終活の準備はお済ですか」(角川文庫)。
 帯には「あなた、後悔せずに死ねますか?何となく後回しにしがちな『終活』。エンディングノート、遺書、相続、お墓。人生のしまい方のヒントが満載!実用『終活』小説」とあり、これは、と手に取った。桂さんの作品を読むのは映像化された「嫌な女」以来のこと。

 エンディングノートは、仕事を辞めてすぐに相談会に参加して夫や母の分も含めてゲットし、ひとまず書き上げた。遺書らしきものは再発してほどなくして、つまりもうかなり昔に書いたきりでバージョンアップしていない。
 お墓も、再発してすぐに慌てて準備したけれど、果たして墓仕舞いが主流となっているこのご時世、長男である夫の故郷にあるお墓の他に、実家のものも含めて新しいお墓を二基持ったことがどうだったのか、等々悩ましく思っていることは沢山。興味深く読み進めた。

 順調に病院最寄り駅に到着する。車内は冷房が効いている。毎度のことながら、外に出た時との温度差が身体に堪える。息苦しさを感じる暑さ。熱中症の危険があるので不要不急の外出は控えて、とテレビでは繰り返しているが、実際、外出しないですむなら本当にそうしたいと思う。
 今日は、久しぶりのホテルを予約した。既にオンライン決済を済ませていたので、スムーズに8階のダブルルームにチェックインした筈だったが、カードキーが不調。一旦別のキーを借りたが使い勝手が悪く、6階の部屋に変えてもらった。急ぎ荷物を置いて身軽になって病院に向かう。
 
 病院に到着し、受付のIDカード機を通し、そのまま採血・生理検査受付へ移動する。遅い時間なので、待合椅子は誰もいない。ピンクの採血受付票を取り、そのまま採血室へ。心エコーの予約表も提出しておく。
 今月は今日のみ1回の通院なので、マーカー測定等ありで5本の採血。今日も刺す時に「1、2の3」と仰るのがちょっと可愛い臨床検査技師のOさんが担当。今日は刺す時も抜く時もちょっぴり痛んだが、無事終了。
 
 お礼を言って採血室を後にし、止血をしながら2階のレントゲン受付に。こちらもバーコード受付になっていたのを忘れていた。番号表が出て中廊下に移動すると、殆ど待つことなく名前を呼ばれる。ブラトップと無地のカットソーなので着替えも不要。正面、側面とスムーズに2枚撮影して無事終了。
 就寝前に咳止めと下痢緩和(コデインの副作用は便秘)の一挙両得を求めてコデインを飲んでいるので、咳で眠りを妨げられることはほとんどないが、日中何かのタイミングで咳が出始めるとなかなか止まらない。夫から風邪を貰って以来、もう2か月近くその状況が続いており、以前より息切れも酷くなっているのが気になる。
 
 2つの検査が10分で終わり、心エコー予約時間の25分前に再度生理検査受付へ戻る。15分ほど待って女性技師さんから名前を呼ばれた。検査着に着替え、少し薄暗い検査室のベッドに横になる。
今日は1番目のベッド。名前、生年月日を訊かれ、身長、体重も確認される。2月末に測定した時より体重が3kg以上減っている。夏痩せは例年のことだけれど、今回は下痢も食欲不振もあり、ちょっと振れ幅が大きい。

 頭と背中に枕。最初は左を下に横になって、左手は上に、右手は腰に下げて左胸を、続いて背中の枕により寄り掛かるように身体を開いてプローブで押される。傷痕付近がちょっと痛い。普通に呼吸を続ける。軽く息を吸ってそのまま止めて、吐いてそのまま止めて、を何回か繰り返し、深呼吸で吸って止めて、吐いて止めて。
 最後は仰向けになって鳩尾からお腹の辺りもプローブで押され、お腹を膨らませて深呼吸を繰り返す。20分の検査が無事終了した。温かいおしぼりを渡され、着替えを済ませ、お礼を言って検査室を後にした。 

 腫瘍内科受付を通さず直接総合会計窓口へ。自分の会計番号が出て、自動支払い機にIDカードを通す。今日の検査代8,000円弱をカード払い。市中でコロナ急増中のため、10日から面会中止の看板が出ていた。入退院や手術付き添い等は許されているようだけれど。
 あまりに喉が乾いて院内カフェで紅茶とレモンパウンドケーキで一休み。カフェタイム込みで病院滞在時間は1時間半ほど。
 ホテルに戻り、部屋でカツラを外し、リラックスして夕刊を読みながら暫し休息を取る。こう暑いと、本当に我を忘れてカツラを放り出したくなる衝動に駆られる。もう恥も外聞もなく、である。
 
 食事に出る前に母にMeet通話。今日は、朝から洗濯を沢山して、ヘルパーさんがいらしたが、芝刈りの音が凄まじく、網戸を開けたままにしていたら埃だらけになったとこぼしていた。ずっと冷房にあたっていて冷えたのかお腹も壊して踏んだり蹴ったりだそう。まぁ、そんな日もあるだろう。

 夕食には野菜たっぷりの定食を頂く。何やらここ2、3日はお腹が快調だった私まで下痢になってしまい、完食出来ず、早々に部屋に戻ってきた。

 明日はフェスゴ8回目の治療だ。今日の検査結果が特段問題なく、来月予定している夫の誕生日祝い旅行に無事行けますように。
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