Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

ヨーロッパ選手権2015ペアSP

2015年01月31日 00時34分32秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ヨーロッパ選手権2015ペア・ショートプログラムジャッジスコア)。
 昨年20組出場だったが今年は14組と激減 オリンピックの翌年だからかな・・・

<G1>
マリア・パリアコワ/ニキータ・ボチコフ(ベラルーシ) SP:42.58(10)
 「Corpse Bride」♪ ベージュとグレー、男性はグレー系のシャツとベストにタイ。3回転ループがきれいに入り、サイドバイサイドの3回転トウループは少し足をついたけど決まった。3回転ツイストでちょっともたれて下りてしまった^^; ヒップを片手だけで支えるリフトはスリリング。

エリザベタ・マカロヴァ/レリ・ケンチャゼ(ブルガリア) SP:39.00(14)
 フラメンコ♪ 赤に黒レースのスカート、男性は黒でまとめて。こちらもスロージャンプはループ、きれいに決まった。3回転ツイストは高さがあったけど、キャッチで抱え込んだ感じ。サイドバイサイドジャンプは手を上げて2回転ループ。長いステップを頑張った。

ケイトリン・ヤンコウスカス/ハミシュ・ゲイマン(イギリス) SP:49.29(7)
 「オペラ座の怪人」より「All I Ask of You」♪ 女性は赤い花模様、男性は白シャツに赤いスカーフ。サイドバイサイドの3回転トウループはややタイミングがずれたが2人とも着氷。スロー3回転サルコウがきれい。サイドバイサイドスピンを丁寧に合わせた。
 ノーミスの演技に満足そう。自己ベストが出た。


<G2>
ミネルヴァ・ファビアン・ハース/ノラン・シーゲルト(ドイツ) SP:42.13(11)
 「Music」♪ 紫と黒のスリップドレス風に紫のシャツ。ツイストはダブル、3回転サルコウは少し着氷が乱れたが2人とも頑張った。スロー3回転サルコウが決まり、ポップな曲で手拍子をもらいながらステップ。

ヴァレンティナ・マルケイ/オンドレイ・ホタレク(イタリア) SP:57.95(4)
 「マラゲーニャ」♪ 深緑と黒、大人っぽい色。昨季までシングルだったマルケイがペアに転向して初めての選手権。3回転サルコウをぴたりと合わせ、スロー3回転フリップを決める。サイドバイサイドスピンを上手く合わせ、リフトを下ろしてそのまま足の下をくぐるなど、とても転向1年目とは思えない。しっかり踊れたステップで盛り上ってフィニッシュ。
 自己ベストで歓声をあげた。

アマニ・ファンシー/クリストファー・ボヤジ(イギリス) SP:41.13(12)
 ルイ・アームストロング「ラ・ヴィ・アン・ローズ」♪ 上品なワインカラー。3回転サルコウで女性が転倒、スロー3回転サルコウも転倒してしまった。リフトは流れよくできていたし、しっとりした曲によく合ったスケーティング。そろって変形イーグルからそのまま入るデススパイラルが印象的。

<G3>
アレッサンドラ・チェルヌスキ/フィリポ・アンブロシーニ(イタリア) SP:39.70(13)
 「ロミオとジュリエット」より「Un Giorno Per Noi」♪ シックなグレー。3回転トウループで女性が転倒、スロー3回転サルコウはステップアウト。難しい姿勢のリフトは複雑な下ろし方。サイドバイサイドスピンはちょっとずれたかな^^; 全体に素敵な雰囲気のあるペア。

エフゲニア・タラソワ/ヴラディミール・モロゾフ(ロシア) SP:57.13(5)
 「サラバンド」♪ 期待の若手登場。黒で透ける生地を使った衣装。素晴らしい高さの3回転ツイスト! 3回転トウループは女性が2回転に、スロー3回転ループで着氷が乱れる。回転の速いサイドバイサイドスピンはタイミングもばっちり。激しいステップで盛り上げた。
 ミスがあったのでちょっと浮かない表情。

ミリアム・ジーグラー/セヴェリン・キーファー(オーストリア) SP:43.79(9)
 「C'est pas l'amour」「Zydeko」♪ 赤白ボーダー。オリンピックにも出場しているペア。3回転フリップを跳ぼうとしたが、女性が1回転になったかも^^; スロー3回転サルコウは片手をついた。楽しげな雰囲気を出そうと頑張ってたかな。

マリ・ヴァルトマン/アーロン・ヴァン・クレーヴ(ドイツ) SP:54.36(6)
 「ペテルスブルクの秘密」より「ワルツ」♪ 白黒ボーダとピンク。ダイナミックな3回転ツイストから入る。3回転トウループは男性が少しステップアウト。長いイーグルからスロー3回転サルコウが素晴らしい。流れが止まらず、あっというまに終わった感じ。いいプログラムだった。

<G4>
ヴァネッサ・ジェームズ/モルガン・シプレ(フランス) SP:60.13(3)
 「ムーラン・ルージュ」♪ 赤と黒。目の覚めるような3回転ツイスト、キャッチも完璧。3回転トウループもパーフェクト、スロー3回転フリップも決まった! ヒップからハンド、片手で下ろすリフトもスムーズ。サイドバイサイドスピンの合い方が半端なかった。情熱的なタンゴのステップでフィニッシュ。
 60点越えでシーズンベスト。

ニコーレ・デラ・モニカ/マテオ・グアリゼ(イタリア) SP:48.43(8)
 プロコフィエフ「シンデレラ」♪ ブルーと白。回転の速いツイストから入った。3回転トウループで女性が転倒。スロー3回転ループは鮮やか。デススパイラルで完全に回転に入れないミス、ちょっとびっくり。

川口悠子/アレクサンデル・スミルノフ(ロシア) SP:69.86(2)
 マスネー「タイスの瞑想曲」♪ 薄い水色の悠子ちゃん、妖精のよう。前後の流れもタイミングもこれ以上ない3回転トウループ、余裕の3回転ツイスト、スロー3回転ループも美しい。複雑な下ろし方のリフト、回転に入る前に男性が女性の頭に触れる難しい動きからのデススパイラル。ステップはアイスダンス並みに美しかった。

クセニア・ストルボワ/フョードル・クリモフ(ロシア) SP:71.38(1)
 「グリーン・デスティニー」「LOVERS」♪ 白と黒で東洋風。3回転ツイスト、3回転トウループと軽々、スロー3回転ルッツも高さがある。パーカッションでテンポを速めていくステップ。スピードがどんどん増していくような勢いがあった。

 結果、トップはストルボワ/クリモフ、2位に川口/スミルノフ、3位にジェームズ/シプレ、4位マルケイ/ホタレク。初出場ペアがフリーの最終グループに入った。
 ロシア若手のタラソワ/モロゾフが5位と予定よりは出遅れ デラ・モニカ/グアリゼもシーズンベストを大きく下回ったが、フリーは巻き返せるか。
 このあとは男子フリー

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ヨーロッパ選手権2015アイスダンスFD

2015年01月30日 06時46分14秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ヨーロッパ選手権2015アイスダンス・フリーダンスジャッジスコア)。

<G1>
アリソン・リード/ヴァシーリ・ロゴフ(イスラエル) SD:49.74(17) FD:75.64(17) 合計:125.38(16)
 「ロミオとジュリエット」♪ 時間を間違えてて最後しか見られなかったけど、いい演技だったらしい

カロリナ・モスケニ/アダム・ルカクス(ハンガリー) SD:51.44(16) FD:75.99(16) 合計:127.43(15)
 「トッカータ」「ノクターン」「スケルツォ」♪ 黒とグレー。男性がラウンジポジションの膝に女性が片足で乗るリフト。ツイズルの1本目で男性がバランスを崩してしまったが2本目と3本目は合わせた。

オレシア・カルミ/マックス・リンドホルム(フィンランド) SD:46.98(20) FD:74.31(19) 合計:121.29(19)
 アストル・ピアソラ「リベルタンゴ」♪ ほぼ地元、大きな歓声。タンゴのホールドで位置につく。片手で普通の回転と逆回転をするリフト、男性のシットポジションのリフトで沸いた。

バルボラ・シルナ/ユーリ・クラキン(オーストリア) SD:49.27(18) FD:75.19(18) 合計:124.46(18)
 エルトン・ジョン「Sorry Seems To Be The Hardest Word」「Funeral For A Friend」「Love Lies Bleeding」♪ 水色のドレスとベージュのシャツ。ツイズルがぴたりと合って拍手。男性の背中を一周して膝に片足で立つリフト、男性のシットポジションで女性がスプリットのリフト。ノーミスの演技に大満足。

コートニー・マンスール/ミハル・チェシュカ(チェコ) SD:47.33(19) FD:77.18(15) 合計:124.51(17)
 「チェス」より「エンド・ゲーム」「チェス・ゲーム」♪ 女性のスカートが何枚か重なっていて、下がチェス盤のようなチェック模様。片手と片足をホールドしたスピニングムーブメントが迫力。クロスするツイズルもOK。膝に片足立ちのリフトはもう必須 こちらもノーミスでガッツポーズ。

<G2>
クセニア・モンコ/キリル・ハリアヴィン(ロシア) SD:58.34(11) FD:90.95(6) 合計:149.29(10)
 「サラバンド」♪ このカップルもグレー系、今年のテーマカラーか(笑) 実力者がまさかの第2グループ、しかしフリーは力を出した。膝に片足立ちのカーブリフトから肩先でローテーショナルリフト、ミラーのツイズルはステップの一部のようにスムーズ。

ナタリア・カリゼク/マクシム・スポディレフ(ポーランド) SD:51.69(15) FD:79.44(14) 合計:131.13(14)
 「オペラ座の怪人」♪ 黒でまとめ、女性のスカートは片側がミニで片側が長い。2本ミラーで3本目は並んでのツイズル。後半のアップテンポとめりはりがあった。

アレクサンドラ・ナザロワ/マクシム・ニキティン(ウクライナ) SD:54.66(12) FD:84.36(11) 合計:139.02(11)
 「Escalier」「アリア(バッハ)」「Tango Tchack」♪ 人形が動き出すような振付からスタート。キャッチフットのツイズルが速い。男性シットポジションの膝に女性が背中で乗ってエッジをホールド。変形イーグルのリフトも面白い。

イリナ・シュトルク/ターヴィ・ランド(エストニア) SD:52.01(14) FD:80.17(13) 合計:132.18(13)
 「エクソジェネシス交響曲第3部」♪ 女性がブルー、男性が黒。序盤のゆったりしたパートではペアスピンやステップで、曲のテンポが上がってきたところでツイズルやリフトでたたみかける。また終盤はゆったりとステップ。いい構成だった。

アリサ・アガフォノワ/アルペル・ウチャル(トルコ) SD:53.27(13) FD:84.20(12) 合計:137.47(12)
 モーツァルト「ピアノ協奏曲第23番」「Penser l'impossibile」♪ ワインカラーのジャケット、女性の背中にバイオリン。そのバイオリンを弾く振付から始まる。逆立ちリフトでは男性は手を離し、女性の片足を肩に乗せるリフトが得意。こまかい工夫がいろいろある。

<G3>
ペニー・クームズ/ニコラス・バックランド(イギリス) 残念ながらバックランド選手の体調不良で棄権。 

サラ・ウルタド/アドリア・ディアス(スペイン) SD:62.59(6) FD:93.22(4) 合計:155.81(5)
 「Meditation (from "Zumanity" - Cirque du Soleil)」「Atonement」及びオリジナル曲♪ 女性は赤、男性は黒。肩のあたりは薄いグレーで、アップになったら英単語がいろいろプリントされているのが読めた。男性がラウンジポジションの背中に逆立ちになるリフト、ツイズルは間のちょっとした動きも素敵。トップに立った。

シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ(イタリア) SD:62.10(7) FD:92.51(5) 合計:154.61(6)
 「Lord of the Dance」「Reel Around the Sun」「Nocturne」「Warriors」♪ 白に緑の縁取り。スローパートから入り、リバーダンスの速いテンポで盛り上る。背中を回って膝の上に立つリフト、背中を回ってそのままラウンジポジションの背中に乗るリフト。ツイズルがぴたりと合った。

ローレンス・フォルニア・ボードリー/ニコライ・ソレンセン(デンマーク) SD:61.69(9)  FD:88.84(9) 合計:150.53(9)
 「The Summer Knows」「Summer of 42」「Summer Me, Winter Me」♪ 女性の深緑のドレスがシック。シナトラのボーカルにのってスムーズなスケーティング。ステップからすっと入っていくツイズル、リフトも前後の流れがいい。

ネリー・ジガンシナ/アレクサンデル・ガシー(ドイツ) SD:61.98(8) FD:90.59(7) 合計:152.57(7)
 「スワン・レイク・リローデッド」♪ パンクな黒。ツイズルをうまく合わせ、膝を曲げたイーグルに肩で逆立ちするカーブリフト。ペアスピンの出方、ちょっとした動きがとにかく面白くて目が離せないカップル。

