Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

村主章枝、引退

2014年11月13日 19時58分51秒 | 

 33歳。この年齢まで、よく頑張った・・・
 ソルトレイクシティ五輪5位、トリノ五輪4位。もう一度オリンピックに出ることを目標に現役を続けていたが、それは叶わずに現役を去る。
 トリノのとき25歳だったから、そのまま引退しても不思議はないくらいだったが「オリンピックの魔法にかけられた」、オリンピックの口惜しさはオリンピックでしか晴らせないと、自らスポンサーや所属先を探し、環境を整えたのは偉い。
 「氷上のアクトレス」と呼ばれるほど、表現力の豊かさには定評があった。パンツルックの衣装を初めて着たり、ボーカル(歌詞のない人の声)を使った曲に挑むなど、斬新なスタイルも持ち味だった。
 記者会見で「8年間食べてないプリンを食べたい」と言ったら、スタッフが用意していたそうで 「引退会見でものを食べるって」と笑わせていたとか。
 今後はローリー・ニコルに師事して、振付師を目指すという。選手の力を引き出すような振付を見せてくれそう

 最後の国際大会は2010年のGPSエリック・ボンパール杯。全日本も2010年7位が最後になった。
 私はエキシビションナンバーの「イパネマの娘」が好きだったな

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生は、難しい?

2014年11月12日 22時46分48秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014、後半に入る。今週末はロステレコム杯(ロシア大会)。
 時差6時間なので、午後か夕方に始まる競技時間だと、日本は夜から深夜にかけてということになる。
 今回は女子→ペア→男子→アイスダンスの順に行われる。するとテレビ放送は・・・

テレビ朝日(地上波)>
11/14(金) 26:20~28:25 女子&男子SP
(11/15(土) 2:20~4:25)

11/15(土) 25:45~27:45 女子&男子フリー
(11/16(日) 1:45~3:45)

BS朝日
11/15(土) 13:00~15:55 女子&男子SP
11/16(日) 14:00~17:55 女子&男子フリー
         21:00~24:00 エキシビション(生中継)

 CSでは11/25(火)から。

 地上波では、男子の競技がもうすぐ終わるあたりから放送開始、ということになりそう。一部だけでも生中継できる時間枠は取れなかったか
 男子は小塚崇彦、女子はスケートカナダで健闘した本郷理華、シニアGPSデビューの大庭雅、そしてペアの高橋成美/木原龍一が出場予定。地上波の放送で、高橋/木原組の演技も放送されますように

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この事故をきっかけにして

2014年11月11日 14時00分29秒 | スポーツ

 「頭部挫創、下顎挫創、腹部挫傷、左大腿挫傷、右足関節捻挫」
 ・・・満身創痍・・・
 治療に2、3週間必要という怪我を負った、羽生結弦。まず治療に専念し、NHK杯出場も回復の状態を見て決めるという。それがいい。

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)中国杯、男子フリー後半グループの6分間練習中、羽生と閻涵(Han YAN)(中国)が衝突。二人とも棄権かと思われたが出場、フリーを滑りきった。
 この事故とその後の出場から、さまざまな問題が浮き彫りになってきた。

<出場の是非決定>
 脳震盪を起こしている可能性が高いのに、出場を止めるべきではなかったのか?という声。柔道やラグビーの指導者たちは、セカンドインパクト症候群など、命に関わる危険性を訴えている。
 選手本人が「大丈夫だ」と言っても、ドクターのチェックをクリアしなければ出場を許可しないシステムが、ラグビーやJリーグにはあるそうだ。
 フィギュアスケートの男女シングルは演技中、ほかの選手と接触することはないので、こうした事故が起こった場合の対策について、真剣に考えられてこなかった。
 しかし、練習中の接触や衝突はこれまでもしばしばあったし、通常の演技の中でもジャンプ転倒やフェンス激突などで、脳震盪を起こす可能性はある。
 出場・演技再開していいかどうか、本人ではなく、ドクターが決定するシステムにしたほうがいい。ドクターストップであれば、選手も諦めがつく。
 どこの国のドクターでも同じ判断ができるように、ほかのスポーツの場合も参考にして手順を決めておくべきだろう。

