ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2015.10.2 その時々で自分のベストを尽くせばよい

2015-10-02 20:12:40 | 日記
 新聞記事で村木事務次官が退任されたことを知った。その言葉からまたしても力を頂いたので、以下、転載させて頂く。

※   ※    ※(転載開始)

「家庭との両立とか難しいことはあるかもしれないが、その時々の100%で力を出せばいい」 村木・厚労省次官が退任会見(2015.10.2朝日新聞)

 厚生労働省の村木厚子事務次官(59)1日に退任し、記者会見を開いた。郵便不正事件で逮捕後に無罪が確定し、5年前に復職。旧労働省を含め厚労省で2人目の女性事務次官を2年3カ月間務めた。記者会見では「やらせて頂いて本当によかったと言える大事な仕事だった」と、37年半の公務員生活を振り返った。
 雇用均等・児童家庭局長だった2009年6月、大阪地検に逮捕されて164日間勾留された。その経験から「だれでも身近な人に支えてもらわなきゃいけなくなることを実感した」と言い、復職後は「気持ちを込めて仕事ができるようになった部分はあるのかなと思う」と話した。後輩の女性官僚には「家庭との両立とか難しいことはあるかもしれないが、その時々の100%で力を出せばいい」とアドバイス。退任後の身の振り方は、「政治(の世界)には行きませんので、それだけは広めておいて下さい」と笑いを誘った。

(転載終了)※   ※   ※

 この事件は本当にショッキングだった。そして復職されてもう5年も経つのだ、と思うと感慨深い。37年半という長きに渡り、きっちりとその職を勤め上げられた。比べるべくもないが、同じ働く女性の端くれとして心から素晴らしいと思う。惜しみない拍手を送りたい。
 私は勤続30年で公務員生活にピリオドを打ち、身分は変わったけれど、おかげさまでこうしてまだ仕事を続けさせて頂いている。定年まで働き続けること、生き長らえることは叶わないかもしれないけれど、こうして仕事があることにどれほど支えられているか知れない。

 今は自分の治療に加え、実家の両親の介護や看護も加わり、仕事に穴はあけていないとはいえ、身も縮む思いである。けれど、村木さんの言葉をお借りすれば、だれでも身近な人に支えてもらわなければならない時がある、その時々に自分なりに出来るベストを尽くせばよいのだ、と改めて心を強くする。
 病を得て、弱い立場であるということはどういうことであるのかを身をもって知り、気持ちをこめて仕事を出来るようになったというのは私も同じである。皆がそれぞれの事情を思いやりながら、働きやすい社会になることを望みたい。

 そして早くも10月になった。
 昨日はピンクリボンデーだったけれど、4日連続の施設や病院通いで、早くも疲れてしまった。ブログのテンプレートは恒例のピンクリボンに変えたものの、記事を更新する元気がなかった。まとめ書きして予約投稿ということはしない主義なので、書けないときは書けない、を自分に許している。
 その時々に、自分なりに出来るベストを尽くす、それでも無理をして出来ないことまではしない。そのスタンスで今年残り3ヶ月を乗り切りたいと思う。

コメント
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