生き生き箕面通信

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2123 ・「カジノを作って、稼ぎたい」――安倍首相と橋下大阪市長

2014-10-16 10:55:18 | 政治

お早うございます。
生き生き箕面通信2123(141016)をお届けします。

・「カジノを作って、稼ぎたい」――安倍首相と橋下大阪市長

 安倍首相は「カジノは成長戦略の柱になる」と、カジノ推進に意欲を見せています。今国会中に「カジノ法案」(IR法案)を成立させる意向です。

 橋下市長は、「大阪に特区を作って、カジノを誘致したい」と、ことのほか熱心です。

 カジノとは、博打場です。ギャンブルをするところです。ギャンブルは犯罪と決まっています。特例として競馬やパチンコが認められてきましたが。

 博打場と暴力団はつきものです。博打にのめり込んで借金で首が回らなくなり、家庭崩壊したり自殺したり。マフィアなどの反社会勢力が忍び寄り、不正な手段で得た金を表の社会に通用させるためのマネー・ロンダリングの手段としたり。

 前にも何度か書きましたが、世界有数の観光地、ハワイにはカジノはありません。ハワイにもカジノを望む声がないわけではありませんが、これまで作りませんでした。世界が不況に陥りハワイへの観光客が激減した時も、カジノを作らずになんとか乗り切ってきました。

 ハワイでリタイアした裕福なおじいちゃんやおばあちゃんは、「ちょっとラスベガスに行ってくるよ」といって、アメリカ本土のカジノで2,3日遊んできます。航空運賃がとても安いから、ちょっとそこまでの感覚です。

 しかし、そのベガスでさえ最近はカジノというより、ファミリー・リゾートの雰囲気へ変貌してきました。カジノはマカオにお株を奪われたのです。

 東京でカジノを推進しようとしている人たちは、もちろん、利権がお目当てです。6年後の東京オリンピックまでにカジノを整備し、がっぽり甘い汁を吸おうともくろんでいます。

 日本では、パチンコや競馬などは例外として公認してきましたが、ギャンブルそのものの博打場は禁止してきました。なんとか矜持(きょうじ)を保ってきたといえます。「国家の品格}を保ってきたのです。

 日本は「平和国家」として、憲法9条というノーベル平和賞の有力候補にも擬せられる矜持を保ってきました。それが、安倍政権のもとでガラガラと音を立てて崩されつつあります。

 「ギャンブル国家」にはならないという「国家の品格」も、安倍政権のもとで、ガラガラと音を立てて崩されようとしています。

 安倍首相や橋下市長らが旗を振る「儲かる国」だけがいいのでしょうか。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
株の次はカジノ・ギャンブル (まともさ)
2014-10-16 11:19:16
< 安倍首相は「カジノは成長戦略の柱になる」と、カジノ推進に意欲を見せています。

反国民的。国民の利益・福祉と逆だ。

< カジノを推進しようとしている人たちは、もちろん、利権がお目当てです。

笹川良一とその一族(日本財団) のマネをする人たち、米国の奴らも虎視眈眈とか。

折しも世界的株価の下落。自称!アベノミックスの崩壊が目前。   国民の財産が株価維持のために費消される。
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Unknown (とろ)
2014-10-16 13:52:00
いつでもどこでもギャンブルできる国ですから,
別にカジノが一つ二つ増えたところでかわらないと思いますよ。
造ったところで国が成長するとは思えませんけども。
中毒云々の話はパチ屋がそこらじゅうにありますから,
それに触れないと意味無いでしょうね。
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