フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第6戦NHK杯、男子フリー(ジャッジスコア)。
ジョシュア・ファリス(アメリカ) SP:58.35(11) FS:111.53 合計:169.88
「シンドラーのリスト」♪ 白からグレーまでのグラデーション衣装。どうしちゃったんだろう、、、というくらいジャンプが入らず、まともに入ったのは冒頭のトリプルアクセルだけ(片手つき)。4回転の転倒は仕方ないとして、ルッツやフリップ、サルコウまで1回転や2回転になったのは痛い。あまりの口惜しさに終わって涙ぐんでいた ジェイソン・ブラウンとジュニア時代争っていた選手だが、シニアに上がってから苦労してるみたい。
ロス・マイナー(アメリカ) SP:63.36(10) FS:142.00 合計:205.36
アンドレア・ボチェッリ「ロマンツァ」♪ NHK杯ではおなじみの選手、ワインカラーのシャツで登場。序盤4回転サルコウが3回転で下りてしまい、トリプルアクセルが単独になったが、後半トリプルアクセルに2回転トウループをつけられた。ルッツからの3-1-3もサードジャンプのサルコウを2回転にしたので無効になる心配はない。
ベストではなくても、できるだけのことはできた感じ。スケーティングと姿勢がきれいで、ゆったりした曲によく合っていた。
キム・ジンソ(韓国) SP:65.69(9) FS:131.51 合計:197.20
「レジェンド・オブ・フォール」♪ 今日が18歳の誕生日 まずトリプルアクセル+2回転トウループを膝を深く曲げてしっかり着氷、後半にもトリプルアクセルが決まった。ループとサルコウが2回転になってしまい、ダブルアクセルを3連続コンビネーションにしようとしたが、2回転トウループをつけるのがやっとだった。ステップとコレオシークエンスの途中で変わる曲調に合わせて、強さと柔らかさを表現しようと頑張っていた。
ジェレミー・テン(カナダ) SP:65.81(8) FS:137.46 合計:203.27
「ハレルヤ」♪ ゴールドに透ける生地を重ねた衣装。冒頭に4回転トウループを着氷、トリプルアクセルも決まった。コンビネーションジャンプで転倒、少し着氷が乱れたジャンプがあったが、しっとりと雰囲気を出して滑りきった。
ジャンプの着氷でもう少し流れが出るといいんだけど^^;
エラジ・バルデ(カナダ) SP:67.50(7) FS:145.00 合計:212.50
「Barrie San Miguel」「Galicia Flamenca」「Jumpin' Jack」♪ 黒に赤の縁取りで深いVネック。最初に4回転トウループ、ルッツから3-3、トリプルアクセルとしっかり入る。スローなつなぎの“ため”も音にはまり、パーカッションにのったコレオシークエンスも情熱的に。フリップが2回転になった以外はミスなく、自己ベスト大幅更新
イヴァン・リギーニ(イタリア) SP:70.27(6) FS:125.95 合計:196.22
「マイ・ウェイ」「L.O.V.E.」「君の瞳に恋してる」♪ 超!有名曲メドレー 4回転トウループ、トリプルアクセル、ループと転倒が出てしまったが、手拍子をもらいながらのステップは楽しげ。両手上げルッツが決まってよかった。
羽生結弦 SP:78.01(5) FS:151.79 合計:229.80
「オペラ座の怪人」♪ 白に黒襟、ブルー系のフリルに金をあしらった新しい衣装で登場。4回転サルコウが2回転に、4回転トウループは3回転で転倒。6分間練習では4回転が決まった映像も流れたので惜しかった。
後半にトリプルアクセル+3回転トウループを跳んだが、4回転トウループが3回転になっているので、このまま予定通り跳ぶとトウループ、アクセル、ルッツと3回転が3種類になってしまう と思ったら次のアクセルがシングルに。
もしトリプルアクセルから3連続が跳べてたら、最後のルッツを2回転にするか、ダブルアクセルにしないと無効になるところだった。このあたりもシミュレーションしておいたほうがいいのかな。
セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) SP:78.93(4) FS:157.72 合計:236.65
「It's a Men's World」「Come Together」「At Last」「Big Time Boppin’ (Go Man Go)」♪ 革ジャンっぽい衣装 4回転トウループ+3回転トウループ、トリプルアクセル+2回転トウループと、ばっちり決める。ルッツが2回転になっただけでほかにミスはない。着氷姿勢がいまいちなジャンプもあるけれど^^;
