フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第5戦、エリックボンパール杯(フランス大会)。男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
ダグラス・ラザノ(アメリカ) SP:64.98(11)
「Ameksa」♪ シンプルな黒の衣装。叩きつけるようなギターのリズムで情熱的に踊る。4回転トウループで体勢を崩して手をついたが転倒は免れた。トリプルアクセルはとてもきれいに決まる。コンビネーションの第1ジャンプでステップアウトしてしまい、第2ジャンプを跳んだが認められず。終わって「やっちゃった」という顔。スケートアメリカで出した自己ベスト更新には及ばなかった。
アディアン・ピトキーエフ(ロシア) SP:76.21(8)
ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」♪ ナム・グエン(ニューエン)同様、昨季ジュニアでメダルを獲って今季シニアに上がった選手。4回転は少しステップアウトしたが踏ん張り、高さのあるトリプルアクセルを決めた。スピンのレベル4をきっちり揃えるなど基本技術はしっかりしている。体付きがまだ子どもっぽいけれど、着実に伸びてきている。
スケートアメリカで出した自己ベストをちょっとだけ更新して笑顔。
アダム・リッポン(アメリカ) SP:76.98(7)
「タキシード・ジャンクション」♪ 小粋なジャズで、フレッド・アステアかジーン・ケリーのように踊りながら始まる。ステップからトリプルアクセル、“リッポン”ルッツからのコンビネーション、フリップも片手上げで。4回転こそないが、曲に溶け込んで流れのいい要素をつないだクリーンなプログラムでシーズンベスト。
シャフィク・ベセギエ(フランス) SP:78.22(5)
「Heat」「Clozee Mountain Legend」♪ オルタナ系の曲の音をうまく捉えながら独特の表現。トウループで4-3を見事に決め、トリプルアクセルと3回転ルッツも問題なし。ミスのない演技に地元の観客の大歓声、自己ベスト更新
フローラン・アモディオ(フランス) SP:75.07(9)
「Le Concert」♪ 白シャツに黒のベルト。柔らかな曲でしっとりと滑る。トリプルアクセルでちょっとステップアウト、後半のコンビネーションは3回転サルコウ+3回転トウループ。これは4-3か4-2にしたかったのかな? アモディオといえば“踊る”イメージが強いけど、音と絡み合いながら緩急で見せるステップができるようになってきた。
閻涵(Han YAN)(中国) SP:73.18(10)
「If I Were a Rich Man」♪ ミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」からの曲で、ローリー・ニコルの振付。空中遊泳してるかのようなトリプルアクセル 4回転予定のトウループが3回転で下りてしまい、ルッツからのコンビネーションは3-2になった。でもスピンはレベル4をそろえたし、ステップやつなぎの部分も体はよく動いていたので、中国杯の衝突事故の影響はそれほどなさそう。ちょっとほっとする。
コンスタンティン・メンショフ(ロシア) SP:87.47(3)
「Rotting Romance」♪ 顔写真がプリントされた衣装、今年の流行りかも? 完璧な4-3トウループに4回転サルコウ、トリプルアクセルもしっかり下りた。31歳にしてジャンプが進化し続け、実はステップでもレベル4獲得。ベテランと呼んじゃ失礼 ガッツポーズで終わり、自己ベスト大幅更新。
リチャード・ドーンブッシュ(アメリカ) SP:80.24(4)
「The Sons of Italy」♪ 4回転を回避した分、ジャンプに余裕があってプログラム全体がまとまった。キャメル姿勢もシット姿勢も美しいスピン。
マクシム・コフトゥン(ロシア) SP:77.11(6)
ラヴェル「ボレロ」♪ 今日も果敢に4回転を跳ぶ。4回転サルコウに2回転トウループをつけたが、4回転トウループで転倒。トリプルアクセルも転倒してしまった。「ボレロ」のリズムを見事に体現するステップ(レベル4)は引き出しの多さを感じる。
デニス・テン(カザフスタン) SP:91.78(1)
「カルーソ」♪ 白のフリルシャツに金糸の黒ベルト。ゆったりしたテナーの声にのって、柔らかな身のこなしで滑っていく。4回転トウループ、トリプルアクセルと続けて決まると、どんどん動きがよくなる。伸びやかで、ためを作ったりすっと動いたりの自在なステップは、レベル4にGOE2.0 自己ベスト更新で、初のGPS表彰台が見えてきた。
町田樹 SP:88.70(2)
「ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲」♪ 白いシャツに天の川のようにあしらったストーンが光る。トウループの4-3が決まり、チェンジエッジからのトリプルアクセルは着氷からそのままピボットするところがカッコいい ルッツで手をついてしまったのは口惜しいけど、やはり素敵なプログラム。
結果、デニス・テンがトップに立ち、町田樹が約3点差で2位、メンショフが1点ちょっとの差で3位、4位ドーンブッシュは少し差が開いたが、フリー次第で表彰台の可能性はある。地元フランスのベセギエが5位につけ、中国杯優勝のコフトゥンは3位と10点差の6位。
町田樹はインタビューで「後半体力的にきつくなってしまった」。フリーはもっと大変なプログラムだけど、絶対大丈夫と信じて頑張って
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第5戦エリックボンパール杯、女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
マリア・アルテミエワ(ロシア) SP:58.38
