ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2022.1.21 エンハーツ24クール目、さらに減量20回目投与翌々日のこと 籠城蟄居、悲喜こもごも

2022-01-21 21:44:13 | 日記

 金曜日。仕事の目鼻がついていたので、潔く休暇を申請した。
 昨夜は夕食後、眠くてウトウトしていたけれど、タリージェを飲んでいざ入浴したら何となく目が冴えてきて眠れず。
 今日が出勤日の夫は一足先にベッドに入ったけれど、私が寝室に来ないので心配だったのか(後で聞くところによると歯が痛くて眠れなかった模様)リビングまで覗きに来た。結局1時過ぎの就寝。
 ミントのスプレーとマントラCDの力を借りてなんとか寝付く。
 
 今朝は、夫が目覚ましが鳴らないうちに起き出したのは知っていたけれど、私はしぶとく目覚ましを消してからもベッドでうだうだ。眠っているとき以外は気持ち悪いから、目覚めた途端火照って熱っぽく気持ち悪くなる。
 夫が出かける時間なのにしーんとしているので、慌ててリビングに様子を見に行くと、着替えて横になっていた。「歯が痛いのでクリニックに行く。仕事を休む。」という。なんと。

 思えば、元日に歯が痛くて薬局で今治水を買ったのだった。その時、息子と私と2人して「酷くならないうちに歯医者に行くように」としつこく言ったのだけれど、喉元過ぎれば、の人だからこれまでだましだまし過ごしてきた。
 ちゃんと今月は2回予約が入っているのだから大丈夫なんだ、と豪語して。その1回目の予約が今週の月曜日だった。休務日だったのにすっかり忘れて、すっぽかしてしまったのだった。
 昨日どうも調子が悪くなって、来週月曜日の予約を確認したのだそうだが、ロキソニンを飲んでも効かず、痛みで殆ど眠れず、今朝慌てて朝一番に電話をし、「予約なしだと待ちますよ。」と言われつつも歯科クリニックへ出かけた。

 私は洗濯機を廻し、ベランダに洗濯物を干したらぐったりしてリビングで横になった。
 ドアツードアで5分ほどのクリニックは金曜午後が休診なのもあり、予約で一杯だった模様で、8時半過ぎに出かけたのに11時近くまで戻ってこなかった。
 私も食欲はない。とはいえ、治療翌日翌々日限定のイメンドとデカドロンは午前中に飲まないといけないので、待ちくたびれて小さなクリームパンとピンクグレープフルーツジュース、バナナひとかけとぽんかん1房、青いヨーグルトを頑張ってお腹に入れたところで戻ってきた。

 食後はイメンド80㎎、デカドロン4㎎。いつもの整腸剤ミヤBM錠、と胃薬タケプロンを飲み込んだ。家にいられるので、コデインはひとまず飲まずに様子を見た。夫は「相当重症ですよ。」と言われて、虫歯になっている歯に被せたものを全部取り外して穴を開けられたようだった。
 3,000円以上の領収書を持って帰ってきたから結構な治療だったのだろう。

 歯が痛い、というのは本当に辛い。私はEC投与後の好中球減少症による高熱で入院した時に、同時に免疫抑制による急性歯根膜炎になり、奥歯がカチンと触れるだけで飛び上がるほど痛み、何も飲めず、食べられず、大変な思いをした。
 それでも、今回の夫の歯痛はちょっと同情の余地がない。あれほど色々言ったのに(歯は馬鹿にできない。膿が溜まって感染症を起こしたら命にだってかかわる。)スルーして放置した。

 そして、私が具合悪くて不機嫌なのに苛立って、俺も具合が悪いんだから、と一緒にされた。カチンときた。しかも放置するのが自分の個性だと宣う。ここ迄開き直るのは立派である。
 私は治療をしてその副作用で具合が悪いのであって、貴方のように自分が具合の悪いのを放置して余計体調不良になっているわけではない。一緒にしないでほしい、といったところ。実に険悪である。

 遅い朝食だったし、夫も歯をいじった後すぐで食べられなかった様子。私はイメンドが効いてくるにつれて眠気が襲い、昼過ぎから数時間ウトウトしてしまった。その間夫は、洗濯物を部屋に入れて畳めるものは畳んでくれた模様。
 さすがに夕方近くになり、お小水の色が濃く空腹なので、ピンクグレープフルーツジュースでナウゼリンを飲んでからフリーズドライの酸辣湯スープと朝食べきれなかったバナナひとかけとぽんかん1房を頂いてミヤBMを飲んだ。昨日までは緩かったお腹だけれど、今日はお通じもない。夫は朝昼兼用で、パンと牛乳だけお腹に入れたという。
 
 結局、一歩も出ずじまいの籠城蟄居。吐き気止めはそれなりに効いているけれど、在宅勤務でもないし、何もやる気が起こらないでだらだら横になっている始末。
 夫は、夕食にお粥とかに玉とお吸い物を作って一人で食べたようだけれど、私はそれには触手が動かず、昨日夫が食べて美味しかったという冷凍の沖縄ソバを作ってもらった。ナウゼリンを飲んでからゆっくり頂く。塩味が効いていて美味しかった。

 ということで投与翌々日の金曜日、いつもは在宅勤務でそれなりに仕事をしているのに、いざ休暇にするとこの体たらくである。

 食後、母にDuo通話をしたところ、市からコロナワクチン3回目の接種のお知らせがきたという。
 そろそろか、と気になっていて前回同様こちらでパソコン予約をするつもりだったのだけれど、いわくコールセンターに2回電話しても話し中で繋がらず、3回目にようやく通じて、来月早々1,2回目の接種をして頂いたかかりつけの内科クリニックの予約が取れたという。
 「貴女が具合が悪いのは判っているから、迷惑をかけないように自分で頑張った」と声が弾んでいた。88歳、これは快挙である。大したものだと褒めて差しあげた。

 そんなわけで我が家は夫の歯痛、私の体調不良と母の自立した快挙で、悲喜こもごもの金曜日である。
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