Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

花は咲く

2021年03月30日 21時13分19秒 | 

 羽生結弦のエキシビション 歌詞の英語訳で、世界中の人に意味を知ってほしい。



 特にトリプルアクセルの美しさ



 ずっと見ていたい





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そこが運命の分かれ目

2021年03月30日 15時47分15秒 | スポーツ

 枠、取れている?と、フィギュアスケート世界選手権2021で北京オリンピックの出場枠についてあれこれ試算していて、気づいたことがある。
 ↑の記事の解釈(1)の場合で、数学的にちゃんと証明できているかどうかわからないが
【今大会で、オリンピック出場枠1枠を得るために最低必要な順位は、1人/組だけエントリーしている国・地域の中で、フリー進出数からオリンピック出場枠数を引いた数の国・地域より上】
 フリー進出した選手のうち、複数エントリーした国の選手を除いて、1人/組だけエントリーしている国の選手。その中での競争になる。
 男子・女子  フリー進出24 - オリンピック出場枠24枠 = 0 (残り枠6)
 ペア     フリー進出20 - オリンピック出場枠16枠 = 4 (残り枠3)
 アイスダンス フリー進出20 - オリンピック出場枠19枠 = 1 (残り枠4)
 男子を例に説明する。仮に3人エントリーしたアメリカ・日本と2人エントリーのロシア・イタリア・中国の全員がフリー進出すると12人。それ以外の国は12か国12人。複数エントリーの国々が枠を減らさなかったとすると、3枠x2+2枠x3=12。24枠の残りは12枠で、1人/組だけエントリーの12か国が1人ずつ得られることになる。つまりフリーに進めばその中でビリでもOK。
 実際には、日本3人、アメリカ・ロシア・イタリア・中国2人がフリー進出。3+2x4=11。その他13か国は少なくとも1枠は保証された状態だった。
 枠を増やした国は、今大会で増やした分が確定しないので、出場した人数分だけ数えればいい。枠を減らした場合は、その分次の順位の国に割り当てられる。今大会の男子は中国が2枠から1枠に減ったため、フリー進出した国だけでは23枠までしか埋まらなかった。
 今大会のペアは、ロシア3組、中国・カナダ・アメリカ・イタリア2組が全員フリー進出して枠を保持または増やした。3+2x4=11。フリー進出した残り9か国のうち5か国が1枠(日本は+1枠)を得て、4か国が得られずだった。
 アイスダンスは、ロシア・アメリカ・カナダが各3組、フランスが2組フリー進出。3x3+2=11で残り9か国のうち8か国が1枠ずつのところ、フランスが1枠に減った分を9か国目・20位のウクライナが得た。
 日本はフリーに進出が決まった時点で、「1組だけエントリーのどこかに勝つ」が条件になっていたと考えられる。

 ★2枠または3枠になる条件を満たした国・地域は、フリーに進出した選手が2人/組または3人/組の場合のみ、2枠または3枠が与えられる。
 ☆2枠または3枠になる条件を満たしたが、フリーに進出した選手が2人/組または3人/組にならなかった国・地域は、(最終予選のネーベルホルン杯に)世界選手権2021でフリーに進出していない選手を1人/組出場させることができる。
 このルールは、“強力な選手が自国のレベルの低い選手の分まで枠を獲得するのを防ぎ、より相応しい選手・カップルに枠を分配するのを目的として作られた”とこちらのブログで述べられている。
 かつてはソチ五輪前の世界選手権で優勝したキム・ヨナが韓国女子3枠を一気にゲットしていたわけだが、そういうのは望ましくないと考えられるようになったということだろう。(つれあいのような意見の人が多くなったか)
 その点はいいと思うが、、、世界選手権で決める枠の数はこれでいいんだろうか。男子と女子は、フリーに進んで滑り終えさえすれば1枠は取れる。僅差でフリー進出を逃した選手からすれば、フリーで頑張らなくてもいいって、ちょっと不公平な気がしないでもない アイスダンスはフリーに進みさえすれば、ではないが、複数枠を減らす国が1つ出るともうOK。しかしペアはフリー進出が枠数より多いので、フリーも頑張らないといけない。
 また、枠を増やした国から最終予選に1人/組ずつ出場してくると、明らかに競争が激しくなるので、残り枠が6・6・3・4は厳しい
 バランスを考えると、ペアが16なら、男子・女子は21、アイスダンス17-18くらいなのでは?(それだと日本のアイスダンスはまた最終予選になってしまうけど

 大会前に、あるいはフリーの前に、選手たちがどの程度理解していたか。枠を増やそうと頑張るレベルの選手はともかく、とにかく1枠取れれば!という選手は、わかっていれば少なくともフリーは少し気楽に滑れたのでは みんな緊張感があって、わかってなかったんじゃないかという気がするが
 解釈(2)が出ている理由も、もしかしてその辺にあるのでは
 みんなに公平に、相応しい選手を選ぶ方法、、、試行錯誤していくしかない

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枠、取れている?

2021年03月29日 05時00分08秒 | スポーツ

 世界フィギュアスケート選手権2021が終わり、日本は北京オリンピック出場枠を男子・女子・ペア・アイスダンスの全種目で出場枠を獲得した。
 と思っていたら、なんだか出場権決定方法の条文解釈で論争になっているそうで
 私は2つの解釈ができるなんて全く思ってなかったので、これは英語力が足りないせいかと思ったが、英語圏の人たちでも解釈が分かれているらしく、語学力の問題ではないみたい
 今大会で決定する出場枠は、男子24、女子24、ペア16、アイスダンス19。順位をポイントにして計算する方法は以下の通り:

出場人数(組) 3枠になる条件 2枠になる条件
1 2ポイント(2位)以下 10ポイント(10位)以下
2 合計が13ポイント以下 合計が28ポイント以下
3 成績上位の2人(組)に対して
2人(組)の時の計算方法を適用
成績上位の2人(組)に対して
2人(組)の時の計算方法を適用

・フリーに進出できなかったら18ポイント
・フリーに進出して16位以下なら16ポイント
・フリーに進出して15位以上なら、順位がそのままポイント

 複数枠の条件を満たさず、フリーに進出した国・地域には、順位が高いほうから順に、24/24/16/19枠になるまで1枠ずつ与えられる。(参照:Rule 400 A.3)
★2枠または3枠になる条件を満たした国・地域は、フリーに進出した選手が2人/組または3人/組の場合のみ、2枠または3枠が与えられる。

 残りの出場枠は、男子6、女子6、ペア3、アイスダンス4。9月のネーベルホルン杯を最終予選として決定する。
 世界選手権2021で出場枠を獲得できなかった国・地域は1人/組出場させることができる。
☆2枠または3枠になる条件を満たしたが、フリーに進出した選手が2人/組または3人/組にならなかった国・地域は、世界選手権2021でフリーに進出していない選手を1人/組出場させることができる。

 解釈の分かれる部分は、★と☆のところ。複数枠の条件を満たしたがフリー進出した選手が足りない場合は、「1人/組を最終予選に出場させる権利“だけ”を得た」と解釈するか(1)、「仮の複数枠を得て最終予選で確定させる」と解釈するか(2)で、どこまでを24/24/16/19枠と数えるかが変わってくるのだ。
 Jackie Wongさんのブログに、両方の場合が併記されている。参照してまとめると:
男子
(1)日本3+アメリカ・ロシア・イタリア各2+他国各1(24位イスラエルまで)=23
●24番目のドイツはフリーに進出していないので、枠は与えられない
(2)日本・アメリカ・ロシア各3+イタリア・カナダ・フランス・韓国各2+他国各1(19位チェコまで)=23
*アメリカ・ロシア・カナダ・フランス・韓国は最終予選に出場
 (1)の場合は、上記5か国と今大会でフリーに進出できなかった国、大会自体に出場できなかった国で7枠を争う。
 (2)の場合は、上記5か国に仮に与えられた枠と未定の枠を合わせて12枠を争うと考えられる。
女子
(1)ロシア・日本各3+アメリカ・韓国各2+他国各1(24位フィンランドまで)=24
(2)ロシア・日本・アメリカ各3+韓国・ベルギー・オーストリア各2+他国各1(21位中国まで)=24
*アメリカ・ベルギー・オーストリアは最終予選に出場
 (1)の場合は、上記3か国が加わって6枠を争う。
 (2)の場合は、上記3か国の分と合わせて9枠を争うと考えられる。
ペア
(1)ロシア3+中国・カナダ・アメリカ・イタリア各2+他国各1(15位チェコまで)=16
(2)ロシア・中国各3+カナダ・アメリカ・イタリア・日本各2+他国各1(13位ドイツまで)=16
*中国・日本は最終予選に出場
 (1)の場合は、上記2か国が加わって3枠を争う。
 (2)の場合は、上記2か国の分と合わせて5枠を争うと考えられる。
アイスダンス
(1)ロシア・アメリカ・カナダ各3+他国各1(20位ウクライナまで)=19
(2)ロシア・アメリカ・カナダ各3+イタリア・イギリス各2+他国各1(18位ドイツまで)=19
*イタリア・イギリスは最終予選に出場
 (1)の場合は、上記2か国が加わって4枠を争う。
 (2)の場合は、上記2か国の分と合わせて6枠を争うと考えられる。

 私は(1)の解釈だと思い込んでいた。この方式だと、かなり下の順位まで世界選手権で出場枠が得られやすい。枠を増やす国、減らす国が多いと、男子がそうだったように予定枠が埋まらない可能性が高くなる。
 ペアはフリー進出が20組で枠が16組なので、フリーに進出しただけでは獲得が難しかった。一方、男子と女子はフリー進出と枠が同じ24、アイスダンスは20と19で1つ違うだけ。するとフリーに進出するかどうかで、ほぼ枠が取れるかどうかが決まってくる感じだ。
 もし(2)が採用された場合、日本はアイスダンスの出場枠をネーベルホルン杯で取りに行くことになる。フリーに進出できなかった21位~24位あたりの組は大きな差がないので大変かも
 しかし、今のところ(1)の解釈で報道されている。。。やっぱり(1)だと思うんだけど。。。
 そのうち正式な発表があるだろうから、それを待とう

<追記>
 国際スケート連盟が正式に発表、解釈(1)の通りになった。よかった

コメント (2)
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世界フィギュアスケート選手権2021エキシビション(後半)

2021年03月29日 00時09分06秒 | スポーツ

 世界フィギュアスケート選手権2021、エキシビションはこれから後半。プログラムはこちら

アンドレアス・ノルドバック(スウェーデン・ジュニア男子)
 「ハレルヤ」♪ ブルーグレー。ハイドロやクリムキンイーグル、ヘアカッターなども入れて、上手になりそう。リンク内カメラだと実際のスピードがどのくらいかよくわからないが

ブレイディ・テネル(アメリカ・女子9位)
 「Up!」♪ 赤。膝に頬杖ついたポーズから立ち上がり、ポップな曲で踊る。雰囲気が大人びているけど普通にアメリカの女の子

鍵山優真(男子2位)
 「Take Five」♪ 黒シャツ。何人もの名選手が滑った曲で、ぐいぐいとスピードに乗ってジャンプを跳ぶ。ステップでリズムの取り方、ちょっとした目線や指先の使い方も、リンク内カメラだとよくわかる。
 終わってにこにことカメラに手を振った

カースティン・ムア-タワーズ/マイケル・マリナロ(カナダ・ペア6位)
 「I Lived」♪ ピンク系、黒。デススパイラルでリンク内カメラがすごく近くて、ちょっと怖いくらい 逆さに足と手を持って回転、片脚持ってぶんぶん、EXならでは。

ライラ・フィアー/ルイス・ギブソン(イギリス・アイスダンス7位)
 ディスコ・メドレー♪ 青系。得意のナンバー、カッコいい ツイズルもリフトもいいが、ディスコらしい振付が楽しすぎる

紀平梨花(女子7位)
 「Bepop and Lulu」♪ 黒短パン。意外とコケットな色気で小粋に踊る。もう18歳だからそんな表現も当然か

キーガン・メッシング(カナダ・男子6位)
 「1,2,3,4」♪ 赤黒チェックシャツにデニム。手拍子で盛り上げて始まり、3アクセル! 細かいステップ、フェンスにジャンプ、バレエジャンプ、バックフリップ 胸までついちゃうハイドロからリンクサイドに跳び上がってフィニッシュ。

アレクサンドラ・ボイコワ/ドミトリー・コズロフスキー(FSR・ペア3位)
 「My Way」♪ ピンク。ストリングスで優雅に、3サルコウ、片手上げツイスト、スロー3回転、リフトと競技並みの高レベル。男性の肩に片足を絡めてその場回転など、EX仕様の要素がいろいろ

マディソン・ハベル/ザカリー・ドナヒュー(アメリカ・アイスダンス2位)
 「Jealous」♪ 黒、白。離れて滑り出す。接写カメラでひたすら2人の世界に浸る。

エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(FSR・女子2位)
 「Shallow」レディ・ガガ&ブラッドリー・クーパー♪ グリーン系。歩くような動作から、2アクセルや3回転を跳び、スケーティングの技術をしっかり見せるプログラム。

羽生結弦(男子3位)
 「花は咲く」♪ オレンジ系、手に一輪の花を持って、中央に置く。スケートの一蹴り、手の動き一つまで、祈りに包まれている。
 夢のように美しい3アクセル、ステップの一つのような3回転。
 そっと花を胸に押し当てて、悲しみを越えたところに生まれる希望の空を見上げる。
 涙こぼれそう

アナスタシア・ミシナ/アレクサンドル・ガリアモフ(FSR・ペア1位)
 「Unchained Melody」♪ 黒の上に赤いショール、黒燕尾服。ショールを2人で持ったり、巻き付けたり。女性がキャッチフット、そのエッジをホールドしてぐるぐる。リフトは今日もアクロバティック。

アンナ・シェルバコワ(FSR・女子1位)
 「Everybody Wants To Rule The World」♪ 赤。熊のぬいぐるみを持って登場。ジャンプを跳んで上着を脱いで黒に。追っかけカメラの位置取りのせいか、ジャンプの迫力がいまいち ぬいぐるみを高々と掲げてフィニッシュ。
 「Happy Birthday」が流れて、ネイサン・チェンが花火付きケーキを持って登場一緒に笑顔で退場していった。