<救護体制>
 倒れてなかなか立ち上がれない羽生が、しばらくそのままにされていた映像に、なんで早く助けにいかないのか?と思った方も多いだろう。
 解説の佐野稔氏が週明けの番組で言っていたが、「救護班の人たちはスケート靴をはいていない。よちよち歩きだから、ほかのスケーターが滑っている状態では危険。いったん練習を止めてからでないと難しかった」。たしかに、、、
 脳震盪の可能性を考えれば、自力で立ち上がらせたことも本来は望ましくないらしい。担架の用意がなかったことも批判されたが、スケートができる人でないとこれも難しい。
 雪の上を滑って遊ぶボードみたいなのに乗せて引っ張るとか? 表彰式ではカーペットを敷いてプレゼンターが歩けるようにするから、救護用にもカーペットを用意しておくとか。
 ほかのスケーターへの影響が少なく、迅速にできる方法を考えないといけない。

<ドクター>
 羽生の応急処置と診察をしたのはアメリカの、閻涵の診察をしたのはカナダのチームドクターだったという。
 日本は出場選手が3人と少なめだったため、チームドクターを帯同していなかった。中国チームは開催国なのに?と思うが、逆にいつでも病院に搬送できるから医師が会場にいなかったのか。
 いずれにしても、大会全体で何かあったときに対応する、オフィシャルのドクターというものはいないのだった(という事実にびっくり)
 ISUが派遣するか委託するかして、前日の練習から会場にドクターを常駐させて、そのドクターが応急処置をしたり、病院搬送の判断をしたりするようにしたらどうだろうか。出場や演技再開の可否判断も、そのドクターが行うようにする。
 ギャラなど経費は増えるけど、選手たちのために惜しんじゃいけない。
 また、公式ドクターが常駐するようになったとしても、日本チームはドクターを帯同したほうがいいかも。若い選手は外国語で診察されることに不安があるかもしれないし。

<再発防止>
 以前に比べて男子は滑走スピードが上がり、衝突したときの危険性が高くなった。事故を防ぐにはどうしたらいいのか。
 6人が同時に滑るのが危険なら、人数を減らしてはどうかという声がある。昨季のグランプリシリーズは、男女シングルの出場人数を10人にしていたので、1グループ5人だった。
 ただエントリーが10人だと、直前の欠場や棄権があったとき補充できず、実際の出場が9人とか8人になる場合がある。これはちょっと、あまりにも寂しい そして若手の出場チャンスが少なくなる。
 12人に戻ったのはいいとして、同時に滑る人数を減らすには、4人ずつの3グループにするなどの措置が必要。今季から時間短縮のために、名前をコールされてから30秒以内に開始位置につかないと減点というルールになったくらいなので、競技全体の時間が大幅に延びるこの方法は難しいか
 元選手で現コーチの中庭健介氏は、ウォーミングアップを6分から10分にすることも提案している。時間に余裕があれば、周囲にもっと注意を払ってできるのではないか?という意見だ。
 チャレンジャーシリーズなど、どこかの大会で何かの方法を、まず試してみてほしい。それから真剣に議論していってもらいたい。

参照:羽生結弦が見せた王者の誇りと、男子フィギュア最悪の事故の背景

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GPS2014中国杯ペア・フリー

2014年11月09日 02時09分07秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第3戦、中国杯(カップ・オブ・チャイナ)。大会の最後を飾るのはペア・フリージャッジスコア)。

アリナ・チェルニャフスカヤ/アントニノ・ソウザ-コルディエル(ロシア) SP:46.74(8) FS:86.71(8) 合計:133.45(8)
 グレン・ミラー「イン・ザ・ムード」ほか♪ 可愛らしい雰囲気のペア。スロージャンプ2本で少しミスが出てしまった。

ニコーレ・デラモニカ/マテオ・グアリゼ(イタリア) SP:53.48(7) FS:102.42(5) 合計:155.90(5)
 「マスク・オブ・ゾロ」♪ ベテランの味はあるんだけど、ジャンプ系のミスが得点としてはやや痛い。

ジェシカ・カララン/ジャック・シデュ(アメリカ) SP:54.66(6) FS:93.15(7) 合計:147.81(7)
 「ロミオとジュリエット」♪ ソロジャンプでそろって転倒してしまったが、後半きれいなスロー3回転ルッツが決まる。

