生き生き箕面通信

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2331 ・安倍首相には、精神の看護が必要です

2015-05-12 10:57:19 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2331(150512)をお届けします。

・安倍首相には、精神の看護が必要です

 本日5月12日は看護の日。195年前にフローレンス・ナイチンゲールが生まれた日です。彼女は、英国人の両親がイタリア旅行中にフィレンツェ(英語読みはフローレンス)で生まれたのだそうです。

 恵まれた家庭で育ったフローレンスは、フランス語、ギリシャ語、イタリア語に通じ、ラテン語で哲学も学んだ。数学、天文学、統計学、歴史、美術、音楽にも造詣が深く、いわばスーパーウーマン。

 それが、恵まれない人の境遇に思いをいたすようになり、クリミア戦争では負傷兵の看護にあたるようになる。さまざまな障害を乗り越えて、劣悪だった看護の実態を改善し、やがて「クリミアの天使」「看護の天使」と呼ばれるようになった。名実ともに、「近代看護教育の母」と呼ばれるにふさわしい実績を残しました。

 ところで、わが安倍首相は、戦争放棄を定めた憲法を忌み嫌い、なんとか新しい憲法に書き替えようと頭を絞っています。まず緊急事態条項などを入れる「お試し改憲」で、人々のアレルギーを取り除き、本命の9条骨抜き改憲をしようと動き出しました。狂気の沙汰です。

 9条改憲ができなくても、事実上の改憲を意味する「集団的自衛権の行使容認」を決めました。それを実際に可能にする法整備のため、今国会の会期を大幅に延長してでも、あるいは強行採決してでも、成立させるハラです。

 そして、アメリカ軍について世界中どこへでも出かけて戦争をする。戦争は、大企業には儲かる事業です。最近は自慢だったアベノミクスを宣伝しなくなりましたが、経済活況のために戦争経済も辞さない考えです。狂っているとしか言いようがありません。

 日本国は、格差があまりにも酷くなり、結婚もできない若者が増えています。ようやく結婚して子どもを授かっても、その子どもには貧困にあえぐ運命が待ちかまえています。

 日本国はいま、明らかに病んでいます。安倍首相には、自らが病ました日本国を看護して、健全な姿に戻す責務があるはずです。

 といったところで、彼は理解できないでしょう。彼は精神を病んでいるように見えます。彼自身が看護を要する状態です。彼は、ナイチンゲールが残した言葉、「看護とは美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者である」という言葉を理解できるでしょうか。「苦悩する者のために戦う者」という言葉を行動で示すことができるでしょうか。