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ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.6.29 今日も猛暑日、母の通院付き添いの後は

2022-06-29 22:56:22 | 日記
 今日は、左腎がん経過観察の結果を聞くために病院に行く母に付き添うことになっている。
 昨夜の体調では、もしかしたら母との約束を反故にせざるを得ないかもしれないと思うほどだったが、無理してブログをアップすることを諦め、早く寝たのが功を奏したのか、下痢も止まり、明け方1度目覚めたもののまた寝直すことが出来た。
 夫は可哀想にお疲れの中、出勤だ。いつも通りのアラームでリビングへ。

 4月に年金繰り上げ関係の書類を担当部署に送っていたが、ナシのつぶてでどうしたものやら、と思っていたところ、言われた通りに書いた書類で1か所署名とマル印が抜けていたということで、そこを補足して返送すべし、という郵便が届いていた。
 急いで書類を整え、朝一番都心のポストに入れてもらうよう夫に依頼する。
 朝食を済ませ、身支度をして予定通りの時間に家を出る。朝から暑い。今日も体温並みの高温注意報だ。少しでも涼しいと思われる格好をするが、何しろまだ夏物をすっかり出しているわけでもない。

 私鉄とJR、バスを乗り継ぎ、予約時間といっても2時間ほど待つのが常だから、その時間の1時間後でよいと母に言われた通りの時間に3分ほど遅れて病院に到着する。
 一緒に話を聞くから、もし早めに呼んでもらえても「娘が来るので」と、順番を後にしてもらうようにして待っていてねと何度も念を押していた。

 ところが、エスカレーターに乗って泌尿器科のある2階に到着すると、母の姿が見える。「今、終わって出てきた所」とシレッと宣う。「は?・・・」あれほど「私が来るまで待って、一緒に入るから」と言っていたのに、と憤慨する私。
 このところずっと先生にご無沙汰していたし、ようやく退職したので、休暇を取らずに付き添えるというのに、最初からこれで、カチンとくる。

 経過は安定しているとのことで、今日の尿検査も特に問題はなし。9月で術後3年になるので採血、採尿を行い、その後CTを予定している、とのこと。

 つまり3か月後も既に予約が入ってしまっている。私の治療日と重なったり、体調不良と重なったりすると、付き添えない。だから一緒に入りたかったのだけれど、後の祭り。予約表を確認すると幸いなんとか行けそうな日だったのでほっとする。
 母にはあれこれぶつぶつお小言を言い続けてしまう。会計は殆ど待たずにスムーズに終わった。

 病院の後は、近くにあるヘルパーセンターにも挨拶に行くことになっていた。予め担当のケアマネさんであるSさんがいらっしゃるか母が電話で確認をすると言っていたけれど、朝早かったので、しなかったとのこと。訪ねてみると、明日迄休暇ということで、持って行ったお菓子は別の男性にお預けした。
 コロナ禍でもあり、ケアマネさんが直接自宅まで訪問してくれることもなくなり、電話だけのやり取りになっていたようなので、一度ご挨拶をしておかなくては、と出向いたのだけれど、叶わなかった。

 それにしても暑い。日傘をさしていてもクラクラしてくる。そして母が歩くのがやけに遅いので、何度も振り返りつつ、立ち止まって待っている時間がやけに長く感じる。
 今日は病院帰りのご褒美にホテルのアフタヌーンティ―を予約していた。ところがまだ時間がとんでもなく早い。調整のために処方薬をもらいに薬局に寄ることに。
 それほど混んでおらず、すぐに受付してもらえたけれど、母がお薬手帳が見当たらないという。その場でバッグの中身を全部出して探し回ったけれど、出てこない。もしかするとヘルパーセンターに渡したお菓子袋に入れたかもしれないと言い出す始末。後日持参することにして諦める。
 前回から新しく加わった漢方薬が91日分、1日3回の処方なので(私も以前飲んでいた牛車腎気丸)かなりの量だ。「これが重いのよね」と母は言う。持っていたエコバッグに一式詰めて実家まで行くことに。

 実家に到着して父の仏前に挨拶の後、母が見てほしいという郵便物等を一通りチェックする。用事を終えたところで、まだ予約した時間まで大分ある。ホテルに連絡して前倒しで行って良いか確認し、OKが出たので、そこから30分ほどして家を出ることにした。