とりあえずトップに立って笑顔。
村上大介 SP:79.68(3) FS:166.39 合計:246.07
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」♪ ブルーのグラデーション。4回転サルコウ2本が決まると波にのり、トリプルアクセル2本もしっかり。後半に入ってもジャンプに乱れなく、キレのある動きが続く。コンビネーション予定のルッツが単独になったが、元々ルッツはこれ1本なので問題なし。最後のジャンプが決まった瞬間ガッツポーズ、スピンもレベル4をそろえた完璧なプログラム。
終わって思わず顔を覆って喜んだ もちろん自己ベスト大幅更新でトップに立つ。
ジェレミー・アボット(アメリカ) SP:81.51(2) FS:148.14 合計:229.65
バーバー「弦楽のためのアダージョ」♪ シンプルな赤。スケーティングのなめらかさ、スピード感、柔らかな音楽と重なりあう。4回転トウループは3回転に、トリプルアクセル1本は決まり1本はステップアウト。最後のルッツが2回転になったのが、この得点につながってしまったか スピンのレベルが2と3だったのも響いたかも。演技構成点はトップだったけど
無良崇人 SP:86.28(1) FS:148.16 合計:234.44
「オペラ座の怪人」♪ 右手は白、左手は黒の手袋で燕尾服。冒頭の4回転はちょっとステップアウトしたが、2本目をしっかりコンビネーションにした。トリプルアクセル1本目がシングルになってあせったが、2本目が入ってほっ 後半3-1-2や3回転ルッツは大丈夫。力強いコレオシークエンスを見せてくれた。
得点にはちょっと 転倒した4回転トウループが回転不足、着氷が乱れたフリップがダウングレードになったのが痛かった。
結果、村上がGPS初優勝、2位にヴォロノフ、3位無良、4位羽生、5位アボット。6位バルデ、NHK杯は2度3位になっているマイナーが7位。
ファイナルに進出を決めたのは、26ポイント(1位+3位)の無良、26ポイント(2位+2位)のヴォロノフ、22ポイント(2位+4位)の羽生。羽生は僅差だが4位になったことで、ファイナルへの切符を手にした。
“3M”なんて呼ばれ方をしてた時期もある、町田樹・無良崇人・村上大介。町田がオリンピック出場で抜け出し、無良が四大陸やGPS優勝にファイナル進出と追いつきつつあるところで、村上もついにGPS優勝、開花のときを迎えたかも
明日はアイスダンスのフリー
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第6戦NHK杯、女子フリー(ジャッジスコア)。
アンナ・オフチャロワ(スイス) SP:45.83(12) FS:86.49(11) 合計:132.32(11)
エディット・ピアフ「私の神様」「ミロール」♪ 先週のエリック・ボンパール杯と少し髪型を変えてきたかな? 冒頭に3回転ルッツ+2回転トウループを決めて思わずにっこり 2回転になったジャンプもあったが、ステップなどは表情豊か。1回転ループをはさむ3連続コンビネーションを2つやった?と思ったら、最初のほうはシークエンス扱いにされたようだ。途中、髪が乱れそうになったのを少し気にしてた^^;
ポリーナ・エドムンズ(アメリカ) SP:48.96(11) FS:112.83(5) 合計:161.79(8)
映画「ピーターパン」より「ティンカー・ベル」「フェアリー・ダンス」♪ 可愛らしいピンクが似合う、まだ16歳。3回転ルッツ+3回転トウループをきれいに決め、3-1-3も入った。ステップの中で長いきれいなツイズルに拍手、スピンの姿勢も素敵。大きなミスはなく、まとまった演技。中国杯の得点を少しだけ上回った。
アンネリーネ・ヤッシェム(ノルウェー) SP:49.09(10) FS:76.08(12) 合計:125.17(12)
「Un ange passe」♪ サーモンピンクのスリップドレス風。最初に転倒が2回続いてどうなることかと思ったが、次の3-2トウループは決まった。最後にステップを頑張った。
エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ(グルジア) SP:50.18(9) FS:92.78(9) 合計:142.96(10)
映画「バーレスク」より♪ 「引き締まった身体で」と実況アナに言われたとおり、黒のつなぎでシャープな印象。3回転ルッツ+2回転トウループは高さがあった。ダブルアクセル+3回転トウループの予定は、+1回転ループ+2回転サルコウに。後半は少し回転抜けが出てしまったが、ノリのいいコレオシークエンスでフィニッシュ。
