Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

NHK「グッと!スポーツ」でフィギュアスケート

2019年10月30日 19時49分33秒 | テレビ

 NHK「グッと!スポーツ」、今夜はフィギュアスケート。紀平梨花、本田武史、鈴木明子がスタジオに。VTRで宮原知子、宇野昌磨も出てくるらしい。
 スケート靴について熱く語り続ける紀平、靴下は何でもいい どんな話になるのか、楽しみ

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GPスケートカナダ2019男子FS

2019年10月27日 14時16分40秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第2戦スケートカナダ男子フリージャッジスコア)。

<前半>
ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:56.75(12) FS:137.02(9) 合計:193.77(12)
 「シャーロック・ホームズ」♪ オフホワイトシャツに紺ベスト。冒頭の4トウはオーバーターン。3ルッツにオイラー+2サルコウをつける。3アクセル単独、3アクセル+両手上げ2トウはきれいに入った。キャメルスピンの姿勢まっすぐ! 終盤のコレオは敵と戦うシャーロック

パウル・フェンツ(ドイツ) SP:66.32(10) FS:135.92(11) 合計:202.24(11)
 「Still Standing」♪ 青黒で透ける模様。3アクセル+2トウ、単独3アクセルと立て続けに決まったが、その後の3回転はこらえたりステップアウトが多かった。とはいえ転倒はなくまとめた感じ。
 堅い印象の外見だが、コレオでは長いスライディングなど頑張って踊った。

ロマン・サドフスキー(カナダ) SP:65.29(11) FS:139.06(8) 合計:204.35(10)
 「シンドラーのリスト」「前奏曲嬰ハ短調」「Hatikva」♪ 黒グレーにすこし赤。4サルコウ転倒したが、3ループで立て直す。4サルコウ+オイラー+3サルコウが決まって大拍手。2本目の3アクセル転倒が痛かった きれいなドーナツスピン、曲の最後にじっくり見せるスピンでまた拍手。
 ジャンプがはまった完成形を見たくなるプログラム。

マッテオ・リッツォ(イタリア) SP:70.12(9) FS:153.66(5) 合計:223.78(6)
 「Galicia Flamenca」♪ ワインカラーのシャツ、黒ベスト。冒頭4回転予定のループは無理せず3回転に。4トウなんとかこらえた。3アクセル+3トウが鮮やかに入る。2本目の3アクセルはややオーバーターンしたが、3フリップ+オイラー+3サルコウ(回転不足)が入った。
 ギターの音色でじっくり見せるステップ、激しく情熱的に踊るコレオ、足を換えないキャメルスピンでもレベル4など、総合的な作品として見応えがある。

ニコラ・ナドー(カナダ) SP:75.22(8) FS:147.11(6) 合計:222.33(7)
 「Enjoy the Silence」「It's No Good」「I Feel You」デペッシュ・モード♪ 黒に飾りファスナー。高さと幅十分の3アクセル+3トウから。4回転予定のトウは3回転に。
 普通にジャンプを下りてつなぎに向かう瞬間にバタッとコケて しかし弾けて踊りまくるコレオで会場は熱狂 最後は笑顔のプログラム。

ジュリアン・ジージエ・イー(マレーシア) SP:75.64(7) FS:135.99(10) 合計:211.63(9)
 「Seven Nations Army」「Highway to Hell」「Kings & Queens」♪ グレー模様。最初の振付から観客の心を掴んで、3アクセル+2トウ、3アクセルと決める。3サルコウ+2トウ、後半3フリップ+3トウはよかったが、ループとルッツが2回転で崩れてしまった。
 中盤にノリノリのコレオ、ラストのステップは少し疲れが シーズンベストは出たが、技術点はもう少し上積みしたいところか。

<後半>
デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:84.01(4) FS:143.39(7) 合計:227.40(5)
 「Lotus Feet」♪ 黒に金銀。3アクセル+3トウがきれいに決まった 4トウはなんとか(ダウングレード)。2本目のアクセルが1回転に、終盤のルッツも1回転になったが、3ルッツ+オイラー+3サルコウが入ったのはよかった。
 いい曲なんだけど、全体に同じ調子で、盛り上がるポイントがなかった感じ。

アンドレイ・ラズーキン(ロシア) SP:78.99(6) FS:133.08(12) 合計:212.07(8)
 「アランフエス協奏曲」♪ ワインカラーのVネック。4ルッツ決まった! ところが4トウは2回転に。アクセルも2回転 他にきれいに入ったのは3ループくらい。ギターの音とシンクロするステップがとてもよかったが、スピンに入るところで失敗、コンビネーションスピンが無効となってしまった。

田中刑事 SP:80.11(5) FS:169.91(3) 合計:250.02(3)

 「シャーロック・ホームズ」♪ 白シャツ紺ベスト。4サルコウ決まった 2本目も下りたがフェンスに寄ったのでとりあえず1トウをつけて+REPになるのを防ぐ。3アクセル+3トウ入ってちょいドヤ顔 後半4トウは3回転になり、少し構成を変えて3ループ+オイラー+2サルコウ、3ルッツとまとめる。
 じっくりとスピンを見せると、最後のステップは会場手拍子、活き活きと演じた。

カムデン・プルキネン(アメリカ) SP:89.05(2) FS:155.73(4) 合計:244.78(4)
 「ラスト・エンペラー」「Rain」坂本龍一♪ 青。オリエンタルな雰囲気を醸し出しながら、4トウを下りる。高さのあるアクセルも入ったが、3ループはステップアウト。3ルッツ+オイラー+3サルコウ、2本目3アクセル+2トウと頑張った。
 要素間のつなぎに柔らかな所作を入れて、常に表現できるのがいい。

羽生結弦 SP:109.60(1) FS:212.99(1) 合計:322.59(1)

 「Origin」♪ 紫系。決めたかった4ループ、なんとか下りた! 4サルコウは何の問題もない。3ルッツの高さは近いうちに4回転にできそう。4トウ単独、4トウ+オイラー+3フリップ サードジャンプで3フリップは初めてじゃないだろうか。3アクセル+3トウ、3アクセル+2トウも根性で入れてきた。この人はどこまで行くんだ・・・
 バイオリンを奏でる所作、気持ちを爆発させるようなイナバウアー、腕を突き上げながらハイドロ。ステップもスピンも全てレベル4で、フィニッシュポーズの瞬間に会場は嵐
 戦い抜いた。リンクサイドに上がって、次に滑るナムくんとハグ、エールを送る。
 プーさんをなでなでして「ありがとう」というキス&クライ

ナム・ニュエン(カナダ) SP:84.08(3) FS:178.69(2) 合計:262.77(2)
 「Come Together」「Let It Be」「Get Back」ビートルズ🎵 ワインカラーに黒タイ。興奮さめやらぬ中、落ち着いて自分の世界を作り出す。4サルコウ+3トウ、4サルコウ鮮やか 3アクセル+1トウ、3アクセル+オイラー+3サルコウも どのジャンプも流れよく、詰まるところがない。
 一歩一歩噛みしめるようにステップ、時折観客と笑顔をを交わしながら滑っていく。最後のスピンを終えるとスタンディングオーベーション、氷に突っ伏した。
 見事なプログラムでメダル獲得 バンクーバー五輪エキシビションで滑った剽軽な少年が、こんなに立派になった…

 結果、羽生結弦が今季最高得点で優勝、2位に地元カナダのニュエン、3位に2016年NHK杯以来のメダル獲得となった田中刑事。4位プルキネン、5位ヴァシリエフス、6位リッツォ、僅差で7位にナドー、8位ラズーキン。
 日本から駆け付けたファンたちにも、地元カナダの観客にも、嬉しい結果となった。

 表彰式で、優勝したときはジャンプして台の真ん中に乗る羽生、今回はかなり高さがある。しっかり屈伸してからよいしょっと飛び乗った。写真撮影では田中刑事に向かって腕を組む仕草を見せたり(宇野昌磨とのエピソードはみんな知っている)、この瞬間を楽しんでいた。
 来週はフランス大会に宇野昌磨が出場する。このいい流れに乗っていけ~

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GPスケートカナダ2019ペアFS

2019年10月27日 10時36分04秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第2戦スケートカナダペア・フリージャッジスコア)。

<前半>
唐菲遥(タン・フェイヤオ Feiyao TANG)/楊泳超(ヤン・ヨンチャオ Yongchao YANG)(中国) SP:62.35(7) FS:108.22(8) 合計:170.57(7)
 「ザ・グレーティスト・ショーマン」♪ 間に合わず未見。

イヴリン・ウォルシュ/トレント・ミショー(カナダ) SP:56.09(8) FS:108.57(7) 合計:164.66(8)
 「One」♪ 青、濃紺。デススパイラルから入り、ツイズルはキャッチが抱え込む感じに。3サルコウとスロー3ループで転倒したが、スロー3トウがきれいに決まった。初めからキャリーのリフトがきれい。

リュボフ・イリュシェチキナ/シャルリ・ビロドー(カナダ) SP:68.62(5) FS:123.85(5) 合計:192.47(5)
 「Je voudrais voir la mer」♪ ライトブルー、黒。ツイストまとめ、3トウ+2トウは男性が足をついてしまって+comboに。女性が海老ぞり姿勢のリフト、スロー3フリップ決まり、腕支持逆立ち姿勢でキャリー・回転・逆回転とリンクいっぱいに使うリフトで大歓声
 男性ボーカルの曲も素敵で、いいプログラム

ジェシカ・カララング/ブライアン・ジョンソン(アメリカ) SP:62.54(6) FS:119.00(6) 合計:181.54(6)
 「You Are the Reason」♪ パステルピンクに少しブルー、紺。3ツイストは高さが出せた。3トウ+2トウ、3サルコウは少し乱れたが2人ともこらえる。リフトは難しい姿勢をさりげなくこなして、キャリーからハンドトゥハンドで下ろすのも渋い。コレオもきれいだった。地味だけどいいペアになりそう。

