生き生き箕面通信

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2600 ・安保法案は自民の肩透かしでスルーか

2016-02-22 09:29:25 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2600(160222)をお届けします。

・安保法案は自民の肩透かしでスルーか

 安保法案に対し、安倍首相が「民主党は対案も出さなかったではないか」というのに対し、民主党などが出してきたのが2月18日の「周辺事態法改正案」と「国連平和維持活動(PKO)協力法改正案」、「領域警備活動法案」の3法案と、そして19日の「集団的自衛権と行使容認と違憲」と主張する野党5党です。

 ところが、自民党は「すでに終わったこと」として審議に応じません。つまり、今国会では安倍首相は民主党などをおちょくるだけおちょくって、法案が出てきたら、それは「もう終わったこと」としてお終いにする。これが現実の政治です。

 そして、7月の参院選までは、安保法案は発動しないことにする。しかし、8月以降はやりたい放題です。もちろん、次の衆院議員選挙がありますので、そのスケジュールも関係しますが、それが済んだあとがとくに怖い。

 いずれにしても、自民党は野党からの対案は、与党が審議入りを拒否すれば、たなざらしのまま国会閉会時に廃案となります。

 問題は、参院選そして衆議院選でも、安保法案を国民的な議論にチェックアップできるかです。自民党はできるだけ安保法案は深入りしたくないので、もっぱら経済問題へ世論を動かしそうです。そこをどのようにして、国民的な議題にできるか。

 結局は、この安保法案の扱い次第で、次の選挙も決まりそうです。