「ココ・シャネル」より「タンゴ」「Eye」♪ 2週連続出場。ストリーミングつながらなくて未見だけど、先週よりかなりよかった模様。
アンナ・オフチャロワ(スイス) SP:50.15
シュトニケ「Butterflies Are Free」♪ 曲にあわせて、胸のあたりが黄色の蝶になっている衣装。今季初戦、おおむねミスなくできた感じ。
ヴェロニク・マレー(カナダ) SP:45.07
ショパン「ワルツ第7番」♪ 愛らしいピンクの衣装。3回転とダブルアクセルで転倒。3-2コンビネーションは大丈夫。やっぱりあんまりスピードないかも^^;
エリシュカ・ブレジノヴァ(チェコ) SP:48.28
「メガポリス」♪ 2週連続出場だが、今日のほうが動きがいい。3-2、3回転ルッツ、ダブルアクセルときちんと決まって、スピンも取りこぼさず出来ていた感じ。シーズンベスト。
ローリンヌ・ルキャヴァリエ(フランス) SP:44.03
「カルメン」♪ 地元の声援を受けて紫の衣装で登場。最初と2つ目のジャンプが両方ともステップアウトでコンビネーションにできなかったが、後半のダブルアクセルはきれいに決めた。ステップの途中で転倒してしまい、半分くらいしかできなかったのは口惜しい。
スケーティングや身のこなしはなかなかきれい。
マエ=ベレニス・メイテ(フランス) SP:57.61
「Hosanna」「The Groove You Liked (Mala Dub)」「Freedom」♪ もう一人地元フランスの選手、白にストーンをちりばめた衣装。ゴスペル系のコーラスで、3-3、3回転ルッツ、ダブルアクセルと安定していた。"Freedom!"とリフレインする終盤で雄大なステップ。終わってガッツポーズ。
サマンサ・セザリオ(アメリカ) SP:55.19
「Danza Mora」♪ ラテンなムードたっぷりの赤い衣装。セカンドがループの3-2が入り、ダブルアクセル、3回転フリップと決まった。リズムを刻むステップは魅力的。
今井遥 SP:54.72
「マラゲーニャ」♪ 黒に赤をあしらった衣装で、袖口のフリルが素敵。女性ボーカルにのって、流れのいいダブルアクセル、3回転サルコウ+3回転トウループが決まり、3回転ループもきれい。歌のアカペラ部分でスピンがよく合っていて拍手。カッコいいステップの途中でつるっと滑って転倒、もったいない~~~
コートニー・ヒックス(アメリカ) SP:55.70
「コードネーム・ヴィヴァルディ」♪ ストリーミングのトラブルで最後しか見てない。3回転で転倒があった模様。スケーティングは力強い。
エレーナ・ラディオノワ(ロシア) SP:67.28
「De mi vera te fuistes (Seguiriyas)」「Ain't It Funny」♪ 真紅の衣装でフラメンコ、また背が伸びたかな? 素晴らしい高さの3-3、3回転ループにステップからのダブルアクセルと抜群の切れ。面白い姿勢でエッジをホールドしたキャメル姿勢からそのままアップライトに変わるなど、スピンの工夫もいろいろ。何より楽しんで踊ってるのがいい。ノーミスの演技に観客はスタンディングオーベーション。
アシュリー・ワグナー(アメリカ) SP:61.35
ハチャトゥリアン「スパルタカス」♪ 大人!の黒。3-3が決まって波に乗り、3回転ループやダブルアクセルもいい流れ。音楽と一体になったイーグル、ステップはゴージャス!
ユリア・リプニツカヤ(ロシア) SP:66.79
「メガポリス」♪ 赤いスカートに紅白のボーダー、短めの髪は編みこんでツインテール。3-3、ダブルアクセル、3回転とジャンプは問題なし。以前よりキャンドルスピンを回ってる時間が短めになった気がするが、少し身体に負担なのかも。
わずかにラディオノワに及ばず、少し残念そう。
結果、ラディオノワがトップに立ち、リプニツカヤが2位、ワグナーが3位につけた。アルテミエワが4位と大健闘、5位に地元フランスのメイテ。
今井遥は8位だけど、4位から8位までは4点以内の差。3位ワグナーとの7点差はちょっと大きいが、フリーで順位を上げるチャンスは十分。ベストの演技を期待
グランプリシリーズ(GPS)の合間に、国際大会はあちこちで行われていて^^;
今週末はチャレンジャーシリーズの一つになったワルシャワ杯。チャレンジャーシリーズはランキングポイントが一般の国際大会より高く、8位までポイントがつく(一般は5位まで)ので、選手たちにはチャンス。
といっても、GPSたけなわの時期なので、有名&有力選手の出場は少ない。男子ではマイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン)、ジュニアグランプリ(JGP)シリーズでファイナル進出が決まっているアレクサンデル・ペトロフ(ロシア)くらい。
女子にはグランプリファイナル進出を決めているエリザヴェータ・トゥクタミシェワがエントリーしている。GPSが始まる前にも3試合出てたのに、まだ試合に出る ファイナルの頃に疲労がたまってないといいけれど。
ペアに、ステファニア・ベルトンとペアを解消したオンドレイ・ホタレック(イタリア)が、ヴァレンティナ・マルケイと組んで出場する。マルケイはシングルとかけもち状態のはずだけど、GPSは当初アサインされていたが欠場した。いよいよペアに転向するのかしら
USTREAMでLive配信があるらしい。最近、国際大会で増えている。ありがたいけど、GPSの時期と重なってると見るの大変だわ~(でも見た~い)
平日の午後は「相棒」再放送などでテレビ朝日を見ている率が高く、そこで番組宣伝を見て知った。
「関ジャニの仕分け∞」、11月22日の放送で「5人のプロが選んだ!フィギュアスケート『伝説の瞬間』仕分け」というのがあるそうで。
伊藤みどり・荒川静香・鈴木明子・織田信成・宮本賢二が“伝説の瞬間”を厳選・・・なるほど
浅田真央や羽生結弦の演技も盛りだくさん・・・あれとかこれとかそれ、かな?
