ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.12.11 去年の今日(きょう)は・・・

2010-12-11 10:41:44 | 日記
 3年日記とか10年日記なるものがある。
 私は使っていないけれど、去年の今日は何をしていたかはよくわかる。というのも、パソコンで日記をつけており、去年のものに重ね書きしているから。はっきり覚えていなくても、読めばしっかり思い出す。そして、ああ、毎年同じようなことに腹を立て、愚痴を連ねているなあ、と苦笑する。

 手書きならその時の精神状態や気持ちも字に出てしまうからもっと生々しく迫ってくるのかな、とも思う。今では新たに3年日記を買ってつけ始めようとは思わないけれど、自分のパソコン2年日記を楽しんでいる。

 こうしてパソコンに日記をつけ出したのは再発以来のこと。ちょうど息子の中学受験のこともあり、夫から何か遺して置いてやった方がいいのではないか、というアドバイスをもらい、それもそうだ、と始めた。
 早くも3年近くになる。あの頃は漠然と(あと5年位か、息子の高校卒業までは無理か)と覚悟したから、もう折り返し点を過ぎたわけである。もちろんこのブログのように他人(ひと)様に読んでいただくことを前提としたものではないから、お見せできるような代物ではない、あくまでも忘備録程度のもの。我ながらあきれるのだが、夕食のメニュー等もマメに記録している。

 毎日のように日記を書き足す時に、読んでみると恥ずかしいこと極まりない。かつて実家にいたときにつけていた日記は一体どこへいったのやら・・・。うーん、ちゃんと回収してくれば良かった、と思うが後の祭りだ。
 先日読んだ本で齋藤由香さんが社会人になるときにばっさり昔の日記を燃えるごみに出してしまって後悔した、後で物を書くことになるとは思わなかった、と書いておられたけれど、私はどうしたかさえも覚えていない。恐ろしいことにエコな母は結構ちゃんと取っているかもしれない。かといって実家に捜索に行く元気もないし、私がこの世からいなくなった後にあんなものが出てきたら・・・と思うと、かつて、いたずらに書いた物語が発掘されるのではないか、と心配しているのと同じくらいの恥ずかしさで背筋が冷たくなる。手紙もしかり、だ。頂いた幾多のラブレター(!?)の類はどうしよう。(・・・ちょっと言ってみたかっただけです。)

 ノーベル化学賞授賞式のため、今年の受賞者お二人がストックホルムに滞在中だ。美しいストックホルムの景色を見ながら、ああもう一度訪れてみたいな・・・と指をくわえている。
 なんと今月21日には、一昨年のノーベル賞受賞者である益川先生が勤務先の大学に講演にいらっしゃるのだ。益川ファンの一人として今からとても楽しみにしている。

 今日も暖かな良いお天気だ。ロキソニンのせいで発熱の兆しはないが、火照りとお腹の気持ち悪さは相変わらず。それでも一日中うだうだしていたら何もせずに終わってしまいそうなので(本当は家にいて年賀状を書くなりなんなりやることは沢山控えているのだが)、前から予定していた社会科見学に都心まで出かける予定である(本当に物見遊山な一家である。)。
 途中駅で午前中の授業を終えた息子と合流する予定。なんとか今回は副作用が酷くなく、気分転換を楽しんでこられますように・・・。

コメント
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