生き生き箕面通信

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2639 ・「共産党に食われるなら、食われたらいい」のではないか

2016-04-02 07:52:46 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2639(160402)をお届けします。

・「共産党に食われるなら、食われたらいい」のではないか

 民進党は、相変わらず共産党嫌いです。自民党よりも、共産党が嫌いのようです。しかし、それは野党が万年野党になる覚悟をしなければならないはずです。

 しかし、各地ではそれぞれに動き出しています。読売新聞の本日4月2日の朝刊では、共産党が候補者を取り下げた参院選改選定数1の全国10選挙区では、民進・共産両党の協力体制が鮮明になりつつあるそうです。

 2月19日に行われた民主、維新、共産、社民、生活の野党5党が一致した政策合意には「安全保障関連法の廃止」と「集団的自衛権行使の閣議決定撤回」しか書かれていません。しかし、現場では幅広い政策協定を各党と結ぶよう指示しています。

 例えば、長野選挙区では民進党新人の元TBSニュースキャスター・杉尾秀哉氏と、長野選挙区から比例に回った共産党新人・唐沢千晶氏が登壇し、ともに闘う体制を整えました。

 また、宮城県では、「沖縄・米軍辺野古新基地建設に反対」「不公平税制の抜本是正」などが明記されたそうです。共産党幹部は「『宮城モデル』を全国に広げたい」と言っています。もちろん、民進党幹部は、「幅広い政策合意は、将来の『民共連立』を有権者にイメージさせてしまう」と警戒しています。しかし、民進党の桜井充氏は、「共産票は大きな魅力だ。『1強自民』と戦うのだから、背に腹は代えられない」と、あっけらかんとしています。

 もちろん、こうした野党共闘の舞台裏には、「生活の党の小沢一郎共同代表がいる」と考えています。それでも民進党幹部は、共産党との連立を「ありえない話」と、全否定しています。ただ、共産党欲しさに、民進の現場は浸食され始めている。読売新聞も、夏の参院選の帰趨が、将来の「民共連立」を生む可能性を否定できない、としています。つまり、民進は連合に頼ってばかりだから、自分の足腰を鍛えず、結局は共産党に頼らなければならないのです。自民党が公明党に頼るのと同じ構図です。