<後半>
アレクサ・シメカ=クニーリム/クリス・クニーリム(アメリカ) SP:71.28(4) FS:128.29(4) 合計:199.57(4)
 「Drop of Fragnance」「Experience」♪ 紫の濃淡。きれいな3ツイストから入り、3トウからのコンビネーションはセカンドが1回転に。3サルコウ頑張った。スローはステップアウトとフリーレッグをついたのでややマイナス。女性がノータッチのリフトがカッコいい。
 並んで滑る歩調がぴったり合う、ペアらしさがさすが。

エフゲニア・タラソワ/ヴラヂミール・モロゾフ(ロシア) SP:73.57(3) FS:128.72(3) 合計:202.29(3)
 「Te Amo」♪ 水色、群青。今すぐ4回転にできそうな3ツイスト。サルコウは女性が2回転になったが、3トウ+2トウ+2トウをびしっと決める。スロー3ループ、スロー3サルコウ、高さと流れの見事さ。男性の首に絡みつくようなコレオ、首で支えてから手をつないで回すデススパイラル、そのままスピンはホールドを全く離さずに姿勢を変えていく。
 リフトが上げきれずに下ろさざるを得ず、間が空いてしまった。しかし勇気をもって最後のリフト、下ろして横抱きにした姿勢でフィニッシュ。
 大きなミスが出てしまったが、演技構成点はちゃんと評価されている。

アレクサンドラ・ボイコワ/ドミトリー・コズロフスキー(ロシア) SP:76.45(1) FS:140.26(1) 合計:216.71(1)
 「The Writing On The Wall」♪ グレー、黒。3サルコウ、3トウ+2トウ+2トウと完璧 スロー3フリップ、スロー3ループ共にばっちり。リフトの上げ方がどれも一工夫されていてわくわくさせる。アイスダンスのスピニングムーブメントみたいなのを入れたコレオ。パーフェクトな演技で満足なキス&クライ
 自己ベスト大幅更新!

カーステン・ムア=タワーズ/マイケル・マリナロ(カナダ) SP:75.50(2) FS:132.99(2) 合計:208.49(2)
 「Carry You」♪ 薄オレンジ、黒。しっとりした曲で丁寧に滑っていく。3ツイストまとめ、3サルコウからのコンビネーションは+2トウ、3トウ予定は1回転に。スロー3ループ、スロー3サルコウはきれいに決まった。
 男性の首に両手をかけてぐるぐる、など目を引く振付が随所に。リフトから下ろして2人で氷上に正座してフィニッシュ。
 終わって男性はちょっと落ち込み、キス&クライでは「129点ほしい」とか計算してたけど、しっかり点が出てメダル獲得

 結果、ボイコワ/コズロフスキーがGP初優勝、2位ムア=タワーズ/マリナロ、タラソワ/モロゾフは3位。クニーリム夫妻4位、イリュシェチキナ/ビロドー5位と、SPから上位は順位が変わらなかった。
 タラソワ/モロゾフはちょっと不本意な結果になったが、2戦目で巻き返せるか。ファイナルのメンバーも変わってきそう。
 このあとはいよいよ男子フリー

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GPスケートカナダ2019女子FS

2019年10月27日 07時30分48秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第2戦スケートカナダ女子フリージャッジスコア)。

<前半>
ヴェロニク・マレ(カナダ) SP:51.90(12) FS:95.89(12) 合計:147.79(12)
 「Flashlight」♪ 黒。前半に2つ転倒があり、サルコウが2回転になったが、単独3トウや2アクセルなどから立て直した。キス&クライでは終わってほっとしたような笑顔。

本田真凛 SP:59.20(10) FS:120.06(6) 合計:179.26(6)
 「ラ・ラ・ランド」♪ ブルー。右足のサポーターが少し痛々しい。しかしそれがよかったのか、今日はかなり安定していた。予定とは少し構成を変えてルッツはなし。3フリップ、3フリップ+2トウで始める。スローパートで丁寧にステップを見せたあと、しっかり3ループが決まったのがいい。2アクセル+オイラー+2サルコウ、終盤3トウ+2トウも入れた。
 彼女らしい柔らかな着氷、愛らしい表現がぴたりとはまり、高い評価になった。最後のキャメルからレイバックのコンビネーションスピンが無効になったのは、キャメルが2回転に満たない→2回転以上の基本姿勢が1つ(アップライト)のみと判断されたのかな 単独姿勢ないしはフライングエントランスのスピンをしなければならなかったからだそうだ。詳しくはこちら

アリシア・ピノールト(カナダ) SP:57.59(11) FS:103.78(10) 合計:161.37(11)
 「Woman」♪ 赤紫。3ルッツから入り、2アクセル+3トウはオーバーターンしたがまとめる。3ループ+両手上げ2トウ、後半2アクセル+オイラー+2サルコウなども。同じメロディを繰り返しながらだんだん盛り上げていく曲だが、やや単調に感じた。大きなミスなく滑り切って充実の表情。

アレクシア・パガニーニ(スイス) SP:60.68(9) FS:105.52(9) 合計:166.20(9)
 「Jealousy Tango」♪ 黒。冒頭の3ルッツで転倒したが、すぐ3ルッツ+3トウに挑んで下りる強気。サルコウは少し乱れる。あっさりめのコレオの後、きれいに2アクセルを決めてうまく曲に乗った。ループはこらえ、3トウ+2トウを下りる。
 レイバックでレベル3どまり、あまり体が柔らかくないのかな。

セラフィマ・サハノヴィッチ(ロシア) SP:62.63(7) FS:113.34(8) 合計:175.97(8)
 「シェルブールの雨傘」♪ 紫、白襟。得意の両手上げ3フリップ+3トウを下り、両手上げ3ルッツも決まる。アクセルが1本シングルになり、サルコウで手をついたが、後半両手上げ3フリップ+片手上げ2トウ+片手上げ2トウを決めてきた。
 両手上げで跳んでも着氷で前傾姿勢になると、ちょっと残念に見えてしまう 回転の速いレイバックスピンのヘアカッター姿勢で最後盛り上がった。

キム・イェリム(韓国) SP:61.23(8) FS:115.70(7) 合計:176.93(7)
 「ある愛の詩」♪ ブルーグレー。SPの「ブラック・スワン」より、こういう曲のほうが似合う。両手上げ3ルッツはややこらえ、2アクセル+3トウはきれいにはまる。両手上げ3フリップで転倒してフェンスにぶつかったが、後半3ルッツ+2トウ+2ループなどを決めて調子を上げた。フィニッシュはスピン2連発で。

<後半>
ガブリエル・デールマン(カナダ) SP:63.94(5) FS:100.40(11) 合計:164.34(10)
 「It's All Coming Back to Me Now」セリーヌ・ディオン♪ グレー、裾にピンク。天に向かって小さく投げキスして位置につく。大きな3トウ+3トウ、軽くステップアウト。3ルッツしっかり決まり、3ループこらえる。フリップとサルコウで転倒、ステップの途中でも転倒してしまったが、後半3ルッツ+2トウを決め、最後まで諦めずに懸命に滑った。力強いボーカルを味方に、今後の復活を期待したい。

エフゲニア・メドヴェージェワ(ロシア) SP:62.89(6) FS:146.73(3) 合計:209.62(5)
 「サユリ」♪ 黒に花を散らしたキモノ風。片手上げ3ルッツ、3サルコウ+3ループが鮮やかに決まって波に乗る。片手上げ3フリップ、2アクセル+3トウ+2トウなどノーミス。ステップでの体の切れもよく、今日は自信に満ちた演技

ブレイディ・テネル(アメリカ) SP:72.92(4) FS:138.39(5) 合計:211.31(4)
 「ニュー・シネマ・パラダイス」♪ ラベンダー。爽快な3ルッツ+3トウを決め、イーグルから2アクセルはトランジションまで丁寧に。後半3ルッツ+3トウ(回転不足)も入り、3フリップで乱れても3ループに2トウをつけてちゃんとリカバリー。
 各エレメンツが正確できっちりしているのが好感。表現も豊かになってきて、プログラムの起承転結がわかりやすいのもいい。

ユ・ヨン(韓国) SP:78.22(2) FS:139.27(4) 合計:217.49(3)
 「エビータ」♪ ブルー。3アクセルは転倒してフェンスにぶつかってしまった でも3ルッツ+3トウを決め、もうミスはなし。イーグルから3ループ、3ルッツ+オイラー+3サルコウ、後半2アクセル+3トウも大きなジャンプ。
 きれいなイナバウアーも見せて盛り上がったが、曲の終わり方がちょっと唐突な感じがするのは私だけ トップに立ってメダル確定

アレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア) SP:74.40(3) FS:166.62(1) 合計:241.02(1)
 「ゲーム・オブ・スローンズ」♪ ブルー。両膝をついた姿勢から立ち上がってスタート。4サルコウは転倒したが、4ルッツが決まるともうジャンプの嵐 4トウ+3トウ、後半4トウ+オイラー+3サルコウ、、、両手上げ3ルッツ+3ループ、、、
 ステップが始まるまで、ほとんど音楽を聞いてないことに気づいた。ジャンプに気を取られて、表現は目に入ってこなかったような
 技術点で100点越え、女子であるとは

紀平梨花 SP:81.35(1) FS:148.98(2) 合計:230.33(2)
 「International Angel of Peace」♪ ターコイズブルー。最初の3アクセルはステップアウトしたが、2本目はしっかり2トウもつけて決めた 両手上げ3フリップ、柔らかに3サルコウ。パーカッションに乗ってエキゾチックなムードを出すステップ。
 後半両手上げ3フリップ+3トウ、2アクセル+2トウ+2ループ、隙がない。イナバウアーからジャンプ、スパイラルと表情豊かなコレオから、両手上げ3ループを決めて美しいビールマンで締めくくった。
 シーズンベスト更新。