<G4>
エレーナ・イリニフ/ルスラン・ジガンシン(ロシア) SD:69.94(2) FD:89.89(8) 合計:159.83(4)
 「Appassionata」「アントニーとクレオパトラ」♪ 男性は黒、女性はベージュと白、たっぷりのストーンが光る。回転の速いローテーショナルリフトから入った。ツイズルはユニゾンが少しずれたかな^^; リフトの一つで持ち上がらない失敗。だが膝に片足立ちで男性も片足を後ろに上げるリフトは決めた。
 ミスはあったが一応はトップに立つ。

ガブリエラ・パパダキス/ギョーム・シゼロン(フランス) SD:71.06(1) FD:108.91(1) 合計:179.97(1)
 モーツァルト「協奏曲第23番」より「アダージョ」♪ 左肩が少し出るベビーピンクのドレスが素敵な衣装。背中合わせから振り返ってすっと乗るリフト、ツイズルのポーズもいい。女性のキャメル姿勢のきれいなペアスピン、男性の身体に巻きつくようにしてそのまま膝の上で身体を伸ばすリフト。細かい動きがどれも洗練されている。
 文句なしの自己ベスト

アレクサンドラ・ステパノワ/イワン・ブキン(ロシア) SD:64.95(4) FD:96.00(3) 合計:160.95(3)
 「Eleanor Rigby」♪ シンプルなパープルとグレー。こちらも美しいスケーティング、シンプルなスプリットポジションのリフトでも魅了する。ペアスピンでは男性のキャメル姿勢のフリーレッグを女性がホールドしたり。シット姿勢のツイズルで拍手。肩から膝へ次々姿勢を変えるリフトもスムーズだった。
 自己ベストの高得点

アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ(イタリア) SD:69.63(3) FD:101.89(2) 合計:171.52(2)
 サン=サーンス「死の舞踏」♪ 女性は深みのあるワインカラー、男性は黒とグレー。勢いと完成度を兼ね備えたスケーティング。シンプルなポーズのツイズルは見事なユニゾンが強調される。ペアスピンからダンスリフトなど、要素と前後の繋がり方が見ごたえがある。

フェデリカ・テスタ/ルーカス・チョリー(スロバキア) SD:62.91(5) FD:87.66(10) 合計:150.57(8)
 「Enter the Circus」「Terrorklowns」「Hurt」「Song Of Spirit」♪ サーカスをイメージしたダイヤ柄をあしらった衣装。アクロバティックなリフト、靴の上に片足立ちなどで拍手。ツイズルはリンクを大きく使った。

 結果、優勝はパパダキス/シゼロン、昨年15位からの飛躍 2位カッペリーニ/ラノッテ、3位ステパノワ/ブキン。イリニフ/ジガンシン4位、ウルタド/ディアス5位、ギニャール/ファブリ6位、ジガンシナ/ガシー7位。
 来季枠は、フランス・イタリア・ロシアが3枠、スペイン・ドイツが2枠を守り、スロバキア・デンマークが新たに2枠獲得。イギリスは2組とも棄権したので1枠になってしまった。
 イタリア代表で出場した小松原美里/アンドレア・ファブリは、ショートダンスでリフトを上げようとしてまさかの転倒があり、残念ながらフリーダンスに進めなかった。来年はきっと

 あんまり難しいことはわからないんだけど、ただ滑るのを見てるだけで気持ちいいアイスダンス

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ヨーロッパ選手権女子SP

2015年01月30日 01時40分19秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ヨーロッパ選手権2015女子ショートプログラムジャッジスコア)。
 出場38名!けっこうな数になった

<G1>
ニキ・ヴォリーズ(オランダ) SP:42.53(31)
 「Sand and Torn」♪ 黒のつなぎパンツスタイル。3回転フリップ+2回転トウループ、ダブルアクセルときちんと決めたが、ルッツはダウングレードで転倒。力強いパーカッションのリズムでステップ。わりとちゃんとできた感じ。

ユリア・サウテル(ルーマニア) SP:36.70(35)
 マイケル・ブーブレ「Feeling Good」♪ 初出場。ドイツ生まれで、以前はドイツ代表だった。トウループ3-2はセカンドで片手上げ。ループで途中で開いてしまって2回転にもならなかった。ダブルアクセル転倒。残念そう。

ダシャ・グルム(スロベニア) SP:43.10(29)
 「Prica o Vasi Ladackom」♪ ブルーのホルタートップ。ギターのしっとりした曲。3回転フリップ+2回転トウループ、ダブルアクセルまではきれいに入ったのに、単独トウループが2回転になってしまって無効0点 終わって「もう!」という顔。

ペルニル・ソレンセン(デンマーク) SP:43.60(27)
 「L'Enfant Pur - Crystal Symphony」♪ 黒系で左側が透ける生地。わりと大柄だけどまだ16歳、初出場。3回転ループから入り、3回転サルコウ+2回転トウループ、ダブルアクセルとジャンプをきっちりこなす。ミスなく曲ともうまく合わせながら滑りきって、本人よりコーチ陣が大喜び

ミコル・クリスティーニ(イタリア) SP:38.43(34)
 「Appassionata」♪ 赤にストーンでバラを描き、黒のレース風をスカートに巻いている。最初にコンビネーション予定の3回転トウループで、ややバランスを崩したので単独に。情熱的にステップを踏んだ後、スパイラル姿勢をしてからダブルアクセル。終盤3回転サルコウで転倒、コンビネーションにできなかった。「もう少し曲想が表現できるといい」と解説・岡部さん。

<G2>
アレクサンドラ・ゴロフキナ(リトアニア) SP:45.01(23)
 「ムーラン・ルージュ」より「ロクサーヌのタンゴ」♪ 赤系の衣装。可愛らしい16歳で初出場。3回転サルコウ+2回転トウループのセカンドで片手上げ、ダブルアクセルもきれいに入る。3回転ループで転倒。決まったジャンプのチェック(ジャンプが終わったとき)が手をしっかり上に挙げてきれいな姿勢。ステップでもよく動けていた。

ネッタ・シュライバー(イスラエル) SP:42.45(32)
 モーツァルト「ピアノ協奏曲第23番」♪ 黒のホルタートップでつなぎパンツスタイル。髪を高めのお団子に結っている。3-3を予定していたが、2回転サルコウに3回転サルコウをつけてコンビネーションの規定をクリア。しかしルッツが2回転に つなぎで長いスパイラルが素敵。レイバックスピンでかなりトラベリングしてしまった。細身の身体で独特の雰囲気がある。

イヴェット・トート(ハンガリー) SP:39.16(33)
 「ハンガリアン・チャルダーシュ」♪ ジュニアグランプリシリーズにも出ている、初出場16歳。白とオレンジで民族衣装風。3回転フリップ転倒。ルッツ・トウループも2-2になってしまったのでトウループの分は0点になる。バレエジャンプをしてからダブルアクセルは素晴らしい。
 スピンの姿勢などはしっかりしていたと思う。失敗があって口惜しそうだったが、最後まで一生懸命滑った。コーチはユリア・セベスチェン。

カーリー・ロバートソン(イギリス) SP:43.91(26)
 「Classical Soul」♪ グレーに蛍光オレンジ、ストーンたくさんキラキラ。ジェナ・マコーケルが引退して、国内選手権優勝してきた。クラシックギターが細かくリズムを刻む曲。ダブルアクセルは軸がやや曲がったが頑張って下りた。トウループ3-2、3回転フリップで転倒。
 25歳ということで、身体の動きはそれなりに大人っぽい魅力。

ヤニナ・キケーンカ(ベラルーシ) SP:33.78(37)
 「アンナ・カレーニナ」♪ 赤に黒のベルトと長手袋。3回転フリップ+2回転トウループを跳んだが、フリップでちょっと両足? 3回転ループも回転不足か。長いイーグルからアクセルを跳んだがシングルに ノーバリューになってしまう。
 スピードを落とさずにステップも頑張ったが、不本意な得点にちょっと涙。

<G3>
エヴェリン・ブルナー(スイス) SP:52.00(10)
 ショパン「ノクターン第9番」♪ オフホワイトで襟元が斜めに開いている。初出場の19歳、ややアジア系のルックスなのはハーフかな? 流れのある動きでなめらかなスケーティング。3回転ルッツ+2回転トウループ、3回転ループ、ダブルアクセルとどのジャンプもクリーンに決まった。イナバウアーやイーグルなども見せ、ピアノの音とよく合っていた。
 シーズンベスト更新ににっこり

カミラ・ヤシェム(ノルウェー) SP:46.82(22)
 ヴァネッサ・メイ「The Havana Slide」♪ 蛍光ピンクの衣装。NHK杯に出場した双子のアンネ・リーネとそっくり 曲調は全然違ってラテン系。3回転ループで手をついたが2回転トウループを両手上げでつける。3回転サルコウ、ダブルアクセルと頑張り、アップテンポになったところで元気よくステップ。レイバックスピンは「アーチがあまりできてませんね」と岡部さん。

アガタ・クリゲル(ポーランド) SP:29.34(38)
 ジェームス・ボンド・メドレー♪ セクシーな黒系で長手袋。コンビネーションは片手を付いて間にターンが入ったがなんとか2回転をつけた。3回転サルコウ転倒、アクセルがシングルに。
 全体にちょっと動きが重たい感じ。スピンにV1もついてしまった。

ゲルリ・リナメ(エストニア) SP:44.46(24)
 「ショパン」♪ ミントグリーンのVネック、ノースリーブ。3回転ルッツ転倒、3回転ループ+2回転トウループとダブルアクセルは大丈夫。コンビネーションスピンのイリュージョン(ウィンドミル)を岡部さんが褒めていた。シーズンベストは更新。
 ぎりぎりでフリー進出

フルール・マックスウェル(ルクセンブルク) SP:51.36(14)
 「Stand By You」♪ エメラルドグリーンの衣装。26歳、今大会最年長。3回転サルコウ+2回転トウループ、単独は3回転トウループ、ダブルアクセルとクリーンに決まる。スピンも丁寧に、「ポジションが美しいですね」と岡部さん。柔らかな曲調で、よく身体を動かしてステップを踏んだ。
 パーソナルベスト更新

<G4>
ヘレリー・ハルヴィン(エストニア) SP:43.10(30)
 セリーヌ・ディオン「Fly」♪ 蛍光ピンク、目に鮮やか。3回転ルッツ+2回転トウループ決まった。単独は3回転トウループ。セリーヌ・ディオンのボーカルにのるステップでは、「Fly」なのでときどき羽ばたくような仕草も。アクセルがシングルになってしまい、、、何人目かな
 「歌詞がちょうどないところを、うまく生かせればよかったのに」と岡部さん。シーズンベストは更新。

ダニエラ・ストエヴァ(ブルガリア) SP:35.70(36)
 「ベートーベンの5つの秘密」♪ 左肩を出した黒。3回転サルコウ+2回転トウループ頑張り、3回転ループは転倒。ダブルアクセルはOK。コンビネーションスピンでややぐらついて、各ポジションをきちんと作れず、認定されなかった。
 もう少し盛り上がりのある曲のほうがよかったのでは^^;

ビルチェ・アタベイ(トルコ) SP:44.17(25)
 「Try」♪ 鮮やかな黄色にピンクの挿し色。3回転ルッツ+2回転トウループはセカンドで片手上げ。3回転サルコウ、ダブルアクセルはスムーズに決まる。
 なんとなく頭が大きく見えたのは、お団子を高く結ってるから? 「もう少し姿勢が良くなるといい」と岡部さん。大きなミスなく、自己ベスト大幅更新。ただ、0.30点差でフリー進出を逃した。

ニコル・ショット(ドイツ) SP:52.03(9)
 「サユリ」♪ ピンクのグラデーション。国内選手権初優勝での初出場。トウループ3-3のセカンドで手をつき、3回転ループも片手をついたが着氷。身体を大きくなめらかに動かしながらステップ。「最初から最後まで流れが止まらず、曲の音をよく表現していた」と岡部さん。

カースティン・フランク(オーストリア) SP:50.74(16)
 「Kingdom Hearts」♪ 大人っぽい紫がかったピンク。トウループ3-2はセカンド両手上げ、3回転サルコウも決まる。わりと一蹴りも伸びて活力のあるステップ、ダブルアクセルも決まって直後に足をあげる工夫。スピンも安定していた。
 最後まで力強く滑りきり、終わって思わずガッツポーズ。(ちなみにアイスダンス日本代表クリス・リード選手のガールフレンド

