生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

2234 ・ウソつき安倍晋三に全面同調の読売新聞

2015-05-15 09:11:00 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2234(150515)をお届けします。

・ウソつき安倍晋三に全面同調の読売新聞

 安倍政権は本日5月15日、安全保障2法案を国会に提出します。そして、会期を延長してでも「絶対に成立させる」と固い決意を表明しています。与党が圧倒的に強い勢力関係からみれば、すでに成立したも同然の状況です。

 時あたかも本日5月15日は、83年前に青年将校たちがクーデタに立ちあがり、時の犬養毅首相を殺害した「5.15事件」の日です。本日は安倍晋三という男による国民への実質クーデタが決行された日ともいえます。

 読売新聞の本日の社説は、この安倍晋三の蛮行を、「日本と世界の平和を確保するうえで、重要な前進だと評価できよう」と、べた褒めしました。そして、「政府・与党は、法案の今国会中の成立に全力を挙げるべきだ」と、援護射撃する始末。

 しかも、「憲法の平和主義や専守防衛の原則は維持されるうえ、従来の憲法解釈の法理とも整合性が取れている」と、平気でウソを吐き散らす社説です。

 ご丁寧に、結びは「『積極的平和主義』に基づき、日本が応分の役割を果たせるよう、平時から必要な装備調達や部隊編成を行い、他国軍との共同訓練を重ねておくことが大切だ」と、いつでも戦争できるよう準備を欠かすなとはっぱをかけています。

 読売新聞はいまや、戦争大好き新聞と言っても過言ではありません。

 読売新聞は70年前の敗戦時、マッカーサー率いるGHQ(連合軍総司令部)の中の諜報部門CIA(前身はOSS)と結び、資金援助などを得て日本最大部数の新聞にのし上がりました。読売新聞の中興の祖とされる正力松太郎が、CIAのコードネームを持っていたことはアメリカが公開した資料によって明らかにされています。

 CIAの強力な支援を受けて、日本最初の民間テレビ免許は読売系の日本テレビに優先的に認可されました。占領軍としても、国民世論を操作するツールとしてのテレビが必要だったのです。

 こうした歴史を経て、今でもアメリカの政策を日本国民に知らしめる役割りを果たす新聞・テレビであり続けています。読売新聞グループは、単なる政府寄りメディアではありません。筋金入りのアメリカ寄りのメディアなのです。

 朝日新聞の本日の社説は、「この一線を越えさせるな」という大見出しを立てました。本日国会に提出される安保法制の2法案を安倍政権がこの夏までに成就させると約束していることに対し、「だが、その通りに成就させるわけにはいかない」と、真正面からの闘いを宣言しました。そして、「与野党の議員に求めたい。政権ではなく国民の声を聞くことを。すべての国民の代表にふさわしい判断を下すことを」と、結びました。

 残念ながらこの社説は、国民への力強い「立ち上がれ」という呼びかけを欠いていました。幅広い層の国民が自分たちの問題として、政府の暴走を止める民主主義の力を発揮する呼びかけです。

 私たちは自分の頭で考え判断し、「アベノ・クーデタ」を草の根の力で阻止しましょう。

 


2333 ・ごまかし屋の安倍晋三クンが本日、安保法制を閣議決定

2015-05-15 06:10:46 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2333(150514)をお届けします。

・ごまかし屋の安倍晋三クンが本日、安保法制を閣議決定

 ごまかしをてんこ盛りの安保法制案を、安倍政権は本日5月14日に閣議決定し、今国会中に成立させる方針です。

 そもそものごまかしは、今回の安保法制の基礎である集団的自衛権の憲法解釈の変更ですよね。憲法9条は集団的自衛権を原則禁止していますが、安倍政権は「9条の解釈を変更する」と昨年7月1日に閣議決定し、集団的自衛権を使えると解釈して、憲法9条の骨抜きに手をつけました。

 9条は、「国権の発動たる戦争と武力の威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」としており、自国に火の粉が降りかかってきた時以外は自衛権を発動できない「専守防衛」を国是としてきました。

 ところが安倍晋三クンは、他国の戦争にも出かけて行ってドンパチやらかそうというのです。「アメリカ軍が攻撃された時、黙って見ていていいのか」「日本人を帰国させるためのアメリカ艦船が攻撃された時、守らなくていいのか」というような事例を出して、集団的自衛権を行使できるのだ、と言い張ってきました。

 安全保障問題の専門家は、「国連の安保理決議があった場合は、国際的に平和を守るため、集団的に動く場合がある」としており、国際平和を共同で実現する場合のみ警察活動的な武力の行使を可としています。

 安倍クンも最初は、やはり正面から憲法改定しようと取り組みました。まず憲法96条を改め、憲法を変える手続きを簡単にして9条自体を変えようと考えました。

 しかし、それが難しそうだと判断してからは、強引に憲法解釈を変える方向へ転換しました。これが解釈改憲というごまかしの術です。しかも、「憲法解釈の基本は変えていない」と平気でいってのける。息を吐くようにウソを吐くと言われる安倍クンの面目躍如です。

 そういえば、かつて安倍クンの留学の経歴が怪しいと言われました。10年以上前の週刊ポストが、安倍クンの南カリフォルニア大学(USC)留学について、「政治学科在籍は虚偽」(04年2月13日号)という見出しで伝えました。

 「安倍氏の公式経歴書には、南カリフォルニア大学政治学科に2年間留学したとされているが、USC広報担当者によると、政治学部に在籍したことはなく、78年の一機関服み在籍し、しかも取得した6コースのうち3つは外国人のための英語コースで、政治学は含まれていない」としています。2年間などとんでもない。1年間も在籍していないのです。学歴もごまかしなのです。

 安倍クンは、都合の悪いことには答えようとしません。集団的自衛権と憲法9条との整合性についても、答えをはぐらかしまともに答えたことはありません。

 安倍クンは、一昨年の衆院選でも、昨年の参院選でも、集団的自衛権の憲法解釈を変更するなどという公約はしていません。そこはごまかしておいて、政権を担うことになると、選挙に勝ったのだから、「白紙委任された」かのごとく、勝手に振る舞っています。

 これまでの安全保障関係10法案を10把ひとからげにして「平和安全法制整備法」というふざけた名の恒久法案とし、さらに新たに「国際平和支援法」なる戦争法案を成立させる。

 これは、安倍晋三という名の男によるクーデタに匹敵する所業です。