 結果、優勝は世界最高得点を記録したトゥルソワ、2位紀平、3位GP初出場のユ・ヨン。4位テネル、5位メドヴェージェワ。本田真凛が6位に順位を上げた。
 表彰式、ユ・ヨンはYoung YOUという綴りなので「ヤング・ユー」みたいな発音になってしまい(漢字では劉永らしい)
 トゥルソワは小さく見えるが、実は紀平と並ぶとわずかに紀平より背が高い。まだ背が伸びるかもしれないが、体操選手のような節制を続けたらこのままの体型を保って、ジャンプもばりばり跳び続けるかも
 このあとはペアそして男子

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GPスケートカナダ2019男子SP

2019年10月26日 11時32分13秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第2戦スケートカナダ男子ショートプログラムジャッジスコア)。

<前半>
ジュリアン・ジージエ・イー(マレーシア) SP:75.64(7)
 「Everglow」コールドプレイ♪ 白・グレー・黒。しっかり構えて3アクセルをきれいに下りる。3ルッツ、3フリップ+3トウと決まった キャメルスピンの姿勢とか、ステップの一歩一歩とか、とても丁寧に見せていて、じわっと引き込まれた。勢いでガンガン飛ばしてた頃から一皮剝けて、さらに魅力的になってる
 シーズンベスト更新。

ロマン・サドフスキー(カナダ) SP:65.29(11)
 「Fly Me to the Moon」♪ 濃紺。メロウなボーカルにのって4サルコウ下りた!が、アクセルが1回転に。3ルッツで乱れてコンビネーションにできず、、、。スピンの美しさ、ステップの伸びやかさには観客も拍手を送っていたが、得点は厳しくなってしまった

ニコラ・ナドー(カナダ) SP:75.22(8)
 「Don't Fall In Love While I'm Away」♪ ワインカラー。ゆったりと滑り出し、3アクセルを決める。3サルコウ+3トウはいずれ4サルコウにするのかな? 3ループはぎりぎりでなんとか。大柄なので一つ一つの動きがよく映える。

アンドレイ・ラズキン(ロシア) SP:78.99(6)
 「マック・ザ・ナイフ」♪ 白シャツ黒ベスト。軽快な曲に手拍子が出る中、4ルッツなんとか下りた! 3アクセルも手をついたが耐える。3フリップ+3トウもまあまあ。
 ステップの途中で一瞬バランスを崩して手をつく場面もあったが、今日は概ね勢いがあってよかった。とりあえずシーズンベスト更新。

パウル・フェンツ(ドイツ) SP:66.32(10)
 「Blue Skies」♪ 濃紺シャツに黒タイ。3ループ、3アクセルと下りたが、3ルッツ+3トウは着氷が乱れた。キャメルスピンで少しトラベリング、コンビネーションスピンのキャメルでも安定せず。
 ちょっと苦笑いのキス&クライ。

ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:56.75(12)
 「Puttin' On the Rits」「Mah-Na Mah-Na」♪ 紫にチェック模様。コミカルな動きで始まり、4トウ予定が3トウになって強引に3トウをつけ、結局転倒 次はルッツの予定だったが再度4トウを跳ぼうとしたのか、抜けて2回転になってしまった 3アクセルはステップアウト。
 キャメルスピンで速度が落ちてしまったり、力が出せなかった感じ。振付は可愛かったけど

<後半>
田中刑事 SP:80.11(5)
 「Hip Hip Chin Chin」♪ ゴールド系唐草模様、襟がグリーンのポロ。手をひらひらさせる動きから始まり、スムーズな3アクセル。4回転予定のサルコウはきれいな(?!)3サルコウに。3ルッツのあとは2トウになった。GOEはプラスだけど、基礎点はもったいない。
 交通事故の影響が心配されたが、動き自体は悪くないので、大丈夫そう。

ナム・ニュエン(カナダ) SP:84.08(3)
 「ブルース・フォー・クルック」♪ 黒。冒頭に4サルコウ+3トウを決めて波に乗り、予定と順番を変えて3アクセルを下りる(少しだけフリーレッグついた?)。3フリップを下りてちょっとドヤ顔 時折笑顔を浮かべながら生き生きとステップを踏み、ピッと指さしてフィニッシュ。
 地元の歓声に応える満足の演技でシーズンベスト。

カムデン・プルキネン(アメリカ) SP:89.05(2)
 「Caruso」ジョシュ・グローバン🎵 明るめのワインカラー。大きな4トウ、3アクセルと決まり、スピンも非常に安定。大きな構えなくすっと跳んだ3ルッツ+3トウに大きな拍手が起こる。所作が洗練されていて曲の雰囲気をよく出していた。全体にシームレスであっという間、素晴らしい出来
 自己ベスト大幅更新に大喜び

羽生結弦 SP:109.60(1)
 「Otoñal(秋によせて)」♪ ブルー系。なんと滑らかな4サルコウ・・・。ツイズルから3アクセル下りてツイズルの一連の流れ。つなぎの滑りの一歩の中にも緩急がある。スピンの姿勢は安定のキャメルと手の動きで美しく飾るシット、見惚れる。4トウ+3トウは少しこらえたがまとめた。短いハイドロやディレイドアクセルを交えたステップは心躍る。
 コンビネーションスピンから最初のポーズと同じフィニッシュポーズ、ただ夢のような時間
 高得点にコーチたちと笑顔

マッテオ・リッツォ(イタリア) SP:70.12(9)
 「Start A Fire」♪ 山吹色。4トウに挑んだが回り切れずにステップアウト。3アクセルは鮮やかに決まった。3ルッツで転倒、コンビネーションにできず
 観客が拍手で後押し、きびきびしたステップは見せてくれた。
 羽生の後に滑るのは、やっぱり大変かも

デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:84.01(4)
 「Bloodstream」♪ 黒にグレーとカラーストーン。3フリップ+3トウがカメラの真ん前で、ちょっと詰まったかも。高さのある3アクセルからフライングシットスピンに、ユニークな姿勢と回転の速さで魅せる。3ルッツはいい流れで。
 躍動感のあるステップに自然と手拍子が起こる。師匠譲りのスピンは見応えあり。

 結果、羽生結弦が20点差をつけてトップに立ち、2位プルキネン、3位ニュエン。僅差の4位にヴァシリエフス、約4点差で5位の田中刑事はフリー次第で表彰台も狙えそう。6位ラズキンにも逆転のチャンスがあるかな?
 フリーは明日

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GPスケートカナダ2019ペアSP

2019年10月26日 09時32分08秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第2戦スケートカナダペア・ショートプログラムジャッジスコア)。

<前半>
リュボフ・イリュシェチキナ/シャルリ・ビロドー(カナダ) SP:68.62(5)
 「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」マイケル・ブーブレ♪ ピンクベージュ、黒。組み換えのペアなので滑走順が早いが、それぞれ実力者同士。クリーンに3ツイスト、3トウループは女性が転倒したが、スロー3ルッツが決まった。片足キャッチ姿勢のリフトからそのままの姿勢で抱き下ろすのがユニーク。ステップでレベル4を獲得した。
 キス&クライにはマリー・フランス・デュブレイユも。

ジェシカ・カララング/ブライアン・ジョンソン(アメリカ) SP:62.54(6)
 「Light of the Seven(ゲーム・オブ・スローンズより)」♪ グレー、黒。高々と投げ上げる3ツイスト、3サルコウは女性が転倒したがすぐ起き上がって遅れず。スローは予定にルッツとあったが判定は3フリップ、片手をついた。フリーレッグのブレードをキャッチしたままのデススパイラルが珍しい

イヴリン・ウォルシュ/トレント・ミショー(カナダ) SP:56.09(8)
 「Benny and the Jets」エルトン・ジョン🎵 黒系のホットパンツ、黒。3ツイストまとめ、3トウはそろって決めた。スロー3ループで転倒したが、スプリット姿勢のリフトにステップは軽快。ソロスピンはあんまり合わなかったかな

唐菲遥(タン・フェイヤオ Feiyao TANG)/楊泳超(ヤン・ヨンチャオ Yongchao YANG)(中国) SP:62.35(7)
 「タンゴ・デ・ロス・エクシラドス」♪ 臙脂、黒。女性が15歳になってシニアに上がってきた。回転の速い3ツイスト、3トウループ、スロー3サルコウと確かな技術を見せる。足を交差した状態で難しい上げ方のリフト。タンゴらしさを出そうと頑張ったステップはまだ初々しい まずはノーミスのGPSデビューで男性はガッツポーズ。

<後半>
アレクサンドラ・ボイコワ/ドミトリー・コズロフスキー(ロシア) SP:76.45(1)
 「マイ・ウェイ」🎵 そろってピンク。柔らかなストリングスにのって、さらっと3サルコウをそろって決める。片手上げの姿勢が美しい3ツイスト、片足を上げてからのスロー3フリップ。男性がピボットの姿勢に入る過程で、男性のフリーレッグを女性のフリーレッグの輪に一瞬挟むお洒落。後半たっぷり時間をとったステップも優雅だった。
 シーズンベスト大幅更新。

アレクサ・シメカ=クニーリム/クリス・クニーリム(アメリカ) SP:71.28(4)
 「At Last」ビヨンセ🎵 ピンク、黒つなぎで蝶ネクタイ。しっとりと滑り出し、軽やかに3ツイスト。3トウは男性が手をついた。スロー3フリップは高さも幅もあり、リフトは女性がノータッチで。ちょっとした所作、視線のからみに長年組んでいる夫婦カップルならではの味。こちらもシーズンベスト。

エフゲニア・タラソワ/ヴラヂミール・モロゾフ(ロシア) SP:73.57(3)
 ラヴェル「ボレロ」♪ ブルーに黒。男性はちょっとオッサンになってる スムーズな3ツイスト、3トウは男性が2回転になってしまった。スロー3ループはダイナミック! ステップは曲と共に盛り上がったけど、リフトが少しもたついたような、、、
 キス&クライでは不本意そうな顔。

カーステン・ムア=タワーズ/マイケル・マリナロ(カナダ) SP:75.50(2)
 「Love On the Brain」♪ 青、黒。3ツイストはそれほど高さはないがしっかり決まる。スロー3ループが決まって会場盛り上がり、直前までホールドしていてさっと離れて跳ぶ3トウでまた盛り上がった。姿勢変化のスムーズなリフト、ロマンチックなムードのステップから大胆なポーズのフィニッシュ。
 地元の観客大喜びの最終滑走 シーズンベスト&自己ベスト!