 ここでとんでもない事実が分かる。母の頭髪がかなり汗臭いのである。加齢臭もあり、これはデイサービスのスタッフさんや、ヘルパーさんたちに失礼では、とちゃんとシャンプーしているのかと訊いたところ、返ってきた答えが、「実は、黙っているつもりだったけれど、コケて頭を打ってしまった」と。
 「は?いつ?」北海道に出かけている間も毎晩欠かさずDuo通話でご機嫌伺いをしていたというのに。

 訊けば、日曜日の夜、暑さで3日間一歩も外に出なかったので足が萎えるから、涼しくなってきたところでこれから駅前ショッピングセンターまで一回り散歩してくる、と言った日のことだったと。
 玄関で靴を履こうと片足に靴ベラを入れてもう片足を、と思ったところで靴を履いていない方の足がずるっと滑り、玄関で尻餅をついてお尻と手首を打撲し、さらに下駄箱に後頭部をぶつけたという。

 母は、父が転んで頭を打った時のことや、私が迷走神経反射で夜中に倒れて前歯を折ったことを思い出して、びっくりしたが、気を失ったわけでもないし、すぐに氷で冷やしたとのこと。
 ちゃんと病院に行って診てもらったのか、と訊くと、翌朝、デイサービスで看護師さんに診てもらって、青あざとたんこぶになっているが、大丈夫と言われたので、行っていないと。ただ、洗髪するのはちょっと怖かったので、シャンプーをしていないから汗臭いのだと思うのことだった。

 アフタヌーンティーはキャンセルしてこれから病院に行こうか、と誘ったが、アフタヌーンティーは楽しみにしていたし、大丈夫だという。まあ、やり取りはしっかりしているので、様子を見て、バスに乗ってホテルに向かった。

 しこたま私からお小言をもらってしょんぼりしていたけれど、病院から自宅に帰ってくる時とは別人のように家からホテルまでの足どりはしっかりしていて、3段重ねのアフタヌーンティーセットを見るとすっかり元気になっていた。現金なものである。アフタヌーンティーは数量限定で、完売御礼の札がかかっていた。

 それにしても、朝病院に向かう時、駅前にある温度計は既に34度だったけれど、日中は37度あった。微熱である。6月とは思えないこの暑さで頭がぼーっとしてしまう。
 ホテルのラウンジは程よく冷房が効いており、快適な中、母はオードブルからケーキ迄すっかりたいらげていった。昨日酷い下痢をしたし、普段は冷たいものは頂かないのだけれど、あまりに暑くて、母も私も最初のワンドリンクは氷少な目のアイスレモンティーにした。その後はダージリンやレモンハーブのポットティーをたっぷり頂いてお腹はちゃぷちゃぷ。

 2時間たっぷり滞在して、母と別れ、再びJRと私鉄を乗り継いで最寄り駅まで戻ってきた。ちょうど時間に間に合ったので、ウエア等は借りることにしてF先生のビューティヨガのクラスに参加。
 30人ほどの参加者でクラスがスタート。暑いので無理しないで休んでいいですからね、ということだったけれど、湿度55パーセント、温度40度のスタジオ内と外はあまり変わらないような気がした。たっぷり汗をかいてシャヴァーサナでは1時間のクラス内容がしみこむ感じにスッキリした。

 帰宅すると生協のお届け物がどっさり。ドライアイスはまだ溶け切っていなかったので、急いで収納する。あれこれ片付けているうちに夫が帰宅する。
 今日の母とのことをあれこれ報告してからミールキットでグリーンカレーを作って頂く。

 ということで、6月とは思えない猛暑の日、母とのひと悶着あり、これからいつまで一人暮らしを続けられるものやら、と思わずにはいられない夜である。
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2022.6.28 旅の最終日、無事帰京した後は、暑気あたりでダウン

2022-06-29 22:40:17 | 

 札幌最後の夜、夫がHさんから情報を仕入れてきて、ホテルから近い、函館が本店のうにのお店に繰り出した。Hさんの奥様はわざわざ函館まで召し上がりに行くとのこと。
 時間はそれほど早くなかったのに、それでも3組ほど並んでいた。何とか入店することが叶い、夫は白ワイン、私は梅酒もどきのノンアルコールをソーダ割にして乾杯。