ヴィクトリア・シニツィナ/ニキータ・カツァラポフ(FSR・アイスダンス1位)
 「My  Way」♪ ピンク、黒。大きく離れたところから近づいてスタート。恋の駆け引きらしいプログラム、2人が違う動きをするところが多くて、かえって面白い。

ネイサン・チェン(アメリカ・男子1位)
 「Rocket  Man」♪ 黒T。スケーティングがきれいになったと感じた。ジャンプの好調さもそれがあるからだと思う。観客がいたら黄色い歓声に包まれただろう、ノリノリで踊ってバックフリップ

フィナーレ
 「A Sky Full Of Stars」コールドプレイ♪ 手に光るライトを持ってみんな登場。リフトやスピンを見せ、みんなで踊ったあとはリンク周りに散らばって終わる。
 一列に並んで、手はつながずに礼。密を避けるのでみんなで自撮りはなし。
 優勝選手だけ残って記念写真

 終わった・・・
 来季、オリンピックも世界選手権も、その他の大会も無事に開催されることを祈って

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世界フィギュアスケート選手権2021エキシビション(前半)

2021年03月28日 22時38分04秒 | スポーツ

 世界フィギュアスケート選手権2021、無事に競技が全て終わり、、、
 エキシビションを楽しもう。プログラム一覧はこちら
 リンクの中で滑りながら撮影するカメラが

<前半>
オープニング
 大会公式ソングのライブで、グループナンバー。

ニコライ・マヨロフ(スウェーデン・男子23位)
 「The Stroke」♪ 赤シャツに黒ベスト風でロックナンバー、カメラにずずっと寄っていく

彭程/金楊(中国・ペア5位)
 「My Drag」♪ 黒。なんか練習着っぽい 男性の頭を女性がつんつんから始まる、前に競技で使っていた曲。軽妙な雰囲気で余裕のスロー3サルコウを決めてくれた。

ヨセフィン・タリェガード(スウェーデン・女子15位)
 「Dancing Queen」「Take a Chance On Me」♪ 青の袖と足にフリル。やっぱりABBAでしょ 元気いっぱい、途中でそでのフリルが取れちゃった

ドノヴァン・カリーリョ(メキシコ・男子20位)
 「Cancion del Mariachi」「El Mariachi Loco」♪ グレーに白タイ。踊れるだけでなく、スケーティングがとてもきれいになった。

マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(アメリカ・アイスダンス4位)
 「These Boots Are Made For Walking」♪ 黒、女性は赤ブーツで男性はカウボーイハット。キュートでコケットなマディソン

坂本花織(女子6位)
 「JIN」♪ くノ一スタイルの黒。コケちゃったけど 決まるジャンプはデカい! 三味線の音がカッコいい。

ミハイル・コリヤダ(FSR・男子5位)
 「Une vie d'amour」シャルル・アズナヴール♪ 黒。ジャンプの正確さ、スケーティングの端正なこと、渋いシャンソンを切なく踊ってくれた。イワン・シュムラトコ(ウクライナ)がSPで使った曲。

シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ(イタリア・アイスダンス6位)
 「7+3」♪ 黒。イタリア語の曲で、しっとりと。カーブリフトで女性が思いっきりレイバック、それだけでも盛り上がる。

アレクサンドラ・トゥルソワ(FSR・女子3位)
 「Game of Survival」♪ 黒の袖にマントのような布をつけて登場。途中で投げ捨てて、今日も両手上げ4ルッツ(暗いので回転数はよくわからないけど)
 リンク内カメラがクリムキンイーグルにズームアップ

三浦璃来/木原龍一(ペア10位)
 「Million Reasons」レディ・ガガ♪ 青。ツイスト、スロー3サルコウ、リフト、デススパイラルと競技並みの水準でばっちり見せてくれた。つなぎのイーグルとか、股下くぐりとか、滑らか。
 2人が楽しそうに笑顔で滑っているのが何よりうれしい

パイパー・ギルス/ポール・ポワリエ(カナダ・アイスダンス3位)
 「The Man In The Wings」♪ 黒。しみじみする男性ボーカルで、切ないドラマを見るよう。競技と違うので、2人がしばらく離れたり、同じ動作を繰り返したり、表現がいっそう豊か。

カレン・チェン(アメリカ・女子4位)
 「Never Enough」♪ ライトブルー。今日も高いジャンプ、代名詞のスパイラルは一緒に滑るカメラでスピード感抜群。笑顔が素敵

モリシ・クヴィテラシヴィリ(ジョージア・男子14位)
 「Friend Like Me」(アラジン)♪ アンナ・シェルバコワがランプを持って一周、リンクの真ん中に置くと、全身紫の本人が登場、ジーニーだ ジャンプを下りて拍手要求 なりきって踊ってくれた。
 シェルバコワとは同じコーチに指導を受けるリンクメイトだから、協力してくれたのかな

 後半には鍵山優真、紀平梨花、羽生結弦が登場

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世界フィギュア2021エキシビション、プログラム一覧

2021年03月28日 21時34分44秒 | スポーツ

 Twitterに上げてくださった方、ありがとう


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このあとエキシビション

2021年03月28日 21時18分24秒 | スポーツ

 熱戦が終わった世界フィギュアスケート選手権2021、このあと9時半からエキシビション。出演するスケーターの一覧はこちら。


 日本からは、坂本花織、三浦璃来/木原龍一、鍵山優真、紀平梨花、羽生結弦が出演予定。

 鍵山優真くんの可愛すぎるシーン、Twitterでバズっているらしいのでリンクしておこう

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世界フィギュアスケート選手権2021アイスダンスFD

2021年03月28日 04時56分34秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2021アイスダンス・フリーダンスジャッジスコア)。

<G1>
アレクサンドラ・ナザロワ/マクシム・ニキティン(ウクライナ) RD:66.54(20) FD:100.80(18) 合計:167.34(20)
 「Prima Donna」「Apres La Pluie」「Steppe」♪ 白黒ボーダー。道化師風の可愛らしい振付がたくさん。背中に逆立ちするような姿勢のリフト、男性がしゃがみ込んで抱えるリフトなどユニーク。スライドは絡み合って背中が氷につきそう。
 観客がいたら、もっと盛り上がったんだろうな

エフゲニア・ロパレヴァ/ジェフリー・ブリソー(フランス) RD:66.80(19) FD:102.90(17) 合計:169.70(17)
 「Adagio for Tron」♪ 黒。「Allez!」と声援が送られる。少し重重しい曲だけど、演技全体に滑らか。イーグルの膝に乗せるストレートラインリフトから、肩に乗せるローテ―ショナルリフト。互いの足を絡めるスピン。
 この2人に合っている曲だった。

小松原美里/ティム・コレト(小松原尊) RD:68.02(18) FD:99.79(20) 合計:167.81(19)
 「Une histoire d'amour(ある愛の詩)」♪ ライトブルー。姿勢の美しいスピンで物語の世界に引き込む。背中に乗せるカーブリフト、今日は大きい! ツイズル、しっかり2人でレベル4。楽しい思い出を表現するコレオ、交差したりジャンプしたりが素敵
 滑りにスピード感があり、音楽との一体感があり。。。ステップでレベルの取りこぼしがあったか。。。

カタリナ・ミュラー/ティム・ディエク(ドイツ) RD:68.37(17) FD:99.96(19) 合計:168.33(18)
 「La Lettre」「Chanel (Rouge Coco)」「It's a Man's, Man's, Man's World」「It's a Man's World (The Best of Both Worlds) 」♪ 黒系、黒ジャケ。全体に安定感がある。力強い動きが多い感じ。1回転して曲げた膝に乗せるリフト、ツイズルにも1回転させてから入る。終わって満足そう。得点には肩をすくめる。

アデリナ・ガリャヴィエヴァ/ルイ・トロン(フランス) RD:69.99(16) FD:103.56(16) 合計:173.55(16)
 「Le Parfum」♪ 黒。引き寄せてぱっと離すなど、めりはりのある振付。腕を伸ばしてホールドするステーショナリーリフトは男性が片足になる。一度高く上がってから女性が滑るように下にくるコレオリフト。印象的な動きがたくさんあった。

<G2>
アリソン・リード/サウリウス・アンブルレヴィシウス(リトアニア) RD:71.29(15) FD:106.89(15) 合計:178.18(15)
 「Churchyard」「It Happened Quiet」「Soft Universe」♪ 黒から紫、黒。膝をついた背中に乗る姿勢から幻想的な女性ボーカルでスタート。ツイズルが重なるようにきれい。ローテ―ショナルリフトは女性が逆立ち姿勢。柔らかな動きから後半はシャープな動きになってスピードアップ。
 得点を見て抱き合って喜ぶ

マージョリー・ラジョワ/ザカリー・ラガ(カナダ) RD:72.00(14) FD:108.71(13) 合計:180.71(14)
 映画「ブルー 初めての空へ」♪ 赤に青、青に黄色の羽のイメージ。左手と左足をホールドしてぶん回すステーショナリーリフト。ブラジルが舞台の映画から取った曲なので、サンバやラテンのリズムで勢いがある。パーカッションでぐいぐい進むツイズルは迫力。

王詩玥(ワン・シーユエ Shiyue WANG)/柳鑫宇(リォウ・シンユー Xinyu LIU)(中国) RD:73.97(13) FD:108.93(12) 合計:182.90(13)
 「ブラックスワン」♪ 黒にストーン。ゆったりと大きく動くワンフットステップ、女性の片腕と片足を持って振り回すスピニングムーブメント、背中から上がって前へ出て片足の男性の膝に立つリフト。どれも迫力十分 ツイズルは女性が少しミスした感じだが、スライディングで男性の膝下をくぐってフィニッシュ、身長差がある2人ならでは。

サラ・ウルタド/キリル・ハリャーヴィン(スペイン) RD:74.26(12) FD:111.87(11) 合計:186.13(11)
 「Orobroy」「Puerta del Sol (live)」♪ 黒、オフホワイト。髪を短くして女性はがらっとイメージが変わった。スピードに乗ってぐいぐい進むツイズル。フラメンコのリズムでコレオシーケンス、さすがに本場のカッコよさ 片足に立つストレートラインリフトも良かった。

ケイトリン・ハワイエク/ジャン-ルック・ベイカー(アメリカ) RD:75.08(11) FD:113.43(9) 合計:188.51(9)
 「Heart of Glass (Crabtree Remix)」「First Movement」♪ 赤茶からグレー、黒。リズムダンスと打って変わってシリアスなムードで。スピードとシンクロぶりが見事なワンフットステップ、男性の片腕に女性がしがみつくようなローテ―ショナルリフト。ツイズルは2人の距離が近い カーブリフトの連続で軌跡が大きなS字を描く。
 こんなプログラムも滑りこなせるところを見せてきた。

<G3>
ティファニー・ザゴルスキ/ジョナサン・ゲレイロ(ロシアスケート連盟) RD:75.58(10) FD:112.87(10) 合計:188.45(10)
 「Survivor」♪ グレーに赤、黒に赤。後ろから肩を回ってイーグルの前に立つカーブリフト、背中に逆立ち姿勢で乗るストレートラインリフト、得意の技をばんばん繰り出す。このレベルになると、リフトから下りるときのちょっとした動きに工夫がある。
 僅差でトップに立てず。

ナタリア・カリゼク/マクシム・スポディリエフ(ポーランド) RD:76.12(9) FD:107.21(14) 合計:183.33(12)
 「Heart Cry」「Natural」♪ 黒、白シャツ。ストレートラインリフトのリフト中に女性を回転させる。女性の腰を後ろからホールドしたままニースライドで回転するスピニングムーブメントが面白い。女性は片手だけをホールドされ、男性の軸足に女性が足を絡ませる姿勢のステーショナリーリフトは独特

ライラ・フィアー/ルイス・ギブソン(イギリス) RD:77.42(8) FD:119.50(7) 合計:196.92(7)
 「Vogue」「Like A Prayer」♪ 黒にゴールド。スピード感命のカップル。ワンフットステップはリンクを大きく使えた。後ろから左肩に乗せながら男性がしゃがんでカーブリフト。男性が女性をまたぐようにしてそのまま片足でステーショナリーリフト、そのホールドのまま回転していくローテ―ショナルリフト、ほかにやっているカップルは見たことない。
 ベスト更新してトップに立つ。

ローレンス・フォルニエ・ボードリー/ニコライ・ソレンセン(カナダ) RD:77.87(7) FD:119.01(8) 合計:196.88(8)
 「A Call to Prayer」「The Last Kingdom」「Skogsraah」「ROOTS - The Return to the Inner Temple」♪ ワインカラーで露出多め、カーキのベスト。女性を逆さに抱えるストレートラインリフトから、そのまま肩に乗せて回転するローテ―ショナルリフト。ツイズルを揃えて、コレオシーケンスに入っていく流れがいい。男性が女性の腋の下をホールド、女性は男性の首と靴の上に手を置くステーショナリーリフトはなかなかアクロバティック。
 くるくると女性がポジションを変えるコレオリフトでフィニッシュ。

シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ(イタリア) RD:81.04(6) FD:124.06(6) 合計:205.20(6)
 「Atonement」「Little Sparrow」♪ 翡翠色、ベージュのシャツにサスペンダー。シームレス ツイズルは2人の距離がとても近くてコンパクト。そこから一気に大きくグライドしていくサーキュラーステップ。さりげなく男性が片足になってるステーショナリーリフトから、そのまま回転してローテ―ショナルリフト。フィアー/ギブソン組のとはまた違う見せ方。
 後半曲が盛り上がる中で、クライマックスのカーブリフト、片足を持って上げてからイーグルの膝で大きくアピールするポジション。終わって満足そうにガッツポーズ
 ベストに近い得点が出て嬉しそう。女性が何か男性をからかったらしく、男性が小突いていた(このカップルはリアルでカップル