 結果、ボイコワ/コズロフスキーがトップに、約1点差で地元カナダのムア=タワーズ/マリナロが2位につけ、タラソワ/モロゾフが3位、クニーリム夫妻が4位。ここまでが70点台。
 フリーでは世界選手権銀メダリストのタラソワ/モロゾフ巻き返しなるか?
 この後はいよいよ男子ショートプログラム・・・

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GPスケートカナダ2019女子SP

2019年10月26日 06時33分55秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第2戦スケートカナダ女子ショートプログラムジャッジスコア)。

<前半>
セラフィマ・サハノヴィッチ(ロシア) SP:62.63(7)
 「メガポリス」♪ 黒に赤の差し色。かつて2年連続世界ジュニア銀メダルを獲得した選手。ロシアで上位になかなか入れなくなっていたが、元気そうで何より。
 両手上げ3フリップ+3トウは少し乱れた。2アクセルは普通に跳び、3ルッツはまた両手上げ。体の切れはよさそう。

アリシア・ピノールト(カナダ) SP:57.59(11)
 「Back to Black」♪ 黒。ジャンプは3トウ+3トウ、3ループ(回転不足)、2アクセルとそれほど高難度ではないが、しっかりノーミスでまとめてきた。スピンも安定して、練習どおり出来た充実の顔。

ヴェロニク・マレ(カナダ) SP:51.90(12)
 「True Colors」シンディ・ローパー♪ 紫にベージュの花。冒頭の3フリップは単独になったが(回転不足)、3トウに2トウをつける。大きなミスはなかった。

ユ・ヨン(韓国) SP:78.22(2)
 「ロミオとジュリエット」♪ グレーっぽい紫。背が伸びたと思ったら、16cmもある。するするっとスムーズに高さ十分の3アクセルを跳んだ 3ルッツ+3トウ、3フリップも鮮やか。しなやかに体を動かして情熱的にステップ。
 コーチはタミー・ギャンビルさんと濱田美栄さん。技術点45.54!

本田真凛 SP:59.20(10)
 「Seven Nations Army」♪ 紫に黒を重ねる。コケットな表情で滑り出し、3ループ+3トウ(回転不足)を下りて拍手だったが、、、フリップが2回転に 2アクセルやきれいなビールマンスピン、伸びやかなステップなどよかっただけに惜しい。
 今回はアルトゥニアンコーチが帯同してないようで、出迎えは本田武史さん。あら、同じ苗字

ガブリエル・デールマン(カナダ) SP:63.94(5)
 「Jazz Man」♪ ピンク。昨季は病気などがあって振るわなかったが、今季はどうか? きれいに2アクセル入り、代名詞の3トウ+3トウが決まると大歓声。3フリップもまとめた。
 笑顔で生き生きと滑っているのを見られて嬉しい 終わってガッツポーズ。

<後半>
アレクシア・パガニーニ(スイス) SP:60.68(9)
 「Sixteen Tons」「素敵なあなた」♪ 赤。軽快に滑り出し、3ルッツは少し傾いたがうまく3トウをつけた。ターンから3ループ、慎重に2アクセルと決める。レイバックスピンはヘアカッター。動きが音楽によく合っていた。

アレクサンドラ・トゥルソワ(ロシア) SP:74.40(3)
 「ペール・ギュント」♪ 薄紫。とても小柄に見えるが、155cmはあるらしい。ステップの一部のように2アクセル、両手上げ3フリップ。よく動くがバタバタした感じではなくなってきている。3ルッツ+3ループ、ばっちり
 実は途中で衣装の早変わりをして黒っぽくなっているのだが、シェルバコワの青→赤ほど目立たないので、特に盛り上がらず。もったいない

キム・イェリム(韓国) SP:61.23(8)
 「ブラック・スワン」♪ 黒に青緑。オルゴールの音で始まり、オルゴールの音で終わる。両手上げ3ルッツ+3トウ、両手上げ3ループ(回転不足)と下りた。フライングキャメルスピンのチェンジエッジで少しバランスを崩した 2アクセル問題なし。
 ほぼミスなくきれいに滑れてるのに、あんまり盛り上がらないのは、「ブラック・スワン」の狂気の雰囲気が弱かったかな。

エフゲニア・メドヴェージェワ(ロシア) SP:62.89(6)
 「エクソジェネシス交響曲第3部」ミューズ🎵 黒系つなぎ、右肩と左足に布かざり。片手上げ3ルッツ+3トウ(回転不足)を下りたが、2アクセルで少し力んでステップアウト。片手上げ3ルッツで転倒、フェンスにぶつかって痛そう
 一歩をきれいに見せるつなぎの動きやステップは悪くなく、成熟した部分。

ブレイディ・テネル(アメリカ) SP:72.92(4)
 「Mechanisms」「Chronos」♪ 赤のVネック。スケートアメリカから連戦だが好調は維持。3ルッツ+3トウ(回転不足)、イーグルから2アクセルですぐまたイーグル。各姿勢をじっくり見せるレイバックからビールマンスピン、3フリップ、イリュージョンを入れるコンビネーションスピンと安定。
 最初から最後までスピード感のある演技

紀平梨花 SP:81.35(1)
 「Breakfast in Bagdad」♪ 青。くねくねと腕を動かしながらスタート。3アクセル、決まった 3フリップ+3トウ、しっかり。両手上げ3ループは下りてすぐのつなぎがカッコいい。
 不思議なムードのボーカルと溶け合うようなステップが圧巻自然と拍手が沸き起こる。レイバックからビールマンスピンも完璧に音に合って、ピタッとフィニッシュ。ゾクゾクした
 シーズンベストに笑顔はじける 演技構成点のパフォーマンスは9点台をもらった。

 結果、紀平がトップに立ち、2位ユ・ヨン、3位トゥルソワ。テネルも70点台の4位、やや差がついてデールマン5位。メドヴェージェワ6位、僅差でサハノヴィッチ7位。本田真凛は10位。
 紀平とユ・ヨンの差が3点あまり、トゥルソワとは7点弱。フリーはどうなる
 このあとはペア、男子と続く
 

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少し首を傾けて

2019年10月22日 23時57分25秒 | Weblog

 即位の礼正殿の儀。高御座の帳が開けられると、天皇陛下はすっくと立っていらした。わずかに首が傾いているような、、、立ち姿勢のときの癖かも。
 御帳台の皇后陛下は、一瞬目線が動いて、、、少し固い表情だった。
 なかなか堂々として、すでに地位に馴染んでいるように思った。

 自分の記憶用に書いておく。

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アイスダンスの話

2019年10月22日 02時07分41秒 | スポーツ

 ずっと書きたかったんだけど、やっと
 9月26日(たしか)に高橋大輔選手がアイスダンスに転向すると発表した。パートナーはクリス・リードとのチームを解散していた村元哉中。シングルとしては全日本選手権が最後で、年明けからアメリカに拠点を移して本格的に練習を開始するという。
 このニュースに対しては、「高橋大輔の表現力が生かせる、楽しみ」「オリンピックで活躍を期待」と喜ぶ声も多数ある一方で、「シングルで一流だったとしても、そんな簡単にできるわけがない」「アイスダンスを甘く見るな」という反発の声も見受けられた。
 まあ、やってみないとわからないだろうな、、、
 と思ったが、公開された練習風景映像を見ると、ちゃんと組んで滑れているし、ツイズルも合わせている。意外と相性は悪くないのかもしれない。初めて体験して「楽しいと思った」という大ちゃん、うまくいったら「思い切って声をかけた」村元哉中ちゃんのグッジョブ
 さっそくスポーツニュース等で取り上げられたのが、“アイスダンスとは”の話。スタジオにスケート靴を持ち込んで見せている。シングル用とトウピックの形が違うのはどこかで聞いてたが、ブレードの後ろの長さが短いのは私も初めて知った。靴は足首周りの切込みが深く、足首を傾けやすいのも特徴だ。
 ブレードの幅が狭くてシングル用より安定感がないそうで、練習に向かう大ちゃんが「怖い~」。確実にエッジに乗り続けけなければいけないのか
 そんなこんなを地上波各局スポーツニュースで取り上げて、まずアイスダンスについて全国的に知識を広めたのが、転向の成果第一歩だったりするのかも。

 実際にこれからどうやって選手として活動していくのか。元全日本チャンピオン&オリンピック代表の木戸章之さんがYouTube時事通信の記事で語っている。
 全日本選手権に出るには、アイスダンスのバッジテストを受けなければならないのだそうだ。地方ブロック大会の要項にアイスダンスの出場資格も明記されているが、「プレゴールド以上(パートナーのどちらかが保有)」とある。アイスダンスの級はプレリミナリー(第1・第2)→プレブロンズ→ブロンズ→プレシルバー→シルバー→プレゴールド→ゴールドとなっており、ノービスではプレブロンズ以上、ジュニアでプレシルバー以上が必要になる。
 「パートナーのどちらかが保有」していればいいなら、村元哉中選手が持っていれば高橋大輔選手は別に取らなくてもいいのでは?と思うが、ずっと何の級もなしというわけにはいかないだろう 基礎練習を積みながら順次バッジテストを受けていくと思われる。
 同時に、2020/2021シーズンのリズムダンス課題、ラヴェンズバーガーワルツを習得しなければならない。これを組み込んだリズムダンスのプログラムを作るわけだ。もちろんフリーダンスのプログラムも必要だ。
 例年、アイスダンスは東日本または西日本選手権から開催されるので、所属によってどちらかに(おそらくは木下グループで東)出場を予定しているだろう。その前に、日本でも北米でも夏の間にある地方大会に1度くらい出場できるといいのかな