 蟹サラダや雲丹グラタン、じゃがバターの塩辛やらアラカルトで注文して、最後はお食事、雲丹丼である。ちょうど6月から解禁になった利尻・礼文のエゾバフンウニが頂けるとのこと。「塩水うにと無添加生うにの食べ比べも出来ますよ」とお店の方から勧められるがまま、雲丹ラブの私は贅沢だけれどそれをチョイス。夫は雲丹、イクラ、サーモンの三色丼を。舌の上に載せるとふんわりとろけて甘いことといったらない。ほっぺたが落ちるとはこのことだ。すっかり堪能して満足してお店を後にした。

 おりしもビル内で実施中の抽選が今日までのこと、うにのお店で頂いた抽選券を持って、あと10分で終了のタイミングで抽選会場へ。お中元手配の時も夫につきがあったので、先にトライしてもらったら、いきなり3等お食事券1000円が当たる。
 それ以外は私も含めてすべて外れだったけれど、グッジョブである。まあ、明日の昼にはここにはいないのだから、1等の10000円が当たったらそれはそれで困ったことになったね、と言う夫。

 ホテルに戻り、満ち足りたお腹を抱えて入浴後、すんなり眠りについた。

 そして今朝。平日通りのアラームが鳴る前に目が覚める。お天気は曇りだけれど、昼前から雨の予報。チェックアウト前にお土産等必要な買い物を済ませる予定で、さっさと浴槽足湯や身支度、パッキングもほぼ済ませ、朝ドラを視終えてすぐ、朝食を頂くことに。
 一昨日同様、階上の和食レストランで、今朝は夫が和食膳を私は海鮮重を頂く。食後の珈琲紅茶を頂いて、部屋に戻る。

 札幌に到着してすぐお友達とランチをしたお菓子屋さんに、朝一番に入れるように早めに出発する。抽選で頂いたお食事券を無駄にしないためベーカリーでパンもゲット。開店2,3分前に到着したが、一番乗りどころか、既に10人近い人が並んでいてびっくり。
 オープンとともにどんどん混んでくる。店員さんたちのお菓子を数える速度が凄まじい。無事必要なお菓子を手に入れて、いったんホテルに戻り、一服してからチェックアウト。荷物を預け、キャリーケースを宅配便に出して、身軽になってホテルを出発。

 夕方の便なので、昼食を摂ってからこちらを出発で十分間に合う。私は晴雨兼用傘を持って出たが、夫は雨が降るのが分かっているのにホテルでビニル傘を借りてこない。地下道を通れば大丈夫と豪語する。
 地下道には2030年の冬季オリンピック招致のポスターが延々と貼られていたけれど、うーん、札幌市民は本当にやりたいのかしら、と思わずにはいられなった。

 特に見学をしたい場所もなく、街中をウロウロするのは今回初めて。夫が狸小路まで足を延ばそうというので、テクテクと地下道を歩きながら、地上に浮上すると、もう雨が降り出している。予報より早い。
 そして二条市場という夫がラブの市場もある。海産物やラーメン店、お菓子屋さんが軒を連ねている。冷やかすだけで、濡れないアーケードを潜り抜け、再び狸小路を行ったり来たり。なんだか足の裏がビリビリと痛み、調子が悪いので、ベンチで一休みしている間に夫は何やら掘り出し物だという、ジャズのCDをゲットしてきた。

 狸小路には狸のマスコットが「まもなく外国から観光客がいらっしゃいます。札幌にとっては、大切なお客様です。笑顔で迎えてあげてくださいね」という看板を掲げていたが、結構シャッターを閉めている通りもあり、コロナ禍にインバウンドが来られなくなったおかげでクローズしたお店も多いのでは、と思った。
 朝食をしっかり頂いたので、お昼を過ぎてもそれほどお腹が空いていない。夫がお茶をご馳走してくれるというので、カフェで一服し、ホテルに戻って早めに空港を目指して空港でランチを摂ることにする。
 雨が次第に強くなりそうな気配だ。東京は相変わらず猛暑日だというのに。
 