<G5>
エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ(グルジア) SP:49.20(19)
 マスネー「タイスの瞑想曲」♪ シャンパンゴールドのドレス。前のグループの選手たちとは明らかに一線を画す滑らかなスケーティング。3回転ルッツでややバランスを崩したのでセカンドは2回転トウループにした。3回転サルコウで転倒。美しいスパイラル、バイオリンの音といっしょに盛り上がっていくステップはさすが。

アナスタシア・ガルスティアン(アルメニア) SP:51.78(12)
 シャルル・アズナヴール「Une Vie d'Amour」♪ 15歳初出場、ピンクの衣装。最初にダブルアクセル、続いて3回転フリップ+3回転トウループを頑張る。一生懸命なステップのあと、3回転ルッツでちょっと片手をついたが着氷。それほどスピードがないが、これから伸びそう。
 シーズンベスト更新で嬉しそう

ソニア・ラフエンテ(スペイン) SP:48.53(20)
 「キャラヴァン」♪ エキゾチックな緑の衣装。クラシックっぽいオーケストラのアレンジ。3-2コンビネーション、3回転ループ、ダブルアクセルとジャンプが全部決まった スピンの姿勢がきれい。ステップはちょっと足以外の動きが少なかったかも。

アンジェリーナ・クフヴァルスカ(ラトビア) SP:49.28(17)
 「カルメン」♪ 黒のローブデコルテ風に赤い花。ジュニアグランプリシリーズに出ている。トウループ3-3、セカンドで足をついたが頑張る。3回転ルッツはOK、ダブルアクセルは下りてすぐ足をついてしまったがなんとか。元気よくスピードがあって、きびきびと動いていた。
 シーズンベスト更新。

ジアダ・ルッソ(イタリア) SP:43.13(28)
 「カルメン」♪ カルメン2連続^^; 赤に黒レースのボレロ。3回転ループ転倒、3回転サルコウでステップアウトしてコンビネーションにできず。ダブルアクセルはしっかり。レイバックスピンでヘアカッターからビールマン、またヘアカッターに戻すのがカッコいい。
 「カルメンらしいステップの表現」と岡部さんが賞賛。ちょっと曲の終わり方が唐突な気もする^^;

エリシュカ・ブレジノヴァ(チェコ) SP:47.40(21)
 「メガポリス」♪ 兄のミハル・ブレジナに送り出される。ピンクとグレーの組み合わせ。3-3予定は3-2のトウループに、セカンドで片手上げ。3回転ルッツ頑張る。キャメルスピンの姿勢がユニーク。ステップではわりと身体全体が動いている。レイバックスピンはちょっとトラベリング^^;
 大きなミスなく滑りきった。リプニツカヤが使ってた曲なので、比べられると厳しい

<G6>
ニコル・ライチョヴァ(スロバキア) SP:53.78(8)
 「ロミオとジュリエット」♪ ブルーにゴールドで。ソチ五輪にも出て経験豊富だが、今季まだジュニアグランプリシリーズにも出ている。3回転ルッツ+2回転トウループ、3回転ループと決める。長いステップの途中では音楽の休止の瞬間にぴたっと止まってポーズ、また動き出して盛り上げていった。ダブルアクセルも流れがあり、クリーンなプログラムが滑れた。

ロベルタ・ロデギエロ(イタリア) SP:51.79(11)
 「Let It Go」♪ 白からグレーのグラデーション。超!大ヒット曲のクラシック風アレンジ。3-3予定だったが無理せず3-2のトウループ、3回転フリップ、後半にダブルアクセル。途切れることなく、よく動いて滑りきった。

ローリンヌ・ルキャヴァリエ(フランス) SP:51.58(13)
 「カルメン」♪ といってもビゼーのではなく、ロック系。なので紫の衣装も頷ける。3回転ルッツ+2回転トウループを決め、3回転フリップは転倒。後半のダブルアクセルは幅と高さがあった。スピンの姿勢やステップのなかの所作に意味のないものがなく、表現につながっているのがいいと思う。

ナタリー・ヴァインツィエル(ドイツ) SP:50.80(15)
 「フィーバー」♪ グレーにピンクの長手袋。3-3を予定していたが、最初のフリップは転倒。次のルッツに2回転トウループをつけてリカバリー。ダブルアクセルはきれいに決まってすぐ動きにつなげる。ドラムが盛り上げていくステップで機敏に。

キーラ・コルピ(フィンランド) SP:60.60(4)
 ビートルズ「A Day In the Life」♪ 青みがかったグレーと黒。ジェフリー・バトルの振付。響くエレキの音が彼女にこんなに合うなんて コンビネーションは3-2、単独はループ。ポニーテールがスピンやターンで揺れるのが可愛い。どちらかといえば優雅とか可憐な雰囲気のプログラムが多い選手だけど、ダイナミックに動くロックのステップ、新鮮
 お帰り、キーラ

ナタリア・ポポワ(ウクライナ) SP:49.21(18)
 「アランフエス協奏曲」♪ 昨季も着ていた黒レース。3回転フリップを単独にして、コンビネーションは3回転サルコウ+2回転トウループ。ダブルアクセルでややオーバーターン。コルピと比べてしまうとスケートの伸びはいまいちだけど^^; 大きなミスはなかったからまあまあかな。

<G7>
アンナ・ポゴリラヤ(ロシア) SP:66.10(3)
 イル・ディーヴォ「アダージョ」♪ 意外にも初出場の16歳。3回転ルッツ+3回転トウループ、予備動作ほとんどなしで3回転ループ、ダブルアクセルも余裕。フライングキャメルスピンのとき一瞬ジャンプしてしまったが立て直す。ステップのなかでボーカルが再開する瞬間にぴしっと合わせたポーズ、うまく盛り上っていた。
 久々にいい演技で、終わってちょっとぐっときた表情。でも得点はもうちょっと欲しい

エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(ロシア) SP:69.02(2)
 ラヴェル「ボレロ」♪ 妖艶な18歳、黒のふわっと透ける生地の衣装。ゆったりと動き出し、3-3トウループはセカンドで片手上げ 3回転ルッツも流れよく、ダブルアクセルは片手上げで着氷後そのまま次の動きへ。貫禄のステップとスピン、ノーミス。
 高く結った短いポニーテールが“ちょんまげ”っぽい(笑)

ヨシ・ヘルゲション(スウェーデン) SP:59.55(6)
 ポール・マッカートニー「ブラック・バード」♪ 曲のとおり黒、ウエストと袖に縞模様。ギターと女性ボーカルで、高さのある3回転ルッツから入った。3-2トウループはセカンドで両手上げ、ダブルアクセルもしっかり。ちょっとした動きや仕草も曲にぴったり、ステップのなかでポニーテールを振るのも振付のうち キャメルスピンでキャッチフットして足のほうを見る姿勢がユニーク。地元でノーミス、自己ベスト更新。

マエ=ベレニス・メイテ(フランス) SP:55.84(7)
 「Hosanna」「The Groove You Liked (Mala Dub)」「Freedom」♪ クリーム色の上にゴールドのストーンを散りばめた衣装。髪を高く結い上げてイメージチェンジしてきた。トウループ3-3が決まり、3回転ルッツはちょっと片手つき、ダブルアクセルはやや曲がったがこらえた。"freedom!"を連呼するアップテンポのパートで勢いのあるステップ。
 「以前に比べるとトランジションがだいぶ入るようになった」と岡部さん。

エレーナ・ラディオノワ(ロシア) SP:70.46(1)
 「De mi vera te fuistes (Seguiriyas)」「Ain't It Funny」♪ 鮮やかな朱色のドレスに指先の出ている飾り手袋。3回転ルッツで一瞬曲がったが問題なく3回転トウループをつけた。3回転ループもスムーズ、ステップからダブルアクセル。この子のパールからビールマンのスピン、好き 気持ちよく踊りまくり、終わって両手でガッツポーズ。
 「なめらかな動きとぴしっと止まるところのめりはりがある」「立体的に動けている」と岡部さんも絶賛。

ヴィクトリア・ヘルゲション(スウェーデン) SP:60.37(5)
 ケイト・ブッシュ「This Woman's Work」♪ 柔らかなパステルグリーン。3-3を予定していたが3-2でまとめ、3回転ループも入る。ダブルアクセルは余裕ですぐスプリットジャンプにつながった。エッジをキャッチしないレイバックスピンだが、「スピードを増す」「エッジ変更」でレベルを獲得。大人の雰囲気のステップは最終滑走に相応しかった。
 クリーンな演技で自己ベスト更新、よかった

 結果、トップ3がロシア勢(やっぱり)、ラディオノワ、トゥクタミシェワ、ポゴリラヤ。4位コルピ、5位ヘルゲション姉、6位ヘルゲション妹。フリーは最終グループに地元勢2人が入った。
 メイテ7位、ライチョヴァ8位、ニコル・ショット9位、エヴェリン・ブルナー10位。ライチョヴァとブルナーはこの順位を守れば、スロバキアとスイスが2枠を獲得することになる。
 一方、3枠のイタリア勢のうち、フリーに残れたのは11位ロデギエロのみ。ロデギエロが10位以内に入らないと、一気に1枠に減ってしまうことになる
 2度銅メダルに輝いたゲデヴァニシヴィリがフリーは第1滑走となってしまった。巻き返してほしい

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ヨーロッパ選手権2015男子SP

2015年01月29日 00時03分27秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ヨーロッパ選手権2015男子ショートプログラムジャッジスコア)。

<G1>
ラリー・ルーポラヴァー(アゼルバイジャン) SP:51.01(23)
 アストル・ピアソラ「リベルタンゴ」♪ アメリカで生まれ育った15歳、シニアの選手権デビュー。黒の衣装にポニーテール。ダブルアクセル、3回転ルッツ、3回転サルコウ+2回転ループを跳んだ。大きなミスなく、第1滑走で頑張った。

エンギン・アリ・アルタン(トルコ) SP:48.76(27)
 アストル・ピアソラ「四季」より「春」♪ 黒にゴールドを部分的に使った衣装。トリプルアクセルに挑んでなんとか下りた。3回転ルッツはステップアウト、コンビネーションはトウループの3-2。「ステップが正確に踏めていませんね」と解説・岡部由起子さん。とはいえ大きなミスはなかったので笑顔。

マヌエル・コール(オーストリア) SP:43.56(30)
 「Der Dritte Mann(第三の男)」♪ 縦じまのベストにブルーのタイ。27歳だそう。シタールの音に乗って楽しげに滑る。ルッツ-トウの3-2はなんとか下り、3回転サルコウでやや乱れる。ハイドロブレーディングの後のダブルアクセルで転倒。「スピンの回転が遅いですね」と岡部さん。
 ミスが出たので、終わって両手で顔を押さえて落ち込む。

サムエル・コッペル(エストニア) SP:46.36(28)
 「マック・ザ・ナイフ」♪ 男性ボーカルで。初出場の19歳。千鳥格子のシャツにブルーのタイをひっかけて。3回転ループで片手をついたがダブルアクセルはOK。コンビネーションはトウループの3-2。わりと楽しげな雰囲気を出してステップをしていた。

パヴェル・カシュカ(チェコ) SP:56.83(17)
 「Wrath of the Sea」♪ 黒に赤で炎のような模様。もう26歳だったか^^; 3回転ルッツ、トウループ3-3、ダブルアクセルと前半にしっかり決めた。「ステップが個性的で動きがきびきびしていていいですね」と岡部さん。スピンのキャメル姿勢がちょっとふらついた。

マルコ・クレポック(スロバキア) SP:44.81(29)
 ピンク・フロイド「Money」♪ 背中にドルマークがあるピンクのシャツ、ちょっとやんちゃな雰囲気の17歳。3回転ルッツ転倒、3回転ループ+2回転トウループは回転が足らなかったようで^^; ダブルアクセルは決まった。ボーカルにのってロックっぽいステップを頑張る。
 「スピンでレベルを取るのに一生懸命で、全体の回転数が足りないことがある」と岡部さん。いろいろ気をつけなきゃいけないのね

<G2>
ヤロスラフ・パニオット(ウクライナ) SP:63.25(14)
 「Moonlight Electric(月光ソナタ)」♪ ターコイズブルーのVネック。ジュニアでも活躍する17歳、国内選手権初優勝してきた。トリプルアクセルなんとか、3回転ルッツを両手上げで、トウループ3-3は間が空いてしまったが下りた。スピンのキャメル姿勢等がとてもきれい。ここまでの選手たちと比べるとかなりまとまっている。

フィリップ・ハリス(イギリス) SP:65.16(12)
 「All Is Hell That Ends Well」♪ 国内選手権初優勝で初出場。黒とグレーでメタリックな感じ。トリプルアクセルが決まり、3回転ルッツからのコンビネーションはターンが入ってセカンドが2回転に。3回転フリップはきれいに決まった。力強い音楽とうまく合ったステップ、丁寧なスピン。全体によく滑れていた。25歳だけど、まだ伸びしろがありそう。