 無事全日本まで駒を進めたとして、どのくらいのスコアと順位が取れるだろうか。
 パートナーの村元哉中選手が、そもそも大人になってシングルから転向した選手だ。彼女の例を見ると、2013年全日本までは女子シングルで出場している。2014/2015シーズンから野口博一選手と組んで、全日本は128.28で3位だった(優勝はキャシー&クリス・リード146.80)。クリス・リードと組んだ2015年全日本では147.08で優勝している。
 今季シニアのアイスダンスにエントリーしているのは、前回優勝の小松原美里/ティム・コレト、枝村優花/嶋崎大暉、深瀬理香子/張睿中(オリバー・ジャン)、平山姫里有/石橋健太の4組。ここまでのベストスコアを見ると:
(左からリズムダンス・フリー・トータル)
小松原/コレト 61.28(2018アジアンオープン) 99.31(2019国別対抗戦) 160.24(2019国別対抗戦)
枝村/嶋崎   49.402019東京夏季フィギュアスケート大会) なし なし
深瀬/張    55.312019ケベックサマー選手権) なし なし
平山/石橋   (RD・FD詳細不明) 120.472019レイクプラシッドインターナショナル
 小松原/コレトは今季まだ大会に出ていないので、RDの今季の課題でどのくらい点が出るかわからないが、急に下手になることはないから(笑)50点台後半は出るだろう。全日本ではトータル150以上は間違いなく出ると思う。深瀬/張は130から140くらいまでいけるか。
 2020/2021シーズンは上記の4組に加えて今季ジュニアの高浪歩未/池田喜充(シーズンベスト114.98)がシニアに上がる(はず)。全組が出場するなら、やはり優勝候補は小松原/コレトだろう。高橋大輔が村元哉中の1季目と同じくらいのレベルまでいければ、130近くまで出るか。表彰台は狙えるかも(ただし、今季ジュニアの吉田唄菜/西山真瑚がシニアに上がったらライバル)。
 全日本で3位以内に入れれば、四大陸選手権に派遣される可能性が高い。全日本までにチャレンジャーシリーズなどに派遣されてミニマムテクニカルスコアをクリアしていればOK。なくても東日本/西日本選手権で好成績を出せば年明けのトルン杯にエントリーしてもらえそうだから、そこでクリアすればいい。
 2021年世界選手権に出られるかどうかは、日本代表が2020年世界選手権で何位になるかにかかってくる。10位以内に入れないと2枠取れない。1枠だったら全日本優勝した組しか出られない。2019年世界選手権21位の小松原/コレトが2枠取ってくるか、村元/高橋が小松原/コレトに勝つか、どちらかが起こらないと厳しい
 さらに、、、2022年の北京五輪に出場できるか?
 まず、2021世界選手権または最終予選で日本が出場枠を取ってくる必要がある。2018年平昌五輪の出場権がかかった2017世界選手権では18位までが出場権を獲得したが、そのときのスコアは145.61。最終予選で獲得した最低スコアは143.22だった。その頃より全体にスコアが上がっているので、160点台は欲しいところだ。
 2枠取るには世界選手権で10位以内に入らなければならず、、、現実的に考えて、1枠になる可能性が高い。五輪代表枠を2021年全日本で争うことになる 小松原/コレトに勝つには160から170点を窺うレベルになっていれば・・・
 まとめると、2020/2021シーズンは全日本で好成績を出して国際大会を経験、2021/2022シーズンは強化選手指定をもらってさらに国際大会にも出場(GPシリーズが無理ならチャレンジャーでも)、全日本で勝負!というのがオリンピックへの道筋ということになると思う。
 もしオリンピック出場が叶えば、もちろん団体戦のメンバーとして期待される。高橋大輔はソチでは経験しなかった団体戦をアイスダンスで、となるだろうか 「(高橋大輔がアイスダンスで五輪に出れば)団体戦でメダルが期待できる」という声もネット上に見られたが、ロシア・カナダ・アメリカなど強豪国がそろう10チームの中で、それなりの順位が取れるレベルまでいけるか・・・
 やってみないとわからない 木戸さんは「ステップやスケーティングも相当直されるはず」、自分がコーチなら「まずリフトとスピンを教えて、彼の良さを生かして踊るプログラムを作ってある程度の点数を狙わせる。点数が出た時点で基礎を作るべく組み立て直す」と語っている。コーチの作戦も重要になりそう。

 村元/高橋組がどこまで伸びるかは未知数だが、アイスダンスへの注目が高まるのは確実 これまでアイスダンスのテレビ放送は本当に少なくて、全日本も男女シングルはネット配信とテレビでライブで見られるようになったのに、アイスダンスとペアは深夜に上位だけだった。高橋大輔がが出場するとなれば、アイスダンスも放送時間が長くなったり、時間帯がゴールデンになったり、ネット配信でライブで見られるようになるかもしれない。報道も圧倒的に増えるだろう。
 さらに「アイスダンスやってみようか」と思う子ども(特に男子!)が増えるかも。「大ちゃんカッコいい」と思う対象が、リアルタイムで見ていないシングルではなくアイスダンスになる
 私が個人的に可能性があると思うのは、小中学生の頃にアイスダンスを経験して現在は男子シングルに専念している選手が、「またアイスダンスやってみようか」と戻ってくること。シングルでは多くの選手が大学卒業と同時に引退していくが、アイスダンスなら長く続けられるとなれば、1人や2人は出てくるのでは
 そして、アイスダンスやペアをやるのに日本を拠点にできる環境が整っていってほしい。今、カップル競技を本格的に(日本代表のレベルで)やろうと思ったら、日本では練習リンクが足りず、コーチがいない
 カップル競技の拠点になるリンクが一つあるといいんだけど。そこでパートナーが見つかりやすくなれば(組み換えも簡単にできるようになれば)、アイスダンスやペアをやりたくても挑戦できないとか、パートナーが辞めたために続けられなくなった選手が集まってくるはず。層が厚くなって、続けたいだけ続けられたら、強化につながっていくと思う。
 (昨年全日本ノービス優勝の柏野茉衣/柏野雄飛、2位の岡田和珠/森田真沙也が今季ノービスにもジュニアにもエントリーしていないのが気になっている。一時的に休んでいるのか、アイスダンスを続けられなくなったのか、、、戻ってきてくれるといいんだけど)

 一つだけ残念なのは、競技に復帰した高橋大輔が国際大会のシングルでどんな評価を受けるか、もう見られそうにないことだ。おそらく4回転は入れてもフリーの1本くらいで、PCS(演技構成点)がどのくらいになるか。それは今後のフィギュアスケート界を占う指標の一つになったと思うんだけど、、、
 今年の全日本、チケット獲りたい

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GPスケートアメリカ2019女子FS

2019年10月20日 15時41分31秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019、第1戦スケートアメリカ女子フリージャッジスコア)。

<前半>
イー・クリスティ・リョン(梁懿)(香港) SP:54.25(10) FS:109.43(7) 合計:163.68(9)
 「シルク・ド・ソレイユ」より「Reveil」「Seisouso」♪ ロイヤルブルー。鮮やかな3ルッツ+3トウから入り、3フリップ、2アクセル+オイラー+3サルコウなどが決まる。後半パンクやこらえるジャンプもあったが、大きなミスはなし。
 衣装と振付が曲の雰囲気に合っていて、本人の個性にもマッチしている。やっと調子が出てきてほっとした笑顔

山下真瑚 SP:46.21(12) FS:96.19(11) 合計:142.40(12)
 「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」♪ ブルーにストーンたくさん。冒頭の3フリップで転倒したが、2アクセルを決めて落ち着いた。3ルッツ+2トウも頑張る。
 とはいえ、全体にあまり伸びやかさがなく、、、怪我の影響なのか。

スタニスラヴァ・コンスタンティノワ(ロシア) SP:48.27(11) FS:95.12(12) 合計:143.39(11)
 「ムーラン・ルージュ」♪ 赤のスリップドレス。2アクセル+両手上げ3トウ、両手上げ3フリップ+両手上げ2トウと続けて決めてきた。ルッツを両手上げで跳ぼうとして2回転になって転倒、再度挑戦したがこちらもダウングレードで転倒 情熱的に演じきったが、キス&クライでは口惜しそう。

アンバー・グレン(アメリカ) SP:64.71(7) FS:104.92(9) 合計:169.63(7)
 「Gravity」♪ 小豆色。観客の大声援を受けながら、3フリップ、2アクセル+3トウを決めるが、ルッツはパンク。くるくるっとターンから3ループ+両手上げ2トウ。2本目のフリップで転倒、コンビネーションにできず+REPになってしまった。
 レイバック・イナバウアーで見せるコレオがきれい。

ヴェロニク・マレ(カナダ) SP:56.69(9) FS:105.06(8) 合計:161.75(10)
 「Flashlight」♪ 黒にストーン。3フリップ、3トウ、3ループ、2アクセル+2トウなど、ひたすら丁寧にジャンプを跳んできた。できることを精一杯、という真面目な感じ。これといって特別なところはないけど、きれいだった。

リム・ウンス(韓国) SP:63.96(8) FS:120.54(5) 合計:184.50(5)
 「麗しのサブリナ」♪ ピンクベージュ。スピードに乗って、回転の速い3ルッツ+3トウから、少し乱れた。3フリップ+2アクセルのシークエンスが決まる。後半3フリップで手をついてしまったが、決まるジャンプは背筋を伸ばしてきれいな姿勢で着氷するのがいい。
 終わって観客の声援に笑顔でこたえていた。

<後半>
エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(ロシア) SP:67.28(5) FS:138.69(3) 合計:205.97(3)
 「キャラバン」「素敵なあなた」♪ 白シャツ黒ベスト赤タイ&手袋のパンツスタイル。3アクセル+2トウ、鮮やか 単独3アクセルも完璧。3ルッツ+2アクセル、2アクセル+3トウ+2トウとアクセル系は本当に得意 その他の3回転もほぼノーミスで跳びきれば、クリムキンイーグルで煽りまくり、観客といっしょに楽しんだ。
 得点はもう少し欲しかった?

