ある気功師・253
「まぁ、そういうことも、あるわなぁ」
やわらかい京都弁でそう言った。
普通なら、見間違い、勘違いでしょ、と言うだろう。
なにしろ空中に巨大なサングラスなのだ。
その時は、肩透かしを食ったような気分だった。
説明でも否定でもなく、何でもない出来事だと答えたのだ。
だが、それは決して私の話を軽んじたわけではなかった。
いや、むしろ、とても重く受け止めてくれた答えだった。
昨年、龍村塾生となった私は、とても深い話を聞く機会が増えた。
龍村師匠の更に師匠、故沖正弘師の教えを話してくれる。
龍村師匠が沖師の教えにのめり込んで修行を行った時期だ。
24時間のヨガ、生活の中のヨガを実践していた。
歩き方、カバンの持ち方、食べ方、作業の仕方、全てだ。
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