おはようございます。生き生き箕面通信2594(160616)をお届けします。
・アベノミクスは、ついに「後退局面へ」
安倍首相が「デフレ脱却から脱し、わが国は成長軌道へ転じる」という口実が、どこかへ飛んでしまいました。内閣府が昨日15日に発表した2015年10~12月期の国内総生産(GDP)は、年率換算で―1.4%となりました。しかも、円高・株安が続けば、企業業績や個人消費にもマイナスとなり、悪循環へ落ち込みます。
つまり、安倍政権の3年間は、経済の実力が少しも高まっていず、わずかなショックが加われば、マイナス成長になるのが通例です。
安倍首相は、「ファンダメンタルズはいい」と国会答弁でも答えています。しかし、甘利氏に代わる石原伸晃経済再生相は「切れ目なく政策として流れるのが一番肝要だ」というだけです。経済が反転すれば、世論の反発も招きかねません。
首相の経済ブレーンを務める本田悦郎内閣官房参与は、「来年4月の消費税率10%への再引き上げを凍結すべきだ。これこそ、最大の景気対策となる」と述べています。
しかし、経済が落ち込むなか、もう何とかする方法はありませんよね。経済の落ち込みを何とかする方法でも考えなければ、プラスになる方法はありません。