ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.12.25 北一硝子でクリスマス

2010-12-25 23:02:27 | 
 旅行3日目。
 どなたも昨夜の夜遊びが祟ったのか、当初予定にあった朝の市内散策希望者がいなかったため、小一時間ほど遅い出発となった。ホテルの朝のバイキングは、中国客パワーで圧倒された。同じテーブルには日本人は私たち家族だけだったようだ。

 すっかり雪もやんで朝の気温はマイナス4度ほど。道路には雪がない部分も沢山あり、少し青空も見えてきた。17階の部屋からは大倉山シャンツェがとても美しく見渡せた。

 チェックアウトして、まずは札幌中央卸売場外市場へ。沢山の海産物で目の保養をしつつ、ウニやイクラが大好物の息子は試食しながら目を輝かせていた。

 その後高速に乗って一路ロマン薫る港街小樽へ。小樽運河で集合写真の撮影後、たっぷり2時間半、自由散策の時間があった。
 小樽は3度目の来訪だ。最初は結婚してまもなくの冬、義母たちと札幌雪祭りに出かけたときに足を伸ばした。2度目は息子が保育園年長組の夏、1週間、義母の妹たち宅に泊めて頂きつつ、最後に3人で札幌と小樽に1泊ずつした。
 その時に泊まったホテルを覗いたり、オルゴール店や古い時計店等のウインドーショッピングをしながら夫と散策したが、息子はさっさと電車を撮影するため一人で小樽駅へ行ってしまった。(駅からの帰り道、坂道で派手にすってんころりんしたらしい。ここで厄払いをして受験本番では滑らないようにしてほしいものだ。)
 お昼前に合流し、これまでいつも満席で入れなかった北一硝子の北一ホールで早めのお昼をとった。おりしも今日はクリスマス。ホール内にはイルミネーションツリーが飾られ、167個の石油ランプがゆらめく幻想的でロマンチックなムード満点。食事は小樽の郷土料理で和の雰囲気。
 せっかくのクリスマス、クリスタル硝子で雪の結晶を形どったペンダントを自分用のお土産に買って、その場でつけてみる。外に出ると雪が舞いだした。それでも風もなく、最初の日の霙と違いサラサラなパウダースノー、歩くとキュッキュッと音が鳴った。

 小樽に別れを告げ、新千歳空港へ。
 ガイドさんたちは本来なら今日私たちを見送った後は、明日、空のバスで稚内まで戻るだけの予定だったのに、今日羽田発の私たちと同じツアーの稚内行き便が羽田に引き返し、その後新千歳まで飛び直して、今夕北海道入りすることになったとのことで、急遽その一行をお迎えし、逆のコースでツアーを実施することになったそうだ。働くということは本当に厳しいことだ、としみじみ思う。
 それにしても、こんな冬の厳しい季節、私たちは本当に順調に全ての予定をこなすことが出来、とても幸運だった。

 搭乗券を頂いて添乗員さんとはお別れ。あとは飛行機の離陸を待つのみだったが、乗る予定の飛行機の到着が若干遅れたため、出発は10分遅れ、さらに羽田で混雑のため、旋回し、到着が20分ほど遅れた。
 帰りもお弁当を買い込んでリムジンバスで最寄り駅まで。あいにく往路と違って渋滞したが、なんとか9時には帰宅できた。
 最低限の片付けをし、1回だけ洗濯機を回して干したところ。今日はもう休まなくては。

 急遽訪れた冬の道北は、感動的だった。去年のクリスマスはもちろん、一昨年のクリスマスにはまさか2年後にこんな旅行をしているとはゆめゆめ思わなかった。
 途中副作用が出ることもなく、体力的に自信はついたけれど、調子に乗り過ぎないように、白血球が下がっていく中、これからも体調を整えつつ過ごしたいと思う。

 
 
 
コメント
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