<G4>
アレクサンドラ・ステパノワ/イワン・ブキン(ロシアスケート連盟) RD:83.02(5) FD:125.75(5) 合計:208.77(5)
 「Primavera」「Cry Me a River」♪ 黒。一切の齟齬がないツイズル、スピンの出では女性の回転を男性が止めて逆回転させて持ち上げる。男性が手を使わずに女性がすっと乗るストレートラインリフトから、下ろした瞬間にすぐ始めるローテ―ショナルリフト。得意のシット姿勢コレオツイズル、男性がしゃがんだ両膝の上に女性が座るステーショナリーリフト。
 なんだか、あっという間に終わってしまった

パイパー・ギルス/ポール・ポワリエ(カナダ) RD:83.37(4) FD:130.98(2) 合計:214.35(3)
 「Both Sides Now(青春の光と影)」ジョニ・ミッチェル♪ ワインカラーにメタリックな飾り。客席でキーガン・メッシングが大きな国旗を振っている。スピードに乗ったツイズル、つなぎの動きからすっと入るスピン。大きな軌跡のカーブリフト連続。コレオシーケンスではそれぞれ違う動きをしながら、バランスが取れている。
 終わるのが惜しい、、、と思うプログラム 得点を見て喜びのあまり叫んだ

マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(アメAリカ) RD:85.15(3) FD:127.54(4) 合計:212.69(4)
 「Yearning」「Sahara Nights」「Layali Al Sharq」♪ 特徴的なスピニングムーブメントから、こちらもカーブリフト連続。ポジション変化の複雑なこと! ツイズルはわずかに男性がふらついてレベル3止まり。コレオシーケンスのスネークダンスで盛り上がる。

 ここでギルス/ポワリエの表彰台が決まった。

マディソン・ハベル/ザカリー・ドナヒュー(アメリカ) RD:86.05(2) FD:128.66(3) 合計:214.71(2)
 「Hallelujah」「Pray Gently to the Light 」♪ ピンク、黒。ジャッジ前からしっとりとコレオシーケンスで始まる。ワンフットステップが終わりのツイズルまできれい。カーブリフト連続は流行っているようで
 わりと大柄な2人が大きくグライドして表現していくので、演技全体が雄大な感じがする。素敵なサーキュラーステップだったがレベル2はちょっと残念かな。
 凄い僅差でトップに立つ

ヴィクトリア・シニツィナ/ニキータ・カツァラポフ(ロシアスケート連盟) RD:88.15(1) FD:133.02(1) 合計:221.17(1)
 「I Giorni: Andante」/ドヴォルザーク「Songs My Mother Taught Me(我が母の教えたまいし歌)」♪ グレイッシュピンク、グレー。めちゃ速いツイズル、膝をついて滑りながらのストレートラインリフト。とにかく2人そろって凄いスピードなので、女性をちょっと持ち上げた瞬間にスロージャンプでもしそうな気がする
 2人肩を組んで微笑みながらジャッジに向かってくるところなど、クラシックの曲だがストーリー性も豊か。技術と表現、最高の水準で嚙み合っていた。
 得点を見た瞬間、男性が万歳 ベスト更新で文句なしの王者

 結果、優勝はシニツィナ/カツァラポフ、2位ハベル/ドナヒュー、3位ギルス/ポワリエ。表彰台の3組が違う国になった。4位チョック/ベイツ、5位ステパノワ/ブキン、6位ギニャール/ファブリ、7位フィアー/ギブソン、8位フォルニエ-ボードリー/ソレンセン、9位ハワイエク/ベイカー、10位ザゴルスキ―/ゲレイロ。
 日本の小松原美里/ティム・コレト(小松原尊)は19位。
 北京オリンピック出場枠は:
3枠:ロシアスケート連盟(1位・5位・10位) アメリカ(2位・4位・9位) カナダ(3位・8位・14位)
2枠:イタリア(6位・25位)
1+1枠:イタリア(6位・25位) イギリス(7位)
1枠:スペイン(11位) ポーランド(12位) 中国(13位) リトアニア(15位) フランス(16位・17位) ドイツ(18位) 日本(19位) ウクライナ(20位)
 ・・・枠、とったぞ~~~

 今頃はスウェーデンでサマータイムが始まっている。時差が7時間に変わる。
 というわけで、エキシビションは日本時間の21時半から

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世界フィギュアスケート選手権2021男子FS

2021年03月27日 23時49分42秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2021男子フリージャッジスコア)。

<G1>
アレクサンドル・セレフコ(エストニア) SP:70.74(24) FS:151.32(15) 合計:222.06(16)
 「ノートルダム・ド・パリ」♪ ノートルダム寺院の絵をプリントしたカットソー。冒頭に見事な4ルッツ 4回転予定のトウは3トウに。3アクセル+オイラー+3フリップも決まった。2本目のアクセルは2回転になったが2トウをつけ、サルコウを変更して3フリップ。
 予定と違うところはあったが、ミスはなし。盛り上がっていくステップの動きがよくレベル4。持てる技術と表現力を発揮できたいい演技が第1滑走から見られた

ドノヴァン・カリーリョ(メキシコ) SP:73.91(23) FS:130.87(19) 合計:204.78(20)
 「Perhaps, Perhaps, Perhaps(キサス・キサス・キサス)」/「Sway」マイケル・ブーブレ♪ 黒Vネックにストーンきらきら。笑顔を振りまきながら、3アクセル+3トウを決めて歓声があがる。3アクセル単独は少しステップアウト。3ルッツ+2トウ、後半3ルッツ+オイラー+2サルコウなんとか。イーグルからきれいに2アクセル。
 つなぎで見せるイナバウアー、リズミカルな動きで音楽を感じながらステップ。ラテン系の容貌とぴったりの曲で楽しませてくれた。

イワン・シュムラトコ(ウクライナ) SP:73.98(22) FS:130.19(20) 合計:204.17(21)
 「Cornerstone」♪ 赤白黒の幾何学模様。手を細かく震わせる振付でスタート。冒頭の4サルコウは乱れたが、3アクセル、3アクセル+2トウがきれいに決まる。3-3予定のフリップが2Fだけになったのが得点としては痛かったか。
 伴奏の細かいピアノの音を取りながら表現するステップでレベル4。膝をついて滑る動きを入れたコレオから、そのままキャメルスピン、回転速度を増して盛り上がる。イリュージョンやY字姿勢も入って、スピンも見応えがあった。

モリシ・クヴィテラシヴィリ(ジョージア) SP:74.66(21) FS:157.15(12) 合計:231.81(14)
 プッチーニ「トスカ」♪ 白シャツ。冒頭の4サルコウ+3トウは間にターンが入ったが大丈夫。3アクセル、4トウ+2トウが決まる。2本目の4トウは手をついたが着氷。3フリップ+オイラー+3サルコウ、頑張った。
 スピンに時間をかけてじっくり見せている。ニースライド(膝をついて滑る)からそのままキャメルに入るのは流行り?

ニコライ・マヨロフ(スウェーデン) SP:75.59(20) FS:117.20(23) 合計:192.79(23)
 「Samurai Theme」♪ 黒の着物風。登場前から大きな拍手。観客はいないはずなんだけど 和風の曲で(最初はたぶん「サユリ」)、高さのある4サルコウを決めて大歓声。3アクセル+2トウも決まったが、ルッツが2回転になって転倒。アクセルがパンクして1回転に。
 空手や殺陣の動きを織り交ぜたステップ、後半もう一度3アクセルに挑んだが転倒。さらにフリップやルッツもパンクで、、、ジャンプのリズムが狂ってしまった
 片手側転や高い空中キックなど、魅力いっぱいのコレオ。きっといいプログラムになる

金博洋(ジン・ボーヤン、Boyang JIN)(中国) SP:77.95(19) FS:121.20(22) 合計:199.15(22)
 「朝日のあたる家」♪ ライトグレーとダークグレー。まさかこの滑走順で滑るとは 4ルッツで高く跳び上がって歓声があがったが、転倒 4トウ+2トウ決まった しかし3アクセル転倒。2本目の4トウが3回転で開いてしまい、2本目の3アクセルはステップアウトしてコンビネーションにできず+REP。ジャンプが安定しない
 気持ちのこもったステップで惹きつけたが、、、金色のエッジが辛そうに見えた
 この時点で5位。SPより大きく順位を上げることは考えにくく、閻涵が12位以内に入らないと中国男子は1枠に減ることになるのか

<G2>
アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:78.05(18) FS:112.40(24) 合計:190.45(24)
 「パイレーツ・オブ・カリビアン」♪ 青ベスト。彼らしい選曲 4トウ転倒、次の4トウは着氷で弾かれそうになったが1トウをつけた。3ルッツ、3ループと丁寧に決める。
 ちょこまかと細かく足を動かすことが多いが、それでリズムを作るらしい。ステップは曲の雰囲気に合わせて大きく動いていた。3アクセル2本とも転倒、コレオは剣で戦っている様子を表現。
 スピンもレベルが取り切れず、疲れた顔でフィニッシュ。

ルーカス・ブリツィギ(スイス) SP:78.27(17) FS:147.28(16) 合計:225.55(15)
 「Hallelujah I Love Her So」「Hard Times」レイ・チャールズ/「Soda Pop」レイ・チャールズ、ロビー・ウィリアムズ♪  白シャツにサスペンダー。少し緊張した顔で始まったが、4トウがびしっと決まる。3アクセル+2トウがはいり、3ルッツ+2トウは少しこらえた。
 曲がスローに変わった瞬間、がらりと雰囲気を変えて柔らかに。その中で3アクセルがきれいに入る。また曲が変わると見ている人を煽りながらファンキーに動き出し、活き活きとステップ。コレオも楽しい
 終わってガッツポーズ、得点に笑顔が止まらない

コンスタンティン・ミリュコフ(ベラルーシ) SP:78.86(16) FS:142.47(17) 合計:221.33(17)
 「ピアノ・レッスン」映画「ZOO」より「Time Lapse」♪ グレー。冒頭のサルコウは高さがあったので4回転?と思ったが3回転だった。3アクセルは回りすぎそうになったのを巧く抑える。ごく自然に流れながらステップに入っていくのがいい。
 曲が変わるところでストップ、がらりと雰囲気を変えて滑り出し、3アクセル+2トウを下りてツイズルへ。ドーナツスピンの姿勢がきれいだ。
 セカンド3トウを跳ぶ前に、エッジに乗り直すところが見られた。女子のリャボワ(アゼルバイジャン)ほど目立たないので、問題にするほどではないのかな。
 表現の中に技術が溶け込んでいて、作品として心に残った

ダニエル・グラスル(イタリア) SP:79.43(15) FS:163.38(10) 合計:242.81(12)
 「ジョーカー」♪ 白に黄緑ベスト。4ルッツは前かがみになってやっと立つ着氷になったが、4フリップ、4ループと完璧 苦悩するような表情のコレオから、そのままの流れで3アクセル+オイラー+3サルコウを下りてイーグルへ。3ルッツ+3トウ、3フリップ+3トウ。
 スピンの後で肩のボタンをはずすと衣装が変わった 最後の3ルッツを下りるとガッツポーズ。特徴的なポジションのスピンでも魅せてくれた。

デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:81.22(14) FS:131.83(18) 合計:213.05(18)
 プロコフィエフ「ロミオとジュリエット」♪ ベージュ。前髪を後ろで結んでいる。4サルコウに挑んだが転倒。3アクセル+2トウ決まり、3アクセル単独は両手をついた。シットスピンのフライングが高い
 後半3フリップに転倒があったが、3ルッツ+オイラー+3サルコウは頑張る。大きくなった体とまだ折り合いがついていないような気がするが、これから調整していけるだろう。
 師匠仕込みのスピンはそれだけでこの選手を見る価値がある。

ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:81.43(13) FS:129.30(21) 合計:210.73(19)
 「Summer of '69」「Run to You」「Heaven」「You Belong to Me」ブライアン・アダムス♪ 白T黒ベスト。ノリのいいロック系で4サルコウ、なかなか成功してないが、、、今回も転倒。3アクセルが入り、3フリップ+2トウまではよかったが、次のフリップや後半のルッツ、ループと回転が抜けていった。
 余韻を見せるようなイーグルなどを組み込んだステップでレベル4、軽快なコレオで終盤楽しませてくれたが、リンクを出るとき痛そうにしていた。転倒で痛めたのかな
 チェコは今大会2枠あったが、ミニマムテクニカルスコアをクリアする選手がおらず、もう1人エントリーすることができなかった。北京オリンピックも彼が出場することになるのかな

<G3>
閻涵(イエン・ハン、Han YAN)(中国) SP:81.52(12) FS:153.79(14) 合計:235.31(13)
 「ラ・ラ・ランド」♪ ブルーグレー。声援を送る仲間たちに笑顔を見せ、ズボンのポケットに手を突っ込んで滑り出す。滑らかに空中を舞う3アクセル+3トウ。3ルッツ+2トウ+2ループ、3フリップ+2トウときれい
 映画のシーンを再現するように踊るコレオから、すっと流れで入る3サルコウ。3ルッツの転倒が惜しい。
 滑りの中で見られるムーブメントそのものが、とにかく魅力的。音楽の世界を滑りそのもので表現してくれる選手が、中国から出たことに感動。

マッテオ・リッツォ(イタリア) SP:83.30(11) FS:162.07(11) 合計:245.37(11)
 「グレイテスト・ショーマン」♪ 赤の軍服風。シャープな回転で4トウ+2トウ、少し乱れたが下りる。2本目の4トウがきれいに決まった。4ループは予定に入れていたが3ループに。
 彼のキャメルスピンの姿勢、けっこう好き 後半3アクセル+オイラー+3サルコウが鮮やか! 単独3アクセルは転倒したが、3ルッツ+2アクセルを決めると大きく両手を上げた。
 激しく動くステップでどんどん盛り上がり、フィニッシュすると応援団に向かって指♡。

エフゲニー・セメネンコ(ロシアスケート連盟) SP:86.86(10) FS:171.59(7) 合計:258.45(8)
 「ノートルダム・ド・パリ」♪ 赤とグレー。4トウ、4サルコウと淀みなく、3アクセル+3トウ頑張る。スピンの後に衣装が変わって全部赤に
 3アクセルからきれいなイーグル、3フリップ+オイラー+3サルコウ、3ループ+2アクセルとジャンプはノーミス。
 大きなイーグルからイナバウアーのコレオ、曲の盛り上がりと共によく動いたステップでレベル4。強豪選手がたくさんいるロシアから、この大会に派遣されただけのことはある

