alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

体調不良

2012年02月09日 | 放射能のある中で

 「ほらね、君で3人目だよ。だから僕は福島には行かないな。」

 今日久しぶりに行った広尾のカフェで、仲良くなった外国人が
こう言っていた。「僕の友達もね、君と同じくらいの時期に
福島に行ってたんだよ。もうオーストラリアに帰ったけどね。
ボランティアで行ったんだって。1日くらいだったけどねえ
でものどのあたりが真っ赤になってね。彼も、君も、もう一人の
友達も 福島に行った後 病気になっているんだよ。
だから僕は 福島に行くのはやめておく。」


 私はどうしてあんなにも寝込んでいたのかわからないけど

 あの時は トイレに行くこと以外にもう身動きがとれなくなってた。
私 子ども連れて桜木町とか行こうとしていたんだっけ?
どこにそんなすごい体力があるっていうんだ?と不思議でしょうがなくなった。
倒れたのは 福島のことを話したくなって 一日中そういう話をしていた日の夜で
表参道でミーティングに参加して 頭が一杯になったその夜
悪寒がして なんだかどうにもならなくなって
そこからなんとかベッドにもぐりこんだけど そこからは
食事ものどを通らなかったし 本当に文字通り動けなかった。


 あれはどうしてだったのだろう?

 たしかに福島に行っていた時 のどの痛みを感じはじめた。
気にしたらよけい気になってしまったけれど 私にとって
印象が強烈だったのは 山形に行って夜に終電を逃してしまって
福島に帰れなくなったあの夜 雪の降り積もる山形で
私たは失敗をしてしまったというのに なんだか気持ちがよくなった。
「人生のいい面をみなきゃ! ほら山形ではこんなに深呼吸ができる、、、」
とかなんとか言って あたり一面の雪景色の前で深呼吸して
あれ 田舎って 地方都市って こういうのがあるんじゃなかったっけと
私はちょっと思い出した。そう 私が住んでいた洛西という京都の
はずれのニュータウンですら 桂川の駅に降り立つと山があって
うーんと深呼吸したくなる、ああ気持ちいい!とのびをしたくなる
そんな空気があったんだ。


 けれど福島では感じなかった。山の見える場所なのに


 「放射能は目に見えないし感じない」というけれど どこまで
本当なのだろう?放射能が細胞を破壊するなら それが自分の身体であったら
気づくことだってあるんじゃない?世の中には妊娠しても3ヶ月気がつかない
人もいるけど した瞬間にわかる人もいるわけで 感受性の違いというのは
あるだろう 私は福島にいた時に なんとなく肌がちくちくするような
少なくとも細胞が喜んではいないような 違和感を感じていた
そんな気がする。(しかも驚いたことに山形に一泊したらのどの痛みが
よくなった さすがに気のせいじゃない?とソフィーに言われたけれど)


 今日も沢山の本を読み このままじゃいけない このままでは
あまりにひどい!と思ったけれど 一方で ミスター100ミリシーベルトが
登場してきて「気にし過ぎが一番良くない」はーなるほどね、と
思ってしまう本もあったりもして だけどいろんな本をさんざん読んで
沢山の人たちの話も聞いてこの1ヶ月でわかったことは
世の中にはかなり自分の命をかけて 放射能から人を守るために
頑張っている人がいる。彼らはお金が底をつきかけても
なんとか大事なことを伝えよう、守ろうとしてやっている
まさに命がけで頑張っている。

 一方で 御用学者系の人たちは自分の立場を守るために
「大丈夫」大丈夫、たいしたことない、心配いらないと
声を大にして大手メディアを駆使して言っている。彼らが
守ろうとしているものは 自分の肩書きや立場であって
彼らは決して何かを捨てたりしてはいない。



 いろんな構造を学んでみると だいたい本の書き方や
参考文献あたりらへんで あーこの人ここらへんね というのが
わかるようになってきた。チェルノブイリのことも学ぶと
チェルノブイリにしてみたって 終わってないどころか
慢性的な疾患に悩む人の数は100万人をゆうに超えているという。
「ガンで即死」とかそういうレベルではなく、「~病」と
すぐに命名されるようなものでもなくて、でも慢性的に
治らなくってそれが続く そんな人たちが山のように存在している。


 免疫力が弱ったら そこにウイルスはつけこんでくる
どうして今年はインフルエンザが緊急事態なくらいにまで広がっているのだろう
どうして東京の人たちは 福島の人たちより多い割合でマスクをつけているのだろう
どうして今年はノロウィルスも例年の倍くらいで猛威をふるっているのだろう
郡山に居たときにタクシーの中で「今年はノロウィルスが流行ってます。
気をつけてくださいね♪」と軽やかな声がラジオから聞こえてきたけど
免疫力の下がっている人たちが多いそんなところで、普通の人でも
どんどんやられるノロウィルスが流行っていたら?立ち向かうことなどできるのだろうか
人がばたばたと倒れてく。 それは普通のことなのだろうか?


 「何かがおかしい!」と思っても 私たちは医者でもなければ
放射線や原子力の専門家ではないわけだから「あんた専門知識も
ないくせに」と言われてしまえばそれまでだ。でも、少なくとも
私も研究家とか名乗ってるから言わせてもらえば 研究って
「お前は口を出すな」というんじゃなくて 他の人たちの役に
立つためにするんじゃないのかな?まあ他の人というのが
一般市民であるのか それとも政府や原子力関係の企業なのかの
違いなのかもしれないけれど、、、でもせめてお医者さんや
弁護士ぐらい 市民の味方であってほしい。
(ちょっとですがそういう人たちもいます!!)


 福島で見聞きしてきたことやこれまでの情報を総括すると
「チェルノブイリより事故はひどいのに 共産主義だった旧ソ連よりも
日本政府の対応はひどい(ほんとうに何もしていない)」
つまり今後はチェルノブイリよりもひどい結果が想定される、ということだ。
事態は相当深刻なのに 日本はのほほーんとしていて 世界が
びっくり仰天してる。でもあの日本だから?大丈夫なのかしら?と
世界もあまり注目してない だけど本当は深刻なんだよ!助けてよ!と
思うけど このままでは黒船も来ない。でもそれでは困るから
私はフランスと福島だったりを結ぶ活動がしたいなあ、、、
何かが確実に変わり始めてる 何かはもう 起こっている
これ以上被害を広めないようにするために は 事実を知ること
それが大事だと思うけど 「大丈夫 考え過ぎだよ?」の一言で
全てはパアっと流れてしまう。


 ああ放射能、どうすればいいのかわからないけど
どうにか何かを考えたい。


フランスに行くなら

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