ライブでは見られなかったけど、録画をじっくり見返しながら 嬉しい結果とわかっているからルンルン
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)第4戦ロステレコム杯(ロシア大会)、女子フリー(ジャッジスコア)。
SP12位のヨシ・ヘルゲション(スウェーデン)は棄権した。
エリスカ・ブレジノヴァ(チェコ) SP:46.64(11) FS:87.40(11) 合計:134.04(11)
「The 13th Warrior」♪ 胸元と背中にV字カットの衣装。あんまりスピードがない感じだったけど、ジャンプで転倒せずに頑張った。スピンのキャメル姿勢でエッジの持ち方などが面白い。
大庭雅 SP:46.76(10) FS:107.81(5) 合計:154.57(6)
「レ・ミゼラブル」♪ ホルターネックのブルーの衣装。最初にダブルアクセル+3回転トウループを決めて波にのったのがよくわかる。3回転ループで回転不足が一つあっただけで、どのジャンプも助走が小さく、流れがよかった。解説・織田信成氏が絶賛 英語解説も「初めて見たけど感動した」でしょ
インタビューで「すごく楽しめた」と言ってたとおり、笑顔
アンジェラ・ワン(アメリカ) SP:51.25(9) FS:99.50(7) 合計:150.75(9)
「Papa Can You Hear Me」「The Way He Makes Me Feel」♪ シックな臙脂色の衣装。最初に3-3-2、3回転フリップときれいに決まったが、サルコウ、後半のルッツと回転抜け。後半のループも、たぶんコンビネーションにしたかったところ? 柔らかな表現はよかったけど。
1回転ルッツについて、解説・織田信成氏が「今季から1回転は0点」と言ってしまったが、フリーでは0点ではありません
(一度「1回転半に満たないジャンプは無効」と発表されてその後訂正されたので、勘違いしている人がいるかも^^; SPでは「規定回転数に足らないジャンプは無効」なので、1回転はたしかに0点になる)
マリア・アルテミエワ(ロシア) SP:51.88(8) FS:92.84(10) 合計:144.72(10)
ショパン「バラードヘ短調」「革命のエチュード」♪ シンプルなオフホワイトの衣装。曲もシンプルにピアノ曲。スピードはまあまあ、あった感じ。ジャンプで着氷の乱れや転倒があり、最後は曲に遅れてスピンを終わって時間オーバーの減点もされてしまった。21歳という年齢のせいか、抑えつつドラマチックな表現には成熟が感じられた。
パク・ソヨン(韓国) SP:53.71(7) FS:109.53(4) 合計:163.24(5)
「ロミオとジュリエット」♪ シックな黒の衣装。この人の足がすっと伸びてる姿勢がいい。曲の雰囲気と滑りの雰囲気がよく合っている。3-3予定は3-2になったけど、終盤ダブルアクセル+3回転トウループも決められてよかった。
キス&クライでちょっと涙ぐんでたのは、無事に滑りきれて嬉しかったのか、パーフェクトでなかったのが口惜しかったのか
マリア・スタヴィツカヤ(ロシア) SP:54.78(6) FS:98.71(8) 合計:153.49(7)
「ドン・キホーテ」♪ 上半身黒、スカートが鮮やかなピンク。前半にコンビネーションやシークエンスは跳んでしまって、後半は単独3つだけ。予定どおり全部跳べて地元の喝采を受けた。ただジャンプの助走にあてる時間がすごく長くて^^; スピンやステップでもう少しレベルが取れるといいのかな。
自己ベスト更新に笑顔
アシュリー・ケイン(アメリカ) SP:57.18(5) FS:93.72(9) 合計:150.90(8)
「エビータ」♪ 白に黒の縁取り、ピアスも黒で。少しずつ着氷の乱れや回転不足、ダウングレードがあって、点はあまり伸びない。2回目の3回転ループを単独にしたが、その後サルコウかダブルアクセルをコンビネーションにすることはできなかった。リカバリーは練習でやってないと難しいのかな。
長洲未来(アメリカ) SP:58.90(4) FS:106.98(6) 合計:165.88(4)
「蝶々夫人」♪ 黒にストーンで大人の雰囲気。きれいに決まった!と思ったジャンプが回転不足3つ、、、厳しい 「ある晴れた日に」でフライングスピン、レイバックスピンもきれいなんだけど。
アンナ・ポゴリラヤ(ロシア) SP:59.32(3) FS:114.11(2) 合計:173.43(2)
「火の鳥」♪ 燃える炎のオレンジ。ジャンプがやや不安定で、ルッツをコンビネーションにできず、その後のダブルアクセルにもつけられなかった。つなぎも少し余裕がない感じだったが、ステップはレベル4でGOE1.10は偉い。
表彰台確定でファイナル進出も決まって、観客は大歓声
本郷理華 SP:59.85(2) FS:118.15(1) 合計:178.00(1)
「カルメン」♪ 鮮やかな黒と赤で演じるカルメン。冒頭に3回転フリップ+3回転トウループ、続いて3回転ルッツを下りる。目力をしっかり使った妖艶なステップでレベル4を取り、後半もダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウなどジャンプが決まっていく。音とジャンプ、その前後のポーズが全てぴたっとはまり、コレオシークエンスは怒涛のスピード。
フィニッシュのポーズから笑顔でガッツポーズ。キス&クライでは「(自己ベストを)6点(更新した)」、長久保コーチは「すごいな、ポゴ(リラヤ)に勝ったね」と手放し
あとはルッツのエッジが修正できれば、言うことない。
アレーン・シャルトラン(カナダ) SP:61.18(1) FS:110.82(3) 合計:172.00(3)
「ドクトル・ジバゴ」♪ 爽やかなライトブルー。少しずつ回転不足やオーバーターンなどがあったけど、パンク(回転抜け)がないのはいい。絶対跳ぶ!という強い気持ちがあるんだろう。演技構成点で各項目に穴がないのもいいと思う。
結果、本郷理華がGP2戦目にして優勝 2位ポゴリラヤ、3位シャルトラン、4位に長洲未来、5位にパク・ソヨン。GP初出場の大庭雅も6位と頑張った。
男子フリーも録画見なくちゃ