ハヴィエル・ラヤ(スペイン) SP:53.80(21)
 「ムーラン・ルージュ(ロクサーヌのタンゴ)」♪ 黒のレースシャツ。トリプル予定のアクセルがダブルに。コンビネーションはトウループの3-3、フリップで回転不足で転倒してしまった。滑りはなめらかで、スピンの姿勢も美しい。

スラヴィク・ハイラペティアン(アルメニア) SP:48.93(25)
 「ノストラダムス」♪ こちらも黒系。ジュニアにも出ている。3回転ルッツは入り、トリプルアクセル転倒。3回転サルコウからのコンビネーションは間にターンが入って2回転トウループにつなげた。「爪先などもう少し丁寧にすると美しくなる」と岡部さん。スピンのキャメル姿勢で「膝の位置がヒップより低いかも」、キャメル姿勢が認められるのも大変。

ステファン・ウォーカー(スイス) SP:48.86(26)
 チャイコフスキー「白鳥の湖」より「フィナーレ」♪ 黒にゴールドで刺繍。アクセルはダブル、トリプル予定だったか。3回転ルッツでステップアウト。コンビネーションは3回転フリップで両足着氷、セカンドは2回転トウループ。キャメルスピンのユニークな姿勢に沸いたが、得点は伸びず・・・

ユストゥス・ストリード(デンマーク) SP:53.28(22)
 「マック・ザ・ナイフ」♪ 鮮やかなピンクのシャツに黒のベスト。今回27歳で最年長。スウェーデン生まれで、2008年まではスウェーデン代表だった。コーチは兄。
 トリプルアクセル転倒、3回転ルッツはステップアウト。コンビネーションは3回転フリップ+2回転トウループをなんとか。スピンがやや不安定で回転が遅い。手拍子をもらいながら陽気なムードでステップを踏んだ。
 一応シーズンベストでフリーには進出。

<G3>
パトリック・ミュズィク(ポーランド) SP:56.12(18)
 「Come Together」「Black Betty」♪ 黒のシンプルなシャツ。カナダ生まれ24歳、初出場。なかなかスピードにのった、なめらかな滑り。アクセルはダブル、コンビネーションはトウループで3-2。3回転ルッツは片手をついた。袖をまくってステップに入り、勢いよく踏んでいった。

ソンドレ・オドヴォル・ボエ(ノルウェー) SP:55.73(20)
 ビートルズ「A Day in the Life」♪ ブルーのTシャツ。まだジュニアにも出ている17歳。トウループ3-3がスムーズに決まる。3回転フリップでステップアウト、アクセルはダブル。「癖がないのがいい」と岡部さん。すーっと気持ちよさげな滑り、これから伸びそう

ヴァルター・ヴィルタネン(フィンランド) SP:58.31(15)
 「ラ・ヴィ・アン・ローズ」♪ ピンクのシャツにグレーのベスト、胸にピンクのバラ。ロマンチックなフランス語の男性ボーカルにのって、トウループ3-3をなんとかこらえる。イーグルからの3回転ループが素敵 アクセルはダブルでオーバーターン。スピンの姿勢は丁寧、少しトラベリングするのが惜しい。でもシーズンベスト。
 アンドレア・ボチェッリがエディット・ピアフの昔の録音をフィーチャーしているボーカルに聞き惚れてしまった

イヴァン・リギーニ(イタリア) SP:67.45(11)
 マイケル・ジャクソン「スリラー」「ビリー・ジーン」♪ 黒ジャケに右手は白、左手は黒の手袋。ヨーロッパ選手権は初出場になる。トリプルアクセルを決め、両手上げで3回転フリップ。さらに両手を上げたルッツからのコンビネーションは3回転トウループで転倒。今日もキレキレのダンスでステップ。
 モスクワ生まれで、以前はイワン・バリエフという名前のロシアの選手だった。

ダニエル・サモヒン(イスラエル) SP:72.65(8)
 「Still Loving You」♪ 黒でレザー風のベスト。ジュニアにも出ている16歳。4回転+3回転のトウループ決まった トリプルアクセルもばっちり。ルッツだけはステップアウトしちゃったけど^^; 力強く元気よく最後まで滑りきり、シットスピンから跪いたポーズでフィニッシュするとガッツポーズ。
 高得点でトップに立って大喜び。

フランツ・シュトロイベル(ドイツ) SP:64.45(13)
 チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第18番」♪ 深いブルーのベルベット。コーチは往年の東ドイツの名選手、アネット・ペッチ。トリプルアクセルでオーバーターンしたが着氷、トウループ3-3をきれいに下りる。3回転も大丈夫。キャメル姿勢の足がぴんと伸びてきれい。全体に端正な感じでクラシックの曲によく合っていると思う。
 シーズンベストにコーチのほうが嬉しそう

<G4>
アディアン・ピトキーエフ(ロシア) SP:69.78(9)
 ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」♪ グレーからオフホワイトのグラデーション。16歳イケメン少年 ヨーロッパ選手権初出場。冒頭の4回転は回転不足で転倒。軽妙な感じも出しながらのステップのあと、トリプルアクセルと3回転ルッツ+3回転トウループは軸の細いジャンプで決まる。
 「曲調の変化はまだ表現し切れてない」と岡部さん。まだシニアに上がったばかりだし^^;

アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:73.63(7)
 ヴェルディ「椿姫」♪ ブルーのシャツに黒のベスト。まずトリプルアクセル、そして4回転トウループをきれいに決めた コンビネーションも決まる。「乾杯の歌」アリアにのってスピードを増す元気なステップ。「もう少し曲の優雅さが表現してくれたら」と岡部さん。

ペトル・コファル(チェコ) SP:57.47(16)
 「Moonlight - Electric Cello」♪ 19歳で初出場。白の半袖に黒のストライプベスト。ダブルアクセルから入り、3回転ルッツで転倒。3回転フリップに3回転トウループをつけた。キャメルスピンでフリーレッグのエッジをホールドして高く持ち上げる姿勢を、「男子にはなかなかいない」と褒められていた。
 「チェコの伝統で滑りがきれい」。たしかに

アレクサンデル・マヨロフ(スウェーデン) SP:68.10(10)
 ピンク・フロイド「The Great Gig in the Sky(虚空のスキャット)」♪ ブルーに波のような模様が光る。トリプルアクセルはやや流れが止まったが着氷。3回転フリップ+3回転トウループを決め、3回転ルッツで惜しくも転倒。体を大きく使いながらスピンやステップをこなした。
 春に手術をしたそうで、そこからよくカムバックしてきた。

パヴェル・イグナテンコ(ベラルーシ) SP:55.79(19)
 「スカイフォール」「ジェームス・ボンドのテーマ」♪ ダブルの黒ジャケット。わりとイケメン19歳 トリプルアクセル転倒、3回転ループ、3回転ルッツ+2回転トウループはOK。滑りは丁寧だけどスピンはやや回転が遅いかも^^; 「何がテーマなのか、いまひとつわからない」と岡部さん。単にこの曲が好きだったから

フローラン・アモーディオ(フランス) SP:74.06(6)
 映画「オーケストラ」より♪ ベージュのシャツに黒の手袋とベルト。4回転予定のサルコウが3回転になった。トリプルアクセルは入り、後半に3回転ルッツ+3回転トウループも決まる。哀愁のあるメロディにのって、しっとりと魅せてくれた。こういう柔らかな表現が上手くなったと思う。
 コーチ陣の一人がファビアン・ブルザ。

 演技の合間、客席にヴィクトリア・ヘルゲション、ヨシ・ヘルゲション姉妹の姿が映った。

<G5>
セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) SP:81.06(2)
 サン=サーンス「死の舞踏」♪ 黒にゴールドをあしらった衣装。4回転トウループ+3回転トウループがシャープに決まったが、トリプルアクセルは途中で回転が開いたような感じでダブルに 3回転ループは問題なし。テンポの速いワルツのリズムにうまく乗りながらステップ。「ボディムーブメントがないのでレベル4は取れないですね」と岡部さん、なるほど^^;
 全体では安定感のある滑りだった。とりあえずはトップに立つ。

マクシム・コフトゥン(ロシア) SP:78.21(4)
 ラヴェル「ボレロ」♪ 肩から胸に革を使った黒。冒頭の4回転サルコウは着氷が乱れて両手をつき、次の4回転トウループもバランスを崩し片手をついてコンビネーションにできず。トリプルアクセルはきれいだった。きれのいい動きで魅力的なステップ、「ダイナミックですね」と岡部さん。

ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン) SP:89.24(1)
 「ブラック・ベティ」♪ 黒の半袖で。曲が鳴った瞬間から手拍子が起こる。4回転サルコウでステップアウト、3回転ルッツ+3回転トウループはセカンドでステップアウト、ちょっと残念^^; 変形イーグルなどをしてからのトリプルアクセルはバッチリ 細かく動きながらリズムにのっていくステップは超!高レベル。スピン、ステップ全てレベル4。

シャフィク・ベセギエ(フランス) SP:49.61(24)
 「Heat」「Clozee Mountain Legend」♪ 昨季と同じ曲で、黒のTシャツに落書きアートのような模様。4回転予定のトウループが3回転に、ルッツが2回転になってコンビネーションにできず。トリプルアクセルも転倒で、厳しい得点になってしまった

ペーター・リーベルス(ドイツ) SP:75.48(5)
 「Clocks」♪ 昨季と同じ曲と衣装、ふわっと透ける生地のシャツが風をはらむと素敵。3回転フリップ+3回転トウループを決め、トリプルアクセルは片手をついたが着氷。4回転は回避して3回転ルッツも決まる。ピアノの細かい音にあわせていくステップもいい。最後のスピンはちょっとバランスを崩した^^;
 肩の怪我と手術があってGPシリーズは欠場したが、復活してきた。昨年結婚したそうな

ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:80.86(3)
 「Game of Thrones」♪ 中世風の革風ベスト。トリプルアクセル、4回転サルコウときれいに決まった 機敏な動きと伸びやかさを兼ね備えたステップが魅力的。なのに3回転フリップで転倒、コンビネーションがなくなってしまった 終わって顔を覆って口惜しがる。

 結果、SP1位は3連覇を目指すフェルナンデス、2位ヴォロノフ、3位ブレジナ、4位コフトゥン、5位リーベルス、6位アモーディオ。1位と2位の点差は8点、フェルナンデスはかなり有利かな。
 7位と8位にビチェンコとサモヒンがつけている。もし2人が一つずつ順位を上げたら、イスラエルが3枠獲得になる
 フリーも楽しみ

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応援ドキュメント 明日はどっちだ#72

2015年01月28日 00時54分05秒 | テレビ

 NHK「応援ドキュメント 明日はどっちだ」、“関ジャニ∞が頑張る人々を応援する連続ドキュメンタリー”だそうな
 フィギュアスケートの選手の話ということで見てみた。仙台で羽生結弦と同じリンクで練習していた16歳の花城桜子選手、東日本大震災のあと、お母さんの故郷の沖縄へ移って頑張っている。
 しかし沖縄に一つしかないリンクは、いつも混み合って思うように練習できない。離婚したお母さんは仕事をかけもちして費用を捻出。以前跳べていたダブルアクセルが跳べなくなって、、、
 予選のショートプログラムに150人近く出場する高校総体(インターハイ)で、なんとか24位以内でフリーに進むのが目標。普段はコーチもなしで、月に1回だけ神戸から来てもらう。モチベーションを保って、なんとかしてジャンプの練習をするしかない、と叱咤激励される。
 前後編構成で、来週続きがあるらしい。。。って、インターハイの結果はもう出てますが

 全米選手権やカナダ選手権では、ノービス・ジュニア・シニアのクラス区分が年齢ではなく技術レベル。ノービスに17歳とか、ジュニアに20歳とかの選手が出てきても問題ないらしい。
 日本だと、きっちり年齢で上がっていくから、2回転とダブルアクセルがやっと、くらいのレベルでも、15歳以上だとノービスには出られず、必ずジュニアに出なければならない(インターハイはジュニアの基準で行われる)。
 国際大会出場を目指すわけではないなら、日本も年齢関係なく技術レベルが同じくらいの選手で競う場所があっても、いいんじゃないかな・・・

 ところで、関ジャニ∞の3人が間のトークで、「頑張ってるけどできるようにならないこと、ある?」「楽器は弾けるようにならんわ」という話題で喋りだした。「弾き語りとか」「手と歌がごっちゃ」「歌もうまないのに」「歌はうまなくてええねん、心があれば」
 ・・・うまない? うまなくてええ
 もちろん、「上手くない」「上手くなくていい」という意味なのはわかったけど、「生まない」「生まなくてええ」に一瞬聞こえた あとから考えると、「馬、無い」「馬、無くてええ」でもいいかも(笑)
 関西弁は、こういう部分が慣れない。親戚もいないし、テレビでしか聞かないもので^^;

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杰卡斯

2015年01月28日 00時18分56秒 | Weblog

 全豪オープンテニス2015を見ていて、会場の広告ロゴが気になった。
 「杰卡斯」って、何???
 よく見ると、隣に掲示されている「JACOB'S CREEK」と同じロゴマークがついている。そういえば「JACOB'S CREEK」は前にも見たことがあったような、、、企業名?
 検索してみると、JACOB'S CREEKはオーストラリアワインのブランド名だった
 杰卡斯はその中文名。漢字表記で広告を出すだけの効果が期待できる、つまりそれだけ中国系住民がオーストラリアには多くなっている、ってことかな
 発音は[jie2 ka3 si1](ジエ カァ スー)。JACOB'Sを音訳したらしい。

 オーストラリアのワインってけっこうよく聞くけど、お手ごろ価格で美味しいなら、今度試してみようっと

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3-0!

