ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.12.2 眉毛なんて剃り落としたって・・・?!

2010-12-02 22:16:04 | 日記
 昨夜の夕食の時、夫が息子の顔を見ながらまじまじと「お前、眉毛がおかしくないか」と。
 ここ数日冷戦状態なので(息子からの手紙については夫ともども返事をペンディングにしてあるが、自分の書きたいことを一方的に書き尽くして本人はすっきりしたのかどうか、特に回答を求めてきたりはしていない。)、正面からじっと息子の顔を見ることもなく、食事の時は真横に座っているので横顔しか見ていないのだが、確かに、言われてみればどうも右と左がアンバランスでおかしい。

 前回美容院でカットした際に、オプションメニューで眉を整えてもらって恐れ入った、ということはこのブログにも書いたけれど、白状したところによると毎晩自分でハサミでカットしているそうだ。中途半端に途中で段がついて変な形になっている。雰囲気がずいぶん変わっている。

 うーん、せっかく形のいい太い眉になってきたところで、なんでそんなことをするかなあ・・・と思う。さらには「どうせならスキンヘッドにして眉毛なんか剃り落としたっていい。」とまで言ってくれる。
 「それは脱毛してスキンヘッドになり、眉毛もまつ毛も抜けてしまったお母さんに対して失礼じゃないか。」と夫。「君は私に人の気持ちがわからない、と言うけど、君にも私の気持ちがわからないよね。」と私。
 それに対して、「いやあ、血は争えないんでね。」ときた。

 今週末、美容院にカットに行く予約をしているけれど、その時に揃えてもらうかどうかは別として、とにかく自分では今後一切カットしないこと、と言ったけれど、ちゃんと守るのかどうか。

 それにしても中3男子が自分で眉カット・・・。
 私は半世紀近く女として生きているけれど、自慢ではないが眉カットなんて恥ずかしながらろくにしたことがない。タキソテール投与までは本当にげじげじ眉毛だったから、化粧品売り場の方から声をかけられて「きちんと整えればとても形がよくなりますよ。」と言われてもスルーしていたほど。
 が、投与後は見るも無残に抜け落ちてしまい、今もまだポワポワのスカスカ。今ではきちんと眉をかかないといられない実に間抜けな顔になってしまった。それでもまめにお化粧直しをするわけでもないから、1日働いて夕方にはボーっとした顔になっている。いつになったら元通りになるのか。頭髪のてっぺんの薄さも相変わらず。まあ、もう気にしたところでなるようにしかならないのだけれど。

 昨日の通院の時に、処置室の点滴椅子で斜め前に座っていた70がらみの男性がちょうどタキソテールを投与されていて、「副作用で涙目が酷くて・・・」とこぼしておられた。
 確かにそうだ。タキソテールの副作用一覧では殆ど強調されていないけれど、私は投与終了から既に1年8か月が経つというのにいまだに涙目なのだ。
 まつ毛が少なくなってしまったからどうしてもごみが入り易いせいで涙が出るのか、と思っていたけれど、どうもそうでもない。年中涙が出ていてティッシュやハンカチで押さえたり、手を触れるからいつも目じりがただれてアイメイク等しない方がいい、といった感じだ。

 ついでに言うならば、いまだに右足の親指の爪が不調。爪の先があたって腫れてとても痛い。巻き爪防止のため、皮膚科の先生から教えてもらったとおり中指側の方をテーピングしていたところ、こちら側は良くなったが、今度は反対側の外側が腫れて痛い。なんと生え際から膿が出てきてしまった。今は抗生剤を塗って軽く弾力包帯で保護している。気をつけているのになぜかぶつけてしまったり、痛い思いを続けている。
 さらに粘膜はずいぶん過敏になってしまって、鼻血も出易くなった。手足の皮膚も弱くなったままですぐに擦りむけたり、ひび割れたり。

 新しい抗がん剤のナベルビンになってからここまで酷く副作用が出ていないのは何よりだけれど、本当にタキソテールは強力だったなあ、と今さらのように思う。

 息子の話題をもう一つ。(本当にこのブログのために協力してくれているかと思えるほど、日々ネタに事欠かない人物である。)
 一昨日は放課後居残りで理科の小テストの追試だった。(初回の点数はなんと5点!)学年240人中200人が追試だったというのだから、一体どういうものなのか、と首をかしげざるを得ないが、「追試はなんとか1回でクリアした、17点だった(20点満点で16点が合格)。追試でもさらに落ちた子が80人くらいいた。その子たちは明日再度追試だけど、ちょうど明後日は理科のテストだから試験勉強にもなるんだ。」というので、それ以上突っ込まなかったが、後になって思えば、やけに饒舌だったのがかえっておかしかったのかもしれない。

 昨日、部屋のカーテンを閉めに行くと、息子の通学鞄からテストが2枚はみ出していた。見ると一枚は14点、もう1枚は20点???夕食の時に「20点満点のテストが出てたね。」と言うと、「ああ、何気(なにげ)に(この言葉は私はとても好きではない。)不合格だったみたいだから、今日お昼にクラスで10人がもう一度受けた。でももうわかったから大丈夫。まだ受からないやつも4人いるし。」だそうだ。
 まあ理解できたというならいいけれど、本当に大物なのかなんなのか、嘘はつくな、と育てたはずなのに我が子ながら理解不能だ。

 今日から定期試験が開始。息子は明日の試験の直前対策のため、曜日振替で今日も塾に出かけており、夫は宴会で遅い、というので帰りに刷り上った年賀状を受け取ってきた。
 引っ越し通知を頂いていた方がいたので、名簿も更新しなくては・・・。
 昨日の投与のせいか、顔がやけに火照ってだるい感じ。今日は早く寝ることにしよう。
コメント
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