加藤利緒菜 SP:50.87(8) FS:117.51(4) 合計:168.38(5)
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」♪ ブルー系で正面に翼のような模様。最初の3回転フリップ+3回転トウループがびしっと決まり、次のサルコウやダブルアクセルも片手上げで入る。ステップにスピードがあって一蹴りがよく伸びる。後半もジャンプノーミス、最後の3回転ループ+2回転トウループ+2回転ループが決まって思わず笑顔。ビールマンスピンでフィニッシュ、ガッツポーズ。
あまりメロディアスではない、現代音楽っぽい曲が、意外と合っていると思う 技術点は全員の中でトップだった
ガブリエル・デールマン(カナダ) SP:53.46(7) FS:111.28(6) 合計:164.74(6)
「アランフエス」♪ 真紅の衣装がよく似合う。最初の3回転ルッツからのコンビネーションは間にターンが入ったが3連続に。フリップでややこらえた以外はジャンプも全部決めた。とにかく全体にスピードがあって、止まって表現するところもなかなか。スピンの軸もしっかりしていると思う。本人満足のガッツポーズでシーズンベスト。
クリスティーナ・ガオ(アメリカ) SP:54.86(6) FS:92.65(10) 合計:147.51(9)
ミュージカル「ジキル博士とハイド氏」より「Once Upon a Dream」♪ 純白の衣装は花嫁衣裳っぽい 3-3コンビネーションや3連続コンビネーションがなく、後半のループとサルコウが1回転になってしまったが、全体の雰囲気はよかった。
李子君(Zijun LI)(中国) SP:56.44(5) FS:106.46(8) 合計:162.90(7)
「ムーン・リバー」♪ 胸元のピンク、スカートと手袋の黒。ピアノとボーカルにのって、清楚で柔らかなスケーティング。冒頭の3回転フリップ+3回転トウループはちょっとステップアウトしたが、ダブルアクセル+3回転トウループはきれいに決まった。後半3連続を入れられなかったが、大きなミスはなし。細かいところの姿勢などがどんどんきれいになっていると思う。
ルッツの踏み切りエッジは今後の課題かな
宮原知子 SP:60.69(4) FS:118.33(2) 合計:179.02(3)
「ミス・サイゴン」♪ 真紅のアオザイ風。しっかりスピードにのって滑り出す。3回転ルッツで手をついたが2回転トウループをつけた。ループも少し乱れたが、ダブルアクセル+3回転トウループなどはしっかり、最後に予定していたダブルアクセルを3回転トウループにしたあたりは鋭い。ステップの動き、コレオシークエンス途中の“ため”など、表現力もついてきている。
村上佳菜子 SP:64.38(3) FS:108.71(7) 合計:173.09(4)
「オペラ座の怪人」「ザ・ミラー」♪ いい顔で滑り出した。トウループ3-3、ダブルアクセルと決まって、スピンの途中でジャンプするところが上手く音とはまる。後半ループが2回転に、フリップで転倒。最後に3回転サルコウ+2回転ループ+2回転ループが決まったが、これは3回目の2回転ループで無効0点になってしまった 3-2で止めてたら、3位にはなれたかも・・・残念。
アリョーナ・レオノワ(ロシア) SP:68.11(2) FS:118.29(3) 合計:186.40(2)
「Asi se baila el Tango(映画「レッスン!」より)」「ブエノスアイレスの秋」♪ 大人のルージュのスリップドレス。トウループ3-3をシャープに決めたが、ステップアウトなど細かいミスがいくつか。つなぎの振付、ステップの緩急は大人の表情。元気いっぱいが取り得だった頃からすると、大きな成長
グレイシー・ゴールド(アメリカ) SP:68.16(1) FS:123.00(1) 合計:191.16(1)
「オペラ座の怪人」より 「ファンタジア」「もう一度姿を現して」♪ 紫の花模様。3-3予定のルッツからは3-2に。後半3連続予定のサルコウで転倒したが、最後のダブルアクセルに2回転トウループをつけた。滑走姿勢の美しさ、全体のスピード、終盤曲が盛り上るところで雄大なコレオシークエンス、やはり安定していた。シーズンベスト更新。
結果、ゴールドがグランプリシリーズ初優勝、レオノワが2位、宮原が3位。2大会連続3位はやっぱり偉い 村上が4位、加藤が5位と大健闘 6位デールマン、7位李子君、8位エドムンズまで160点台とレベルは高かった。