ケヴィン・エイモズ(フランス) SP:88.24(9) FS:166.28(9) 合計:254.52(9)
 「Lighthouse」♪ 青。4トウ+3トウ、4トウと入った 前に足を上げるスパイラル姿勢からの3アクセルはステップアウトしたが、2本目の3アクセルに2トウをつけた。3ルッツ+オイラー+3サルコウ、きれいに入る。
 訴えかけるようなイーグルから、片手を氷についてのハイドロ。最後のステップは、アイスダンス選手が一人で滑っているかと思うほど、美しい軌跡。

チャ・ジュンファン(韓国) SP:91.15(8) FS:154.84(13) 合計:245.99(10)
 「The Fire Within」♪ ベージュ系。紀平梨花がショートで使っている曲。4トウはやめて3フリップにした。ジュニア時代から跳んでいる4サルコウ、問題なし。
 丁寧なステップでレベル4、3アクセル+2トウで惜しい転倒 少しディレイ回転のせいか。
 大きなカーブを描くイナバウアー、スパイラルなどのコレオは美しい。

ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:91.25(7) FS:170.92(8) 合計:262.17(7)
 「Slaughter on Tenth Avenue」♪ 赤紫。ついに4サルコウ着氷 高い3アクセル+片手上げ2トウ、単独3アクセルは少し体重が後ろにかかったが大丈夫。イナバウアーをじっくり見せてそのまま3フリップ+2トウ
 後半3ルッツ+オイラー+3サルコウをしっかり決めると、あとは得意のスピンとステップ。バレエジャンプ、足を横から後ろに上げるスパイラル、ニースライドからそのままキャメルスピンへ。
 全ての動きが意味を持っていて、表現したいものがある。

<G4>
宇野昌磨 SP:92.62(6) FS:184.82(3) 合計:277.44(4)
 「Dancing On My Own」「Your Last Kiss」♪ 青に切り込み模様。4サルコウ、「ちょっと両足着氷かも」と解説・本田武史さん。4フリップはしっかり、4トウはステップアウト。3アクセルは軸が傾いたがこけずに着氷した。2本目の4トウ+2トウ、3サルコウ+3トウ、さらに3アクセル+オイラー+3フリップを決めたのは偉い
 やはり彼のステップは引き付けるものがある。クリムキンイーグルも見せ、スピンのレベルも4を揃えた。
 終わってコーチのほうを見て小さくガッツポーズ。手ごたえありの演技

キーガン・メッシング(カナダ) SP:93.51(5) FS:176.75(6) 合計:270.26(6)
 「November Rain」ガンズ・アンド・ローゼズ♪ 黒。実況アナが「あっという間にジャンプ」と言うとおり、始まってすぐ4トウ+2トウ、膝を深く曲げて柔らかく使う“猫”着氷。単独4トウ、3アクセル+オイラー+3サルコウも入る。フライングシットスピンに入るフライングが高々と宙に舞う。
 3ルッツ+3トウ、傾いたが頑張る。最後のフリップは2回転になったが、力強いステップ、高いバレエジャンプに雄大なイーグルに頬を氷につけるほどのハイドロブレーディングのコレオ。
 力をほぼ出しきれて、充実の表情。ベストも更新

ミハイル・コリヤダ(ロシアスケート連盟) SP:93.52(4) FS:178.52(5) 合計:272.04(5)
 映画「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」より「ヌレエフ」♪ グレー。目の覚めるような4トウ+2トウ、4トウと続けた。3アクセル+2トウ入り、3ルッツ+オイラー+3サルコウは片手をついたが頑張る。3アクセル単独で転倒したが、3フリップ、3ループと立て直す。
 バレエの動きを随所に織り込んでいて、曲の世界を表現している。その辺りはさすがロシア
 2位につけて、最終5位以内確定。すなわち、ロシアスケート連盟2+1枠確定。

ネイサン・チェン(アメリカ) SP:98.85(3) FS:222.03(1) 合計:320.88(1)
 フィリップ・グラス・メドレー♪ 黒。4ルッツ、4フリップ+3トウ、高さと安定感が半端ない。敢えて3つ目に3ルッツ、4サルコウもスムーズ。ステップはきれいにエッジに乗り、余韻を見せながら。
 後半に4トウ+オイラー+3フリップ、4トウ+3トウ、最後の3アクセルまで、失敗しそうな部分が一切なかった。
 ジャンプを終えた瞬間、感情を爆発させてコレオシークエンスに。今日のネイサンはゾーンに入っていた。凄い

鍵山優真 SP:100.96(2) FS:190.81(2) 合計:291.77(2)
 「アバター」♪ 深緑のつなぎ。全日本のフリーよりは落ち着いた顔でスタート。4サルコウ、4トウ+3トウ、4トウと前半のジャンプどれも鮮やか 滑らかにしっとりとコレオ。3アクセル+オイラー+3サルコウ頑張り、3ルッツ+3ループはステップアウトしたが片足で立てた。最後の3アクセルのステップアウトは惜しい。
 ふわっと雲の上を流れていくようなスケーティングで、ネイサン・チェンとはまた違うフィギュアスケートの世界。新しい才能を世界に知らしめる。
 得点を見て万歳しながら跳び上がった 初出場の17歳、表彰台を確定

羽生結弦 SP:106.98(1) FS:182.20(4) 合計:289.18(3)
 「天と地と」♪ 空色に緑やピンクをあしらい、金の飾り。がしっと腕を顔の前で組んでスタート。冒頭の4ループは片手をついた。4サルコウでステップアウト。3アクセルもステップアウト、ちょっと安定しない、、、それでも直後の3ループはうまく決める。
 美しい琴の音とシンクロするステップから、後半4トウ+3トウ、4トウ+オイラー+3サルコウ下りてすぐのポーズがカッコいい。最後の3アクセルでステップアウト、コンビネーションにできず+REPとなった。
 イナバウアー、ハイドロブレーディングのコレオ、その世界観を伝える美しいムーブメント。
 今日は全体に体が重かったような感じ。得点を見て立ち上がるときの悔しそうな顔、、、また火がついたに違いない それを来季につなげていくだろう。

 結果、ネイサン・チェンが3連覇、2位鍵山優真、3位羽生結弦。4位宇野昌磨、5位コリヤダ、6位メッシング、7位ブラウン、8位セメネンコ、9位エイモズ、10位チャ・ジュンファン。
 北京オリンピック出場枠は:
3枠:日本(2位・3位・4位)
2+1枠:アメリカ(1位・7位・25位) ロシアスケート連盟(5位・8位)
2枠:イタリア(11位・12位)
1+1枠:カナダ(7位) フランス(9位) 韓国(10位)
1枠:中国(13位・22位) ジョージア(14位)スイス(15位) エストニア(16位) ベラルーシ(17位) ラトビア(18位) チェコ(19位) メキシコ(20位) ウクライナ(21位) スウェーデン(23位) イスラエル(24位)
 ・・・フリーに進んだ選手の成績では23枠までしか埋まらない。フリーに進めなかった26位ドイツまで認めるのか、1枠をネーベルホルン杯に回すのか。発表を待とう。

 オリンピック出場枠がかかる大会は、やっぱり何か違う。みんな何としても順位を確保したい!という気持ちが伝わってきた。
 このあとはアイスダンス・フリー。美里&尊、頑張って

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世界フィギュアスケート選手権2021女子FS

2021年03月27日 06時56分17秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2021女子フリージャッジスコア)。

<G1>
リンゼイ・ヴァン・ズンデルト(オランダ) SP:57.72(24) FS:116.78(15) 合計:174.50(16)
 「Tanguera」「Come What May」♪ 赤、右は肩から指先まで覆い、左は肩から出ているデザイン。3ルッツ+両手上げ2トウ、3ループ+2アクセル、3サルコウ+2トウ+2ループなど、ジャンプにほぼミスなし。スケーティングに癖がなく、素直な感じがいい。
 ベスト大幅更新に笑顔のキス&クライ

ナターシャ・マッケイ(イギリス) SP:58.15(23) FS:95.31(23) 合計:153.46(23)
 「Five Years」「Best Friend」「The Investigator」♪ 黒系。3ループ+2トウを決め、高い単独3サルコウ、3サルコウ+2トウ+2ループが入った。アクセルがほどけてしまい 後半はなんとか2アクセルを跳んだが両手をつく。
 ステップの間、しっかりジャッジのほうを見て一生懸命アピールしていた。

陳虹儀(チェン・ホンイー、Hongyi CHEN)(中国) SP:58.81(22) FS:103.98(21) 合計:162.79(21)
 「I Have the Strength to Fly」♪ 水色に青の模様。最初に予定していたルッツからのコンビネーションは単独にしてまとめる。3トウ+3トウ下りて、3ループにオイラー+両手上げ2サルコウをつけたが、あまりきれいに入らず。後半2本目の2アクセルで転倒してしまった。
 本来のきれいな体の線を活かしきれてない感じのプログラムで、ちょっともったいない気がした。

エリシュカ・ブレジノヴァ(チェコ) SP:58.81(21) FS:96.33(22) 合計:155.14(22)
 「ラ・ラ・ランド」♪ レモンイエロー。3フリップ、2アクセル+3トウと出だしは良かったが、3ループで転倒。その後はルッツもサルコウも2回転になり、疲れが見えてしまった。最後のスピンも曲にかなり遅れて終わった。

ニコル・ショット(ドイツ) SP:59.09(20) FS:113.71(17) 合計:172.80(18)
 ヴィヴァルディ「四季」より「冬」♪ グレー。落ち着いた雰囲気で滑り出し、3フリップでオーバーターンしたが3トウをつける。3ループには2ループでなく片手上げ2トウをつけた。後半3サルコウ+2トウ、2ループもつける予定だったが無理せずまとめる。
 ステップの体の動きはよかったが、コレオシークエンスはあまり特徴がなかったかな 得点に頷いていた。

エヴァ-ロッタ・キーブス(エストニア) SP:59.65(19) FS:121.82(12) 合計:181.47(14)
 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」♪ 青。シャープな線の滑りで、2アクセル+3トウを下りる。3フリップ+オイラー+3サルコウ、片手上げ3ルッツと決まった。3フリップからレイバックスピンへの流れがいい。
 短めのイーグルをつなげるコレオは、あんまり情熱的じゃないような 片手上げ3ルッツ+両手上げ2トウを後半に決めたが、イーグルからのアクセルが1回転になってしまった。
 足を踏み鳴らすような独特の動きを織り交ぜたステップ、この曲を聴くと浅田真央のソチ五輪を思い出してしまう
 なんだかんだいって、自己ベストに近い点まで持ってきた。

<G2>
アリーナ・ウルシャゼ(ジョージア) SP:59.89(18) FS:109.12(20) 合計:169.01(20)
 「Non, je ne regrette rien」「The 9th Hour」「Milord」♪ 黒系。3フリップ+両手上げ3トウがこらえきれず転倒。しかし両手上げ3ルッツ、両手上げ3ループ、2アクセル+オイラー+両手上げ3サルコウと立て続けに決めてきた。
 ゆったりとスパイラル連続のコレオから3フリップ、足を高く上げてから2アクセルを下りてスプリットジャンプ。
 シャンソン、シリアスな曲、また軽妙なシャンソンと3部構成のプログラム。

アレクサンドラ・フェイギン(ブルガリア) SP:59.97(17) FS:113.55(18) 合計:173.52(17)
 「Moonlight」「月光」♪ 黒系。コーチは元ロシア代表のアンドレイ・ルタイ。細い体で軸の細いジャンプを跳ぶ。3ルッツ+3トウ、2アクセル+3トウ、ルッツはやめて3ループ。3ループ+2トウ+2ループも入った。
 曲が激しくなるところで細かい動きのステップ。まっすぐ立っている状態で滑っている時間が長く、上半身の表現はまだこれからだけど、ノーミスで終わってガッツポーズ

宮原知子 SP:59.99(16) FS:112.31(19) 合計:172.30(19)
 プッチーニ「トスカ」♪ 左肩を出したワインカラー。滑り出した瞬間にその足元の美しさに引き込まれる。3ルッツ+3トウで転倒、ループ、ルッツが2回転に、3サルコウで転倒、、、いちいち悔しい
 しかし3フリップ+2トウ+2ループ、得意の2アクセル+3トウを決めてみせた。大きなスパイラルからのコレオ、激しい情熱を込めたステップ、誰より美しいレイバックスピン。所作一つ一つが語る物語。
 あなたの美しさは、誰にも奪えない。

ヨセフィン・タリェガード(スウェーデン) SP:61.58(15) FS:116.52(16) 合計:178.10(15)
 「ジョーカー」「Rock and Roll Part 2」♪ 紫。地元の声援を受けて登場。3フリップを決めると、3トウ+2トウ+2ループ、単独3トウ、3サルコウ+2トウ、、、得意なジャンプをルールの許す限り詰め込んだプログラム。後半の2アクセルは2本とも単独にした。
 ジャンプを下りるたびにドヤ顔 コレオではノリノリの振付で歓声があがる。ステップもしっかりレベル4を取って、地元開催・初出場を最高の演技で飾った
 ベスト大幅更新に拍手して喜ぶ。

イェンニ・サリネン(フィンランド) SP:63.54(14) FS:83.00(24) 合計:146.54(24)
 Oriental Selection♪ 黒。中東風の曲のメドレーで滑る。3フリップはダイナミックにきまったが、3サルコウ転倒。3トウ+2トウ+1トウはまとめたが、後半3トウ、3サルコウと転倒が続き、しまいにステップの途中でも転倒
 転倒で体力を奪われて、どんどん動きが重くなってしまった。なんかショートと別人