ナターシャ・ピューリッチ/アンドリュー・ウォルフ(カナダ) SP:56.14(5) FS:97.56(6) 合計:153.70(6)
 「アーティスト」♪ 活力が感じられるペア。スロージャンプの転倒はあったが、コレオシークエンスでそろってウォーレイが入るところなど、なかなか工夫がある。ソロスピンはあまり合ってなかったけど^^;

ヴェラ・バザロワ/アンドレイ・デプタット(ロシア) SP:56.85(4) FS:109.59(4) 合計:166.44(4)
 「アディオス・ノニーノ」♪ こういう曲を表現するには、以前のパートナーのラリオノフよりデプタットのほうが合ってるかも^^; ソロジャンプの3回転トウループはまあまあの着氷、スロー1本はきれいに入り、1本は乱れた。リフトの姿勢、コレオシークエンスの流れはわりと好き。

于小雨(Xiaoyu YU)/金楊(Yang JIN)(中国) SP:57.03(3) FS:116.30(2) 合計:177.33(2)
 「Humility and Love」♪ 二人が離れてから交差するステップで始まる。スロージャンプ、ソロジャンプが完璧。リフト1本が上がらないミスがあったが、流れのきれいなスケーティング。

王雪涵(Xuehan WANG)/王磊(Lei WANG)(中国) SP:57.27(2) FS:114.88(3) 合計:172.15(3)
 「マイ・フェア・レディ」より♪ ソロジャンプは2本ともミスになったが、スロージャンプのすごいこと! ソロスピンのシンクロぶりが半端なく、2人の距離が近いのもいい。スパイラルのコレオシークエンスもなかなか。

彭程(Cheng PENG)/張昊(Hao ZHANG)(中国) SP:69.11(1) FS:124.94(1) 合計:194.05(1)
 ショスタコービッチ「アレグレット」♪ 独特の緊張感のある曲に、ユニークな振付はローリー・ニコル。4回転ツイストを軽々と決める(速すぎてよく見えなかったけど^^;)。ソロジャンプは2本とも女性にミスが出たが、スローを完璧に下りるからOKか でもリフトのスプリットポジションは、高橋成美/マーヴィン・トラン組のほうが美しかったと思う

 結果、彭/張が優勝、2位于/金、3位王/王と中国勢が表彰台を独占。4位にバザロワ/デプタット、5位デラモニカ/グアリゼ。
 彭/張はファイナル進出ポイントが3位+1位で26ポイントとなり、進出の可能性が高くなった。

 明日はエキシビション

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GPS2014中国杯男子フリー

2014年11月08日 22時38分29秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第3戦、中国杯(カップ・オブ・チャイナ)。いよいよ、男子フリージャッジスコア)。

田中刑事 SP:56.82(11) FS:132.44(6) 合計:189.26(8)
 ヴェルディ「椿姫」♪ フリルのシャツに紺のジャケット。冒頭の4回転は転倒したが、トリプルアクセルがきれいに入った。ルッツ・トウループの3-3、後半サルコウからの3-2-2、最後のルッツとおおむねジャンプはよかったけど、2本目のアクセルが1回転になったのがちょっと口惜しい。
 「乾杯の歌」でステップでは手拍子で盛り上って嬉しかった。

王一(Yi WANG)(中国) SP:57.29(10) FS:103.63(11) 合計:160.92(11)
 「パリのアメリカ人」♪ 最初の4回転で転倒、2本目は3回転に。アクセルは2本ともダブル。1回転に抜けてしまったジャンプ、3回目の2回転トウループと、大きくミスが続いてしまった。ジーン・ケリーになりきるぞ!という感じのステップは軽妙でよかったけど。
 カメレンゴ氏がまた登場。

キム・ジンソ(韓国) SP:62.46(9) FS:121.00(9) 合計:183.46(9)
 「Legends of the Fall」♪ 今日も高さのあるトリプルアクセル+2回転トウループから。ルッツはSP同様2回転に、後半のトリプルアクセルで転倒。ほかのジャンプは膝を柔らかく曲げて下り、3-2-2も入る。激しい曲調からスローパートに途中で変わるステップ、元気のいいコレオシークエンスもよかった。
 投げ込まれたプレゼントを、出番を待ってる関選手が受け止めてパス(笑)


