ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.12.8 お花、届きました

2010-12-08 21:23:31 | 日記
 我ながら本当に現金なもので、副作用が治まり元気になってくるとじっとしていられない。お昼休みもそう。
 一人になって午前中のもろもろのことをリセットしたい、と思うと、お散歩がてらとことこと学校の外まで出かける。椿が咲いていたり、綺麗な落ち葉があったり、で、学外への道すがらはとても楽しい。
 ランチといっても大したものは食べられない小さなカフェだけれど、往復の時間をとられることを考えると時間のない私には十分。暖かい淹れたてのお茶が飲めるのが嬉しい。これ以外には、自席でパソコンの画面を見つつ持参のお弁当を食べるか、学内の生協で食べるか、選択肢はここ以外に2つしかない・・・。大学の近くではあるが、あまり学内の知人に会わないというのが良いのだが、昨日はたまたま遭遇してしまった。先方は気付いたかどうか、入れ替わりに出て行かれたけれど。あちらも、知人に会いたくなかったのかな、とふと思う。

 仕事の合間に一人になる時間、こういう時間はとても大切。だからあえてご挨拶はしないのがいいのでは、と勝手に思っている。決して意地悪で知らんぷりしているわけではないのですよ~。

 仕事を終えて、宿泊先のホテルに直行。日中の人身事故で電車が遅れていた。チェックインして一服してからいつものレストランで一人で夕食。
 部屋もいつも同じところにしてもらっているのだが、冬場はどうも暖房が効きすぎて、加湿器をセットしてもらっても乾燥と暑さで寝苦しく、なかなか寝付けず。早朝に目覚めてしまう。
 今朝は念のため自宅へモーニングコール。

 息子は今日がようやく試験最終日。結果はともあれ、まぁお疲れ様、といったところか。フロントでホテル限定の「JR貨物のカレンダー」をお土産に購入した。どうも“限定”の二文字に弱い。息子といえば、試験中のここ数日、夕食後、ようやく8時過ぎに自室に行ったかと思うと、10時前にノックをしても応答なく、部屋を覗くと爆睡中、そのまま入浴、就寝。翌朝早起きをすることもなく、いつもどおりギリギリまでベッドとお友達、という醜態はこの際問わないことにしよう。

 私は予定通り午前中の会議に出てから、途中の道沿いにある郵便局を覗く。これまた“限定”の「都電の切手シートとストラップのセット」を売っていたので、また息子のお土産にする。途中駅でお昼をとりつつ、職場へ戻ってたまっていた仕事をこなした。

 帰宅すると、今月から開始した宅配の花束が玄関扉にかけてあった。たっぷりお水が入って、英字新聞でくるまれている。1回目のお届けはバラ。淡いピンクから濃いピンクまで3段階のグラデーションのバラが10本。花言葉は『愛らしい』。お手入れ方法の説明書がついていた。
 今日お花が届くということで、2週間ほど前に買った花が大分痛んできたのに目をつぶっていたので、早速食卓と、仏壇に分けて飾った。ぱっと華やいだ。やはり、始めて良かった、と思う。
 宅配専門なのでその日の朝、市場から仕入れたものがそのままの状態で届くらしい。よって長持ちはお墨付きとのこと。次のお花が届くまでの2週間十分楽しめる、というのは有難いことだ。
 ちょうど、通院でぐったりと家に帰る水曜日。玄関に綺麗な花があれば、疲れも少し軽減されるかもしれない。そんな効果も狙って、これまた細く長く続けたい。
 普通のお花のお届けは今回が最後で、次回は年末お正月用のお花を注文する方だけ、ということだそうだ。ちょうど年末年始は出かける予定なので、残念だけれど、注文できない。お正月を挟み、次回は年明け。

 昨日は俵万智さんの「101個目のレモン」を読んだ。俵さんの30代を綴ったエッセイ集。「サラダ記念日」で颯爽とデビューを飾った俵さんも同年代だし、同じキャンパスですれ違っている可能性・大なので、思い出が通じるところがある。三冊目の歌集「チョコレート革命」ではびっくりしたし、シングルマザーで息子さんを育てているのもセンセーショナルだったし、小説「トリアングル」も読んだけれど、やはり裏表紙のとおり「自らのフィールドである歌の世界への思いが、深い愛情と鋭い観察力で綴られている」と思う。

 やはり、まだ本調子ではないのか、疲れがボディブローのように効いて来た。今日も早寝、明日は治療日だ。
コメント
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