エカテリーナ・リャボワ(アゼルバイジャン) SP:64.11(13) FS:125.35(10) 合計:189.46(12)
 「ゴッドファーザー」♪ 水色・青・黒。手を上げて跳ぶのが多い選手。片手上げ3ルッツ+3トウ、両手上げ3ループ、両手上げ3フリップ。後半2アクセル+3トウ+2トウ、両手上げ3ルッツ+2トウとジャンプ好調。
 ではあるのだが、、、コンビネーションを跳ぶとき、下りたエッジの上で体重を乗せ直すような間がある。前に岡部由起子さんが指摘していて、特にルール違反ではないけれど、望ましいわけではないのでは、、、
 スピンのレベルも取れるし、基礎はしっかりしていると思う。

<G3>
アレクサンドラ・トゥルソワ(ロシアスケート連盟) SP:64.82(12) FS:152.38(1) 合計:217.20(3)
 「ロミオとジュリエット」♪ 黒、裾に赤紫。いきなり両手上げ4フリップ! 4サルコウ転倒、でも両手上げ4ルッツ+3トウ 2アクセルはジャンプに見えない
 後半4ルッツ転倒、4トウは「回転が足りません」(解説・荒川静香さん)、でも+オイラー+3サルコウ。
 ひたすらジャンプを跳ぶプログラム。ほかの部分は、普通にしか見えない。

オルガ・ミクティナ(オーストリア) SP:67.18(11) FS:131.59(7) 合計:198.77(8)
 「Primavera」「Experience」♪ 暗めの赤。トゥルソワと比べると女子選手らしさになんか安心する 3ルッツ+3トウから入り、アクセルが1回転になったが慌てずオイラー+3サルコウをつける。2本目の3ルッツが無効になったのは、3フリップ予定で跳んだジャンプが3ルッツとされたのか。
 ステップでレベル4、コンビネーションスピンにはイリュージョンも入った。自己ベスト更新に笑顔

ロエナ・ヘンドリクス(ベルギー) SP:67.28(10) FS:141.16(4) 合計:208.44(5)
 「Fever」歌:ビヨンセ♪ 黒。体の動きがしなやか! 両手上げ3ルッツ+3トウが入ると、2アクセル、両手上げ3フリップ、両手上げ3ルッツとがんがん決まる。
 ステップも一歩がよく伸びて気持ちいい。3フリップ+2トウ+2ループ全部両手上げ、2アクセル+2ループ、最後の3サルコウまでジャンプ完璧
 両腕をぴんと伸ばすビールマンスピン、スパイラルにレイバックイナバウアーのコレオ。筋肉が美しくて、見ていて元気になる。
 ベスト大幅更新に大喜び

マデリン・スキザス(カナダ) SP:68.77(9) FS:117.01(14) 合計:185.78(13)
 「I Will Wait For You」♪ ピンク。右回りジャンプの選手。冒頭の3-3予定は3ルッツ+2トウに。3フリップ、2アクセル+3トウ頑張る。サルコウが2回転になり、3ループでこらえて単独になった。しかし2本目の3ループ予定を3トウ+2トウ+2ループにして、一番いいリカバリーをしてきた
 まだジャンプの前に待つのが長めで、表現も部分的だが、これから伸びそう。

イ・ヘイン(韓国) SP:68.94(8) FS:124.50(11) 合計:193.44(10)
 「ブラックスワン」♪ 黒系。まだ15歳 3ルッツ+3トウは惜しい転倒だったが、2アクセル、3ループ、3フリップとしっかり下りる。後半2アクセル+3トウ、3ルッツ+2トウ+2ループ、コレオの後に3サルコウと、まんべんなくジャンプを配置しているのはいい構成。
 やや詰まった着氷になったせいか、速報画面の黄色表示(審議)がいくつもついていて、、、。やはり回転不足があった。しかし足さばきがきれいなステップはレベル4で、スパイラルやイナバウアーのコレオらしいコレオと表現も豊か。

ブレイディ・テネル(アメリカ) SP:69.87(7) FS:127.94(8) 合計:197.81(9)
 「サラエボ」「Dawn of Faith」♪ オフホワイトにぼかした紺。3ルッツ+3トウ、頑張った。3ループは下りてイーグル。スパイラルからイナバウアーのコレオ、自然な流れで3サルコウにつながる。キャメルスピンの姿勢がきれい。
 後半3-3予定が3ルッツ+2トウになり、3連続予定は単独の3フリップになった。「少し疲れてきましたね」(解説・荒川静香さん)。ステップでレベル4が取れても、回転不足は響く

<G4>
坂本花織 SP:70.38(6) FS:137.42(5) 合計:207.80(6)
 「マトリックス」♪ 黒に緑のストーン。力強い2アクセルから、3フリップでオーバーターンしたがうまく3トウをつけられた。3ルッツ、3サルコウと落ち着いている。後半2アクセル+3トウ+片手上げ2トウ、3フリップ+片手上げ2トウとスピードも流れもあって素晴らしい
 大きくのけぞるポーズからぐいぐいと膝曲げイーグルでジャッジにアピール、ジャッジ席をなで斬りスパイラル、花織ちゃんの真骨頂。
 終わって緊張から解き放たれる。得点には渋い顔。

キム・イェリム(韓国) SP:73.63(5) FS:118.15(13) 合計:191.78(11)
 「ある愛の詩」♪ ブルーグレー。美しい両手上げ3ルッツ+3トウが決まっていいスタート、と思ったら2アクセルでステップアウト。くるくるとターンからの3ループがきれい。柔らかな表現のコレオ。
 3ルッツ、3サルコウと転倒が2回。2アクセル+2トウ+2ループ頑張っただけに、立て直し切れなかったのが残念。スピンは荒川さんに褒められていた。

カレン・チェン(アメリカ) SP:74.40(4) FS:134.23(6) 合計:208.63(4)
 「Butterfly Lovers Concerto(梁山泊と祝英台)」♪ 藤色にカラーストーン。2アクセル+3トウ、高さのある3ルッツと強いジャンプが戻ってきた。ループはくるくるっとターンからきれいに跳ぶ。3ルッツ+片手上げ2トウ+2ループが後半に入る。
 代名詞のダイナミックなスパイラル、スピードにのったイナバウアー、さらに前に足を上げるスパイラルのコレオ、これだけでも見る価値がある 終盤に3ループ+片手上げ2トウまで決め、余韻を残しながらビールマンスピン。
 終わって喜びのあまり頭を抱えた

エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(ロシアスケート連盟) SP:78.86(3) FS:141.60(3) 合計:220.46(3)
 「ねじまき鳥クロニクル」♪ 黒、背中に「愛」の切り込み。3アクセル+2トウ、少しオーバーターンしたか。2本目の3アクセルの高いこと! 3フリップで手をついてこらえきれずに転倒。2アクセル+オイラー+3サルコウを決め、2本目の3ルッツは単独に。
 コレオのアピール力、妖艶な魅力。片手ビールマンスピンもカッコいい。高得点でトップに立ち、メダル確定でうれし涙

紀平梨花 SP:79.08(2) FS:126.62(9) 合計:205.70(7)
 「Baby, God Bless You」♪ ラベンダー色。6分間練習で4回転や3アクセルを跳んでいないという話で、調子がよくなかったんだろう。冒頭は2アクセルにして、次に3アクセルに挑んだが転倒。3フリップ+オイラー+3サルコウ、3ループとまとめる。
 後半2アクセル+3トウ、3フリップ+片手上げ2トウときれいに入れる。最後のルッツが途中で開いてしまった
 ピアノの美しい音と一体になるステップなど、表現だけでも見ていたい。

アンナ・シェルバコワ(ロシアスケート連盟) SP:81.00(1) FS:152.17(2) 合計:233.17(1)
 「Morning Passages」「The Home of Dark Butterflies」「Beethoven's Five Secrets」♪ ピンク、グレー、クリーム。こちらも本調子ではなかったようで、、、冒頭の4フリップは転倒。もう4回転は跳ばず、両手上げ3フリップ+3トウ、両手上げ2アクセル、両手上げ3フリップ+オイラー+3サルコウ。最後のジャンプで3ルッツ+3ループを跳んできたのは凄い
 状況を見ながら最善の手が打てる調整力、これは強い

 結果、優勝はシェルバコワ、2位トゥクタミシェワ、3位トゥルソワ、なんだかんだ言ってロシアスケート連盟が表彰台を独占
 4位チェン、5位ヘンドリクス、6位坂本、7位紀平。8位にミクティナ、9位テネル、10位イ・ヘイン。
 日本は6位と7位で3枠確定 アメリカも4位と9位で2+1枠、五輪最終予選に1人出場できる。北京オリンピック出場枠は:
3枠:ロシアスケート連盟(1位・2位・3位) 日本(6位・7位・19位)
2+1枠:アメリカ(4位・9位)
2枠:韓国(10位・11位)
1+1枠:ベルギー(5位) オーストリア(8位)
1枠:アゼルバイジャン カナダ エストニア スウェーデン オランダ ブルガリア ドイツ ジョージア 中国 チェコ イギリス フィンランド
 結局、フリーに進めたかどうかが明暗を分けているようだ

 いろいろドラマがある大会。今夜の男子はどうなるだろうか。そしてアイスダンス、五輪出場枠獲得できるか。
 ベストの演技ができますように

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世界フィギュアスケート選手権2021アイスダンスRD

2021年03月27日 00時26分34秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2021アイスダンス・リズムダンスジャッジスコア)。

<G1>
エカテリーナ・クズネツォワ/オレクサンドル・コロソフスキー(アゼルバイジャン) RD:46.19(30)
 「スウィート・チャリティ」♪ ワインカラーと黒。まだ組んで1年にならない若いカップル。ツイズルは最初少しずれたが後半うまく合わせた。そろって背が高いせいか、突っ立っている姿勢のような気がする スピード感ももう一息かな。

ユリア・ザータ/バーク・アカリン(トルコ) RD:52.21(27)
 「マスク」♪ 黒、白シャツにサスペンダー。村元哉中/高橋大輔組が使った曲。最初にフィンステップ、村元/高橋のほうが上手かも ツイズルはとても丁寧に合わせた。前から上がって背中を通って前へ戻るローテ―ショナルリフト、元気の良さはある。 

ヴィクトリア・セメンジュク/イリヤ・ユキムク(ベラルーシ) RD:51.15(28)
 「ファニー・フェイス」より「S'Wonderful 」♪ 黒、白シャツに黒ベスト。ツイズルで男性がすこしふらついた。フィンステップはずれが?と思ったらキーポイントでYesが取れず 一歩の伸びと流れはある。女性の長めのスカートが翻ってきれい

シーラ・イチロフ/ローラン・アベカシス(イスラエル) RD:55.57(26)
 「Sherry」♪ 青、グレー。全体に動きがシャープ。ツイズルはそれほどスピードはないがシンクロばっちり、フィンステップもまあまあ。ミッドラインステップの中で男性と女性のツイズルのタイミングがすこしずれたが、大きなミスはなし。
 ポップな曲で楽しいムードで通せた

<G2>
チェルシー・ヴェラエ/シェリム・ヴァン・ゲフェン(オランダ) RD:50.79(29)
 「紳士は金髪がお好き」より「Diamonds are a Girl's Best Friend」♪ 濃いピンク、燕尾服風。おっとりした雰囲気。ツイズルはレベル4を揃えたが、回転はあんまり速くなかった フィンステップは軽い感じ。男性の右肩に女性を乗せるローテ―ショナルリフト。
 この曲にしては真面目な踊り方だったかな

ミーナ・ズドラフコヴァ/クリストファー・M. デーヴィス(ブルガリア) RD:45.28(31)
 「シカゴ」♪ 黒。ゆったりと大きくリンクを使う、ほぼノータッチのミッドラインステップから。そろってニースライドからツイズルに入った。フィンステップはキーポイント全く取れず 横抱きのステーショナリーリフトは良かったけど。

カロリーナ・モスケーニ/フランチェスコ・フィオレッティ(イタリア) RD:60.60(25)
 「ラ・ラ・ランド」♪ 赤、黒スーツ。しっとり系の曲でスタート、ツイズルでわずかに男性がバランスを崩した。フィンステップ、ちょっとはらはらするところがあったけどキーポイントは3つ取れている。原曲はもっとテンポが速いので、ちょっと違和感があった。
 ローテ―ショナルリフトは女性の太腿の上のほうを抱えるタイプ。コーチのフーザル・ポリさんは満足そう。

アンナ・ヤノフスカヤ/アダム・ルカス(ハンガリー) RD:62.78(23)
 「グリース」♪ 黒にピンクの水玉スカート、革ジャン風。フォトジェニックなストレートラインリフトから。ツイズルは1つ目と2つ目の間のつなぎにも工夫があって、きれいにまとまった。スローパートでのびやかなミッドラインステップ、テンポが変わってフィンステップとめりはりがある。男性が一瞬バランスを崩しそうになったので、レベル3だけどGOEがマイナスになってしまった。
 全体としてはこの曲らしい、楽しいプログラム

<G3>
エフゲニア・ロパレヴァ/ジェフリー・ブリソー(フランス) RD:66.80(19)
 「キス・ミー・ケイト」♪ 赤、白シャツに黒ベスト。スピード感のあるツイズルで一気に盛り上がる。チョック/ベイツ(アメリカ)と同じ曲でフィンステップ、負けずに(?!)レベル4獲得、かなり上手い 終わりに女性を1回転させてパターンダンスステップに入る。
 後半の曲は同じ曲でジャズアレンジ、カッコいい 男性の顎を女性の手でキャッチするフィニッシュ、可愛い

ユーリア・トゥルッキラ/マティアス・ヴェルスルイス(フィンランド) RD:64.59(21)
 「Thoroughly Modern Millie」♪ レモンイエロー、黒。スタイルのいい北欧美女で、どの動きも映える 横から見てぴったり重なって見えたツイズルで高得点。フィンステップ、パターンダンスステップもいい感じ。タップダンスの音に合わせて軽快なミッドラインステップ。
 最期のローテ―ショナルリフト、肩の上のほうに乗ったときにちゃんとポーズを決められず、とりあえず前に抱え直した感じになってしまった

アレクサンドラ・ナザロワ/マクシム・ニキティン(ウクライナ) RD:66.54(20)
 「42nd Street」♪ 青、紺のセーラー服。ツイズルは2シリーズでまとめ、フィンステップは曲によく合っていた。男性がしゃがんで後ろに反った態勢で、やはり後ろに反った女性を膝に乗せるストレートライン、ユニークで迫力

ナタリー・タシュレロヴァ/フィリプ・タシュレル(チェコ) RD:64.00(22)
 「Jersey Boys」♪ ピンクにスカートが赤、黒タキシード。元気よく踊りまくる兄妹 ツイズル速く、ミッドラインステップがエネルギッシュ。フィンステップは悪くないと思ったけど、レベルは取れず 肩の後ろを回ってイーグルの膝に乗るカーブリフト、フィニッシュポーズをびしっと決めてガッツポーズ。

 ここまでのところ、けっこう採点は厳しめなのかも。ベストを大きく更新するカップルは出ていないようだ。
 アルメニアのカップルが棄権したので、ここまででトップのロパレヴァ/ブリソー(フランス)がフリー進出を決めた。この後、Qマークが増えていく。
 KoKo、がんば!!!