2015年01月27日 18時11分29秒 | スポーツ

 全豪オープンテニス2015、2週目に入ってさらにヒートアップ
 昨日は錦織圭がダヴィド・フェレールに3-0で勝った 対戦するたびにフルセットになる相手で、とにかくよく走って拾いまくる選手。長い試合になるかと思われたが、、、
 錦織圭のバックのダウンザラインが、勝負どころでほぼオンラインというくらい、厳しいところに決まる。サーブも速くなって、最高は200km/h セカンドサーブも安定していた。
 フェレールもよく走り、ドロップショットを打たれても拾い、スマッシュを打たれても拾うので、ラリーは長い。ただ、ポイントは錦織が取っていく。
 解説で「フェレールはベースラインよりずっと後ろで打っているが、錦織は前のほうで打つ」という。前で、早く。強いはずだ・・・
 あっさり3-0で勝って「驚いている」とコメントする錦織。つれあいの持論だと、「実力が拮抗している場合に一方的なスコアになることがある」。相手も強いと感じていると、一切手を抜かず隙を見せずに戦うからだという。今回もそんなケースかな
 次の相手はスタン・ワウリンカ。全米でも勝った相手だし、体力は比較的温存できているし、楽しみ

 そして今日は、トマシュ・ベルディヒがラファエル・ナダルに3-0で勝った
 公式サイトでLive Scoreをチェックしたら、ナダルが1セットダウン、第2セットもリードされている。これは大変とLive Streamingで観戦。
 なんだかナダルのサーブが不調、ダブルフォルトも多い。肩でも痛いのか? 一方ベルディヒはサーブもストロークもしっかり打てている。第2セットもすんなりベルディヒが取った。
 第3セット、ナダルが少し上向いてきた。落ち着いてサーブをキープしていく。第9ゲームでブレークのチャンス、ここで5-4とすれば第3セットは取れるかと思ったが、ブレークできず
 それでも5-6の第12ゲームでは相手のマッチポイントをしのいで、タイブレークに持ち込む。しかしポイントを先行されて追いつけず、、、まさかの準々決勝で敗退
 英語実況が"perfomance of life"とか言ってた。ベルディヒは最高のプレーだった、ということだろう。
 これでフェデラー、ナダルが敗退。このあと4強に誰が残るのか? オーストラリア期待の若手、ニック・キルギオスがアンディ・マレーと対戦中だけど、もしキルギオスが勝ったら凄い盛り上がりになりそう。ちょっと見てみなきゃ

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全米選手権2015男子フリー

2015年01月26日 09時36分05秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・全米選手権2015男子フリー

<G1>
パトリック・ルップ SP:56.29(17) FS:122.13(15) 合計:178.42(15)
 「ブルース・フォー・クルック」♪ 曲の情報は未確認だけど、音が鳴った瞬間、高橋大輔のあの曲?と思って 最後まで聞いた感じ、間違いないと思う。黒にベストがついている風。
 トリプルアクセル、3回転ルッツ+3回転トウループと出だし好調。ステップアウトやオーバーターンはあったが、転倒なく滑りきった。ステップなんかはあまり伸びがない^^;

セバスチャン・パヤネット SP:42.26(20) FS:99.14(19) 合計:141.40(20)
 「序奏とロンド・カプリチオーソ」♪ 白に黒襟。最初にコンビネーション予定が単独の3回転トウループになり、ルッツが2回転に。普通の滑走中に転倒してしまった それでも後半に3連続など頑張っていた。

ショータロー・オオモリ SP:55.60(18) FS:110.81(17) 合計:166.41(17)
 「シェヘラザード」♪ 紫と黒、バンドは緑で中東の王子様風。トリプルアクセルで転倒、ルッツが2回転に、2本目のトリプルアクセルが1回転に、とミスが続いてしまった。でも後半3回転ルッツ+3回転トウループや3連続コンビネーションなどを決め、懸命に滑っていた。
 「身体の動きが小さくなっている。もっと思い切って」と解説・杉田秀男さん。シニア全米初出場はちょっとほろ苦かったか


ロバート・プルゼピオスキ SP:50.07(19) FS:94.81(20) 合計:144.88(19)
 ポール・マッカートニー・メドレー♪ ほぼ全身黒。最初の要素がステップというのが珍しい。トリプルアクセルはなく、ルッツから3-2、フリップから3-2、後半ダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウが決まったらガッツポーズ。スピンのキャメル姿勢や片足を上げたアップライト姿勢でふらついてしまう^^; 「最後のジャンプから最後の要素のスピンまで1分近くある。プログラムのバランスとしてどうか」と解説・杉田さん。

<G2>
フィリップ・ウォーレン SP:61.13(15) FS:110.91(16) 合計:172.04(16)
 「マック・ザ・ナイフ」♪ ブラックタイにベスト。リズミカルなピアノで、ところどころクラシックの名曲のメロディが組み込まれ、終盤男性ボーカルが入るアレンジ。
 冒頭に4回転サルコウを跳んだが転倒、惜しい! トリプルアクセル2本も決まらず、本来の力は出せなかったかな。コレオシークエンスで変形イーグルなんかも見せた。

ジョーダン・モーラー SP:67.81(14) FS:138.19(13) 合計:206.00(13)
 グリーグ「ペール・ギュント」♪ 肩章つきで軍服風。すらっとしててカッコいい トリプルアクセル+2回転トウループを冒頭に決める。2本目のトリプルアクセルは片手つき。後半3回転ルッツ+1回転ループ+2回転サルコウの3連続も決まった。ジャンプの軸は細くてきれいだと思う。
 ピアニシモのほとんど音が聞こえないパートでステップ、だんだん音が大きくテンポが上がるところで盛り上がる。トウループ3-2では、セカンドジャンプで両手を頭のところに、これは珍しい。

アレクサンダー・ジョンソン SP:68.46(12) FS:149.81(10) 合計:218.27(11)
 「スウィーニー・トッド」♪ ふんわりしたシャツにベスト。ところどころボーカルが入る。単独のトリプルアクセルは両足着氷っぽくなったが、トリプルアクセル+2回転トウループが決まる。ループをはさむ3-1-3はルッツからフリップと高得点の組み合わせ。後半にダブルアクセル+3回転トウループなど頑張った。コレオシークエンスでは女子並みにきれいなスパイラルも見せ、全体にミュージカルのストーリーをよく表現していた。

ティモシー・ドレンスキー SP:68.41(13) FS:124.97(14) 合計:193.38(14)
 「Orchestral Variations on Themes of Chopin(ショパンの主題によるオーケストラ変奏)」♪ グレーの上に透ける黒を重ねてストーンでベルトに。ほとんど下りたかと思われたトリプルアクセルで転倒。片手上げルッツなども見せたが、後半3連続で転倒。「足首と膝の使い方が硬い」と解説・杉田さん。

ジミー・マー SP:59.09(16) FS:105.65(18) 合計:164.74(18)
 アストル・ピアソラ「アディオス・ノニーノ」♪ 黒の襟元は赤と白のフリル。果敢に4回転トウループに挑んだが回転不足で転倒。その後も転倒が何度も出てしまったが、決まったジャンプはきれいだった。
 コーチはエレイン・ザヤックさん。あの「ザヤック・ルール」の元になった人。

<G3>
ダグラス・ラザノ SP:74.01(10) FS:159.41(7) 合計:233.42(7)
 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」♪ 紺系、肩からウェストにかけてストーンでライン。この曲が鳴ると浅田真央のフリーを思い出す・・・。4回転トウループは惜しくも転倒したが、トリプルアクセル2本がしっかり決まる。後半にトウループ3-3も入り、イーグルからサルコウなども美しい。端正なスケーティングが魅力的

ショーン・ラビット SP:71.39(11) FS:139.85(12) 合計:211.24(12)
 「シング・シング・シング」「タキシード・ジャンクション」♪ 白シャツに結んでないブラックタイ。ジャズらしい振付で小粋な表情。トリプルアクセルは転倒したが、ルッツやフリップ、後半3回転サルコウ+3回転トウループなど頑張って決めてきた。キャメルスピンで足の長さが目立つ。本人満足のガッツポーズ。

グラント・ホッチスタイン SP:75.70(9) FS:154.58(9) 合計:230.28(9)
 「ドン・キホーテ」♪ ワインカラーのジャケット風。羽生結弦が世界ジュニア優勝したときに5位だった選手。冒頭の4回転サルコウで転倒した以外は、2本のトリプルアクセル、ルッツ・ループ・サルコウの3-1-3を含めて、全部のジャンプをクリーンに決めた スピンも軸にブレがなく、氷につくトレースがきれいな小さな円になる。

ネイサン・チェン SP:76.20(8) FS:154.79(8) 合計:230.99(8)
 ショパン「ピアノ協奏曲第1番」♪ 紺に明るいブルーを挿し色に。成長痛に伴うかかとの痛みがあり、棄権も検討したという。予定では4回転3本だったが、冒頭の4回転トウループで転倒した後に変更したようだ。
 3回転ルッツ+2回転ループ+2回転ループ、3回転フリップ+3回転トウループなど、質の高いジャンプを決めた。ステップの上半身の使い方、間の取り方が上手いのは、バレエなどをきちんと習っているのかな。

リチャード・ドーンブッシュ SP:79.24(7) FS:142.84(11) 合計:222.08(10)
 「Yellow」「Viva la Vida」♪ おなじみのグレーにワインカラーの布を巻きつけたような衣装。4回転で転倒、トリプルアクセルは片手をつく。両手を上げたルッツはステップアウト。しかし後半の3連続と2連続は、片手上げ両手上げ、手を背中に回すなどの工夫があって素敵。
 本来の力が出せたとはいえず、ちょっと残念そう。


<G4>
マックス・アーロン SP:85.78(4) FS:173.41(4) 合計:259.19(4)
 「グラディエーター」♪ 今日もぴたぴたの衣装でグレーと黒。いきなり4回転サルコウ+3回転トウループ、4回転サルコウ(両足着氷)。後半にトリプルアクセル+2回転トウループ、単独のトリプルアクセル(片手つき)。ダブルアクセルからコンビネーションの予定が、間違ってトリプルアクセル跳びかけた 2回転でなんとかやめたような感じ^^; ルッツ・ループ・サルコウで3-1-3も跳んだ。終わって疲れ果てて倒れこんだ。

アダム・リッポン SP:85.78(4) FS:187.77(1) 合計:272.48(2)
 リスト「ピアノ協奏曲第1番」♪ 白のストライプに大きなストーンで飾る衣装。4回転ルッツ片足で下りた 3回転のルッツは余裕の両手上げ“リッポン”ルッツ。トリプルアクセル2本も入り、後半3回転ルッツ+1回転ループ+3回転サルコウなど、全てのジャンプをしっかり下りた。
 レイバック姿勢の入ったスピンもきれい。柔らかな腕や上半身の動き、リッポンの美点が全て出た。終わる前から大喝采。終わって歓喜の雄叫び
 得点を見て涙ぐんだ。

ロス・マイナー SP:82.25(6) FS:167.03(6) 合計:249.28(6)
 アンドレア・ボチェッリ「Romanza」♪ 紫がかったグレーに濃いブルーのパンツ。4回転サルコウは着氷が少し乱れたが下りる。トリプルアクセル2本はなんとか、3回転ルッツ+3回転トウループはこらえた。後半3回転ルッツ+1回転ループ+3回転サルコウがきれいに入る。
 コレオシークエンスからスピンに入るラストは情感をこめて滑れた。リッポンと比べるとパーフェクトではないけど、今季の中ではよかったほうかな。