じっくり解説が楽しみ
(荒川静香さんは、産休に入る前に録画したんだろうか^^;)
一応、録画予約しとかないと
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014も今週末は第5戦、エリックボンパール杯(フランス大会)。
日本との時差は8時間、現地の午後から夜は、日本の深夜から未明。というわけで、Liveで見ようと思ったら徹夜になってしまう
テレビ放送予定は:
<テレビ朝日(地上波)>
11/22(土) 14:00~16:00 男女ショートプログラム
11/23(日) 13:55~15:50 女子フリー・男子フリー
<BS朝日>
11/23(日) 11:00~13:55 男女ショートプログラム
11/24(月) 11:00~12:55 女子フリー
17:00~20:54 男子フリー&エキシビション
<CS>
11/23(日) 22:25~25:00(1:00) エキシビション(生中継)
CSでの競技の放送は、まだ予定が決まっていない模様。
競技は第1日が日本時間の21日(金)23:30から22日(土)6:00、第2日が22日(土)21:00から23日(日)6:00。。。徹夜ペースだわ。。。
意外にも、時差の心配がないはずのEurosportでLive放送がないようだ。さて、どのタイミングでどう見ようか
ようやく今見てます^^;
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第4戦、ロステレコム杯(ロシア大会)。男子フリー(ジャッジスコア)。
モリス・クヴィテラシヴィリ(ロシア) SP:62.24(12) FS:112.01(12) 合計:174.25(12)
「Blues for Elise」「After Dark」「Blue Jean Blues」「Looking for a Fox」♪ エレキで奏でる「エリーゼのために」から。4回転サルコウはなんとか下りたが、4回転トウループ予定が2本とも2回転に。後半3回転予定が2回転になったのもあって、ジャンプが全体に不調。
なんか、あまりこれといって特徴が見つからないんだけど^^; 調子のいいときにまた見たい。
イヴァン・リギニ(イタリア) SP:69.74(11) FS:125.33(10) 合計:195.07(11)
「My Way」「L.O.V.E.」「I Love You Baby(君の瞳に恋してる)」♪ 有名すぎるボーカル曲メドレー 冒頭の4回転トウループで転倒、トリプルアクセルが2本ともダブルになってしまったが、両手上げのルッツとフリップは見事。スピンではビールマンも見せた。「L.O.V.E.」でのステップは手拍子、「君の瞳に恋してる」でコレオシークエンスはノリノリ
スティーブン・キャリエール(アメリカ) SP:72.20(10) FS:129.04(8) 合計:201.24(9)
「月の光」「Turning Page」♪ 冒頭の4回転トウループはじめ、ジャンプで少しこらえたりステップアウトしたものが多くて、スケートカナダほどのクリーンな演技とはいかなかったが、要素間の振付やスケーティングは端正で美しい。
ジェレミー・テン(カナダ) SP:73.91(9) FS:124.59(11) 合計:198.50(10)
「ハレルヤ」♪ シンプルなギターに語りかけるようなボーカルの曲で、しっとりと滑る。冒頭の4回転トウループで転倒したが、トリプルアクセルや3回転ルッツ+3回転トウループなどはよかった。2回転になったジャンプ2つがスコア的には痛かったが、全体としては魅力的なプログラム。
4年ぶりのGPシリーズ出場、頑張った。
アルトゥール・ガチンスキー(ロシア) SP:74.13(8) FS:127.13(9) 合計:201.26(8)
ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」♪ この曲を聴くと羽生結弦の世界ジュニアを思い出す 黒の胸元が赤いバイオリン?右手だけ赤の手袋が印象的な衣装。4回転は1本が3回転に、1本は頑張って下りた。中盤のトリプルアクセルがダブルになったが、その後ループ予定のところでトリプルアクセルに挑み、転倒。
立った姿勢で滑ってる時間が長いかな?という気がした。終わった瞬間すごく口惜しそうにしていたが、シーズン後半に期待しよう。
ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:76.32(7) FS:159.24(4) 合計:235.56(5)
「トリスタンとイゾルデ」♪ 表現の豊かさを見るだけで価値のある選手。トリプルアクセル2本下り、1本が両足着氷。両手上げのルッツはステップアウトだったが、そのほかのジャンプは回転不足もなく、しっかり決まった。スピンの姿勢の美しいこと 気持ちのこもったコレオシークエンス、本人も入り込んで終わった瞬間ちょっと涙ぐんだ。
フリーの自己ベスト更新
マックス・アーロン(アメリカ) SP:77.09(6) FS:135.51(6) 合計:212.60(7)
「グラディエーター」♪ 序盤の4回転サルコウが2本とも2回転になってしまったが、後半ターンやステップからトリプルアクセル2本をきれいに決め、ルッツから3-1-3も下りた。スピンはレベル2が2つ、このあたりも修正課題かな。