優勝のゴールドが26ポイント(3位+1位)でファイナル進出決定、残念ながら日本からは進出なし。。。14シーズンぶりだそうな。。。
このあとは男子フリー
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第6戦NHK杯、ペア・フリー(ジャッジスコア)。
高橋成美/木原龍一 SP:45.35(7) FS:85.91(7) 合計:131.26(7)
「That's Entertainment」「Love is Here to Stay」「I'll Build a Stairway to Paradise」♪ ブルー系の衣装。ソロジャンプ3-2で成美ちゃんが転倒、ダブルアクセルで手をついた。スロージャンプの着氷でちょっと両足。でもアクセルラッソーリフトなんかをすっと持ち上げたり、デススパイラルでしっかり腕を伸ばして長くホールドしたり、成長ぶりは明らか。
ディーディー・レング/サイモン・シュナピア(アメリカ) SP:45.91(6) FS:92.33(6) 合計:138.24(6)
「ミス・サイゴン」♪ カーキ色の軍服風と横にスリットが入ったアオザイ風の衣装。ツイストはまだダブル。ソロジャンプは3-2予定がそろって3-1^^; 単独は女性が転倒。コレオシークエンスではしっとりしたダンスリフト。ペアスピンでバックからキャメル姿勢で入るのが特徴的。
ディーディー・レング選手はアジア系だけど、どこがルーツなのか気になる
マリ・ファルトマン/アーロン・ヴァンクレーヴ(ドイツ) SP:48.39(5) FS:96.97(5) 合計:145.36(5)
「アランフエス協奏曲」♪ ワインカラーに金をあしらった衣装。ソロジャンプは二人のタイミングが少しずれたが3-2を着氷、単独は男性がダブルに。スロージャンプで片手を一瞬ついた? 女性が後ろ向きからのリバースラッソーリフト、ポジションチェンジとキャリーが入るリフトは迫力。
ヴェラ・バザロワ/アンドレイ・デプタット(ロシア) SP:59.62(4) FS:106.08(4) 合計:165.70(4)
「アディオス・ノニーノ」♪ タンゴなので黒と赤で。ソロジャンプは男性がダブル、女性が転倒。コンビネーションでダブルアクセル+1回転ループ+2回転サルコウと意欲的。サイドバイサイドスピンはかなり合わせた。スロージャンプでやや乱れたが、リフトでは男性の腕一本で支える場面が凄い。
于小雨(Xiaoyu YU)/金楊(Yang JIN)(中国) SP:60.15(3) FS:121.85(2) 合計:182.00(3)
映画「クリエーション」より「Humility and Love」♪ ターコイズブルーの濃淡で。ソロジャンプの3回転トウループ、ダブルアクセルのシークエンスときれいに入る。スロージャンプ2本もOK。コレオシークエンスやつなぎの部分など、いい感じで音楽に入り込めてる雰囲気。「レベルを上げる特徴をたくさん入れながら、リフトが短時間」と解説・小山朋昭氏。最後のペアスピンで少しぐらついちゃったけど、得点を見てガッツポーズ、グランプリファイナル進出決定
川口悠子/アレクサンデル・スミルノフ(ロシア) SP:64.60(2) FS:119.00(3) 合計:183.60(2)
チャイコフスキー「マンフレッド交響曲」♪ 濃紺の衣装。スロー4回転跳んだ!惜しくも転倒。ソロジャンプの3回転トウループのシークエンスでも転倒。でもドラマチックな振付と表情で盛り上がり、リフト上で女性の姿勢がいつもながら凄い。
メーガン・デュアメル/エリック・ラドフォード(カナダ) SP:72.70(1) FS:127.08(1) 合計:199.78(1)
ミューズ・メドレー♪ 黒で女性は右肩を出すデザイン。スロー4回転跳んだ!が転倒。得意のソロ3回転ルッツはバッチリ決めた。コンビネーションでトウループの3-2-2が、2-2-2になってしまい、今季のルール改正で「同じ2回転は2回まで」なので無効0点になるのでは?と解説で言ってたが、大丈夫だったようだ。リフトの難度などは群を抜いていた。
結果、優勝はデュハメル/ラドフォード、2位川口/スミルノフ、3位于/金。この3組がファイナル進出も決めた。4位バザロワ/デプタット、5位ファルトマン/ヴァンクレーヴ、6位レング/シュナピア、高橋/木原は7位。
優勝インタビューで「ファイナルではスロー4回転を絶対決める」と決意を語るデュアメル/ラドフォード。これも楽しみにしよう。
