生き生き箕面通信

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2328 ・もうきたぞ、安倍首相による売国外交のつけが

2015-05-09 09:47:58 | 政治

おはようございます。
生き生き箕面通信2328(1505009)をお届けします。

・もうきたぞ、安倍首相による売国外交のつけが

 「オスプレイを買え。言い値で買え。横田基地には米軍のオスプレイを配備する。あんじょうはからえ」と、アメリカさまからのお達し。安倍首相らは、「ははーっ、御意。謹んでうけたまわりますでございます」と、言い値の3600億円で17機購入させて頂くそうです。

  3600億円と言えば17で割り算すれば、1機当たり211億円。アメリカ本国では、1機100億円相当だそうだから、ざっと倍以上の吹っかけられです。防衛省は、エンジンなどの交換部品のほか、訓練費も含んでいるから妥当な購入と強弁していますが、なんとまあ、大盤振る舞い。

 今年度は社会保障費を削減しましたが、その額に匹敵する額です。つまり、日本の社会保障費を削って、アメリカさまのおっしゃる通りの高値でオスプレイを買わされる。これが安倍外交の勝利と喧伝するアメリカ議会で演説させて頂くための交換条件だったといえます。

 これとは別に、アメリカさまはオスプレイ10機程度を日本の首都圏(横田基地)に配備することを決めました。佐賀県に配備する予定だったのですが、同県知事選で安倍自民党が推す候補が敗れたことも影響したのでしょうか。

 それにしても、首都圏に配備するとは。横田基地は東京都福生市にあり、在日米軍の司令部が置かれています。将来、日本で反米闘争が強まり、首都の中枢機能が危機にさらされた時には、いちはやく空軍特殊作戦部隊が出動できます。その時は、日本政府ともども、日本人に対し制圧の牙を向けられるのです。用意は周到です。

 平時は、配備されるオスプレイCV22 が優れた情報収集機能を備えているため、首都圏で飛び交う情報電波も精密に収集できます。

 もうひとつ、アメリカさまが押し付けるのが、詰めの段階に入ったTPP(環太平洋経済連携協定)交渉。安倍首相は、交渉に入る前には反対派の意見を組んだ振りをして、「守るべきは守る。1ミリたりとも譲ることはない」と、繰り返しました。

 しかし、いざ交渉を始めると、ズルズル後退して、最後の米まで妥協しつつあります。ここでも、「小さく生んで大きく育てる」という安倍流ゴマカシの術が起動しています。

 しかも、情報は出さずにきましたが、それではあんまりなので、内閣府の西村康稔・副大臣が「国会議員には条文案を開示する方針」を発表したところ、すぐさまアメリカさまから横やりが入ったのでしょう、西村氏は一転、発言を撤回させられる羽目になりました。具体的には、アメリカさまの代理人も務める菅義偉・官房長官が激怒したと伝えられています。

 アメリカではそれなりに情報開示が行われているので、日本でも同じ程度には情報を出せるはずですが、アメリカさまの顔色が気になる日本の菅という男は、いち早く潰したわけです。

 ポチ公アベの売国外交は、なさけない限りです。それを支持しているのは、日本の有権者です。