関宇航(Yuhang GUAN)(中国) SP:63.69(8) FS:113.97(10) 合計:177.66(10)
 「バイオリン協奏曲」♪ 見事な4回転トウループから入る。2本目は根性で2回転トウループをつけたが、ちょっと着氷で乱れた。後半少し疲れが出たか、転倒やステップアウトが出てしまった。アクセルはまだダブルまでで、スピンの姿勢が保持しきれてないあたりが課題かな。
 上手にアクセントになるポーズを入れながら音に合わせたステップはよかった。


ミーシャ・ジー(ウズベキスタン) SP:69.46(7) FS:149.82(3) 合計:219.28(5)
 「シェルブールの雨傘」♪ 顔をプリントしたブルーのシャツ。トリプルアクセル+2回転トウループ、トリプルアクセルと序盤のジャンプをクリアすると、ルッツ・トウループの3-3や1回転ループを挟む3-1-3、ノーミス! 激情のコレオシークエンスはミーシャの真骨頂、終わった瞬間のガッツポーズ!!!
 キス&クライでは「謝謝大家、中国的朋友們・・・」と流暢な中国語でご挨拶。「アリガトウゴザイマス」も付け加えた。

 後半グループの6分間練習中、閻涵と羽生が衝突。いったん6分間練習が中止される。両選手は治療するが、出場できるのか?
 しばらくしてあらためて6分間練習。羽生は出てきて、試しながら滑る。本当に出場するのか

ナム・グエン(カナダ) SP:72.85(6) FS:149.00(5) 合計:221.85(4)
 「道」♪ 会場のざわめきが収まらない中スタート、4回転サルコウを決める。2本目のトリプルアクセルが1回転になったら、後半に3回転トウループとのコンビネーションで決めた! その分、予定していた3回転サルコウを抜くのも忘れない。
 笑顔で楽しげな「道」。

アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:76.96(5) FS:127.19(8) 合計:204.15(7)
 「ノストラダムス」♪ SPで大幅に自己ベストを更新、気分よくフリーに入れた? 最初のトリプルアクセルが決まったが、4回転は転倒。手をついたり2回転になったり、細かいミスがジャンプで続いてしまった。

リチャード・ドーンブッシュ(アメリカ) SP:77.23(4) FS:149.50(4) 合計:226.73(3)
 コールドプレイ「Yellow」「Viva la Vida」♪ 序盤は4回転トウループ、トリプルアクセル、トリプルアクセル+3回転トウループと見事。両手上げの3回転ルッツも美しい。なのに後半2回転になったジャンプが2つ、もったいない。
 それでもコレオシークエンスの盛り上がりが楽しいプログラム、さらに完成度が高まったところを見たい。

閻涵(Han YAN)(中国) SP:79.21(3) FS:127.44(7) 合計:206.65(6)
 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」♪ 棄権するかと思われていたが、出てきた。6分間練習をほとんどやっていなかったにも関わらず、果敢にトリプルアクセルや4回転ジャンプに挑んでいった。
 ボーカル、ピアノ、終盤はビッグバンド。ジャズのリズムの中で踊るステップ、次回は完全な状態で見たい。

羽生結弦 SP:82.95(2) FS:154.60(2) 合計:237.55(2)
 「オペラ座の怪人」♪ 頭に包帯、顎に絆創膏の姿でこのプログラムを披露することになるとは、誰が想像しただろうか、、、
 4回転サルコウ、4回転トウループ、跳んでは転ぶ。しかし3回転フリップ、3回転ルッツ+2回転トウループ、普通に下りる トリプルアクセルで転倒すると、次にまたトリプルアクセル、しかも1回転ループ+3回転サルコウをつけて ループ、ルッツとまた転倒、実に転倒は5回。それでも跳んで、スピンして、滑りきってしまった。
 抱えられてキス&クライへ。得点を見て驚いて、それから泣いた。