終わってからのインタビューで、木原選手が「最初のリフトでちょっと危なかったけど立て直せた」。解説・小山氏によると、「レベルを上げる特徴を全部はやらずに下ろし、ミスにせずに得点を残した」ということで、懸命な判断だったらしい。それは偉い
このあとは女子フリー
今更気づいた
NHKのNHK杯フィギュア特集サイトで、演技の予定要素をあらかじめ見ることができる。ショートダンスを終わったばかりのアイスダンス・フリーはまだ出てないが、このあと行われるペア・女子・男子のフリーは出ている。
ペアでは、川口/スミルノフとデュハメル/ラドフォードがスロー4回転サルコウを予定している模様。どちらが勝つか
次に何を跳ぶ、する予定かわかった上で見るのは楽しみ倍増。これは嬉しい NHKさん、グッジョブ
フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第6戦NHK杯、アイスダンス・ショートダンス(ジャッジスコア)。
解説が宮本賢二氏、細かいところまで丁寧に言ってくれて助かる。
ヴィクトリア・シニツィナ/ルスラン・ジガンシン(ロシア) SD:54.94
「Toitas las Mares」「The Dance」♪ カツァラポフはソチ五輪銅メダリストだけど、新パートナーと組んで間もないので世界ランクが低く、第1滑走となる。ツイズルで少し女性がふらついてしまった。
平井絵己/マリオン・デ・ラ・アスンション SD:44.38
「Garcia Lorca」「Farrucas」♪ 紫の長いスカートが目につく衣装。スパニッスダンスの課題では黒や赤が多いので、印象に残る。ステップで一瞬つまずきかけたがおさえた。ローテーショナルリフトに入るとき、女性がアクセルのジャンプで、さすが元シングル選手。
キャシー・リード/クリス・リード SD:50.55
「El Cid - Farruca」「Gato Montes」♪ お母さんがデザインした、白と黒の衣装、キャシーの髪に赤い花。ツイズル、ステップとうまくまとめ、大きなミスなく流れもあったと思う。「もうちょっとスピードがあれば」(解説・宮本賢二氏談)。
クセニア・モンコ/キリル・ハリャーヴィン(ロシア) SD:59.70
「Suite Festiva de Exitos」「Espana Cani」「La Danza del Amor」♪ こちらは黒に赤のストーン。ミラー(お互い逆方向)のツイズルから。パーカッションのパートでミッドラインステップが印象的。ローテーショナルリフトの女性のポジションチェンジが見事。「パターンダンスとパーシャルステップシークエンスでスピードが少し違った」(解説・宮本賢二氏談)。なるほど・・・
ケイトリン・ハワイエク/ジャン‐ルック・ベイカー(アメリカ) SD:58.50
「マラゲーニャ」♪ 男性があごひげを生やしてきた。男性がイーグルのカーブリフトから入る。スピード感があって、きれいなスケーティング。きりっとした表情を見せながら滑った。シーズンベストは更新。「男性の背筋の使い方がよい」と解説。
ネリー・ジガンシナ/アレクサンダー・ガジ(ドイツ) SD:54.13
「La Maza」「Ameksa」♪ 男性の白ランニングシャツ、女性はエプロンっぽいものをつけて、このカップルはいつも個性的な衣装。交差を入れたツイズルはほんの少しずれたけど、全体ではカッコよかった。
キス&クライでど~もくんを肩に笑顔。得点には少し残念そう。
ペニー・クームス/ニコラス・バックランド(イギリス) SD:60.49
「Malagdena & Poeta」「Poeta en el Mar(海の詩人)」♪ 男性がジャケットを少し開いた状態で止まってる衣装。力強く一歩がよく伸びるミッドラインステップ。ツイズルをぴったり合わせ、最後のカーブリフトは男性が片足。「パターンダンスからパーシャルステップシークエンスにいく前に、わざとスピードを落としてまた上げている」と解説、そんな難しいことしてたんだ~
ケイトリン・ウィーバー/アンドルー・ポジェ(カナダ) SD:67.51
「La Virgen de la Macarena(マカレナの聖母)」♪ 女性の真紅、男性の黒、金糸の刺繍がきれいな衣装。ツイズルのそろい方、ミッドラインステップの切れ、いつもながら美しい。「練習のときのほうがスピードがあった」と解説、そういえばそうだけど^^;
結果、ウィーバー/ポジェがトップに立ち、2位にクームス/バックランド、3位にモンコ/ハリャーヴィン、4位ハワイエク/ベイカー。シニツィナ/カツァラポフ5位、ジガンシナ/ガジ6位。リード姉弟7位、平井/アソンション8位だけど、フリーでいい演技を見せてほしい