カレン・チェン(アメリカ) SP:66.03(6) FS:99.64(10) 合計:165.67(8)
 「Illumination」♪ グレーから白。大きな3ルッツを最初に決めて、強いカレン・チェンが戻ったかと思ったが、転倒が3回に。。。どこか痛めてしまったか。。。
 ストリーミング途中で止まって一部見られず。

アンナ・シェルバコワ(ロシア) SP:67.60(4) FS:160.16(1) 合計:227.76(1)
 エリック・サティ「グノシエンヌ1番」/ストラヴィンスキー「火の鳥」♪ ロイヤルブルーにゴールド。4ルッツ+3トウ、行った~~~ さらに4ルッツ、見事 次が2アクセル(単独2本)というのがなんか不思議 3ルッツ+3ループも下りた(ループは回転不足)。
 曲が変わるところで衣装の早変わり、赤に ステップも生き生きと動いていた。技術点90点超え!

樋口新葉 SP:71.76(3) FS:109.56(6) 合計:181.32(6)
 「ポエタ」♪ 紫。「ガンバ!」の声の中登場。近いうちに3回転にできそうな大きな2アクセルから。転倒やパンクがあったが、3ルッツ+2トウ+2トウなどで立ち直る。
 ステップのフラメンコ表現は風格も感じさせた。途中、アップにしていた髪が落ちてポニーテールのようになっていた。ピンが氷に落ちた等の減点がなくてよかった

坂本花織 SP:73.25(2) FS:129.22(4) 合計:202.47(4)
 「マトリックス」♪ 黒に緑のストーン。ターンからの2アクセル、ルッツが2回転になったが3トウをつける。3ルッツ大きい! サルコウのパンクがあったが、3ループ+2トウ、2アクセル+3トウ+2トウと頑張る。低い姿勢のイーグル連続コレオで盛り上がり、そのまま3ループをびしっと決めた。
 ここで2位以内に入れず、、、

ブレイディ・テネル(アメリカ) SP:75.10(1) FS:141.04(2) 合計:216.14(2)
 「ニュー・シネマ・パラダイス」♪ ラベンダー。大声援を背に登場、3ルッツ+3トウをきちっと決めると、ターンからの2アクセル、滑らかに3サルコウと続く。後半の3ルッツ+2トウはわずかに乱れたが、3フリップ+2トウ+2ループと隙がない。
 大きなスパイラルにイナバウアーで終盤を盛り上げ、会場を一つにした。

 結果、圧倒的高得点でシェルバコワが優勝、2位テネル、3位トゥクタミシェワ。3.5点差で4位に坂本花織、2回転になったサルコウが3回転だったら、3位になれてたかも 5位リム・ウンス、6位に樋口新葉。7位グレン、8位チェンとアメリカ勢が続いた。

 今回はラスベガスでの開催だったが、観客の歓声がちょっとうるさかったかも 来週のカナダはどうかな

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GPスケートアメリカ2019アイスダンスFD

2019年10月20日 12時44分41秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019、第1戦スケートアメリカアイスダンス・フリーダンスジャッジスコア)。

ソフィア・シェフチェンコ/イゴール・エレメンコ(ロシア) RD:66.79(9) FD:99.72(8) 合計:166.51(9)
 「Mechanisms」「Give Us A Little Love」「Steppe」♪  グレーのシースルー。難しい持ち上げ方からのステーショナリーリフトから入った。キピキピッと音がしそうな動きの振付が曲によく合っている。低い姿勢の膝に片手をついてキャッチフット姿勢のリフトが個性的。

陳宏(Hong CHEN)/孫茁鳴(Zhuoming SUN)(中国) RD:61.74(10) FD:98.20(10) 合計:159.94(10)
 「It's All Coming Back to Me Now」♪ ワインカラー、同色シャツに黒ジャケ。それぞれ別のパートナーと組んで四大陸選手権に出場していた。丁寧にツイズルをまとめ、後半スピードに乗っていく。最後のスライディングがカッコよかった。表情はちょっとワンパターンかも

キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ(アメリカ) RD:67.97(8) FD:105.06(7) 合計:173.03(7)
 「Conquest」「I Love You」♪ ワインカラー、黒。兄妹カップルが解散して組み替えた。リズムダンスで見た感じより、2人の雰囲気が合っていたような気がする。こちらも低い姿勢のリフトを決め、ツイズルの間の動きが個性的。1フットステップもよく伸びていた。

マリー=ジャド・ローリオ/ロマン・ルギャク(フランス) RD:68.23(7) FD:98.91(9) 合計:167.14(8)
 「Histoire Sans Paroles」「En Pleine Face」「Dixie」♪ 山吹色、クリーム色。スピードに乗ったローテ―ショナルリフトから、二人の影が重なるようにツイズル。逆立ち姿勢を胸で抱えるようなストレートラインリフトからステーショナリーリフト、スピンと流れるよう。ステップの途中で女性が転倒してしまい、、、少しいつもより元気がなかったかな。

クリスティーナ・カレイラ/アンソニー・ポノマレンコ(アメリカ) RD:70.41(6) FD:110.14(6) 合計:180.55
 「Farrucas」「Malaguena」♪ 黒で髪に赤い花、黒。ポノマレンコはだいぶ体型ががっちりしてきたので、黒が締まって見えてよい ツイズルは若干回転が合わなかったが間にスピン系の動きを入れてまとめ、リンクを大きく使って1フットステップ。イーグルでのカーブリフトからステーショナリーリフト、後半にいくにしたがってどんどん勢いを増し、終盤のスライディングやコレオリフトでフラメンコらしさ爆発。
 見応えのあるプログラム

オリヴィア・スマート/アドリアン・ディアス(スペイン) RD:76.62(4) FD:114.39(4) 合計:191.01(4)
 「Larrons en Foire」「My One And Only Love」♪ 水色、白半袖に紫のつなぎ。お人形のような女性と戯れる男性みたいな振付で可愛らしい感じ。技術的な安定感が心地よい。自己ベスト更新。

ティファニー・ザゴルスキ/ジョナサン・ゲレイロ(ロシア) RD:71.18(5) FD:110.64(5) 合計:181.82(5)
 「Survivor」♪ 赤、黒。イーグルの前に立つリフト、背中に逆立ち状態のリフトは降りてくるところがまた凄い。コレオステップシークエンスは激しく迫ってくる。盛り上がったわりには点が出なかったか。

マディソン・ハベル/ザカリー・ドナヒュー(アメリカ) RD:84.97(1) FD:124.58(2) 合計:209.55(1)
 「スター誕生」「Shallow」「Alibi」♪ 黒、ワインカラー。女性が氷に座った状態からしっとりと始まる。要素はどれもダイナミックで大きく、所作はしっかりと表現している。ツイズルの間に女性を振り回す振付。ストーリーを演じきって見事だった。全米に勝ってから明らかに変わったと思うカップル。

ローレンス・フォルニエ=ボードリー/ニコライ・ソレンセン(カナダ) RD:79.17(3) FD:118.36(3) 合計:197.53(3)
 「Summer Time」「Georgia On My Mind」「Cry Me A River」♪ 紺のワンショルダー、黒シースルー。そろってキャメルのスピンから入り、手をつないだまま横抱きリフト、間に一瞬リフトを入れてツイズル。ストーリー性のあるコレオステップなど、見所が多かった。
 ここで2位につけ、メダルを確定させる。

アレクサンドラ・ステパノワ/イワン・ブキン(ロシア) RD:81.91(2) FD:124.66(1) 合計:206.57(2)
 「Primavera」「Cry Me a River」♪ 黒。ぴたりと合わせたツイズル、首回りでさまざまなポーズをとるリフトから、スプリット姿勢のリフトへ。1フットステップやコレオステップをじっくり見せる。活力のあるプログラム、最終滑走に相応しい引き締まった演技で、充実ぶりを見せてくれた。フリーは1位!

 結果、優勝はハベル/ドナヒュー、2位ステパノワ/ブキン。3位フォルニエ=ボードリー/ソレンセンはカナダ代表になって最初のGPシリーズでメダル獲得となった。4位スマート/ディアス、5位ザゴルスキ/ゲレイロ。地元アメリカの若手カレイラ/ポノマレンコとグリーン/パーキンスが6位と7位。12位陳/孫も世界選手権のミニマムをクリアした。
 10組中5組が同じコーチのチームって
 このあとは女子フリー
 

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GPスケートアメリカ2019男子フリー

2019年10月20日 10時10分09秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第1戦スケートアメリカ男子フリージャッジスコア)。

<前半>
島田高志郎 SP:72.12(11) FS:144.10(7) 合計:216.03(10)
 「アーティスト」♪ ピンクのシャツ。冒頭の4トウは着氷で滑って転倒したが、3アクセル2本、後半3ルッツ+オイラー+3サルコウなどジャンプをしっかり決めてきた。軽やかな動きのステップ、曲調が変わったところで一気に躍動感を増すコレオ、会場を惹きつけた。

ロマン・サヴォシン(ロシア) SP:57.92(12) FS:124.24(12) 合計:182.16(12)
 チャイコフスキー「バイオリン協奏曲」♪ 白からグレー。3アクセルや4回転はなかったが、3ルッツ+3トウ、2アクセル+2トウ+2トウ片手上げなど、丁寧に跳んだ。クラシックらしい優雅な身のこなしで、プログラムとしてはよくまとまっていた。