マクシム・コフトゥン(ロシア) SP:85.96(1) FS:157.38(1) 合計:243.34(1)
 「エクソジェネシス交響曲」♪ さぞかしやりにくかったと思うが 4回転3本の目標に向かって突き進む。サルコウは転倒、トウループは着氷、2本目のトウループは3回転に。トリプルアクセルにつけるトウループが1回転になるなど、細かいミスはあったが、情熱的にステップやコレオシークエンスをこなし、終わってガッツポーズ。

 結果、コフトゥンが優勝、羽生が2位、ドーンブッシュが3位。スケートアメリカ3位だったグエンが4位、自己ベスト更新のミーシャ・ジーが5位、閻涵は6位。
 田中刑事は8位まで順位を上げた。

 閻涵も羽生も、後で症状が出ないといいけれど。しっかり治療して次の大会に備えておくれ

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【ネタばれ注意】GPS2014中国杯女子フリー

2014年11月08日 19時26分55秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第3戦、中国杯(カップ・オブ・チャイナ)。女子フリージャッジスコア)、村上佳菜子がんばれ~~~

アシュリー・ケイン(アメリカ) SP:39.80(11) FS:85.01(9) 合計:124.81(10)
 「エビータ」♪ 純白の衣装。男性のナレーションから入る。冒頭のルッツで転倒、ダブルアクセル+3回転ループに挑んだがループは1回転。でも後半3-2-2は頑張った。

アンネ・リーネ・イェルセム(ノルウェー) SP:41.93(10) FS:80.85(10) 合計:122.78(11)
 「Un ange passe」♪ 冒頭の3回転ループ+2回転ループがきれいに入ったが、その後は転倒やステップアウトが続いてしまった。後半3回転サルコウ+ダブルアクセルを頑張って下り、ピアノとストリングスのしっとりした曲で丁寧にステップを見せた。

キム・ヘジン(韓国) SP:44.72(9) FS:92.90(7) 合計:137.62(8)
 「ラプソディ・イン・ブルー」♪ 最初からしっかりスピードに乗り、3回転ルッツ+2回転トウループからしっかり決めていく。後半のフリップでステップアウトしてコンビネーションにできず、その後ダブルアクセルにトウループをつけるチャンスはあったが単独にとどめた。先週よりずっといい出来のフリーで笑顔。

クリスティーナ・ガオ(アメリカ) SP:47.15(8) FS:77.89(11) 合計:125.04(9)
 「ワンス・アポン・ア・ドリーム」♪ 白も似合う人。ジャンプに転倒、回転抜けが続いて不本意な出来になってしまったが、最後に3回転トウループを決めて意地を見せた。
 練習時間を多く取れてないのかな?という気がする。

ポリーナ・エドマンズ(アメリカ) SP:50.32(7) FS:110.95(2) 合計:161.27(4)
 「ティンカー・ベル」「フェアリー・ダンス」♪ 紫がかったピンクのグラデーションの衣装。昨日の不調はどこへやら、冒頭から3回転ルッツ+3回転トウループ、3回転フリップ+1回転ループ+3回転サルコウを下りる。ステップの中で高速ツイズルを見せると拍手。ビールマンスピンでチェンジエッジ、英語解説で褒められていた。
 彼女に合ったプログラムだと思う。

ヴィクトリア・ヘルゲション(スウェーデン) SP:52.00(6) FS:91.95(8) 合計:143.95(7)
 「サンセット大通り」♪ 大人の赤が映える。冒頭の3回転ループで転倒、回転抜けがいくつか。終盤のダブルアクセルに2回転トウループをつけてリカバリー。ボーカルにのってドラマチックにステップを踏んだ。
 ジャンプの調子、今季のうちに戻ってくるといいな・・・

李子君(Zijun LI)(中国) SP:53.66(5) FS:98.96(6) 合計:152.62(6)
 「ムーン・リバー」♪ 黒に胸から上がピンク。前半は女性ボーカル、中盤からピアノの柔らかな音にのって、軸の細いジャンプをクリーンに決めていった。後半少し疲れが出たか、コンビネーションのセカンドが1回転になったり、スピンの姿勢が完全に取れなかったり。でも最後のダブルアクセルまで頑張った。

ガブリエラ・デールマン(カナダ) SP:58.49(4) FS:102.77(5) 合計:161.26(5)
 「En Aranjuez con tu amor」♪ ゴールドに真っ赤なバラをつけて登場。スペイン語のソプラノが彩る。スピードにのってパワフルにジャンプを決めていく。大きなミスなく、スピンの回転も速かった。