ジェイソン・ブラウン SP:93.36(1) FS:181.62(2) 合計:274.98(1)
 「トリスタンとイゾルデ」♪ 革などを使った中世風の衣装。トリプルアクセル+2回転トウループを下りれば、あとは落ち着いて滑れる。片手上げルッツ、後半にもトリプルアクセル(ちょっと両足着氷)、3回転ルッツ+1回転ループ+3回転サルコウ。3回転ループなどはほとんど助走なしでも跳べてしまう。
 後半に長いステップ、難しい姿勢で回転数多いスピン、盛り上るコレオシークエンスで悲恋の物語を表現しきった。

ジェレミー・アボット SP:89.93(3) FS:168.36(5) 合計:258.29(5)
 バーバー「弦楽のためのアダージョ」♪ シンプルな赤に左肩からストーンでライン。位置につくと"Go, Alexander!"と声がかかる。4回転トウループに挑んだが転倒。トリプルアクセル2本、1本は後半にコンビネーションで。3回転ルッツ+1回転ループ+3回転サルコウで惜しい転倒。
 ゆったりとエッジに乗って大きく滑っていく。見せられているというより、一緒に滑っているような気持ちになる一体感。
 終わって天を見上げたポーズ、しばらくそのまま見上げていた。

ジョシュア・ファリス SP:90.40(2) FS:177.58(3) 合計:267.98(3)
 「シンドラーのリスト」♪ グレーのグラデーション。冒頭にきれいなトリプルアクセル、続いて4回転トウループはオーバーターンしたがちゃんと回って下りた。後半にもトリプルアクセルが入り、ルッツやフリップのコンビネーションもしっかり跳んだが、、、2回転トウループが3つになってしまった 最後のコンビネーションが無効0点に。
 ジャンプが決まるたびにこっそりガッツポーズするのが、可愛いような、プログラムとしては邪魔なような^^; バイオリンの序盤、ピアノになってからの中盤、物語の起承転結をきちんと表現できる振付を滑りきって、演技構成点はトップだった。

 結果、ジェイソン・ブラウンが初優勝、2位リッポン、3位ファリス、4位アーロン。上位3人は演技構成点が90点台、リッポンは技術点も95.63 アーロンも技術点は90点を超えたが、演技構成点が80点そこそこ、このあたりが課題か。
 ジェレミー・アボットは5位、6位マイナー、7位ラザノ、8位ネイサン・チェン。GPシリーズで表彰台もあるドーンブッシュは10位だった。
 男子も見ごたえのある大会、堪能した・・・
 

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全米選手権2015女子フリー

2015年01月25日 13時08分34秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・全米選手権2015女子フリー

<G1>
マリア・ヤン SP:42.79(22) FS:88.61 合計:
 「秋によせて」♪ 黒系の衣装。3回転ルッツの転倒はあったが、3回転フリップ+2回転ループ、3回転サルコウ+2回転ループ、イーグルからのダブルアクセル等、かなり頑張った。スピンは少しトラベリングがあったけど^^; 「もう少し元気のいい曲のほうが合うかも」と解説・岡部さん。

クリスティーナ・クリーヴランド SP:45.24(21) FS:70.02 合計:115.26
 黒のすそに赤。ピアノ系のメロディアスな曲とちょっと合ってない感じの衣装^^; 冒頭の3回転ルッツ+2回転トウループはしっかり決まったが、ステップアウトや転倒も。最後のトウループのコンビネーションが2-2となり、「3回目のトウループで点が入らないですね」。シットスピンの姿勢はほめられていた。

ケイティ・マクビース SP:45.36(20) FS:93.32 合計:138.68
 「I Love You」ほか♪ ターコイズブルーの衣装。少しステップアウトはあるが、ルッツ、フリップ、ループなどきちんと跳んでいた。転倒なく終わって小さくガッツポーズ。わりと姿勢が美しい。

クリスティーナ・ガオ SP:50.78(18) FS:109.82 合計:160.60
 「Once Upon a Dream」♪ スカートにスリットが入った純白の衣装。後半に女性ボーカルが入る。3回転フリップで転倒したが、3回転ルッツ+2回転トウループ、終盤に3連続コンビネーションなど頑張った。ひところに比べるとスピンの回転が安定しなかったり、全体にスピードがなくなった感じがあるけれど、素敵なプログラムになっていた。
 終わって少し感極まった表情。もしかすると引退するのか?


マディソン・ヴィンチ SP:45.38(19) FS:66.39 合計:111.77
 「トゥーランドト」♪ ワインカラーの衣装。転倒が3回になってしまったが、果敢に跳び続けて会場から拍手。コレオシークエンスのイナバウアーからイーグル、スパイラルなどが「素敵でしたね」と岡部さん。指先や爪先には奇を配っているように見えた。

<G2>
アシュリー・シン SP:53.67(15) FS:76.14 合計:129.81
 「アランフエス」♪ 最初の3回転フリップ+2回転トウループ、3回転ループなどはよかったが、転倒や1回転になったジャンプが後半に出てしまった。コレオシークエンスを中盤に、ステップを終盤に行った。手足が長くてスタイルがいい。

アンジェラ・ワン SP: FS:100.04 合計:151.06
 「Papa Can You Hear Me(「愛のイエントル」より)」「The Way He Makes Me Feel」♪ シンプルなワインカラーに斜めにストーンをあしらう。3回転ルッツ+2回転トウループ、3回転フリップなどはよかったが、後半転倒や1回転になったジャンプがあり、まとめきれなかった感じ。ステップやコレオシークエンスは雰囲気が出ている。「ムーブメントからきれめなく要素にいけるのがいい」と岡部さん。

キャロライン・ジャン SP:55.40(13) FS:88.60 合計:144.00
 「夢破れて」♪ 黒の衣装。ボーカル曲。最初のフリップが1回転になって大丈夫か?と思ったが、ルッツやループはしっかり決めた。コレオシークエンスの長いスパイラルをドラマチックに魅せ、そのままレイバックスピンでびしっとフィニッシュ。
 ちょっとボーカルが感傷的すぎるような気もした^^;

アシュリー・ケイン SP:54.35(14) FS:104.59 合計:158.94
 「エビータ」♪ 純白の衣装。映画からのナレーションから始まる。ルッツ、フリップ、ダブルアクセル+2回転トウループと前半調子よく決めていく。サルコウが決まるとにっこり、ラテン調の曲に変わってステップは楽しそう。わりと動きはよく、終わって嬉しそうな顔。
 父はオーストラリアの代表だったとか。

フランチェスカ・キエラ SP:52.91(16) FS:92.82 合計:145.73
 「プリンス・オブ・エジプト」♪ 紫とクリーム色にエジプト風にゴールドをあしらう。ステップアウトや両足着氷など小さいミスはあったが、ルッツやフリップ、後半に3連続やダブルアクセルのシークエンスなどを決めてきた。「この曲を表現できていたという感じではない」と岡部さんが厳しい批評だが、本人は大きなミスがなかったので嬉しそう。

<G3>
マライア・ベル SP:57.35(12) FS:122.90 合計:180.25
 「タイタニック」♪ ミントブルーの衣装。最初のフリップからの3-3予定が3-2になった以外は、全てのジャンプをクリーンに決めてほぼ完璧な演技。後半にダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウが入ったのは大きい。柔らかな雰囲気のステップ、ひとつひとつきちんと姿勢を取るスピンもよかった。
 大きく自己ベストを更新して大喜び。

ハナ・ミラー SP:59.81(10) FS:109.06 合計:168.87
 「Preserverance and Illumination」♪ 鮮やかなブルーの衣装。レイバックスピンから入り、3回転トウループ+1回転ループ+3回転サルコウ、ダブルアクセル+3回転トウループと決めていく。後半ステップアウトや転倒が出てしまったが、転倒した分のコンビネーションをつけるリカバリーができた。細かい音に合わせるステップも身体がよく動いていた。

サマンサ・セザリオ SP:59.21(11) FS:123.61 合計:182.82
 「カルメン」♪ 黒と赤。前半は3回転ループ+1回転ループ+3回転サルコウ、ルッツもフリップも入り、終盤はダブルアクセル2連続のシークエンス。ジャンプが決まったあとのドヤ顔は曲想にもマッチ カルメンらしい所作がカッコよく、ダイナミックなイーグルとスパイラルのコレオシークエンスでびしっとフィニッシュ。
 クリーンなプログラムができて、少し涙ぐむ姿も。

タイラー・ピアス SP:60.28(9) FS:114.62 合計:174.90
 曲は聴いたことがあるバレエ系のもの。ワインカラーをたくさんのストーンで飾って。ダブルアクセル+3回転トウループや、高さのあるルッツ、後半に3連続などジャンプはほぼパーフェクト。ステップはあまり一蹴りが伸びない印象だけど、力は出し切った。得点にも満足そう。

アンバー・グレン SP:63.04(7) FS:96.37 合計:159.41
 「007スカイフォール」♪ 黒でシックにまとめている。フリップ-トウの3-2、ルッツなど決まるが、途中でサルコウが1回転になったり、アクセルが回れなかったりとミスが出た。最後まで頑張ったけど、コンビネーションが最初の1つだけになったのがちょっと痛い。

リア・カイザー SP:60.89(8) FS: 合計:
 ブラームス「ハンガリア舞曲」♪ 真紅にストーンが光る。頑張って3-3を跳んだがステップアウト。決まったジャンプはきれいだが、終盤アクセルが抜けたりしたのは、音に合わせるのが難しかったのかな^^; ステップやコレオシークエンスはわりとスローなパートだったけど、この曲だとむしろアップテンポのパートでやったほうが合うのでは?

<G4>
長洲未来 SP:65.28(4) FS:101.35 合計:166.63
 プッチーニ「蝶々夫人」♪ 黒にストーンで羽の模様を描く。3回転フリップ+3回転トウループ+2回転トウループを最初に決める。フェンス際を滑走中に引っ掛かって転倒、ここで足を痛くしたようで、その後顔をしかめながら必死に滑る。後半にもルッツを決め、美しいレイバックスピンでフィニッシュ。
 終わって泣きながら一度コーチのところへ行き、あらためて氷上に戻ってお辞儀。よほど痛かったんだろう・・・。キス&クライでは落ち着いた笑顔に戻っていた。

カレン・チェン SP:64.66(6) FS:135.13 合計:199.79
 「ゴッドファーザー」♪ 黒で裾が赤、髪に赤い花。3回転ルッツ+3回転トウループをはじめ、全てのジャンプをクリーンに決めた スピンも「回転が速くて軸がしっかりしている」と岡部さん。フリップのエッジは微妙らしい^^; 後半にルッツを決め、ダイナミックなスパイラルのコレオシークエンス。後半のほうがスピードが出てるくらい。ノーミスで大喝采。
 おそらく世界ジュニアのメダルを狙っている選手、仕上げてきた。技術点70点越え!

コートニー・ヒックス SP:65.01(5) FS:109.32 合計:174.33
 「アンナ・カレーニナ」♪ ローブデコルテ風のオフホワイト。3回転フリップ+3回転トウループ、3回転ルッツ+2回転トウループ+2回転ループなどジャンプで攻めたが、後半のルッツは2回転になったり、アクセルが1回転になったり。スピンの姿勢はユニークなものがある。

アシュリー・ワグナー SP:72.04(1) FS:148.98 合計:221.02
 「ムーラン・ルージュ」より「Diamonds」「One Day I'll Fly Away」「The Show Must Go On」♪ 今大会の最年長。深紅の衣装にルージュ。序盤に3回転ルッツ+3回転トウループ、後半にも3回転ループ+1回転ループ+3回転サルコウ、最後に3回転ルッツを決めるとガッツポーズ。ステップの途中のため方など、ドラマチックな見せ方もうまい。足を高く上げるスパイラルのコレオシークエンスで盛り上った。
 ノーミスの演技に、終わって信じられないという顔、そしてガッツポーズ。得点を見て叫んだ


グレイシー・ゴールド SP:67.02(2) FS:138.52 合計:205.54
 「オペラ座の怪人」♪ ノーブルな紫。目の覚めるような3回転ルッツ+3回転トウループから入った。表外ジャンプからのフリップで転倒してしまったが、その後のジャンプをしっかり決めて引きずらず、3連続も入った。スピンの姿勢がきちんとしていて回転が速い。「ステップの見せ方も上手になりましたね」と岡部さん。ダイナミックなスパイラルのコレオシークエンスでフィニッシュ。
 ミスは口惜しいけど、滑りきった!という顔。疲労骨折から無事に回復してよかった

ポリーナ・エドマンズ SP:66.04(3) FS:126.58 合計:192.62
 「Tinker Bell」「Fairy Dance」♪ ひらひらがついてるピンク。3回転ルッツ+3回転トウループ、3回転フリップ+1回転ループ+3回転サルコウと順調に決めていく。ステップのなかの美しいツイズルに拍手が起こる。ルッツで転倒した以外は大きなミスなく滑りきったが、「昨年ほどの勢いがないような」と岡部さん。たしかに、慎重に丁寧に滑っている感じだったかな。