アレクセイ・クラスノジョン(アメリカ) SP:72.30(10) FS:144.29(6) 合計:216.59(9)
 「Fahrenheit 452」「Interview with a Vampire」「Dracula」「Archangel」♪ 黒に赤ストーンで飾り。4フリップは派手に転んでしまい しかし3アクセル2本入り、後半3フリップ+3ループ、3ルッツ+2トウ+2ループも決まったので、ミスはほぼ1つだけ。
 4曲を案外違和感なく繋いで、本人の個性には合っているプログラムになった。 

友野一希 SP:75.01(8) FS:154.71(4) 合計:229.72(5)
 「ムーラン・ルージュ」♪ 赤と黒、髪をかっちり固めて。前の選手の得点発表の後すぐコールされず、BGMがかかった。大きく影響されることなく、4トウ+3トウ決めた 4サルコウは両手をついてしまって転倒扱いとなり、3アクセルは変な下り方になってしまったが、その後はしっかり。3アクセル+3トウ(回転不足)、3ルッツ+オイラー+2サルコウと頑張る。
 タンゴのパートのきりっとした決めポーズ、激情のコレオと、表現も彼らしく。

チャ・ジュナン(韓国) SP:78.98(7) FS:140.69(9) 合計:219.67(8)
 「The Fire Within」♪ 白レース。4フリップ、4サルコウと転倒、4トウはパンク 引きずることなく、3アクセル+オイラー+3サルコウ、単独3アクセルで加点ももらう。終盤イナバウアーからスパイラルのコレオシークエンス、3ループ+2トウからスピンのシームレスな流れがよかった。

金博洋(ジン・ボーヤン)(中国) SP:74.56(9) FS:150.42(5) 合計:224.98(6)
 「The Path of Silence」「Yellow Moon」♪ 黒。4ルッツ転倒したが、4トウ+2トウがきれいに決まる。3アクセル+オイラー+3サルコウで歓声。2本目の4トウでまた転倒 その後はなんとかまとめた。
 なんだか、あまり印象に残らないプログラムなんだけど、、、なぜ

<後半>
ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:83.45(4) FS:171.64(2) 合計:255.09(2)
 「シンドラーのリスト」♪ グレー。高い3アクセル+両手上げ2トウから入り、ウォーリーとステップからの3フリップ、3アクセルは下りてぴしっと止める。3サルコウはいずれ4回転にするのか? 3ルッツ+3トウ、3フリップ+2トウ+2ループと、いずれも美しいジャンプ。
 そしてイナバウアーや横から後ろへ高く足を上げるスパイラル、しみじみ見せてくれる。スピンのレイバック姿勢、一歩ごとに伸びていくステップ、ただ見惚れるプログラム

アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:79.76(6) FS:139.94(10) 合計:219.70(7)
 「パイレーツ・オブ・カリビアン」♪ ベージュシャツにブルーのベスト。4トウこらえ、3アクセル+2トウ決める。2本目の3アクセルで転倒したのは惜しかったが、3フリップ+オイラー+3サルコウが後半入った。
 終盤スピードアップしてぐいぐいとステップ、レベルは2止まりだけど会場はめっちゃ盛り上がる。野球のバットみたいなぬいぐるみ(?!)を投げ入れられ、肩にかついで帰った

ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:81.11(5) FS:132.06(11) 合計:213.17(11)
 ビートルズ・メドレー♪ オレンジと緑が混ざったシャツ。4サルコウはステップアウト。3アクセルはこらえて2トウをつけ、2本目はきれいに。終盤2回転になるジャンプが続いてしまった
 「Let It Be」でステップ、情感こもる。終盤「Hard Days' Night」で動きまくって盛り上げた。ちょっとお疲れ

キーガン・メッシング(カナダ) SP:96.34(3) FS:143.00(8) 合計:239.34(4)
 「November Rain」♪ 黒。スピードにのって大きな3ルッツから。4トウで片手をつき、3アクセルはステップアウト。4回転予定だったらしい3トウに2トウをつける。一歩の伸びとスピードはそれだけで見る価値あり。大きなバレエジャンプからイーグル、ハイドロのコレオで魅せてくれた。

ドミトリー・アリエフ(ロシア) SP:96.57(2) FS:156.98(3) 合計:253.55(3)
 「サウンド・オブ・サイレンス」♪ 黒。4ルッツと3アクセルでパンクしたが、4トウ+3トウ、3ループ+オイラー+3サルコウなどが決まる。姿勢と所作がきれいなので、どの瞬間を撮ってもいい写真になりそう。冒頭のルッツが3回転のダウングレードとされ、3ルッツ+3トウで3回転以上が3種類となり、3トウが無効になってしまった。
 2位につけてメダル確定。

ネイサン・チェン(アメリカ) SP:102.71(1) FS:196.38 合計:299.09(1)
 映画「ロケットマン」エルトン・ジョン🎵 「バスの座席」と話題になった紫系の迷彩柄。最初に4回転ではなく3ルッツ+3トウを豪快に決めると、4フリップ、4トウ+オイラー+2フリップと立て続けに。3アクセルも大きな加点をもらう。後半4サルコウが入り、トウが2回転になったが3アクセル+2トウで締めくくる。
 くねくねっと踊り出すと会場は沸騰 スピンにVがついた(たぶん基本姿勢が2つだった)が、そもそも別次元
 300点近い得点を叩き出して余裕の優勝。

 結果、ネイサン・チェンが予想通りの優勝、2位ブラウン、3位アリエフ。メッシング4位、友野一希が5位まで順位を上げた。島田高志郎も一つ順位を上げて10位。
 金博洋も6位まで上げたが、彼本来の出来には遠い・・・。チャ・ジュナン、クラスノジョンは伸び悩む時期か。ブレジナがちょっと残念だった。
 
 このあとはアイスダンス・フリーダンス

 

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GPスケートアメリカ女子SP

2019年10月19日 15時23分18秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第1戦スケートアメリカ女子ショートプログラムジャッジスコア)。

イー・クリスティ・リョン(梁懿)(香港) SP:54.25(10)
 「Whatever Lola Wants」♪ 赤、長手袋。3ルッツ+3トウは着氷が少し詰まったがまとめ、2アクセルと後半3フリップをきれいに下りる。スピンの出のタイミングや振付動作をしっかり音に合わせられた。
 上海トロフィーでは不調のようだったが、今回は安定していた、、、と思ったらあまり得点が出ず。ダウングレードと回転不足が

アンバー・グレン(アメリカ) SP:64.71(7)
 「Scars」♪ ピンクベージュ。3フリップ+3トウ決まって観客大拍手。2アクセル、3ループと大きなジャンプ。雄大なイーグルなど、最初から最後まで力強く、活力みなぎる演技。本人も感激の出来

ヴェロニク・マレ(カナダ) SP:56.69(9)
 「True Colors」シンディ・ローパー♪ 紫にベージュの花。ジャンプは3フリップ+2トウ、3トウと高難度ではないが、流れに乗ってきれいに跳べた。2アクセルもきれい。
 ノーミスで滑り切れてうれしそう

カレン・チェン(アメリカ) SP:66.03(6)
 「You Say」♪ 赤紫のホルターネック、カラーストーンたくさん。3ルッツは少し傾いたが、片手上げの2トウをつける。2アクセル、連続ターンからの3ループときれいに入って盛り上がり、代名詞の足を高く上げるスパイラルで拍手。各姿勢をじっくり見せるレイバックスピンも良かった。

山下真瑚 SP:46.21(12)
 プッチーニ「Una voce poco fa」(「セビリアの理髪師」より)♪ 赤。昨季から持ち越しのプログラム。冒頭の3ルッツでオーバーターンしかかって単独に。アクセルがシングルになり、3ループでオーバーターン後になんとか2トウをつけたが、これも乱れた。
 全体に体が重い感じで、ちょっと元気がなかったような 最後のコンビネーションスピンでも、キャメルの姿勢が安定しなかった。体調がよくなかったのかな。

アンナ・シェルバコワ(ロシア) SP:67.60(4)
 映画「パヒューム ある人殺しの物語」♪ グレーの背中に赤い花。相変わらず細い体で、2アクセル、3フリップ。両手上げ3ルッツ+両手上げ3ループは少し着氷で詰まったが下りる(ループは回転不足)。
 足を持ち上げてから後ろへ回すスパイラル動作が得意。

エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(ロシア) SP:67.28(5)
 「Drumming Song」♪ 黒。今日も妖艶なスリットスカート。軽々と高い3アクセルを決める。3トウ+片手上げ3トウはわずかにステップアウト。スピードに乗って3ルッツ。曲と一体になって豊かに表現したが、得点には納得しない様子。ルッツが回転不足だった。

リム・ウンス(韓国) SP:63.96(8)
 リムスキー=コルサコフ「スペイン狂詩曲」♪ ブルー、髪に赤い花。3ルッツは大きく流れ過ぎて単独にした感じ。2アクセルからすぐフライングキャメルスピンに続く流れがいい。3フリップに2トウをつけた。
 終盤曲のテンポが上がるところでステップ、じっくり見せるレイバック→ビールマンから、スペインらしい決めポーズでフィニッシュ。キス&クライにはミーシャ・ジーも。

樋口新葉 SP:71.76(3)
 「Bird Set Free」♪ 黒に少し白。ターンからの2アクセルが鮮やか、3ルッツ+3トウの迫力! 後半3フリップも高さと幅があった。ジャンプがきれいに決まって波に乗り、伸びやかなステップは緩急の間がいい。終盤の盛り上がりが素晴らしかった。
 終わって拳を突き上げる 自己ベスト更新。

ブレイディ・テネル(アメリカ) SP:75.10(1)
 「Mechanisms」「Chronos」♪ 赤。3ルッツ+3トウ、長いイーグルから2アクセル下りてすぐイーグルと切れがいい。3フリップは少しエッジが? スピンの姿勢にも工夫があり、イリュージョンもばっちり決まった。
 自己ベスト更新に笑顔のキス&クライ