村上佳菜子 SP:60.44(3) FS:108.95(3) 合計:169.39(3)
 「オペラ座の怪人」♪ ドラマチックな男性ボーカルで始まる。最初の3回転ループが両足着氷になり、次のアクセルがシングル+1回転。どうなることかと思ったが、ステップの後3-2-2が入ったあたりから落ち着いて、ジャンプも立て直せた。終盤の盛り上がりをもう少し出せたらもっとよくなりそう。
 演技構成点が項目平均7.5くらい。安定した評価をもらえている。
 この時点でトップに立ち、表彰台確定。

エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(ロシア) SP:67.99(2) FS:128.61(1) 合計:196.60(1)
 「Batwannis Beek」「Sandstorm」♪ ふわっとした紫の衣装がセクシー。冒頭にルッツから3-2-2を決め、後半にトウループの3-3。唯一のミスはルッツが1本2回転になったことだが、中東風の曲にのって妖艶に、緩急をつけたステップで会場を魅了した。
 トータルの自己ベスト更新。

ユリア・リプニツカヤ(ロシア) SP:69.56(1) FS:104.01(4) 合計:173.57(2)
 「ロミオとジュリエット」♪ 清楚な水色の衣装が愛らしい。冒頭にダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループを決めたが、サルコウで転倒。その後もフリップが1回転になるなど、らしくないミスが続いてしまった。後半ダブルアクセルにつけるトウループを3回転から2回転にしたが、その後何を跳んでいいのか、計算がごっちゃになったかも。
 しかし演技構成点では高得点で、ロシアの1、2は譲らず。

 結果、優勝がトゥクタミシェワ、2位リプニツカヤ、3位村上佳菜子。4位エドマンズ、0.01点差で5位デールマン。地元中国期待の李子君は6位だった。
 トゥクタミシェワはファイナル進出一番乗り。
 佳奈子ちゃん、誕生日翌日の銅メダル、おめでとう

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GPS2014中国杯アイスダンス・フリー

2014年11月08日 17時32分28秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第3戦、中国杯(カップ・オブ・チャイナ)。アイスダンス・フリーダンスジャッジスコア)。

趙悦(Yue ZHAO)/鄭汛(Xun ZHENG)(中国) SD:41.88(8) FD:61.56(8) 合計:103.44(8)
 「Cartoon」「Oblivion」「Assassin's Tango(「Mr.&Mrs.スミス」より)」♪  黒でそろえてタンゴのメドレー。長い髪をまとめる女性が多い中で、ボブスタイルは珍しい。すごく難しいことができるわけではないが、丁寧に滑って大きなミスはなかった。ラストで女性が男性の脚に脚をからませるダンスリフト、印象的。

張伊伊(Yiyi ZHANG)/呉楠(Nan WU)(中国) SD:44.90(7) FD:63.76(7) 合計:108.66(7)
 「プリンス・オブ・エジプト」より♪ エジプト風の衣装で所作も随所に入れて、エキゾチックな雰囲気をうまく出していた。カメレンゴ氏の振付。

王詩玥(Shiyue WANG)/柳鑫宇(Xinyu LIU)(中国) SD:49.50(6) FD:76.68(6) 合計:126.18(6)
 「アーティスト」♪ みんなよく知っている曲でいい感じにのっていった。迫力のある男性が片足のストレートリフト、ツイズルもうまく合わせた。終盤のステップシークエンスもなめらか。こちらもカメレンゴ氏の振付。

アレクサンドラ・ポール/ミッチェル・イスラム(カナダ) SD:56.46(5) FD:84.00(5) 合計:140.46(5)
 「Come Rain or Come Shine」「The Way You Look Tonight」♪ フランク・シナトラの甘い歌声に、ゴールドのドレスがムードを醸し出す。伸びのよいステップ、ペアスピンで足換えのエントリーに工夫がある。作品としてよく仕上がっていた、これまたカメレンゴ氏の振付、いったい今大会だけで何組担当してるのか^^;