 結果、優勝はワグナー、2位ゴールド、3位カレン・チェン、4位エドマンズ、5位セザリオ、6位マライア・ベル。
 チェンは昨年7月1日時点でまだ14歳だったので、おそらく世界選手権にはワグナー、ゴールド、エドマンズの3人が出場することになると思われる。
 なかなか見ごたえのあるフリーだった

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全米選手権2015男子SP

2015年01月24日 16時18分18秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・全米選手権2015男子ショートプログラム。J SPORTS4で観戦 スティーブン・キャリエールが直前に怪我で棄権。

<G1>
フィリップ・ウォーレン SP:61.13(15)
 紺と水色の斜めのボーダー。エレキギターのメロディにのって、しっかりと滑っていく。3回転フリップ+3回転トウループは決まったがトリプルアクセルで転倒。ルッツは大丈夫。キャメルスピンで少しバランスを崩しかけた。うまく雰囲気を出しているステップ。

ロス・マイナー SP:82.25(6)
 「The Way We Were(追憶)」♪ 昔の大学生のようなYシャツにVネックセーター。最初に情感たっぷりのステップを見せ、3回転フリップに。トリプルアクセルはきちんと入り、3回転ルッツからのコンビネーションは間にターンが入ってセカンドは2回転トウループ。
 きれいな姿勢のスピン、最後は美しいイーグルなどで見せた。


アレクサンダー・ジョンソン SP:68.46(12)
 ラフマニノフ「悲しみの三重奏曲第2番(ニ短調)」♪ 紫に黒の羽をあしらった衣装。トリプルアクセルが入ったが、ルッツは2回転で下りてしまい、3回転フリップ+3回転トウループはステップアウト。しかし哀愁のあるメロディにのって、柔軟性も見せながら豊かに表現した。
 事故で大怪我をして、普通に歩けるようになるかと危惧されたがカムバック。

セバスチャン・パヤネット SP:42.26(20)
 「ロミオとジュリエット」♪ 渋いグレーのシャツ。ダブルアクセルから入り、3回転トウループはバランスを崩し、後半のジャンプもコンビネーションにできなかった。「首が少し前に出ている姿勢(がよくない)」と解説・杉田秀男さんの批評。初出場の緊張が解けなかったか

ネイサン・チェン SP:76.20(8)
 マイケル・ジャクソン・メドレー♪ シルバーにゴールドで飾ったジャケット。シニアには初出場の15歳で、昨年の世界ジュニア銅メダル。シーズン前半のジュニアグランプリシリーズではヴィヴァルディ「四季」を使っていたが、がらっとプログラムを変えてきた。
 前半は「スマイル」でなめらかな滑りを見せ、後半はぴしっとポーズを決めながらキレのあるダンス。4回転とトリプルアクセルは回避して、3回転フリップ+3回転トウループ、3回転ルッツと完璧。演技構成点で項目平均7.5というのも見事。今季こそ世界ジュニアのチャンピオンを狙うか

<G2>
アダム・リッポン SP:85.78(4)
 フラメンコ系に曲を変更、黒にストーンを散りばめた衣装で、4回転ルッツに挑戦 回転不足になったが片足で下りた コンビネーションは両手上げの3回転ルッツ+3回転トウループ、回転数が違うからルッツが2つでもいいんだ~
 トリプルアクセルも決まり、自ら振付けた新しいプログラムを気持ちをこめて滑りきった。コンビネーションスピンが2姿勢扱いになったのは、キャメルで回転数が足りなかったか^^;

ショータロー・オオモリ SP:55.60(18)
 こちらも曲を変更して、オーケストラのスローな曲にしてきた。シニアには初登場の19歳。トリプルアクセルは着氷でバランスを崩して手をつき、ルッツは単独にとどめる。フリップの後ターンが入って2回転トウループをつけた。
 「動きが鈍い」「全体に同じペース、めりはりがない」と解説・杉田さんから厳しい批評。今季前半に使ってた「Run Boy Run」みたいな、アップテンポの曲のほうがよかったか、、、

ジミー・マー SP:59.09(16)
 「Grand Guignol」♪ こちらはアップテンポの曲で元気よく滑る。3回転ルッツのあと強引に3回転トウループを跳んで転倒したが、ダブルアクセルと3回転フリップはOK。ステップの中で両足踏み切りで1回転ジャンプとか、いろいろ面白い動きがある。最後までスピードはあった。
 「ステップ中のフリーレッグの爪先を伸ばしていないと、ロッカーターンなどがきちんとできず、スリーターンと見なされることがある。レベルを取るための課題」と杉田さん。そうなんだ~。
 首元にのぞく翡翠らしきペンダント、、、中国系(あるいは香港系)らしい

ロバート・プルゼピオスキ SP:50.07(19)
 ローラーフィギュアで全米チャンピオンだったという異色の選手。グレー一色のシンプルすぎる衣装。3回転ルッツからのコンビネーションは間にターンが入ってセカンドは2回転トウループに。ダブルアクセル、3回転フリップと決まるとガッツポーズ(笑) スピン中にややふらついてこらえる場面も。
 でも本人はやりきってガッツポーズ、達成感あったかな

<G3>
ダグラス・ラザノ SP:74.01(10)
 「Ameksa」♪ シンプルな黒にストーンが光る。スパニッシュギターが刻むリズムがカッコいい。4回転は転倒、トリプルアクセルで回転不足で着氷が乱れた。コンビネーションはトウループの3-3。ステップやスピンは切れがよかった。

ジェイソン・ブラウン SP:93.36(1)
 「Juke」♪ ブルーのシャツにキラキラのサスペンダー。今日もノリノリで陽気に踊る。足を高く上げてからのトリプルアクセル、3回転フリップ+3回転トウループ、後半にステップから片手上げでルッツ。一つ一つの動作がどんどん音を盛り上げていくようなステップ、出来のいい演技、と思ったら高得点
 全米史上、歴代2位


リチャード・ドーンブッシュ SP:79.24(7)
 ヘンリー・マンシーニ「The Sons of Italy」♪ ワインカラーのベルベット。4回転は回避、トリプルアクセルで片手をついた。ルッツでややぐらつき、セカンドは2回転トウループに。「体が重いですね」と解説・杉田さん。ステップはまあまあ伸びているように見えたが、杉田さん的には本来の出来ではないようだ。。。

パトリック・ルップ SP:56.29(17)
 「キューバン・ビート」♪ ブルーのラテンシャツに赤いスカーフ。演技開始位置につくとき、花を一輪つんで口にくわえるポーズ トリプルアクセルを頑張り、フリップは着氷がぎりぎりだったので単独にとどめ、ルッツに3回転トウループをつけたがちょい両足着氷。ボーカルの歌詞を口ずさみながら、踊りまくった。フロリダ拠点の19歳だそう。

ショーン・ラビット SP:71.39(11)
 「サムソンとデリラ」♪ 臙脂にゴールドのラインをあしらう。3回転フリップ+3回転トウループ、ダブルアクセル、3回転ルッツ。長い手足をきびきびと動かして、スピードのあるステップ。ノーミスでガッツポーズ。「手ばかりでなく、上体をもっと使えるといい」と解説・杉田さん。

<G4>
ジョーダン・モイラー SP:67.81(14)
 大島ミチル「別れの曲(劇場版アニメ「鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」より)」♪ 元はショパンのメロディ。グレーベージュのシャツにストーンが光る。ピアノの音にあわせてしっとりと滑り出す。トリプルアクセルで片手をつき、3回転ルッツ+3回転トウループも少し乱れた。3回転フリップは大丈夫。最後のスピンでバランスを崩し、回転を続けられなかった。
 日本のマンガが大好きだそうな。

グラント・ホッチスタイン SP:75.70(9)
 「カルミナ・ブラーナ」より「フォルトゥナ」♪ 羽生結弦が世界ジュニア優勝したとき5位だった選手。肩や手首に革を使った黒一色の衣装。力強い合唱に合わせて、パワフルな滑り。3回転ルッツ+3回転トウループ、トリプルアクセルも頑張り、単独ジャンプはフリップ。ミスなく本人は納得の演技。

マックス・アーロン SP:85.78(4)
 「フットルース」♪ 今日もぴたぴたのシャツで^^; 音楽のアレンジが変わったような? 冒頭でギターのイントロを長めに使っている。4回転サルコウを下りたがわずかにフリーレッグが氷についた。3回転ルッツ+3回転トウループが決まり、トリプルアクセルはこらえる。わりと気持ちよく踊れてたかな。

ジョシュア・ファリス SP:90.40(2)
 「Give Me Love」♪ 紺のシャツできりっと見える。高さのあるきれいなトリプルアクセル、3回転フリップ+3回転トウループはセカンドでやや乱れた。前半にスピンを2つ、キャメルスピンの難しい姿勢に拍手が起こる。最後の要素に3回転ルッツをきれいに決めてフィニッシュ。終わって思わずガッツポーズ、得点を見て感激の顔。

ティモシー・ドレンスキー SP:68.41(13)
 「Bella Luce」♪ 自身の作曲。紺の柔らかなシャツ、ウエストにブルーのストーンをベルトのように。トリプルアクセルは転倒したが、3回転フリップ+3回転トウループと3回転ルッツは、軸が細く回転が速いジャンプで決めた。スピンも回転が速くて魅力がある。

ジェレミー・アボット SP:89.93(3)
 「Lay Me Down」♪ 光沢のあるブルーのシャツ、アップで見るとペイズリー柄。語りかけるようなボーカルで、ゆったりと伸びるスケートに乗っていく。3回転フリップ+3回転トウループ、3回転ルッツが滑らかに決まる。トリプルアクセルはちょっとこらえた。「一蹴りがすごく伸びる、高いスケーティング技術ですね」と杉田さんが褒めるステップは、高橋大輔とも小塚崇彦とも違う、羽生結弦やハビエル・フェルナンデスとも違う、彼ならではの素敵な動きが詰まっていた。
 今月お父さんが亡くなられてコロラドに戻っていたというジェレミー、終わって天に向かって投げキッス

 結果、トップに立ったのはジェイソン・ブラウン、2位にジョシュア・ファリス、3位ジェレミー・アボット、4位マックス・アーロン、5位アダム・リッポン、6位ロス・マイナー。ここまでが80点以上。
 チャンピオンは誰になるのか、世界選手権代表は、、、? フリーも楽しみ

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カナダ選手権2015、開催中

2015年01月24日 02時31分49秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・全米選手権とほぼ同じような日程で、カナダ選手権も行われている。
 ネットでLive Streamingが見られる ノービスやジュニアはちらちら見てたんだけど、シニアはもしかして見られないのでは?と思ったら、さきほど始まった女子ショートプログラムがちゃんと映っていた
 Live Resultもあって、一人終わるごとに実施した要素を表示、得点が出るとその場で簡単なジャッジスコアも表示される とりあえず、どの要素にGOEがどのくらいついたか、演技構成点は各項目何点もらったかはわかる。(ジャッジ一人一人のプラスマイナスまでは出ない。それは種目が終了してからあらためてResultsのPDFで。)
 このまま見たいけど、明日朝早いので無理、、、ていうか、逆に朝早起きして男子ショートプログラム後半を見ればよかったかな
 各種目が終わるごとに、動画もアップされるから、明日ゆっくり見ようっと(J SPORTSで放送があるのはわかってるけど、2月になってからだし、全員というわけじゃないので、お先に

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全米選手権2015女子SP

2015年01月23日 13時21分41秒 | スポーツ

 他国の選手権だけど、生で見ちゃいます
 フィギュアスケート・全米選手権2015女子ショートプログラム

<G1>
キャロライン・ジャン SP:55.40(13)
 「シンク・オブ・ミー」♪ 昨年19位、予選を勝ち抜いての出場。3回転ループ+3回転ループのコンビネーションを跳んだ! 3回転フリップも大丈夫。「もう少しトランジションがあるといい」と解説・岡部由起子さん。

アシュリー・シン SP:53.67(15)
 「マイ・ウェイ」♪ きれいなブルーの衣装、アジア系の選手。3回転フリップ+2回転トウループ、3回転ループを決める。レイバックスピンでは少しふらついてしまったが、全体にのびのびと楽しそうに滑っていた。「全体に表現が平坦」と解説。

アンバー・グレン SP:63.04(7)
 「サマータイム」♪ シニアには初出場、ジュニアグランプリシリーズに出場していた選手。ジャズアレンジの曲にのって、3回転フリップ+3回転トウループ、3回転ループを決め、ダブルアクセルはターンからすぐ跳んで下りてすぐスプリットジャンプと工夫がある。

アンジェラ・ワン SP:51.02(17)
 「Paint It Black」♪ 黒に銀で深いVネックが背中のラインにつながるのが印象的な衣装。ルッツが1回転になったのが惜しいが、ループに2回転トウループをつけられた。体はよく動いてスケートも滑っていて、スピンも安定している。振付はレイチェル・フラット。