<G4>
小松原美里/ティム・コレト(小松原尊) RD:68.02(18)
 「ドリームガールズ」♪ オレンジ、シルバーのタキシード。いい緊張感のある顔でスタート。肩から前に立つカーブリフト、ツイズルを大きく見せていく。フィンステップはレベル3、パターンダンスもレベル3が取れた。ダイアゴナルステップも一歩を大きく伸ばし、スピードに乗っていった。
 得点を見て抱き合って喜ぶ ここでトップに立ち、フリー進出決定

ティナ・ガラベディアン/サイモン・プルール・セネカル(アルメニア)
 「マンマ・ミーア!」♪ 棄権。

ホリー・ハリソン/ジェイソン・チャン(オーストラリア) RD:60.73(24)
 「コーラスライン」♪ ピンク、白シャツ。ツイズルでわずかにふらついたかも。吉田唄菜/西山真瑚組が使っていた曲でフィンステップ。ミッドラインステップではラインダンス風の振付も楽しい

カタリナ・ミュラー/ティム・ディエク(ドイツ) RD:68.37(17)
 「イースター・パレード」「Swing Time」♪ 紺と青、黒燕尾服。軽快なスイングジャズにのって、チャールストン風の振付。ポジションが美しいツイズル、フィンステップがボールルームダンスらしい雰囲気。少しスローな曲(「今宵の君は」)でミッドラインステップも優雅でおしゃれな雰囲気。ラストはきびきびと踊ってフィニッシュ。
 僅差で小松原組の上に立った。

ティファニー・ザゴルスキ/ジョナサン・ゲレイロ(ロシアスケート連盟) RD:75.58(10)
 「ザ・グレイティスト・ショーマン」♪ ラベンダー色、紫系のベスト。いきなり格が違うカップルが登場 スピードに乗って一気に進むツイズル、足さばきがきれいなフィンステップ。淀みなくストーリーを表現しながら余裕を持って滑っていく。前から男性の右肩に飛び乗るリフトも迫力。

<G5>
マージョリー・ラジョワ/ザカリー・ラガ(カナダ) RD:72.00(14)
 「ウェストサイドストーリー」♪ 黒、黒に赤シャツ。みんなが映画のシーンを思い浮かべるような颯爽としたスタート。ツイズルの回転速い あっという間にフィンステップに入っていく。男性の容貌が南欧風なので、いっそう映画の気分
 元ジュニアチャンピオンの実力を発揮した。

アデリナ・ガリャヴィエヴァ/ルイ・トロン(フランス) RD:69.99(16)
 「マンマ・ミーア!」♪ レモンイエロー、水色シャツにグレーベスト。始まってすぐにフィンステップ、パターンダンス、間をおかずにツイズルとシームレスに続く。ミッドラインステップはきっちり作ってある感じ。女性が後ろに反っている姿勢のステーショナリーリフトがユニーク。
 技術要素を全部やってから、「マンマ・ミーア」で踊った。スウェーデンでABBAの曲

ケイトリン・ハワイエク/ジャン-ルック・ベイカー(アメリカ) RD:75.08(11)
 「サタデー・ナイト・フィーバー」♪ 黒系、紫にグリーンのパンツ。待ってました!のディスコ 一気に映画の世界に引き込んで踊る。切れのいい動きに目が離せない。フィンステップのレベルこそ2止まりだったが、そんなの関係ない 男性の頭を跨いで前でホールドされるリフト。

ローレンス・フォルニエ・ボードリー/ニコライ・ソレンセン(カナダ) RD:77.87(7)
 「ボニー&クライド」♪ 首元にスカーフで白シャツ黒スカート、グレーTシャツにサスペンダー。ゆったりと大きく表現するミッドラインステップから。フィンステップはレベル1だけどGOEがめっちゃ高い 間にニースライドを入れるツイズルは銃を構えるポーズで決まった。
 背中で一度回転させて下ろしてから改めて乗せるローテ―ショナルリフト、下ろす前に足を持って振り回すアクロバット。

アリソン・リード/サウリウス・アンブルレヴィシウス(リトアニア) RD:71.29(15)
 「Bandstand」♪ 赤に白い水玉のワンピース、ベージュに黒ライン。可愛らしい雰囲気で始まる。勢いのあるミッドラインステップからローテ―ショナルリフトとスムーズ。ツイズルも問題なし。フィンステップでレベル取れず プログラムとして最後まで楽しめた。

<G6>
サラ・ウルタド/キリル・ハリャーヴィン(スペイン) RD:74.26(12)
 「ハロー・ドーリー!」♪ グリーン、黒。身のこなしが非常に洗練されている。ジャッジ前をぐいぐいと横切っていくツイズル、ミッドラインステップの中ではミラーの動きも。ジャズアレンジの曲と動きがよく合っていて、あっという間に終わった。
 スペイン人とロシア人、組んで5年目でこの2人ならではのものができてきた感じ。

ナタリア・カリゼク/マクシム・スポディリエフ(ポーランド) RD:76.12(9)
 ミュージカル「キンキーブーツ」♪ 黒系パンツ赤ブーツ、黒系。女性が黒髪で出てきたけど、元々どうだったかな きれいに重なるツイズル、女性が上げた足をぐいっと引っ張ってから乗せるリフト。
 このミュージカルの曲をあまり知らないので、盛り上がりどころがよくわからなかったけど、出来は悪くなかった感じ。と思ったらベスト更新

ライラ・フィアー/ルイス・ギブソン(イギリス) RD:77.42(8)
 「ブルース・ブラザーズ」♪ 黒ジャケパンツ、黒スーツ。ノリとスピード感が売りのカップル、ハットをつまむポーズでスタート。ツイズルもフィンステップも気持ちよく、ホップなどアクセントが入るミッドラインステップも楽しい。かなりいい出来 ベスト更新。

王詩玥(ワン・シーユエ Shiyue WANG)/柳鑫宇(リォウ・シンユー Xinyu LIU)(中国) RD:73.97(13)
 「チャップリン」「モダン・タイムス」♪ 燕尾服風でお揃い。登場からチャップリンになりきって、表情も完璧 ダイアゴナルステップでしっかり世界を作り、軽快にフィンステップ。身長差があるので、時々女性がお人形のように見えるが、しっかり2人の歩幅を合わせている。
 きびきびして楽しいプログラム。

アレクサンドラ・ステパノワ/イワン・ブキン(ロシアスケート連盟) RD:83.02(5)
 「ムーラン・ルージュ」♪ 赤ドレス、黒タキシードでほどいたボウタイ。大柄な2人がするするっと進むツイズルは映える。無理するところがないフィンステップでレベル4、ドラマティックな曲に変わって盛り上げるミッドラインステップ、身体の前から後ろ、さらに前と激しく変わるポジションのリフト。ラストは今日も“濃厚接触”のキス
 全然力を入れてないのにすいすい進むスケーティングは惚れ惚れする。ベストにあと少しなのが女性は不満そう。

<G7>
パイパー・ギルス/ポール・ポワリエ(カナダ) RD:83.37(4)
 「Mack and Mabel」♪ 黒ジャケにピンクの蝶ネクタイでお揃い。女性が男性に投げキッスをして位置につく。するするっと気が付いたらツイズルしていた。技術要素が完全に溶け込んでいて、あれよあれよという間に進んでいく。細かい所作がすごく工夫されている。
 トップに立って嬉しそう。

シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ(イタリア) RD:81.04(6)
 「Grease Live!」♪ 白に赤の水玉に黒パンツ、白T。気持ちよくグライドしていく滑り、曲が速くなる瞬間からぴたりとツイズル。フィンステップも安定感があった。この2人によく合っているプログラム。

マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(アメリカ) RD:85.15(3)
 「Too Darn Hot」♪ シルバーできらきら、黒スーツ。いつもながら色気たっぷりで動きはキレキレ! 男性の腕を跨ぐようなポジションのリフト、フィンステップはレベル4でお手本そのもの。曲が変わるところでツイズルを決め、お洒落な振付でアピール。
 今日も強さを見せつけた(アツアツぶりも見せつけた)女性のマスクは衣装とお揃い。

ヴィクトリア・シニツィナ/ニキータ・カツァラポフ(ロシアスケート連盟) RD:88.15(1)
 「雨に唄えば」♪ 水色、白シャツに黒ベスト。男性の傘を女性が取って放り捨てる所作からスタート 映画では男性が1人で踊るが、もし女性と2人で踊るならこんなダンスになっただろうと思わせる、心地よいミッドラインステップ。
 フィンステップがレベル2止まり、彼らにしてはミス? 印象的な音には必ず印象的な所作が合うように振り付けられていて、もうずーっと見ていたい
 得点にはほっとした顔。

マディソン・ハベル/ザカリー・ドナヒュー(アメリカ) RD:86.05(2)
 「バーレスク」♪ 黒系。ロックらしい力強さに溢れている。パターンダンスで2人ともレベル4を取った。ツイズルのユニゾンが素晴らしい。ローテ―ショナルリフトはあまり高いところでホールドしないのは、女性の体格がいいせいだろうか
 ベストを少しだけ更新。

 結果、シニツィナ/カツァラポフがトップに立ち、2位ハベル/ドナヒュー、3位チョック/ベイツ、4位ギルス/ポワリエ、5位ステパノワ/ブキン。やはり実力者たちが上位を占めた。
 6位ギニャール/ファブリ、7位フォルニエ-ボードリー/ソレンセン。8位フィアー/ギブソン(イギリス)、9位カリゼク/スポディリエフ(ポーランド)は2枠獲得のチャンス。
 12位ウルタド/ハリャーヴィン(スペイン)、13位王/柳も10位以内を狙っているだろうか。18位につけた日本の小松原組、この順位を守れば北京オリンピック枠に届くはず
 フリーは大会の最後を締めくくる最終種目。美里&尊、頑張って~~~

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世界フィギュアスケート選手権2021ペアFS

2021年03月26日 06時35分39秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2021ペア・フリージャッジスコア)。

<G1>
ボグダナ・ルカシェヴィッチ/アレクサンデル・ステパノフ(ベラルーシ) SP:46.20(20) FS:99.35(17) 合計:145.55(18)
 「パイレーツ・オブ・カリビアン」♪ ワインカラーと黒のパンツスタイル。ツイストはレベル1だったが、3トウ+2トウ+2トウ、3サルコウとジャンプをまとめて波に乗った。スロー3ループ、スロー3サルコウが決まる。
 大きなミスなく、ダンスリフトなどのコレオ。ショートよりは満足そう。

クレオ・アモン/デニス・ストレカリン(フランス) SP:50.99(19) FS:93.85(19) 合計:144.84(20)
 「フィフス・エレメント」♪ 白、オレンジに黒ジャケ。3トウ+2トウ、2アクセルなんとか。スロー3ループで転倒、スロー3サルコウは両足着氷になった。男性イーグルのキャリーリフトでは女性が仰向けで手を離す。女性のエッジをホールドしたまま2人でシット姿勢になるコンビネーションスピン、なんか面白い

イオリア・チトチェティニナ/マルク・マジャール(ハンガリー) SP:51.21(18) FS:106.66(13) 合計:157.87(14)
 「Need You Tonight」「Legendary」♪ 黒。ツイストが高い!と思ったらやっぱりレベル4だった。3トウ+2トウ、アクセルはやめて2サルコウ。スロー3サルコウを下りた女性の手に男性がタッチするのがいい。リフトでスプリットポジションらしきものがあったが、、、高橋成美ちゃんのと比べてはいけない 演技のラストは女性を逆さに持ち上げてぐるり。
 全体にスピード感があった。2人とも満足げな笑顔。

アンナ・ヴェルニコフ/エフゲニー・クラスノポルスキ(イスラエル) SP:53.67(17) FS:91.36(20) 合計:145.03(19)
 「To Build a Home」♪ 黒に緑をあしらう。3サルコウで男性が転倒、3トウでも男性がオーバーターンしたが頑張って2トウをつけた。スロー3ループはなんとか抑えたが、スロー3サルコウは転倒。リフトも男性のスピードがいまいちだったり、なんとなく惜しい感じ。

<G2>
エリザヴェータ・ジュク/マルティン・ビダジュ(チェコ) SP:54.30(16) FS:102.99(15) 合計:157.29(15)
 シューベルト「アヴェマリア」♪ 薄緑から黄色、紺。アカペラの女性ボーカルで始まる。3トウ+2トウ決まったが3サルコウで女性が転倒。スロー3ルッツ下りたがループは2回転どまり。ジャンプ系はミスが出たが、2人そろって滑るときのユニゾン、振付の所作が美しく、あまり気にならない。
 女性がスピンする周りを男性がイーグルしてからコンビネーションスピン、ラストは男性が手を広げ女性がその前で手を組む。

レベッカ・ギラルディ/フィリポ・アンブロシーニ(イタリア) SP:54.70(15) FS:99.34(18) 合計:154.04(17)
 「Grande Amore」イル・ディーヴォ♪ ワインカラーのパンツスタイル。ソロジャンプのサルコウが2回転に。2アクセル+2トウ+2トウの3連続はそれぞれ頑張った。スロー3ルッツの転倒はあったが、リフトのポジションや下ろしてそのまま男性の股下をくぐらせるなど、工夫がある。コレオで女性が高く上げた足を男性がキャッチして滑るのもユニーク。

