おはようございます。生き生き箕面通信2700(160602)をお届けします。
・あまりにも身勝手な安倍首相――日本の経済を我が物顔に蹂躙
今年の流行語大賞の候補は、「新しい段階」に決まった、といえます。安倍首相が提唱した、「アベノミクスが間違っていたのではない。『新しい段階』に入ったのだ」ということになります。
つまり、「何かが起きて、もしできなくなったら」、あるいは、もし、「間違っていたら」、さっそくこの語の登場です。決して、「私ができると考えていたが、『できなくなった』」とか、「私の論理が『間違っていた』」などとは言わない。「新しい段階になったのだ」といえばいい。
もっとも、本当は、「選挙対策」です。参院選向けに対するプロパガンダです。
しかし、安倍首相がいくら頑張っても、これから「アベノミクスをフル回転しても、できないものはできない」といえます。もし、これからも、日銀総裁がさらに金融を緩めても、あるいは財務省が財政規律を緩めても、どうなるのですか。消費が持ち上がるはずがありません。消費は、冷え込んだままであり、大きく膨れ上がるはずはない。
経済の方向性が違うのです。金融や財政をどれだけ膨らませても、投資には回らず、したがって庶民のふところも冷え込んだままになりかねない。
日本ばかりでなく、世界の先進国が「資本主義は行き詰まった」と、いうほかないのではありませんか。日本がいくら消費を喚起しようとしても、冷えたままではいくらエネルギーをつぎ込んでも、すべてはタンス預金です。日本の人びとは、生活の態度を改めるしかないのではありませんか。
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