マディソン・ヴィンチ SP:45.38(19)
 「トライアングル・タンゴ」♪ 初出場18歳、東地区1位。ループで3-2のコンビネーションを跳び、3回転は下りた後にバランスを崩して両手をついてしまったので転倒扱い。タンゴらしい雰囲気を出そうと頑張っていた。

<G2>
クリスティーナ・クリーヴランド SP:45.24(21)
 「Ain't it sunshine」♪ 初出場、ワインカラーの衣装。3回転ルッツ+2回転トウループ、単独で3回転トウループを跳んだ。着氷があまり伸びないところは今後の課題。「全体に単調」と解説されていたが、演技構成点がいまいちなのはそのせいかな。振付の一部としてポニーテールを撫でるのが可愛い。

ケイティ・マクビース SP:45.36(20)
 「ジャズ・ホット」♪ 東地区3位の初出場、鮮やかな赤の衣装。ダブルアクセルから入り、3回転ループ+2回転トウループ、3回転フリップ。レイバックスピンに入るときに一度入りかけて失敗、すぐやり直したのが「試みたものでボックスを占め、最後のスピンがカウントされない」ことになったようだ。
 <追記・訂正>最後のスピンではなく、やりかけて失敗してやり直したレイバックスピンが無効になった。

リア・カイザー SP:60.89(8)
 ドビュッシー「月の光」♪ ジュニアではおなじみの選手。ブルーにストーンを上半身に散りばめた衣装。柔らかな曲の雰囲気に溶け込んで、トウループの3-3、3回転ルッツ、イナバウアーからダブルアクセルを決めた。全体によく動けて、笑顔を浮かべながら滑った。

コートニー・ヒックス SP:65.01(5)
 「コードネーム・ヴィヴァルディ」♪ 黒にブルーのストーンでシャープな雰囲気を醸し出す。スピードにのって3回転フリップ+3回転トウループ、3回転ルッツ、ダブルアクセルと切れのいいジャンプを決めた。体幹がしっかりしていてスピンも安定している。

フランチェスカ・チエラ SP:52.91(16)
 「ルナ」♪ 黒の深いVネック。ここまでで初めてボーカル入り、イタリア語のポップスらしい。名前からしてイタリア系なのかな? 解説・岡部さんも「雰囲気がヨーロッパな感じですね」。3回転フリップでややバランスを崩したが、3回転ルッツに2回転トウループをつけた。ビールマンを片手でしていた。

<G3>
ポリーナ・エドマンズ SP:66.04(3)
 「Buleria」「Tango Serenata」「Introduction to Buleria」♪ 16歳になってさらに背が伸びた? ブルー系の衣装で登場。フラメンコ風のアレンジで力強く滑る。3回転ルッツ+3回転トウループ、3回転フリップ、スパイラルからのダブルアクセルを下りる。スピンの回転が速くていい。

タイラー・ピアス SP:60.28(9)
 「ボイス・フロム・ザ・フォレスト」♪ 初出場16歳。淡いブルーに大きな花柄。トウループ3-3、3回転ルッツ。「単独ルッツの前にステップがなかったですね」。全体に安定していて、振付の一つ一つをしっかり意味をこめてこなしているのがいいと思う。I字スピンがリプニツカヤみたいな姿勢。わりと見ごたえがあるプログラム。

アシュリー・ワグナー SP:72.04(1)
 ハチャトリアン「スパルタカス」♪ 大御所登場! アダム・リッポンの振付。曲が鳴った瞬間に曲の世界に入り込む表情。3回転ルッツ+3回転トウループ、「セカンドジャンプが回転足りず足もついた」。3回転フリップ、ダブルアクセルはしっかり。審判の前で大きなイーグル、ここ大好き 「間の取り方が上手ですね」。本当にそうだと思う。

マリア・ヤン SP:42.79(22)
 紫の衣装。17歳、おそらく中国系。3回転サルコウ+3回転ループを跳んだが回転不足で片手をついてしまった。単独は3回転フリップ、スパイラル&イーグルからダブルアクセル。つなぎの中で何かに引っ掛かったのか転倒してしまった。細かくきびきび動くが、少しせわしない感じも^^;

アシュリー・ケイン SP:54.35(14)
 「ミッション・インポシブル」♪ 黒のつなぎ、パンツスタイルはここまでで一人目。冒頭のルッツで転倒、次のループをコンビネーションにしなかった。レイバックスピンは「姿勢が美しいですね」。ステップでピアノソナタの部分、「細かい音に合ってなかったですね」。確かに、、、

サマンサ・セザリオ SP:59.21(11)
 「Danza Mora(ムーア人の踊り)」♪ ワインカラーの衣装でフラメンコ調の曲を踊る。「曲想に合った動き、振付を滑りこなしている」と岡部さんも高く評価。ループの3-3を跳んだ!ちょっと回転不足? フリップ、スローパートでダブルアクセル。スピンをぴたっと止めてフィニッシュ。

<G4>
ハナ・ミラー SP:59.81(10)
 ストラヴィンスキー「火の鳥」♪ 曲にあわせてオレンジの衣装。力強く滑り出し、フライングキャメルスピンから入る。トウループの3-3、3回転フリップ。ステップもスピードを落とさず元気よく、終わってガッツポーズ。全体によくまとまっていた。アメリカじゃなかったら余裕で代表になれそうだけど^^;

クリスティーナ・ガオ SP:50.78(18)
 「River」♪ 透ける生地の紺色。女性ボーカルの曲。しっとりと滑り出す。トウループ3-3を下り、ダブルアクセルでステップアウト、ループで転倒。全体の雰囲気はいつもながら素敵だったが、「ボーカルの使い方が、同じようなフレーズが多く、あまり試合の雰囲気でない」という岡部さんの意見。なるほど・・・

グレイシー・ゴールド SP:67.02(2)
 グリーグ「ピアノ協奏曲イ短調」より「アダージョ」♪ ノーブルなローブデコルテ風。3回転ルッツからのコンビネーションで、セカンドのトウループが2回転で両足着氷になってしまった。ループとダブルアクセルはしっかり決める。音の緩急をうまく使ったステップはさすが。
 キス&クライでプレゼントのタコのぬいぐるみをフランク・キャロルコーチの口の前に、コーチが噛み付く真似をしておどけた。

マライア・ベル SP:57.35(12)
 「Little Talks」♪ ピンクにブルーのストーン。笑顔を振りまきながら元気一杯 トウループ3-3は「セカンドが回転足らないですね」。ルッツもエッジが微妙らしい^^; ステップでは手拍子が起こり、随所に可愛らしいポーズを決めながら滑った。

カレン・チェン SP:64.66(6)
 「Requiem for a Tower」「Requiem for a Dream」♪ ジュニアグランプリシリーズで活躍する選手、シニアは初出場の15歳。両親は台湾の出身だそうな。3回転ルッツ+3回転トウループを決め、ループとダブルアクセルもOK。スピンもポジションをきちんとこなし、ステップの動きもきれがよかった。

長洲未来 SP:65.28(4)
 ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」♪ 紫の衣装、アダム・リッポンの振付。3回転フリップ+3回転トウループ、「回転が、、、」そうかも^^; ループも「確認したいです」。ちょっとした所作、曲と融合した動き、素敵な雰囲気のプログラムで魅了してくれた。終わって久々ににっこり。

 結果、1位ワグナー、2位ゴールド、3位エドマンズ、4位長洲。「昨年の1位から4位までが順当に上位ですね」あら、ほんとだ
 5位ヒックス、6位チェン、7位グレン、8位カイザー。このあたりまでは表彰台にからんできそう。9位まで60点以上となかなか高得点。
 フリーはどうなるか、世界選手権代表は誰になるのか? 楽しみ

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見たような組み合わせ

2015年01月23日 03時00分37秒 | テレビ

 1月クールのドラマもいくつか見始めているが、そのうちの一つが木曜10時フジテレビ「問題のあるレストラン」。
 主演は真木よう子。わけあって会社をやめた女性が、わけあって仕事がない女性たち(オカマを含む)とビルの屋上でレストランを開くというストーリー。
 真木演じる田中たま子は、外食関連の会社で働いていた。新しいレストランの立ち上げに奔走、物件を決めたりシェフをスカウトしたり。しかし同僚に対するひどい扱いに立腹、やめていった彼女の仇討!で上司に氷水をぶっかけて退社。
 高校時代の部活仲間だの、前後して会社をやめた後輩だの、その会社の社長の娘(超!人間嫌い)だの、よくわからない縁でわらわら集められた人々がどたばた、、、という感じ。
 今時ここまではないだろうと思うセクハラやパワハラ、家庭内モラハラの話が出てくる。主人公たちに意地悪したりおちょくったりする役柄のおじさん俳優たち、悪気ゼロの雰囲気をうまく出している。
 で、見たような組み合わせというのは、、、
 たま子がやめた会社がオープンしたお洒落なレストランの、シェフになった青年(門司誠人)が東出昌大。本社からその店に派遣されてくる、たま子の後輩に高畑充希。同じ店の厨房スタッフに菅田将暉。
 はい、「ごちそうさん」の西門家ですね
 さて、今後たま子と門司が敵対しつつ惹かれあっていくらしいが、どんな展開になるのか。脚本は「最高の離婚」の坂元裕二だそうな。軽快なセリフも楽しめそう
 

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国違いで同姓同名

2015年01月23日 00時26分22秒 | ××語

 テニスの全豪オープン2015の結果などを見てたら、同姓同名の選手を発見
 男子シングルスに、Joao Sousaが2人いる。一人はポルトガル、もう一人はブラジルの選手(本当はJoaoのaの上に~みたいな記号があってJoãoなんだけど、公式サイトでは省略されている。)
 Joãoは英語のJohnに相当する、よくある名前。Sousaもポルトガル語圏では一般的だから、同姓同名はたくさん存在しそう。ただ、同じ大会にエントリーは珍しいかな?
 きっといくつもあるはずのミドルネームは違うだろうし、国籍が違うから大会運営側は問題なく処理していると思われる。
 イギリスとアメリカとか、フランスとカナダとか、国が違うけど同姓同名の人がばったり会うこと、実は世界中でしばしば起こってる? 中国とシンガポールやマレーシアあたりは、発音は違うけど漢字で書いたら同姓同名ってこともありそう。

 ところで、スポーツナビのテニスのページに、大会結果や選手情報が出ているが、Joao Sousaに「ホアオ ソウサ」(ポルトガル)「ジョア ソウサ」(ブラジル)となっていた。
 スペイン語ではJはハ行の音になるので、Juanは「フアン」、Joseは「ホセ」になるが、ポルトガル語ではJはジャジジュジェジョの音。Joãoは「ジョアン」となる。
 ついでにいうと、母音に挟まれたSはザ行になるので、Sousaは「ソウザ」。というわけで、「ジョアン ソウザ」としてほしいんだけど、、、
 「ご意見・ご要望」フォームで送ってみようか

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負けそうで負けず、勝てそうで勝てず

2015年01月22日 23時47分41秒 | スポーツ

 今日も全豪オープンテニス2015観戦
 錦織圭はイヴァン・ドディグ(クロアチア)と対戦。第1セットを落としたが、フルセットにもつれこまずに3-1で勝てた。表情があまり冴えず、ときどき顔をしかめたりしてたので、どこか痛いのでなければいいが・・・とちょっと心配になった。やはり気温35度の暑さにまいっていたらしい。
 それでも第4セット、ゲームカウント4-5とリードされても、しっかり相手サービスをブレーク。タイブレークを一気に7-0で取れたのは大きい。
 人気の錦織圭、日本人だけでなく観客全体の声援がかけられる。相手のドディグが一度、観客の声がサービスジャッジの「フォルト」の声に聞こえてプレーを止めかけてしまい、ポイントを失ってかなり文句を言っていた
 次の相手は現在ランキング38位のスティーブ・ジョンソン(アメリカ)になったそうな。しっかり疲労回復して臨んでおくれ
 添田豪も2回戦でフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)と対戦。手製のちょんまげ(?!)を頭につけて応援する日本人観客がいた
 打ち合いになれば、けっこう相手を追いつめる場面もあるが、相手のサーブがかなりいい。ブレークされるとブレークバックできず、、、第3セットは自分のサーブからで、キープしながら先行。6-5からセットを取れるかと思ったがタイブレークに持ち込まれ、力尽きた。
 0-3のセットカウントほど実力が離れている感じはしなかったけど、あと一本で取れないところが差なのかな~。

 明日は女子ダブルスでクルム伊達公子の試合がある。日本時間だと速くて10時半ごろから。
 ・・・明日はフィギュアスケートの全米選手権、生放送(J Sports 両方って見られるかしら(目が2つじゃ足りない

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