 ホテルで荷物を受け取って、快速エアポートで新千歳空港まで小一時間。
 今日のお供は姫野カオルコさんの「ケーキ嫌い」(光文社文庫)。帯には「女はケーキが好き・・・なのか? 食にまつわるエピソードからおいしい“ヒメノ式”レシピまでぎっちり詰まったエッセイ集」とあり、表紙はイチゴのショートケーキである。お酒にピッタリの創作レシピから「ロンパールーム」の牛乳等、懐かしの思い出まで縦横無尽の食にまつわる話題を楽しく読み進めた。解説を平松洋子さんが書いておられるが、なるほど、さすが、の視点である。

 預ける手荷物もなく、チェックイン後は、ラーメン道場へ。これもHさん情報で“えびそば”が流行っているとのこと。見回してみると、並んでいるのはえびそばのお店だけのよう。では、と列の最後尾につく私たち。私はえびしおをチョイス、夫はえびみそを。えびの濃厚な味に舌鼓を打つ。
 食べ終わったら、エビおにぎりをドボンとスープに入れるリゾット風にするのがお薦めとのこと。夫が追加で注文し、血圧を気にしつつも珍しくスープ全部飲みをして、すっかり悦に入っていた。私もスープをこんなに美味と頂いたのは初めて。

 口直しにアイスクリームを。折悪く、5人分のトリプルだかダブルだかのパフェだかを作っている最中。研修中の店員さん、お気の毒に。大分待ってようやく注文することが出来た。
 大昔、友人のHちゃんがこの系列のお店でアルバイトをやっていて、腱鞘炎になりそうと言っていたのを思い出し、労う。

 食後、まだ小一時間あったのでラウンジで一休みしようかと覗いたら、入場制限とのこと。連絡は貰えるとのことで名前を書いては来たものの、諦めて搭乗口まで移動。
 定刻より若干遅れて搭乗機は出発。雨風が酷く、到着した時と同じ荒天となった。途中遅れや揺れがあるかも、とのこと。晴れ女が発つとやはり天気が崩れるのかしら、と思う。
 結局、10分ほどの遅れで無事羽田に到着した。飛行機を降りた途端のいきなりの熱気にのけぞってしまう。まだ31度あるという。

 今回の旅で会った2人の友人に無事到着のLINE。そして母にDuo通話で連絡を済ませた。リムジンバスのチケット売り場もすっかり変わっており、人の手を介しての購入はなく、すべて券売機になっていた。3年来ないうちに空港も様変わりである。

 出発まで40分ほどあったので、買っておいたパンをお腹に入れてからバスに乗り込んだ。乗った時は涼しくてほっとした車内だったけれど、渋滞で2時間近くずっと冷やされているうちに寒くて気持ちが悪くなってくる。暑さと寒さが交互に来て体温調整が出来なくなっている感じ。終点の最寄り駅に到着し、すぐにタクシーに乗って帰宅した。札幌空港で飛行機に乗り込んでから4時間半近くが経過している。

 鍵を開けると、普段はひんやりしている家の中がムッとしている。そしてあれだけ丁寧に水切りをして長持ちの薬を入れていった夫からもらった花束も、しょんぼりする状態になっていた。嗚呼。
 夫は急いでプランターの野菜やお花に水をやってくれる。部屋を開け放して空気を入れ替え、部屋干しと浴槽に干しておいた洗濯物を畳み始めるが、どんどん気分が悪くなってくる。生唾が止まらない気持ち悪さ。
 GWに不老ふ死温泉で湯あたりした後、夕食が摂れなかったような状態だ。リビングのソファで横になるが、今度は腹痛になり、ヨロヨロしながらお手洗いを往復。あっという間に水様便が4回。お腹は空っぽになる。気持ち悪くて動けない。

 気づけば1時間ほどウトウトしてしまう。ブログアップどころかお風呂に入る元気もなく。
 ようやく気を取り直して最低限の片づけをして、さっと入浴を済ませ青と赤のヨーグルトだけ飲んで就寝した。
 せっかく元気に5日間過ごせた、と思ったらいきなりの暑気あたりでダウンするとは、トホホである。

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