ミーシャ・ジー(ウズベキスタン) SP:79.69(5) FS:158.36(5) 合計:238.05(4)
「シェルブールの雨傘」♪ 女性の顔や手紙らしきものがプリントされた衣装。トリプルアクセル2本を下りると、その後のジャンプの安定感が半端ない。音を表しながら緩急のあるステップ、キャメルスピンの姿勢も良くなった気がする。激情のコレオシークエンスに大喝采。
音楽の終了と同時に演技が終わったのに時間オーバーの減点 そんなに時間ぎりぎりに作っちゃったプログラムなのかしら
中国杯では「謝謝、大家」と言ってたが、ロシアのキス&クライでは「スパシーバ、、、」とロシア語。実はモスクワ生まれ 自己ベスト大幅更新にも当然という顔、自信がついてきているんだろう。
ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:80.89(4) FS:160.34(3) 合計:241.23(3)
モーツァルト「フィガロの結婚」♪ 鮮やかなブルーのジャケット。クラシックの曲で滑るのは今までほとんどなかったそうだが、似合ってる。目の覚めるようなトリプルアクセルから入り、4回転サルコウ+2回転トウループが決まる。2本目の4回転サルコウはほぼ下りてたのに結局転倒になって惜しかった。
スピンがやや不安定だったのはベテランらしからぬところだけど、軽快なアリアで速いタッチのコレオシークエンスがカッコいい。自己ベストに近い得点が出た。
前半の3回転トウループを4回転に、3-1-2になったコンビネーションを3-1-3にできたら、すごい点が出るプログラムになるかも
小塚崇彦 SP:81.38(3) FS:135.42(7) 合計:216.80(6)
アンドレア・ボチェッリ「イオ・チ・サロ」♪ 深緑のVネック。4回転トウループ2本で転倒、トリプルアクセル1本はきれいに入ったが1本はダブルからのダウングレードに。身体をゆったりと使うステップの滑らかさ、レベル4にGOE1.40を獲得した。
とても素敵なプログラムで、美しいスケーティングは健在。ミスが出てもうまくリカバリーできるようにしていけるといいんだけど・・・
セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) SP:90.33(2) FS:161.67(2) 合計:252.00(2)
「It's a Men's World」「Come Together」「At Last」「Big Time Boppin’ (Go Man Go) 」♪ 地元の大歓声を受けて登場。いきなり4回転トウループ+3回転トウループ、凄い高さで加点2.00 トリプルアクセル2本もしっかり入り、GOE減点された要素はなし。ロックでノリノリのステップやコレオシークエンスは観客もノリノリ
これで4回転がもう1本入ったらさらに凄いことに 自己ベストに迫る得点で表彰台確定。
ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン) SP:93.92(1) FS:171.09(1) 合計:265.01(1)
ロッシーニ「セビリアの理髪師」♪ キャラにぴったりの曲 冒頭に見事な4回転トウループを決め、4回転サルコウも多少こらえたが2本入る。ただ滑っている時間がほとんどない、つなぎがぎゅう詰めのプログラム。ステップの途中でアリアが入り、終盤のコレオシークエンスは手拍子で盛り上がった。
「後半の体力が課題」(解説・織田信成氏談。2回転になったループを3回転に、3-1-2の最後のサルコウを3回転にしたいところだろう。サルコウは全部で3つにしているので、3つとも3回転にならない限り、ザヤックルール違反の心配はない。コンビネーションのセカンドのトウループも、どこか1つ3回転にできたら完璧
優勝&ファイナル進出を決めて、ほっとした笑顔で投げキッス
結果、優勝はフェルナンデス、2位ヴォロノフ、3位ブレジナ、4位ミーシャ・ジー、5位ブラウン。小塚は6位、7位アーロン、8位ガチンスキー。わずか0.02差で9位キャリエール、8位まで世界ランクのポイントがつくので、この差は大きかった
4戦終了したが、ファイナル進出が決まっているのは28ポイントのフェルナンデス1人だけ。2番目が20ポイントで、26ポイントや24ポイントがまだ出ていない。第5戦エリックボンパール杯で、町田樹がファイナル進出を決めるか?期待
ライブでは見られなかったけど、録画をじっくり見返しながら 嬉しい結果とわかっているからルンルン
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)第4戦ロステレコム杯(ロシア大会)、女子フリー(ジャッジスコア)。
SP12位のヨシ・ヘルゲション(スウェーデン)は棄権した。
エリスカ・ブレジノヴァ(チェコ) SP:46.64(11) FS:87.40(11) 合計:134.04(11)
「The 13th Warrior」♪ 胸元と背中にV字カットの衣装。あんまりスピードがない感じだったけど、ジャンプで転倒せずに頑張った。スピンのキャメル姿勢でエッジの持ち方などが面白い。
大庭雅 SP:46.76(10) FS:107.81(5) 合計:154.57(6)
