ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.12.24  クリスマスイブのディナーはラーメンで

2010-12-24 23:13:43 | 
 今年最後の虎の子の年休を使い、今日は旅行2日目。
 朝食後、夫と息子の2人は予定通り稚内駅まで「さいほくかにめし」弁当を受け取りに。昨日と違い風もそれほどなく薄日が差していた。

 8時半に宿泊したホテルを後にし、“日本のてっぺん”から北海道の中心地札幌を目指し、400キロのバス移動開始。駅ビルが再開発中で、映画館ができるという。これまでは、子供たちにアニメを見せるために親は旭川、札幌まで行かなければならなかったというのだから、本当に大変だ。

 まずは抜海港で、ゴマフアザラシ観察地点を見学した。多いときは1000頭が見られるという場所であるそうだが、今日は波があったため、少な目。それでも海面から丸い頭を出すのをしっかり確認できた。テトラポットでまったりしている数頭も見た。そして何と利尻・礼文も見ることができた。

 次にノシャップ岬へ。ここでは青少年科学館でプラネタリウムを鑑賞。南極の昭和基地から見える満点の星空を満喫した。そして博物館にはタロ・ジロの南極物語を思い出させる展示が沢山あった。宗谷、しらせなどの南極観測船の模型など、好きな人にはたまらないだろう。隣接した南極昭和基地一次隊の建物で「オオナゴのつみれ汁」を試食。トドのはく製や犬ぞり等の展示とツーショットをしてきた。海はかなり時化ていたが、利尻からのフェリーがなんとか到着していたようだ。ここで稚内の観光は終了。
 この後はひたすら日本海を見ながら南下を続けた。

 昼食をとる時間も場所もないということで、今日のお昼はバスの中で、昨日注文したオプションのお弁当。豊富、天塩、遠別を経て、オロロン鳥のまち羽幌、日本最大級の風車群のある苫前を過ぎ、小平(おびら)では鰊番屋で休憩。昔ながらの建物(日本最北端の重要文化財)がそのまま売店や食堂になっていた。途中、急に吹雪いて来たり、ということはあったが、休憩ごとに外に出るときには小止みになっており、助かった。ひたすら雪景色と波立つ日本海を見ながら稚内から180キロを走ったところでようやく留萌へ。
 この後、高速に乗って上砂川ハイウェイオアシスで休憩。ガイドさんおすすめのスイーツ類を買い込んでおやつタイムを。4時前にはすっかり日が暮れた。

 ようやく札幌市内に入ったのは5時半を回ったところ。大通公園で下車し、ホワイトイルミネーションを楽しんだ。途中、雪がちらついて文字通りのホワイトクリスマス。今年でこの催しは30周年ということだが、テレビ塔がクリスマスカラーのグリーンにライトアップされ、色とりどりの沢山のクリスマスツリーが本当に美しかった。友好都市のミュンヘンからのクリスマス市も出ており、素敵だった。小一時間散策ののち、お約束の集合写真を撮影してから、ようやくホテルチェックイン。すでに7時を回っていた。

 荷物を簡単に整理して、すすきのラーメン横丁で夕食。韓国の観光客であふれていたが、入ったお店はとても当りで夫も息子もスープまで飲み干していた。

 その後息子のリクエストで地下鉄に乗り、札幌駅まで。夫と私がお茶をしている間に、息子はホームに入場してもろもろの電車を撮影してきた。再び地下鉄に乗ってホテルに戻ってきたらもう10時過ぎ。さすがにグロッキーではあるが、この後、ホテル内の温泉露天風呂で手足を伸ばしてから就寝の予定だ。

 それにしても今日は実に長い一日だった。いつのまにか自分でも病気であることをすっかり忘れてはしゃいでいた。10年ぶり近くの北海道。この大自然に触れて自分はいかにちっぽけな存在であるかを痛感する。

 明日は最終日。何とか体調を崩さずに旅行を終えられますように。

コメント
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