フィギュアスケート・グランプリシリーズ（GPS）2014第2戦スケートカナダ、ペア・フリー（ジャッジスコア）。
マリ・ヴァルトマン/アーロン・ヴァン・クレーヴ（ドイツ） SP：48.43(8) FS：97.46(7) 合計：145.89(8)
「アランフエス協奏曲」♪ 紫に金をあしらった衣装が素敵。ソロジャンプの3-2トウループが決まり、イーグルからのスロー3回転サルコウがきれい。後半フランス語の女性ボーカルが入って雰囲気を盛り上げた。
ブリタニー・ジョーンズ/ジョシュア・レーガン（カナダ） SP：49.80(7) FS：96.97(8) 合計：146.77(7)
「華麗なるギャツビー」♪ 18歳と24歳の若手ペア。20年代風の衣装。ツイスト、スローと安定していて、ソロジャンプも3回転トウループのシークエンスが決まった。長いリフトでキャリーや逆回転も見せ、ノーミスの演技に地元カナダの観客が喝采。
カースティン・ムア-タワーズ/マイケル・マリナロ（カナダ） SP：53.79(6) FS：105.03(6) 合計：158.82(6)
「Chess」♪ 男性が白、女性が黒で模様が黒白逆になる衣装。スロージャンプを下りたあとのイーグル、女性がジャンプして入るペアスピンなど、一つ一つの技の工夫がある。ジャンプの着氷で少し乱れが出たが、迫力があるキャリーリフト、女性が足を高く上げたところから持ち上げるリフト、見所いっぱい。
ヴァネッサ・ジェームズ/モーガン・シプレ（フランス） SP：56.47(5) FS：105.32(5) 合計：161.79(5)
「天使と悪魔」「レクイエム・フォー・ドリーム」♪ 高いツイストやスローが魅力。ソロジャンプで男性が3-2-2を跳べたのに女性が3回転だけで止まってしまったのがもったいない＾＾； 二人が大きく離れてスパイラルのコレオシークエンス、好き。
マデリン・アーロン/マックス・セトレージ（アメリカ） SP：57.20(4) FS：108.71(4) 合計：165.91(4)
「王様と私」♪ ソロジャンプの3回転サルコウで男性が転倒した以外ミスはなく、“Shall We Dance”の歌にのってスローが決まる。ミュージカルのように二人が組んで踊りだすと手拍子。男性の足の下を女性がくぐっていくスパイラルもカッコいい。自己ベスト更新に笑顔。
エフゲニア・タラソワ/ヴラディミール・モロゾフ（ロシア） SP：64.14(3) FS：111.31(3) 合計：175.45(3)
「ハロー」♪ 目の覚めるような高さのツイストから。スロージャンプの着氷で少しこらえたのがあったが、リフトのポジションがきれいで、スピード感がある。
隋文静（Wenjing SUI）/韓聡（Cong HAN）（中国） SP：65.22(2) FS：119.42(2) 合計：184.64(2)
チャイコフスキー「幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』」♪ パステルブルーの装い。4回転ツイスト決まった
スローも高さと距離がある。ソロジャンプで女性がステップアウトや2回転になるミス。大人っぽく正統派の表現ができるようになってきた。
メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード（カナダ） SP：72.70(1) FS：138.04(1) 合計：210.74(1)
ミューズ・メドレー♪ シックな黒でそろえて。今日もソロの3回転ルッツが決まると、コンビネーションでは3-2-2トウループを下りる。少しオーバーターンしそうだったがスロー4回転サルコウも
ソロスピンは完璧なシンクロ、リフトから下ろしてお姫様抱っこでフィニッシュ。
フリーの自己ベスト更新で、堂々の優勝を地元で飾った
結果、優勝はデュハメル/ラドフォード、2位隋/韓、3位タラソワ/モロゾフ、4位アーロン/セトレージ。タラソワ/モロゾフはシニアGPデビュー戦で表彰台。
ショートとフリーでほとんど順位が変わらなかった。それぞれのペアが実力を発揮したということかな？
あとはアイスダンスと女子
フィギュアスケート・グランプリシリーズ（GPS）2014第2戦スケートカナダ、男子フリー（ジャッジスコア）。
アダム・リッポン（アメリカ） SP：62.83(11) FS：139.09(7) 合計：201.92(10)
リスト「ピアノ協奏曲第1番」♪ ストリーミングつながらず未見。＜追記＞アクセルの抜け2つは痛い
しかし3回転フリップ＋3回転ループ、両手上げの“リッポン”ルッツ2本が見られたのはよかった。
