生き生き箕面通信

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2338 ・ポンコツ・オスプレイを高値で購入する安倍政権

2015-05-19 09:28:41 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2338(150519)をお届けします。

・ポンコツ・オスプレイを高値で購入する安倍政権

 観光と軍事基地の島、ハワイ・オアフ島でオスプレイが墜落し、米兵一人が死亡、21人が負傷しました。このオスプレイは、米海兵隊仕様のMV22。沖縄の普天間米軍基地にすでに24機が配備され、日本本土にも訓練のために頻繁に飛来しています。

 翁長雄志・沖縄県知事は、事故の詳しい原因の情報提供とともに、普天間基地への配備撤回を求めました。

 しかし、米国防総省(ペンタゴン)のウォレン報道部長はすぐさま「飛行計画を変える考えはない」と、にべもなくはねつけました。「属国・日本が、なに生意気なことを抜かす」という態度です。

 日本政府自身の態度も情けない。日本国民には高圧的な菅義偉官房長官らが、米国に対しては「情報提供をお願いします」と、お願いする程度です。

 もちろん、これまでの事故と同様、詳しい情報提供などあるはずがない。情報提供がなくても、安倍政権は、「軍事機密だから、仕方がない」と、引き下がる。情報提供のお願いが、単なるパフォーマンスです。安倍政権が、「米側に情報を求めています」と国会で答弁するための口実づくりにすぎない。

 そして安倍政権は、ほとぼりが冷めるのをただ待つだけです。日本国民のために努力することは何もしない。するのは、アメリカさまのご機嫌を損ねないように気を配ることだけです。属国長のアベノ面目躍如といったところです。

 佐賀空港には、事故を起こしたと同型機のMV22機を自衛隊が17機購入し、2018年度までに配備する計画です。

 東京都の横田米軍基地には、米空軍仕様のオスプレイCV22が配備されることが決まり、安倍政権は周辺住民に「安全です」と、説明して回っています。

 米軍は、オスプレイの低空飛行訓練を日本列島全体を訓練場とみなして行っています。我が物顔で飛び回っています。「低空飛行はしない」という事前の了解事項を無視してです。アメリカ本土では考えられない光景です。

 さらに、こんな情報も伝えられています。「アメリカ陸軍はオスプレイ購入を中止し、従来型のヘリコプターを採用することになった」というのです。「米陸軍が開発早期に導入を予定していたオスプレイMV22を、コストパフォーマンス(費用対効果)の悪さから断念し、CH-47ヘリとUH-60ヘリが最適と判断し、オスプレイ導入を中止した」という情報です。

 また、「イスラエルもオスプレイの導入計画をキャンセルした」という情報もあります。

 どうやら日本政府は、アメリカで使用中止のポンコツとなったオスプレイを買い取らされるカモのようです。しかも、通常よりバカ高い値でつかまされるのです。安倍政権が組んだ予算は、社会保障費削減額にほぼ匹敵する3600億円。つまり、平和を増進する社会保障費を削って、戦争に役立つオスプレイ購入に充てる。

 こんな安倍政権に高い支持を与えているのは、ほかならぬ日本の有権者です。いくら野党がだらしないとはいえ、危険な暴走を繰り返す安倍政権をいつまでもそのまま続けさせていいのでしょうか。日本はますます変な国に造りかえられつつあります。そして、私たちはどうしようもないほど傷んだ日本を、子どもたちや孫たちに引き継ごうとしています。