アナスタシア・メテルキナ/ダニール・パルクマン(ジョージア) SP:56.13(14) FS:100.60(16) 合計:156.73(16)
 「Rain, In Your Black Eyes」♪ 薄いグレー。しっとしした曲で、丁寧に滑る。3連続予定の3トウを単独に、単独予定の3サルコウに2トウをつけた。こういう変更をペアで上手くやったのは偉い。
 リフトが1つで途中で下ろしてしまう形になったが、2人とも体の線がきれいで、わりと魅せるペアだと思う。

アニカ・ホッケ/ロベルト・クンケル(ドイツ) SP:57.48(13) FS:105.33(14) 合計:162.81(13)
 「The Other Side」♪ オフホワイト、黒。ツイストは余裕がなくレベル1止まりになった。3サルコウ、2アクセル+2トウを2人そろえてGOEもプラス。スロー3ルッツで転倒したがスロー3ループは頑張った。
 ジュニアで活躍した昨季に比べて女性の体格がよくなった気がする

<G3>
イヴリン・ウォルシュ/トレント・ミショー(カナダ) SP:59.41(12) FS:116.83(12) 合計:176.24(12)
 「Vai Vedrai(シルク・ド・ソレイユ)」「Le Lacrime Nascote」♪ ワインカラー、黒。ツイストをスムーズにこなし、3トウ+2トウを揃え、3サルコウも入った。スロー3ループ、スロー3トウと多少こらえてもコケない。キャリーリフトは男性がきつそうだったけど頑張った。
 できることは全部やりました、という感じで充実の表情。マスクがカナダ国旗

ニコーレ・デラモニカ/マッテオ・グアリゼ(イタリア) SP:59.95(11) FS:126.55(8) 合計:186.50(8)
 「Pilgrims On a Long Journey」「Saturn」♪ 青緑のつなぎ。3サルコウ、3トウ+2トウとジャンプをまとめる。スロージャンプは3ループ、3サルコウ共にオーバーターンしそうなところを少しこらえた。コレオでは男性の靴に乗るダンスリフト。
 要素から要素へ切れ目なく移っていく。リフトを下ろすときの女性の見せ方がきれいだと思う。

カーステン・ムア-タワーズ/マイケル・マリナロ(カナダ) SP:63.45(10) FS:131.84(5) 合計:195.29(6)
 「The Blower's Daughter」♪ ライトグリーン、赤紫。手をつなぐ動きからスタート。ほとんど構えなしで3サルコウ+2トウ+2トウを揃えた スロー3ループ、スロー3サルコウ共に流れがいい。スピンの出で女性を肩に乗せてから下ろしたり、コレオでも肩に乗せてからぐるぐる回したり。レベルを取りこぼした部分もあるが、それでも高い演技構成点で高得点。表現力は健在。

ミリアム・ツィーグラー/セヴェリン・キーファー(オーストリア) SP:64.01(9) FS:118.29(11) 合計:182.30(11)
 「Another Love」「Let the Wind Carry」♪ 赤から黒、黒。ツイストはややもたれるキャッチに。3トウ+2トウ+2トウは揃わなかったが、3サルコウを合わせてきた。男性の肩に女性を乗せてからそのままスピンに入る。スロー3フリップきれいに、スロー3サルコウは片手上げで。
 力を出しきれた演技で満足そう。

<G4>
三浦璃来/木原龍一 SP:64.37(8) FS:120.04(10) 合計:184.41(10)
 「Woman」♪ 黒の裾にピンク、黒。ぎゅっと手を握ってから2人膝をついたポーズでスタート。ツイストがきれいに決まり、3連続ジャンプは2トウの3連続になった。スロー3ルッツ、迫力ある。スピンの姿勢がどれもきれい。3サルコウ決まった! スロー3ループの転倒が惜しい・・・。デススパイラルはレベルが?
 ラストは肩に乗せるコレオ。これはオーストリアのペアに負けたかと思ったが、、、120出た! PCSがショートより上がっている。この時点で10位以内を確定 木原くんはほっとした顔、璃来ちゃんは少し悔しそう。
 日本人同士のペアで10位以内は初めてでは 快挙

アレクサ・クニーリム/ブランドン・フレイジャー(アメリカ) SP:64.67(7) FS:127.43(7) 合計:192.10(7)
 「Fall On Me」「Immersive Light of Love」♪ クリーム色の裾に水色、クリーム色から青系グラデーション。見事な髙さの3ツイストでレベル4。3トウ+2トウは女性が3トウでステップアウト、セカンドがつけられなかった。スロー3ループ、スロー3フリップはどちらも鮮やか
 リフトから下ろすときのダイナミックさ、肩に乗せて女性を回すコレオなど、見せどころたっぷり。時間をかけてもっといいペアになってほしい。

アシュリー・ケイン-グリブル/ティモシー・ルデュク(アメリカ) SP:64.94(6) FS:120.37(9) 合計:185.31(9)
 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」♪ グレーから黒。ツイストのときディレイ回転みたいでカッコいい 3ループをペアで跳ぶのは珍しいかも。3連続は女性がステップアウトして+コンボになってしまった。スロー3ルッツ、スロー3サルコウと完璧。コレオのそろってスパイラルが素敵

彭程(パン・チェン、Cheng PENG)/金楊(ジン・ヤン、Yang JIN)(中国) SP:71.32(5) FS:129.86(6) 合計:201.18(5)
 「Cloud Atlas」♪ ブルーグレー、黒ジャケ。序盤のサルコウが2回転になり、3トウで女性が転倒とミスが出た。しかしツイストを決め、スロー3ループを下りると調子が出てくる。デススパイラルからスピンへの流れがよく、しっとりとストーリーを表現。スロー3サルコウは高々と舞い上がり、リフトはどれもスムーズ。ダンスリフトのコレオも評価が高かった。

<G5>
エフゲニア・タラソワ/ヴラジミル・モロゾフ(ロシアスケート連盟) SP:71.46(4) FS:141.30(3) 合計:212.76(4)
 「アダージョ」performed by ディマシュ・クダイベルゲン♪ 黒とグレー。3サルコウを完璧に合わせ、見事としか言いようがない3ツイスト。3トウでミスが出たが、スロー3ループを片手つきでこらえ、スロー3サルコウは文句なし。
 上げるところから下ろすまで、一つの物語のようなリフトが続く。背中を重ねるようにして滑るコレオ、美しい。

アナスタシア・ミシナ/アレクサンドル・ガリアモフ(ロシアスケート連盟) SP:75.79(3) FS:151.80(1) 合計:227.59(1)
 「ボヘミアン・ラプソディー」クイーン♪ 赤、赤と黒。冒頭の3サルコウ+オイラー+3サルコウから、ひたすら高難度の要素を繰り出してきた。レベル4の3ツイスト、スローは3ルッツと後半のループ。3トウは男性が両膝をついてスライド、そのまま跳んだ 女性を跨ぐような動きからのデススパイラル。
 曲が「We Are the Champion」に変わって、女性を片手の上に座らせるようなリフト、アピールしまくる。イーグルでのキャリーリフト、コレオは女性を背中に乗せた後、足を持ってぶん回す
 ベスト大幅更新。

隋文静(スイ・ウェンジン、Wenjing SUI)/韓聡(ハン・ツォン、Cong HAN)(中国) SP:77.62(2) FS:148.09(2) 合計:225.71(2)
 「Rain, In Your Black Eyes」♪ 群青、黒。向かい合って離れて立ち、近づいてリフトから。片手上げのツイスト、キャッチの位置が高い! 3トウ+2トウ+2トウ、そろえた。スロー3サルコウ、下りてからぐーんと伸びるところへ男性が追いつき、そのままデススパイラルへ。足を絡めるようなスピン、大きなスロー3フリップ。
 審判席に迫って来る印象的なコレオ GOEは満点に近い。美しいスプリットポジションのリフト。それでもトップに立てず、悔しそう。

アレクサンドラ・ボイコワ/ドミトリー・コズロフスキー(ロシアスケート連盟) SP:80.16(1) FS:137.47(4) 合計:217.63(3)
 ジェームズ・ボンド・メドレー♪ 赤紫、黒。3サルコウを下りたが3トウで女性が転倒、+コンボに。隋/韓にも負けないくらい美しい片手上げツイストが決まる。スロー3フリップで着氷が乱れた。
 くるくると女性を回転させたり、足に絡めるようにリフトしたりするコレオ。イーグルから投げるスロー3ループ、スピンもレベル4だったが、、、
 得点を見て肩をすくめる。ロシア国内では勝っている相手にここで負けたのは悔しいだろう。

 結果、優勝はミシナ/ガリアモフ、2位隋/韓、3位ボイコワ/コズロフスキー。タラソワ/モロゾフが4位、彭/金が5位。北米勢はムア-タワーズ/マリナロ6位が最高で、クニーリム/フレイジャーが7位。
 そして、、、三浦/木原が10位 五輪枠を取るどころか、2枠獲ってしまった
 北京オリンピックの出場枠は:
3枠:ロシアスケート連盟(1位・3位・4位)
2+1枠:中国(2位・5位)
2枠:カナダ(6位・12位) アメリカ(7位・9位) イタリア(8位・17位)
1+1枠:日本(10位)
1枠:オーストリア(11位) ドイツ(13位) ハンガリー(14位) チェコ(15位)
 残り4枠はネーベルホルン杯で争うことになる。

 国としての参加ができない状態のロシア、優勝して表彰式で流れたのはチャイコフスキーのピアノ協奏曲だった 北京オリンピックまでに解決するだろうか。
 今夜からアイスダンスが始まる これも楽しみ

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世界フィギュアスケート選手権2021男子SP

2021年03月26日 00時47分49秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2021男子ショートプログラムジャッジスコア)。

<G1>
ヴァルター・ヴィルタネン(フィンランド) SP:60.27
 「Thule」「This Place Was A Shelter」♪ 黒に水色のライン、胸に赤。いきなり違う曲が流れてしまうハプニング しばし間があって仕切り直し、今度は大丈夫。3アクセルは転倒したが、3ルッツきっちり、3トウ+3トウも決まった ちょっとロボット風の動きが独特なステップはレベル4獲得。ラストの音に合わせたポーズも面白かった。

ラリー・ルポロヴェル(ブルガリア) SP:58.29
 映画「ジョーカー」♪ 緑系に紫のパンツ。ピストルでバン!のポーズからスタート。予定表に書いてあるのとは全然違うジャンプで 3ルッツなんとか、2アクセル片手をつき、3フリップ+2トウ下りる。最後のスピンを音楽より早めに切り上げてしまったのは、身体がきつかったのかな。

ピーター・ジェームズ・ハラム(イギリス) SP:61.56
 「フットルース」ケニー・ロギンス♪ 赤Vネック。最初からエンジン全開、エネルギッシュに踊りまくる。3アクセル転倒、3ルッツ+3トウきまり、3フリップは少しふらついたが耐えた。映画のシーンみたいなステップ、レベルは1だけど楽しい

バサル・オクタル(トルコ) SP:67.14
 「Cry Me a River」マイケル・ブーブレ♪ 赤紫。3アクセル、少しオーバーターンしたが着氷。3フリップ、3ルッツ+3トウは余裕があった。前の3人に比べるとスケーティングが伸びて安定感がある。

イワン・シュムラトコ(ウクライナ) SP:73.98
 「Une Vie d'Amour」シャルル・アズナヴール♪ 白で襟と袖口が赤。予定構成を変えて、最初に3アクセル、片手をついたが下りる。3ルッツ+3トウ、3フリップと高さがある。
 ムーディーな曲を丁寧に振付をこなして表現、見応えのあるステップ。ほぼノーミスで終わって氷を叩いて喜ぶ。得点にさらに笑顔

<G2>
ドノヴァン・カリーリョ(メキシコ) SP:73.91
 「Parachute」「In the Mood」「Sing Sing Sing」「Big Band」♪ ピンクのシャツのグレーのサスペンダーパンツ。人気者の彼、笑顔を振りまきながらスタート。音に合わせて軽快に跳ねながら、3アクセルをびしっと下りてすぐキック。3ルッツ+3トウもまとめ、後半3フリップも安定。
 速報ではスピン、ステップが全部レベル4 スケーティングも前よりずっとよくなっている。

アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:78.05
 「Milim」♪ 黒。ベテランがここで登場。3アクセル決まり、4トウはややこらえた。3ルッツ+3トウは問題なし。彼のステップは細かく動くイメージだったが、今回はしっかり足元を見せてきていると思った。
 手応えを感じた表情のフィニッシュ

ルーカス・ブリツィギ(スイス) SP:78.27
 「Amber」♪ 黒に銀の模様。最初にコンビネーションスピンという珍しい構成。4トウがきれいに決まった 3アクセルは少しだけ詰まった感じ。3ルッツ+3トウを下りると思わずガッツポーズ。
 膝をつき後ろに片手をついて滑るつなぎが面白い。ジャンプが全部決まって、最後のステップは気分良さそうだった。ベスト大幅更新でトップに立つ。

パウル・フェンツ(ドイツ) SP:68.43
 「Wire to Wire」♪ グレー系のグラデーション。冒頭の4トウ転倒したが、3アクセルは高さがあって良かった。3ルッツにつけたトウが2回転で開いた感じ。スピンやステップはうまく曲と溶け合っていたが、本人のキャラ同様、地味だったかな

ニコライ・マヨロフ(スウェーデン) SP:75.59
 「サウンド・オブ・サイレンス」♪ 黒。関係者しかいないけど、地元応援団の声援に送られて登場。3ルッツ+3トウでしっかり高さを出し、3アクセルは片手をついたが着氷。イーグルとイナバウアーから3フリップを決める。
 フライングキャメルスピンの回転速く、片手側転から入るステップはなかなか魅せた。レベル4を揃えて満足のフィニッシュだったが、得点には少し悔しそう。

 ここまででトップのブリツィギ(スイス)がフリー進出決定1番目。

<G3>
マウリツィオ・ザンドロン(オーストリア) SP:63.88
 「Earth Song」マイケル・ジャクソン♪ ベージュにグレー、背中に木の模様。3アクセルは軸が大きく曲がって転倒 イーグルからの3ループはきれいに入った。3ルッツ+3トウは着氷で引っかかったがこらえる。
 背が高く手足が長いので、エッジに乗ってすーっと滑るだけで映える。