坂本花織 SP:73.25(2)
 「No Roots」♪ 赤。ジャンプの不調が伝えられていたが、蓋を開ければそんなことはなく、3フリップ+3トウ、2アクセルと雄大に決めてきた。後半3ループも流れに乗っている。
 全体にスピードがあって危なげなかった。ジャッジ席にぐいっと手を突き出してフィニッシュ、そしてガッツポーズ。

スタニスラヴァ・コンスタンティノワ(ロシア) SP:48.27(11)
 「February」♪ グレー。3回転しそうな勢いでアクセルに入ったがダブルで。両手上げルッツが2回転になり、両手上げ3トウを頑張ってつけたが転倒。両手上げ3フリップも転倒してしまった。
 長い手足で姿の美しい選手なんだけど、今日の出来は残念。

 結果、地元アメリカのテネルがトップに立ち、2位坂本3位樋口と日本勢。4回転を持っているシェルバコワが4位、3アクセルが入るトゥクタミシェワが5位とロシア勢が続いた。山下真瑚ちゃんがちょっと心配・・・
 明日のフリーで順位の大幅変動もあるかも。どうなる
 テレビ放送は明日の朝4時からテレビ朝日(地上波)が早い。BS朝日では月曜午後3時から
 

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GPスケートアメリカ2019男子SP

2019年10月19日 10時24分20秒 | スポーツ

 グランプリシリーズの季節がやってきた
 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019、第1戦スケートアメリカ男子ショートプログラムジャッジスコア)。日本からは島田高志郎、友野一希が参戦。
 (ジャンプ名の前の数字は回転数)

島田高志郎 SP:72.12(11)
 「Stay」♪ ブルーグレー。体にぴったりした衣装で細さ際立つ。3アクセルがきれいに入ったが、4トウがダブルに抜けてしまった コンビネーションはきちんと。
 全体に曲と動きが溶け合っていて、惹きつけられる演技。ランビエールコーチは拍手で迎えた。

ロマン・サヴォシン(ロシア) SP:57.92(12)
 「Danse of the Bessarabian Gypsies」♪ 紫に黒。3アクセル転倒。3フリップは入ったが、3ルッツでステップアウトしてきれいなコンビネーションにならなかった。テンポアップしていく曲で盛り上げたが、あんまり元気なかった感じ。

アレクセイ・クラスノジョン(アメリカ) SP:72.30(10)
 「Runaway」「Freedom」♪ ブルーに赤い花。4フリップ転倒したが、3アクセルは鮮やか。3フリップ+3ループは回転が速い。曲が変わるところから一気にスピードを上げて躍動感のあるステップ。
 ジュニア時代より粗さが目立たなくなって、丁寧になったところは好感が持てる。

ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:81.11(5)
 「Baby Did a Bad Bad Thing」♪ 白Tに赤シャツ。4サルコウはステップアウトしたがしっかり着氷。3フリップが2回転になったが3トウをつけて0点になるのは防いだ。3アクセルがカッコよく決まる。身のこなしに切れがあり、いいプログラムになりそう。

友野一希 SP:75.01(8)
 「Chroma-The Hardest Button to Button」♪ 首元がピンクからブルーグレー。4トウ下りたがオーバーターンでフリーレッグをついてしまい、2トウをつけたが+comboに。4サルコウは流れが止まりかけたが耐える。3アクセルはまとめた。
 個性的な振付を見事にこなして独自の世界を作り上げる。これも代表作になりそう。キス&クライには振付のミーシャ・ジーも。

アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:79.76(6)
 「Words」♪ ストリーミング途切れてライブでは見られず。後で見たら、きれいな3アクセルと4トウ ルッツが2回転になっても3トウをつけられるあたり、さすがベテラン。彼らしいエネルギッシュなステップも見られて、充実ぶりが伝わってきた。

チャ・ジュナン(韓国) SP:78.98(7)
 「Michelangelo 70」「La Muerte del Angel」♪ アストル・ピアソラ🎵 黒に赤のVネック。冒頭の4サルコウがダブルになってしまったが、3ルッツ+3ループをきれいに決め、3アクセルを美しい流れで。タンゴらしい“決め”が少し弱いが、全体にしなやかな動き。

金博洋(ジン・ボーヤン)(中国) SP:74.56(9)
 「First Light」♪ クリーム色。得意なはずの4ルッツでパンク 4トウ+3トウはばっちり、なのに3アクセルで転倒。ジャンプは調整がうまくいかなかったようだが、スピンの姿勢など細かいところはきれいになっていて、成熟を感じる。

ドミトリー・アリエフ(ロシア) SP:96.57(2)
 「Je Dors Sur Roses」(「ロックオペラ モーツァルト」より)♪ 臙脂と黒。薄く髭を生やしてワイルドなイメージにしてきた。4ルッツ+3トウ、入った 4トウは少しオーバーターン。後半3アクセルも決まる。丁寧で滑らかなステップは安定した体幹でロシアらしい感じ。会心の出来に満足そう。

ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:83.45(4)
 「I Can't Go On Without You」♪ 黒の半袖。複雑なステップから入る3フリップ、相変わらず美しい。3アクセルがパンクしたのが残念だが、3ルッツ+3トウ問題なし。
 足を高く上げるキャメルスピン、フォトジェニック ただ滑るだけでも素敵。

ネイサン・チェン(アメリカ) SP:102.71(1)
 「La Boheme」シャルル・アズナヴール♪ 白シャツ黒ベストに赤ポケットチーフ。コンビネーション予定の4ルッツは軽くオーバーターンして単独にとどめる。3アクセルは高さがあり、後半4トウ+3トウが決まった。動きのディテールにもこだわって表現、最後のスピンは曲に合わせてスピードアップ。ほぼ隙がないプログラム。

キーガン・メッシング(カナダ) SP:96.34(3)
 「Perfect」♪ 黒。4トウ+3トウ、膝を柔らかく使った着氷、滑らか 3アクセルも同じく。3ルッツはそのままどこまでも行きそうな大きな流れ。一蹴りの伸びがひたすら気持ちよく、抒情的な曲と完璧にマッチしている。
 最近事故で弟さんを亡くしたキーガン、滑り切って天に投げキッス。観客はスタンディングオーベーションで寄り添った。自己ベスト更新。

 結果、ネイサン・チェンが100点超えで首位に立ち、2位アリエフ、3位メッシングと90点台。やや点差がついて4位ブラウン、5位ブレジナと80点台。ビチェンコもあと少しで80点で6位につける。金博洋が9位と出遅れた。
 日本勢は友野8位、島田11位。フリーで順位を上げていきたいところ。

 後半はNBC中継のストリーミングで見たが、技術要素の名前やGOEが表示されない。プラスが緑・審議がイエロー・マイナスが赤の色表示と、その時点での技術点合計を表示する形なので、英語解説を聞き逃すとジャンプの種類などがわからなかった。
 VPNを使ってYouTubeのISU公式チャンネルで見るのもいいかも。
 テレビ放送はBS朝日で午後2:30から&テレビ朝日で明日朝4:00から。

 11:05からアイスダンス・リズムダンス

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なんか知らんが凄いニッポン

2019年10月13日 22時34分24秒 | スポーツ

 目はいくつあっても足りない
 ラグビーもバレーボールも、ワールドカップは4年に1度。ラグビーが日本で開催するのは初めてだが、バレーボールは原則日本開催。それが今がっつり重なって開催中。
 バレーボールはその昔世界を席巻したが、私が大人になってからはいまいちぱっとせず 女子はそれでもオリンピックのメダルがあったりするが、男子はオリンピックそのものに出られなかったりしていて、、、それが今回の男子、ここまでアメリカとポーランドに負けた以外は勝ってきている。
 12チームの総当たりだが、わりと取りこぼしや下克上があった女子に比べて、今回の男子は上位陣が安定。そこに食らいついて、4位につけている。今日イランに勝てば4位以上が確定、3-0か3-1で勝てばまだメダルの可能性も残すとあって、見ているほうも熱が入った。
 第2セットでセットポイントで追いつかれて取られたときは焦ったが ブロックにつかまっても、同じ選手に上げて決めさせる強気のトス回し。打ち抜くだけでなく相手のブロックを利用したり、ブロックの裏をかくフェイントやプッシュを決めたり、攻撃陣も成長が見られた。ディグ(スパイクレシーブ)もよく上がっていた。
 一番成長したのは、サーブだろう。前は強く打とうとするあまり、入れば崩せるがミスも多く、リードされている場面でミスして自滅することが多かった。今は前に落としたり、選手の間を狙ったり、バックアタックに入りたい選手に取らせて攻撃に入りづらくするなど、バリエーションが増えている。ミスも減って失点が少なくなった。
 アジアのライバルに3-1で勝って4位以上確定 上位陣の残り試合を考えると星を落とす可能性はあまり高くないけど 日本は明日首位のブラジルと対戦する。ここでジャイアントキリングを起こせば、何かが起こるかも 頑張れ~~~
 そんなバレーボールと平行して見ていたラグビー、日本vsスコットランド。先制されたときは、やっぱり・・・と思う一方、前の試合も先制されたし、とも思った。それだけ日本チームがここまで凄い試合を見せてきて、なんだか信頼できちゃってる
 それを裏切らないブレイブ・ブロッサムズ、前半のうちにトライを3つ リードして前半を終える。後半はトライを許し、攻め込まれる時間が長くなってハラハラしたが、迫力のタックルで守り切り、最後はラックの中でボールをキープ、会場のカウントダウンから終了の合図を聞いてサイドに蹴り出した。
 うわ~、勝っちゃった・・・
 4戦全勝で1位通過、決勝トーナメントで南アフリカと対戦。4年前の勝利は奇跡だったが、今度勝ったらもう実力

 ちょっと騒ぎながら見てたら、長男に「うるさい」と叱られた。日頃のつれあいの言動を笑えない
 美しいフィギュアスケートを見て、心を落ち着けることにしよう 山本草太のSPの壮大なイーグルとか フィンランディアトロフィーの女子フリーが行われているので、横井ゆは菜の演技を見逃さないようにしなくちゃ

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