「レ・ミゼラブル」♪ ホルターネックのブルーの衣装。最初にダブルアクセル+3回転トウループを決めて波にのったのがよくわかる。3回転ループで回転不足が一つあっただけで、どのジャンプも助走が小さく、流れがよかった。解説・織田信成氏が絶賛 英語解説も「初めて見たけど感動した」でしょ
インタビューで「すごく楽しめた」と言ってたとおり、笑顔
アンジェラ・ワン(アメリカ) SP:51.25(9) FS:99.50(7) 合計:150.75(9)
「Papa Can You Hear Me」「The Way He Makes Me Feel」♪ シックな臙脂色の衣装。最初に3-3-2、3回転フリップときれいに決まったが、サルコウ、後半のルッツと回転抜け。後半のループも、たぶんコンビネーションにしたかったところ? 柔らかな表現はよかったけど。
1回転ルッツについて、解説・織田信成氏が「今季から1回転は0点」と言ってしまったが、フリーでは0点ではありません
(一度「1回転半に満たないジャンプは無効」と発表されてその後訂正されたので、勘違いしている人がいるかも^^; SPでは「規定回転数に足らないジャンプは無効」なので、1回転はたしかに0点になる)
マリア・アルテミエワ(ロシア) SP:51.88(8) FS:92.84(10) 合計:144.72(10)
ショパン「バラードヘ短調」「革命のエチュード」♪ シンプルなオフホワイトの衣装。曲もシンプルにピアノ曲。スピードはまあまあ、あった感じ。ジャンプで着氷の乱れや転倒があり、最後は曲に遅れてスピンを終わって時間オーバーの減点もされてしまった。21歳という年齢のせいか、抑えつつドラマチックな表現には成熟が感じられた。
パク・ソヨン(韓国) SP:53.71(7) FS:109.53(4) 合計:163.24(5)
「ロミオとジュリエット」♪ シックな黒の衣装。この人の足がすっと伸びてる姿勢がいい。曲の雰囲気と滑りの雰囲気がよく合っている。3-3予定は3-2になったけど、終盤ダブルアクセル+3回転トウループも決められてよかった。
キス&クライでちょっと涙ぐんでたのは、無事に滑りきれて嬉しかったのか、パーフェクトでなかったのが口惜しかったのか
マリア・スタヴィツカヤ(ロシア) SP:54.78(6) FS:98.71(8) 合計:153.49(7)
「ドン・キホーテ」♪ 上半身黒、スカートが鮮やかなピンク。前半にコンビネーションやシークエンスは跳んでしまって、後半は単独3つだけ。予定どおり全部跳べて地元の喝采を受けた。ただジャンプの助走にあてる時間がすごく長くて^^; スピンやステップでもう少しレベルが取れるといいのかな。
自己ベスト更新に笑顔
アシュリー・ケイン(アメリカ) SP:57.18(5) FS:93.72(9) 合計:150.90(8)
「エビータ」♪ 白に黒の縁取り、ピアスも黒で。少しずつ着氷の乱れや回転不足、ダウングレードがあって、点はあまり伸びない。2回目の3回転ループを単独にしたが、その後サルコウかダブルアクセルをコンビネーションにすることはできなかった。リカバリーは練習でやってないと難しいのかな。
長洲未来(アメリカ) SP:58.90(4) FS:106.98(6) 合計:165.88(4)
「蝶々夫人」♪ 黒にストーンで大人の雰囲気。きれいに決まった!と思ったジャンプが回転不足3つ、、、厳しい 「ある晴れた日に」でフライングスピン、レイバックスピンもきれいなんだけど。
アンナ・ポゴリラヤ(ロシア) SP:59.32(3) FS:114.11(2) 合計:173.43(2)
「火の鳥」♪ 燃える炎のオレンジ。ジャンプがやや不安定で、ルッツをコンビネーションにできず、その後のダブルアクセルにもつけられなかった。つなぎも少し余裕がない感じだったが、ステップはレベル4でGOE1.10は偉い。
表彰台確定でファイナル進出も決まって、観客は大歓声
本郷理華 SP:59.85(2) FS:118.15(1) 合計:178.00(1)
「カルメン」♪ 鮮やかな黒と赤で演じるカルメン。冒頭に3回転フリップ+3回転トウループ、続いて3回転ルッツを下りる。目力をしっかり使った妖艶なステップでレベル4を取り、後半もダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウなどジャンプが決まっていく。音とジャンプ、その前後のポーズが全てぴたっとはまり、コレオシークエンスは怒涛のスピード。
フィニッシュのポーズから笑顔でガッツポーズ。キス&クライでは「(自己ベストを)6点(更新した)」、長久保コーチは「すごいな、ポゴ(リラヤ)に勝ったね」と手放し
あとはルッツのエッジが修正できれば、言うことない。
アレーン・シャルトラン(カナダ) SP:61.18(1) FS:110.82(3) 合計:172.00(3)
「ドクトル・ジバゴ」♪ 爽やかなライトブルー。少しずつ回転不足やオーバーターンなどがあったけど、パンク(回転抜け)がないのはいい。絶対跳ぶ!という強い気持ちがあるんだろう。演技構成点で各項目に穴がないのもいいと思う。
結果、本郷理華がGP2戦目にして優勝 2位ポゴリラヤ、3位シャルトラン、4位に長洲未来、5位にパク・ソヨン。GP初出場の大庭雅も6位と頑張った。