エフゲニー・セメネンコ(ロシアスケート連盟) SP:86.86
 「Criminal St. Petersburg」より「The City Which Doesn't Exist」♪ 白い袖に黒ベスト。4トウ+3トウ、4サルコウと立て続けに決めてきた 3アクセルは下りてイーグルに繋げる。のびのびと体を大きく使っていて、スピンの足換えジャンプもダイナミック。
 迎えるコーチのミーシンさんが嬉しそう

閻涵(イエン・ハン、Han YAN)(中国) SP:81.52
 「A Thousand Years」♪ 5分袖白シャツ。「加油!」の声が聞こえる中に登場。空の彼方まで飛んで行きそうな3アクセル 3フリップ+3トウも高くて、4回転を跳んだのかと思った。後半3ルッツも見事な出来。
 一歩がぐいーんと伸びていく心地よさ、ゆったりとリラックスしたスケーティングのステップはただ見ていたい・・・
 得点を見てほっとしたように手を叩いた。

ミハイル・コリヤダ(ロシアスケート連盟) SP:93.52
 「Let's Get Loud」♪ グリーンのジャケット。軽快な曲に乗って調子よく動き出す。4トウでオーバーターンしたが上手く3トウをつけた。イーグルからの3アクセル、下りてツイズルに。3ルッツも鮮やか。
 キャメルスピンをピタッと止めてポーズ、ステップも体がよく動いていて切れがいい。スピン、ステップとレベル4を揃えてきた。さすが

ミハイル・シャイドロフ(カザフスタン) SP:59.14
 「Lemon Tree」♪ ターコイズブルー。4トウ、3アクセルと続けて転倒 3ルッツ+3トウは成功させて気を吐く。まだ体の線が細く、スケーティングがあまり伸びない。ジュニアからシニアに上がったばかりなので、これからという感じ。

<G4>
コンスタンティン・ミリュコフ(ベラルーシ) SP:78.86
 チャイコフスキー「くるみ割り人形」♪ 緑の軍服風。玩具の兵隊が命を得て踊り出すようなスタート。4サルコウ、3アクセルと見事 知らない選手だったがお見それしました 3ルッツでオーバーターンしたが、3トウをつけられた。
 スピンも丁寧で好感が持てる。ミーシャ・ジーがこの曲で滑ったのを思い出した。

鍵山優真 SP:100.96
 「Vocussion」♪ ベージュの和風襟。新しい衣装、父がスーツで見守る。音が鳴った瞬間にぱっと表情を変えて弾むように動き出す。4サルコウ+3トウ、高い 4トウ、流れすぎそうだったが抑える。3サルコウ、ばっちり。
 キャメルスピン、シットスピンと回転速く、つなぎの動きも音と一体になって、ゆったりしたリズムから一気に加速するステップ、全てレベル4も取れて完璧なデビュー
 得点を見て万歳

アレクサンドル・セレフコ(エストニア) SP:70.74
 「Bout It」♪ 黒、迷彩パンツ。予定では4ルッツに挑戦だったが、3ルッツに。その分高さは出た。3アクセル、なかなかいい! ところがフリップが2回転になり、セカンドも2トウになってしまった
 つなぎでハイドロブレーディングを見せたり、全体に躍動感がある。基礎がしっかりしていて、スピンとステップはレベル4が取れたんだけど、、、惜しい。

ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:81.43
 「Baby Did a Bad Bad Thing」♪ 赤シャツ。大人の雰囲気を出して小粋に動いていく。4サルコウは転倒したが、3フリップ+3トウ、後半3アクセルとしっかり決めてきた。
 大きくグライドしながら動いていくステップ、身体の奥からビートに乗っていく感じがベテランらしい。

ヴラヂミル・リトヴィンチェフ(アゼルバイジャン) SP:68.43
 「Concerto de Espana」♪ 右が赤、左が黒のジャケット。スペイン系の曲なのでフラメンコ風の振付。4トウですごく傾いたが見事に抑えた。3アクセルはきれい。3フリップで転倒してコンビネーションにできず。
 きびきびした動き、サパトの音で速度を増していくスピンなど、プログラムとしては悪くない。

ヴィンセント・ジョウ(アメリカ) SP:70.51
 「Vincent (Starry Starry Night) 」ジョシュ・グローバン♪ ブルーグレー。柔らかな男性ボーカルに乗って、自分の名前と同じタイトルの曲で滑る。両手上げ4ルッツ転倒、4サルコウに3トウをつけたがやや詰まったか。3アクセルは手をついて、結局転倒
 スピンの中のジャンプとか、すらっとした体をしなやかに使う滑りとか、スケーターとして魅力がたくさんある。それは間違いない。

<G5>
チャ・ジュンファン(韓国) SP:91.15
 「Dark Pastoral」♪ 黒系。バイオリンの音に乗って、ゆったりとエッジに乗って行く。4サルコウ決まり、3ルッツ+3ループが入った 3アクセルも安定している。
 伸びやかさと丁寧さを備えたステップでレベル4、ラストのスピンはレイバック姿勢がきれい 久々に見た彼の演技がいいものでよかった

宇野昌磨 SP:92.62
 「Great Spirit」♪ 臙脂色にブルーのストーン。昨季から滑り込んだプログラム、勢いよく動き出す。4フリップ、入った! 4トウでやや着氷が流れ、無理せず2トウをつける。クリムキンイーグルを見せ、3アクセルで転倒 
 ステップはさすがのスピード感、速い動きの中でもレベル4が取れるのは強い。演技構成点の高さにも救われた

金博洋(ジン・ボーヤン、Boyang JIN)(中国) SP:77.95
 「Trio 1 in D」「Mechanisms」♪ 藍色。振付はシェイ=リーン・ボーン。冒頭の4ルッツ、転倒 次の4トウに2トウをつけたが、うまくはまらず。3アクセルが入ってほっとする
 シットスピンにイリュージョンから入ったり、今までやっていないような動きがいろいろ入っている。さすがに不本意な得点、、、

ケヴィン・エイモズ(フランス) SP:88.24
 「Indigene」「Gorilla et Kabila」♪ ワインカラーに白の幾何学模様。最初のジャンプは4トウの単独に、次を3ルッツ+3トウにしてきた。ターンからの3アクセル、少しオーバーターンしてしゃがみ込むような着氷になったが、必死にこらえた。
 曲がズンズンとビートを刻むところでスピンはよく合う。ステップのラストに手をつかない側転

キーガン・メッシング(カナダ) SP:93.51
 「Perfect」エド・シーラン♪ 薄茶のシャツ。4トウ+3トウ、決まった 3アクセルも安定していて、下りた後の流れ方が鍵山優真と似ているかも。後半に単独の3ルッツ。
 スピンで「チェンジエッジ後もスピードが落ちない」と解説・本田武史さんに褒められる。キス&クライで指にはめてた赤と青のポンポンは何

デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:81.22
 「Le Grand Tango」アストル・ピアソラ♪ 黒の透ける生地。なんだかまた背が伸びた?すっかり大人の体つきになって、ジャンプが大きく感じる。3フリップ+3トウ入り、3アクセルも着氷。ルッツも3回転だけど雄大で見応えがある。
 得意のシットスピン、ユニークな姿勢と回転速度の速さが目をひく。ほかのスピンもただ出るだけでなく何かしら表現していく。そこにパートナーがいてタンゴを踊っているかのようなステップ。ますますカッコよくなっていく

<G6>
ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:91.25
 「Sinnerman」♪ 黒にストーンを散りばめる。速いビートでぐいぐいとスピードに乗りながら、3フリップ、足を上げてから3アクセル、3ルッツ+3トウと決めてきた。ステップの中で大きなバレエジャンプ、下りてすぐピボット。キャメルスピンの回転の速さ、キャッチフットを高く上げた姿勢。クロス一つにも無駄がない。作品としての見事さ。

羽生結弦 SP:106.98
 「Let Me Entertain You」ロビー・ウィリアムズ♪ 黒にゴールドのストーン。腕組みしたポーズから、パン!と腕を広げて動き出す。じらすように曲に合わせて踊りながら、4サルコウでやや詰まったがうまくイーグルに繋げる。4トウ+3トウ、完璧 ターンからの3アクセルを下りてぐいっと伸ばしていく。
 どんどん熱狂の渦に巻き込むように、シットスピン、激しいステップ。どうだ!と羽生の世界を繰り広げた。観客がいたらどんな歓声だったことだろうか

ダニエル・グラスル(イタリア) SP:79.43
 「Dig Down」ミューズ♪ 黒。12月にコロナウイルスに感染して1か月半練習ができなかったということだが、見事な4ルッツを見せてくれた 3アクセルは下りたとき後ろに体重がかかってよろけそうになってしまった。後半の3ルッツに2トウしかつけられず。
 キャメルスピンで、肩越しにエッジをキャッチするユニークな姿勢。背が伸びたせいか、姿勢が少し猫背なのが気になる

マッテオ・リッツォ(イタリア) SP:83.30
 「Arranged Piece」「A chi mi dice」♪ 青。なかなかきれいな色の衣装。4トウ、下りたと思ったが「両足着氷になりましたね」と解説・本田武史さん。3アクセルがスムーズ、後半3ルッツ+3トウもスムーズ。
 雰囲気が大人っぽくなって、プログラム全体がごちゃごちゃしてないところがいい。

ネイサン・チェン(アメリカ) SP:98.85
 「Asturias, Canción del Mariachi」♪ 白シャツ。4ルッツで珍しく転倒、イーグルから3アクセルを下りてまたイーグル。後半に4フリップ+3トウを決めるのはさすが
 フライングキャメルスピンの途中で「チェンジエッジをしたときにバランスを崩した」(解説・本田武史さん)。ステップになってようやく、彼らしさが出てきた感じ。
 「いつものスピードがありませんでしたね」と実況アナも言っていた。

モリシ・クヴィテラシヴィリ(ジョージア) SP:74.66
 「アムステルダム」♪ 紺のシャツにワインンカラーのパンツ。「サルコウとトウループの区別がつきにくい」と実況アナに言われてる 4サルコウでオーバーターンしたが3トウをつけられた。3アクセルと4トウはステップアウト。
 シャンソン風の曲の雰囲気を出しているステップは悪くない。

 結果、羽生結弦がベスト更新ではなかったもののトップに立ち、2位に鍵山優真。9年前のニースのように、17歳が旋風を起こすか 3位ネイサン・チェンと羽生の差は8点ほど。フリーの出来次第、と見ているだろう。4位コリヤダ、5位メッシング、6位宇野昌磨は大きな差がない。ここまでがフリー最終グループ。
 ジェイソン・ブラウン7位、チャ・ジュンファン8位、エイモズ9位、セメネンコ10位、リッツォ11位、閻涵12位。このあたりの選手たちがどのくらい上げてくるだろうか。
 来季の出場枠とオリンピックの出場枠は、なんだかややこしいことになりそう。その辺は後でまた。

 このあと、2時10分からペア・フリー。三浦璃来/木原龍一、頑張って~~~

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ペアで2枠が取れたら

2021年03月25日 19時29分52秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2021ペア・ショートプログラムで8位につけた日本代表の三浦璃来/木原龍一組。10位以内に入れば、日本は来年の大会に2組出場させる権利=2枠を得る。
 今2枠が取れても使えるペアがいない、、、とSPを見た後書いたが、取れたら何かいい変化があるかもしれないと思い直した。
 ペアの経験者だが、今はペアをやっていない選手が何人かいる。今はシングルをやっているが、ペアに興味がある選手もいるかもしれない。出場枠が増えたら、トライアウトが行われて新しいペアができる可能性もあるのでは
 2022年北京オリンピックの出場枠は、今大会で10位以内に入った場合、最終予選のネーベルホルン杯にもう一組を出場させることができる。最終予選で与えられるのは43枠しかないので、そこで獲得するのはなかなか難しい。今大会に2組しか出場していない中国やアメリカが、最終予選に出てくる可能性があるからだ。
 それでも、新しいペアができて経験を積んで、徐々に力をつけてきたら、、、将来は明るい どの国・地域も3組出場できる四大陸選手権に出られるくらいになったら、日本のペアの歴史がちゃんと続いていくんじゃないだろうか。
 木下アカデミー所属のペア・櫛田育良/森口澄士組は、2021/2022シーズンからジュニアにデビューの予定。シニアに上がるのは2023/2024シーズンになるが、その前に、他にもペアができて切磋琢磨できたら最高なんだけど。。。
 そんなことを考えつつ、今日も応援しよう

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観戦のお供に

2021年03月25日 17時57分57秒 | スポーツ

 世界フィギュアスケート選手権2021、FODプレミアムと地上波放送で“エアー現地観戦”=ライブで見まくりを堪能している。(ちょうど仕事が春休みなので
 映像にジャンプとかスピンとか、技術要素の名前とレベル、基礎点とGOE、技術点累計と現時点トップ選手の技術点が表示されるが、選手の演技に集中すると見逃すこともある。
 そこで便利なのが、あらかじめ選手たちが提出している予定要素の一覧。ISUの大会サイトから、Planned Program Contentをクリック。Shared Docsから見たいセグメントのファイルを開くと、滑走順に選手名・コーチ・曲・予定要素のリストが見られる。パソコンでダウンロード、印刷が可能。印刷しておくと、見ながら書き込みもできたりする
 現時点では、1日目に行われた女子ショートプログラム、ペア・ショートプログラム、2日目最初の男子ショートプログラムのファイルがアップされている。2日目後半のペア・フリーはまだアップされていない。
 滑走順でなく、エントリーリスト順(国名のアルファベット順)でよければ、Planned Program Entriesから見ることができる。選手ごとにSP/RDとFS/FDの技術要素構成が一覧になっている。直前の提出ではないので実際の演技では多少変更があるかもしれないが、大体のところは把握できる。
 同様に、使用楽曲はMusic Selectionで見られる。Quick Quotaは選手情報がいろいろ。英語なんで頑張れば読めるかな

 今夜は19時30分から男子ショートプログラム ドキドキ
 

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