リーアム・フィラス（カナダ） SP：64.94(10) FS：133.97(9) 合計：198.91(11)
「ムーラン・ルージュ」♪ 男性の声で始まる。ゆったりした滑りの中で落ち着いてジャンプを決めていった。
アンドレイ・ロゴジン（カナダ） SP：70.95(9) FS：131.45(10) 合計：202.40(9)
「ミッション・インポシブル２」より♪ ストリーミングのトラブルでほとんど見られなかった。＜追記＞4回転トウループやトリプルアクセル2本に挑める力を見せる。相変わらず雰囲気が硬いけど、流れは作れるようになってきたかな。
フローラン・アモディオ（フランス） SP：72.14(8) FS：143.57(5) 合計：215.71(6)
「Blood Diamond」「ライオン・キング」♪ アフリカをイメージした衣装。途中ライオンになりきって四つんばい＾＾； ジャンプの調子はまあまあだったが、最後のスピンに入るところで尻餅をついてしまった。
ミハル・ブレジナ（チェコ） SP：73.29(7) FS：134.95(8) 合計：208.24(7)
モーツァルト「フィガロの結婚」♪ この選手が正統派クラシックで滑るのって、あまり見たことない気がする。冒頭のトリプルアクセルは素晴らしかったが、4回転サルコウは1本抜け、1本は転倒。速いテンポのアリアにのったコレオシークエンスはよかった。終盤3回目の2回転トウループで、3連続コンビネーションが無効になったのはもったいなかった。
小塚崇彦 SP：75.85(6) FS：127.32(11) 合計：203.17(8)
アンドレア・ボチェッリ「イオ・チ・サロ」♪ 声と音とスケート、そのハーモニー。音楽の息づかいが動きになって現れる。
4回転はなんとか下りたが、アクセルが1回転に抜けてしまった。どこか痛めているんじゃなければいいけれど。
マックス・アーロン（アメリカ） SP：76.50(5) FS：155.27(3) 合計：231.77(3)
「グラディエーター」♪ 男性のナレーションからドラマチックに始まる。4回転サルコウ2本を下り、トリプルアクセル2本も後半に。コレオシークエンスは剣を持って戦うイメージ。キス＆クライでアップになると、ムキムキの筋肉が目立つ＾＾；
スティーブン・キャリエール（アメリカ） SP：80.33(4) FS：151.34(4) 合計：231.67(4)
「月の光」「Turning Page」♪ 柔らかなピアノの音にのってなめらかに。4回転トウループ、トリプルアクセルときれいに決まって、着氷姿勢もきれい。後半のアクセルは転倒、スピンのキャメル姿勢でふらつく場面があったが、ミスはそのくらい。得点を見て観客から軽いブーイング。
長いスランプを乗り越えて、よく復活してきた、、、
コンスタンティン・メンショフ（ロシア） SP：81.70(3) FS：143.33(6) 合計：225.03(5)
「Tango en Silencio」♪ いつもこの人の衣装は渋めで、今回もグレーのシャツ。4回転は1本下りたが1本は3回転に。トリプルアクセルは2本入ったが、終盤ループが2回転になったり、完璧にはいかなかった。
無良崇人 SP：82.57(2) FS：173.24(1) 合計：255.81(1)
「オペラ座の怪人」♪ 最初の4回転から完璧だった。4-3、トリプルアクセル2本、ほかのジャンプもまったく揺らぎない。決まるだけでなく、着氷後の流れがすごくよくなって、どんどん観客が引き込まれていく。後半今までやってなかった1回転ループをはさむ3連続も入った！
右だけ白の手袋で顔を覆ったりパッと開いたりするのがすごく効果的。表現にも余裕があって、音にのれていた。
ノーミスで終わってガッツポーズ。得点を見て嬉し泣き
ハヴィエル・フェルナンデス（スペイン） SP：86.36(1) FS：158.51(2) 合計：244.87(2)
「セビリアの理髪師」♪ 4回転トウループ、4回転サルコウと少し乱れたが着氷。後半の4回転サルコウでは転倒したが、終盤の3-1-3などきっちり。軽妙に活き活きと演じるコレオシークエンス、こういうプログラムが似合う人。
結果、無良が優勝
フェルナンデス2位、アーロン3位。4位キャリエール、5位メンショフ。6位アモディオ、7位ブレジナ。小塚は8位だった、、、
GP2大会連続で日本勢が優勝した男子。女子も頑張って
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