男子フリーも録画見なくちゃ
ニュースを見てびっくり・・・
今日は健さんのことでもちきり、、、親交のあった俳優や監督のコメントが次々入ってくる。
役のイメージとは違って、撮影現場ではよく冗談を言って和ませた。三田佳子に名前をもじって「見たよ、おしっこ」なんて
「あしたへ」で共演した長塚京三には「ずっと一緒に仕事してみたいと思っていた」と言ったそうで、撮影中は映画の話で盛り上がり、「(健さんが)どこかで映画の仕事をしていると思うだけで幸せになる」。山田洋次監督が「幸福の黄色いハンカチ」に出演依頼したときは、帰り際「今日は僕にとって嬉しい日です」と言って去っていったという。
無骨な男の役がほとんどだけど、実は教養があって英語が上手で、挙措が洗練されていて、歳をとってもカッコいい男。
私は「幸福の黄色いハンカチ」や「鉄道員(ぽっぽや)」がやっぱり良かったかな 「ブラック・レイン」を借りてきて次男にも見せたい
ご冥福をお祈りします。
たまたまつけたら、ピアノ生演奏で「ロマンスの神様」が聴けた♪
CMソングとして書いたときは、スポンサーやプロデューサー、皆があれこれ口を出してきて、何度も書き直し、出来上がったら「こんなの私の作ったものじゃな~い!」と思ってしまったそうな。当時は歌うのがあまり好きではなかったが、今は「カラフルで楽しい」と感じられるとか。
ファンキーにガンガン叩きながら弾くピアノで、ノリノリの「ロマンスの神様」。これはライブでやったら受けそうだ。
NHK「趣味DO楽」でカラオケ指導もしている広瀬香美が伝授する3つのコツは、「お尻の穴を締めて(丹田がしまって腹式呼吸になる)」「キリンの首で(肩の力を抜いて)」「頭の上の風船を割るつもりで」。ほぉ~~~
絶対音感があるので、小さい頃は周りの音がうるさくて大変だったとか、80歳になっても歌っていたいとか。意外な話が聞けた。
カバーアルバムの中で王菲(フェイ・ウォン)の「天空」を中国語で歌ってたけど、めっちゃ上手かった あとでまた聴いてみようかな
ロステレコム杯の続きも書かなくちゃ、だけど^^;
グランプリシリーズのほかにも、国際大会がいろいろ開催されているのをチェックしたら、メラーノ杯の男子で日野龍樹選手が優勝してた
総合得点203.73、SP69.08、FS134.65。ISUパーソナルベストにはならないけど、たぶん国際大会で初めて200点越え。
ジャッジスコアを見ると、SPでは加点1.33のつくトリプルアクセルを決めている。ステップでマイナスがついたのは、途中で何かあったのかな? FSでは冒頭の4回転トウループと後半の3回転フリップで転倒したようだが、トリプルアクセル2本などは着氷、全体でまとめられた感じ。
課題の演技構成点も、項目平均でSPは6.45、FSは6.79と、かなり上がってきた。あとは、エッジに!やeがついたフリップと、スピンでもう少しレベルが取れるといいな
Live Streamingがあったようで、あらかじめ知っていたら見たのに、残念 どこかで動画UPされないかな?
参加人数が少なくて、世界ランクのポイントがつかないのは口惜しいけど、これを自信にして全日本でいい演技を見せておくれ
9時になっても次男が起きてこない。今日は2限の授業があるんじゃなかったっけ?
「9時だよ~」と起こすと、がばっと跳ね起きて言った。「9時?よかった~、俺、夢の中にいたんだ~。1時に目が覚めて『詰んだ』って言ってたんだ」
・・・潜在意識の中で、“そろそろ起きなきゃ”と思ってたのね(笑)
今日もスーツで(塾バイトのため)出かけていく次男であった
今、BS朝日でフィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)第4戦ロステレコム杯のエキシビションを、生中継で放送中
日本時間の夜9時という、日本での放送にとって理想的な時間帯 6時間差の現地モスクワでは午後3時。中国杯が時差1時間で生中継だったが、やはり決め手は時間帯なんだろうか。
競技より、終わる時間もほぼずれる心配がなく、構成もわかっているエキシビションのほうが、生中継しやすいのかも
第2部が始まるのを待つ間、実況アナと解説・八木沼純子さんがトークでつないでいるが、こういう部分だけは少し大変かな
おっと、第2部が始まる。見なくちゃ 優勝で出演する本郷理華の演技、楽しみ
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第4戦、ロステレコム杯(ロシア大会)。ペア・ショートプログラム(ジャッジスコア)。
ディーディー・レン/サイモン・シュナピア(アメリカ) SP:45.42
「カルミア・ブラーナ」♪ 女性はアジア系(たぶん中国系)。黒で揃えた衣装。ストリーミングが切れてよく見られなかったけど、ソロジャンプで転倒があった模様。
クリスティナ・アスタコワ/アレクセイ・ロゴノフ(ロシア) SP:58.34
「Be Italian」♪ 村上佳菜子が前にエキシビションで使ってた曲。女性が左足にガーターをつけて、妖艶な振付。ソロジャンプの3回転サルコウ、トリプルツイスト、スロー3回転フリップ、しっかり決めていく。タンバリンのリズムで刻むステップはどんどんテンポアップして、スプリットポジションが見事なリフト。
GPSデビュー?
高橋成美/木原龍一 SP:47.68
エルビス・プレスリー「ボサノバ・ベイビー」♪ ピンクに黒のベルトがビビッドな成美ちゃんの衣装。ソロジャンプの3回転サルコウは成美ちゃんがオーバーターンしたけど回転は大丈夫。スロー3回転サルコウがきれいに決まり、全体によく滑れてリズムにのれていた。
アナベル・プロールス/ルーベン・ブロムマエルト(ドイツ) SP:48.69
プッチーニ「オー・ミオ・バンビーノ・カーロ」♪ シルバー系のシックな衣装。スロージャンプで転倒したが、ツイストやソロジャンプのダブルアクセルはOK。ステップに流れがあってよかった。
ジェシカ・カララン/ザック・シデュ(アメリカ) SP:50.87
「マイ・ワン・アンド・オンリー」♪ ミュージカルの曲にのって、全体に軽やか。ソロジャンプの3回転サルコウは着氷がやや乱れる。トリプルツイストの高さ、スロージャンプの質はよい。ステップで2人の距離感が近いところで保ちながら交差するあたりは評価されると思う。
エフゲニア・タラソワ/ヴラディミール・モロゾフ(ロシア) SP:67.28
「サラバンド」♪ 黒でそろえて、女性は透け感のある衣装。トリプルツイストの迫力!ソロジャンプの3回転トウループがぴたりと揃った。スロー3回転ループも完璧。難しい姿勢のリフト、見事だった。
ヘイヴン・デニー/ブランドン・フレイジャー(アメリカ) SP:54.06
「Speak Softly My Love」♪ 男性は黒、女性は赤。「ゴッドファーザー」に歌詞をつけた曲で、大人のムードで滑る。ツイスト、スローはとてもよかったが、ソロジャンプで女性が2回転に。とはいえ、ミスはそれだけでまとめた。
クセニア・ストルボワ/フョードル・クリモフ(ロシア) SP:69.09
「グリーン・デスティニー」「House of Flying Daggers」♪ 東洋風?の衣装。キレのいいトリプルツイストから入り、完璧にシンクロした3回転トウループとサイドバイサイドスピン! リフトを降りてそのままイーグルとか、ほかのペアとは格が違う。だんだんテンポを上げるパーカッションにのった圧巻のステップでフィニッシュ。
結果、ストルボワ/クリモフ、タラソワ/モロゾフ、アスタコワ/ロゴノフと地元ロシア勢がトップ3。4位につけたデニー/フレイジャーにも、表彰台のチャンスはあるかな?
高橋/木原は7位。フリーでベストを出して、一つでも順位を上げられるといいな
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014も後半に突入。第4戦ロステレコム杯(ロシア大会)、女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
マリア・アルテミエワ(ロシア) SP:51.88
「ココ・シャネル」より「タンゴ」「Eye」♪ 胸元に斜めに白をあしらった黒の衣装。3回転ルッツ+3回転トウループをぎりぎり下りたが、3回転ループは転倒。すごく個性があるというわけではないけど、すっきりした滑り。
マリア・スタヴィツカヤ(ロシア) SP:54.78
「Slave Of Love」♪ 透け感のある黒の衣装。3回転ルッツ+3回転トウループがきれいに決まった。3回転ループはちょっとお手つき。ステップが伸びやかでいい。
アシュリー・ケイン(アメリカ) SP:57.18
「ミッション・インポシブル」♪ 黒のつなぎスタイル。今日はジャンプがばっちり、3回転ルッツ+2回転トウループ、3回転ループと安定していた。ステップの身体の切れもよかった。終わってガッツポーズ、高得点に大喜び
エリスカ・ブレジノヴァ(チェコ) SP:46.64
「メガロポリス」♪ ピンクの上にグレーのコルセットがついているように見える衣装。コンビネーションはトウループで3-2、ルッツでこらえきれず転倒になったが、ダブルアクセルはOK。キャメルスピンの姿勢がよかった。前よりも全体の動きはよくなったと思う。
パク・ソヨン(韓国) SP:53.71
「序奏とロンド・カプリチオーソ」♪ 紫が似合う。3回転サルコウ+3回転トウループは、セカンドジャンプで手をついてしまった。ルッツは両足? ステップの流れやビールマンスピンはとてもきれい。
大庭雅 SP:46.76
久石譲「Resphoina」♪ 白からパープルにグラデーションの衣装。3回転サルコウで転倒したが、3回転ループ+2回転トウループとダブルアクセルは大丈夫。身体を大きく使いながらダイナミックなステップを踏んだが、その最後で転倒 口惜しいGPSデビューとなってしまった。
アンジェラ・ワン(アメリカ) SP:51.25
「Paint It Black」♪ ストリーミング切れてよく見られなかったが、3-3コンビネーションとループで転倒した模様。
アレーン・シャルトラン(カナダ) SP:61.18
「La Leyenda del Beso」♪ 情熱的な真紅の衣装。雄大なダブルアクセルから入り、3回転ルッツ+3回転トウループを下りる。ループも決まって、ステップでは上半身を伸び伸びと使いながら気持ちよく滑った。ウィンドミルやジャンプを入れたコンビネーションスピン、しっかりレベルが取れたと思う。高得点ににっこり
本郷理華 SP:59.85
「海賊」♪ 飾りをつけて結い上げた髪が大人っぽい。トウループ3-3がスムーズに、フリップも決まり、軽やかな曲調にのってステップが華やか。ダブルアクセルも距離が出て、テンポアップするなかでスピンを回ってフィニッシュ。最初から最後まで惹きつける演技
ヨシ・ヘルゲション(スウェーデン) SP:44.00
ポール・マッカートニー「Black Bird」♪ 高めに結ったポニーテールをきゅっ!と振るのがカッコいい。ジャンプは2度転倒と不調でコンビネーションつけられなかった。リズムを刻むギターにのっていくステップは素敵なんだけど。
長洲未来(アメリカ) SP:58.90
ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」♪ 左肩を出したブルーの衣装。3回転フリップ+3回転トウループ(回転不足^^;)、3回転ループ、イーグルからのダブルアクセルと決まった。しっかりエッジにのりながら緩急をつけたステップでレベル4、イナバウアーからレイバックスピンが印象的。
アンナ・ポゴリラヤ(ロシア) SP:59.32
イル・ディーヴォ「アダージョ」♪ こちらは右肩を出したライトブルーの衣装、金髪によく合っている。冒頭のルッツでやや着氷姿勢が傾き、単独にとどめる。ループに2回転トウループをつけたが間にターンが入ってしまった。ムードたっぷりのボーカルでおしゃれなプログラムだけど。「今日は少し雑?」と英語解説。
結果、トップに立ったのはシャルトラン、本郷が2位につけ、ポゴリラヤは3位。長洲未来4位、ケインが5位。大庭雅は10位スタートとなった。
明日のフリーでは、ポゴリラヤの後に滑ることになった本郷理華、自分のペースで持てる力を出しておくれ
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第4戦、ロステレコム杯(ロシア大会)。男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
モリス・クヴィテラシュヴィリ(ロシア) SP:62.24
「Interview with the Vampire」♪ ドラキュラ風(?!)の黒ジャケット。最初のトリプルアクセルは転倒したが、4回転トウループ+2回転トウループを決めた。振付で吸血鬼の雰囲気は出せていた。
ジェレミー・テン(カナダ) SP:73.91
「Dance For Me Wallis」♪ シンプルなパープルのシャツ。トリプルアクセルがきれいに入り、ルッツから3-3コンビネーションも問題なし。スケーティングの滑らかさと、曲に溶け込んだステップが美しい。自己ベスト更新。
スティーブン・キャリエール(アメリカ) SP:72.20
「ラ・ヴィ・アン・ローズ」♪ 4回転トウループは根性で下りたが、トリプルアクセルでステップアウト。後半コンビネーションのセカンドが2回転になったのがもったいなかった。でもキャメルスピンの姿勢なんかはきれいだし、止まってまた動き出す振付が素敵。
イヴァン・リギニ(イタリア) SP:69.74
マイケル・ジャクソン「スリラー」「ビリー・ジーン」♪ ボーカル効果を最大限利用! 右だけ白の手袋が映える。トリプルアクセルは片手をついたが、ルッツとフリップは両手上げ。「ビリー・ジーン」でステップはまるでショーのようだが、しっかりレベルを取りにいくターンの組み合わせも入っていた感じ。手拍子と大歓声で終わった。
アルトゥール・ガチンスキー(ロシア) SP:74.13
マイケル・ブーブレ「クライ・ミー・ア・リバー」♪ 今日はよく滑っていた。4回転は片手をついたが、3回転ルッツ+3回転トウループがびしっと入る。トリプルアクセルはオーバーターンしたが、今日はコケなかったし回りきった。ジャジーなリズムでグルーブ感のあるステップ。
トップに立って観客大喜び。
ミーシャ・ジー(ウズベキスタン) SP:79.69
「アヴェ・マリア」♪ 中国杯から2週連続出場。トリプルアクセル、ルッツから3-3、フリップとすべてクリーン。となれば、思うさま表現に没頭できる。感情のほとばしるようなステップ、スピンもきっちりできている。
自己ベストを9点あまり更新。キス&クライでの表情は自信に満ちていた。
小塚崇彦 SP:81.38
「A Evaristo Carriego」♪ 胸に赤い花をつけて、タンゴ♪ 冒頭の4回転下りた!と思ったが両足かも。トリプルアクセルは完璧! ルッツからのコンビネーションは間にターンが入ったが3回転トウループをつけられた。じわじわと情熱が滲み出てくるようなステップ。きびきびとポジションを変えていくステップは、それだけでわくわくする。
セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) SP:90.33
「死の舞踏」♪ いきなり4回転トウループ+3回転トウループが決まった! 姿勢に工夫があるキャメルスピン、高さのあるトリプルアクセル、ステップの動きも切れている。もちろん自己ベスト更新。
ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:76.32
「Juke」♪ サスペンダーをちょこちょこと使いながら、カントリーミュージックで気持ち良さそうに踊る。トリプルアクセルが決まったが、コンビネーションのセカンドで手をついてしまった。最後のスピンは音楽が終わった後も回っていたが、時間は大丈夫だったようだ。
ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:80.89
「Game of Thrones」♪ 軸の細いトリプルアクセルが決まって波に乗れた。4回転サルコウは転倒したが回りきり、フリップからのコンビネーションは大丈夫。音楽と身体の動きがしっかり連動していた感じ。
マックス・アーロン(アメリカ) SP:77.09
ケニー・ロギンス「フットルース」♪ 元気よく飛び出し、4回転サルコウ+2回転トウループを決める。トリプルアクセルは膝を深く曲げてこらえ、3回転ルッツは問題なし。ステップの途中でつまずいたらしいが、アングルの関係でよく見えなかった^^;
ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン) SP:93.92
「ブラック・ベティ」♪ もう人気のナンバー♪ 4回転サルコウが素晴らしい出来で決まり、ルッツから3-3は軽々。トリプルアクセルで大きく傾いたが抜群のバランス感覚でこらえた。めっちゃカッコいい振付、ノリノリのステップ。細かい動きの一つ一つが計算されているのに、ただ楽しんでいるだけのように見えるところが凄い。
結果、フェルナンデスがトップに立ち、ヴォロノフが2位、小塚が3位につけた。4位ブレジナ、5位ミーシャ・ジーも僅差。アーロン、ブラウンはトップとは少し差がついたが、表彰台はまだ可能性があるかな?
小塚選手、フリーもきっちりまとめて、表彰台に乗っておくれ