エレーナ・イリニフ/ルスラン・ジガンシン(ロシア) SD:60.48(4) FD:84.22(4) 合計:144.70(4)
 「アパッショナータ」「アントニーとクレオパトラ」♪ グレーがかったベージュの渋い衣装。イリニフが得意なドラマチックな表情や振付を繰り出し、それにジガンシンがしっかりついていっている。片足ストレートリフトはダイナミック。このカップルで初めての公式戦を滑りきってちょっと感激のイリニフ。減点2はリフトの時間超過。

ガブリエラ・パパダキス/ギョーム・シゼロン(フランス) SD:62.12(3) FD:98.00(1) 合計:160.12(1)
 モーツァルト「協奏曲23番」より「アダージョ」♪ 透け感のある女性の衣装、シンプルなカットソーの男性の衣装、センスがフランスっぽい。クラシックの曲で端正に滑りながら、ユニークな工夫があって魅力的。女性が半回転して飛び乗るリフト、コレオリフトの回転をだんだん低くして着氷してフィニッシュが素敵だった。

アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ(イタリア) SD:62.70(2) FD:86.88(3) 合計:149.58(3)
 サン-サーンス「死の舞踏」♪ ピンクのドレス、黒の上下とこちらもクラシックで。冒頭に男性が転倒、体勢を立て直すのに時間がかかってしまい、要素を一つできなかった。ツイズルや難しい姿勢のペアスピンなどはさすがの実力。減点2は転倒とリフトの時間超過。

マイア・シブタニ/アレックス・シブタニ(アメリカ) SD:65.20(1) FD:92.16(2) 合計:157.36(2)
 ヨハン・シュトラウス「南のバラ」「美しく青きドナウ」♪ ブルーのドレスに燕尾服、リンクがウィーンの舞踏会になった。なめらかなステップを見ているだけで心地よい。ツイズルの姿勢を変えるところで、マイアが一瞬(1回転?)早く止めてしまったかも。
 中国語のアナウンスでは、「シブタニ」ではなく「se4 gu3(渋谷)」なのだった。

 結果、パパダキス/シゼロンがGP初優勝、シブタニ組はスケートアメリカに続いて2位、3位カッペリーニ/ラノッテ、4位にイリニフ/ジガンシンが入った。シブタニ組はここで優勝すればファイナル進出決定というところだったけど

 上海の観客も、けっこうアイスダンスを楽しんでいて、拍手もいいところでしている。これは嬉しいこと

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GPS2014中国杯ペアSP

2014年11月07日 23時43分46秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第3戦、中国杯(カップ・オブ・チャイナ)。ペア・ショートプログラムジャッジスコア)。

ナターシャ・ピューリッチ/アンドリュー・ウォルフ(カナダ) SP:56.14(5)
 「Three Hours Past Midnight」♪ ピューリッチは昨季、高橋成美の前パートナーであるマーヴィン・トランと組んで四大陸選手権5位だった。
 ムーディーなエレキのメロディにのって、3回転ツイスト、ソロ3回転トウループ、スロー3回転ルッツなど次々要素を決めていく。男性の脚の間を女性がくぐってからデススパイラルなど、工夫もいろいろ。新ペアの好スタート。


王雪涵(Xuehan WANG)/王磊(Lei WANG)(中国) SP:57.27(2)
 「ロマンス」♪ 昨季の中国杯では4位。やわらかな楽曲でゆったりした滑り。スロー3回転ループの高さに会場が沸く。リフトの下り方も工夫がある。ソロスピンで男性が転倒したのが惜しい。

アリナ・チェルニャフスカヤ/アントニノ・ソウザ-コルディエル(ロシア) SP:46.74(8)
 「ムーン・リバー」♪ 昨季までジュニア、シニアのGPシリーズ初参戦。オードリーのような黒いドレス。アンディ・ウィリアムスの懐かしい歌声にのって、スローをきれいに決めた。ソロジャンプでやや乱れ、ソロスピンでタイミングがずれてしまったが、なかなかいいプログラム。

ヴェラ・バザロワ/アンドレイ・デプタット(ロシア) SP:56.85(4)
 「マイ・ウェイ」♪ ユーリ・ラリオノフとのペアでオリンピックを2度経験したバザロワと、昨季世界ジュニア4位のデプタットが新たなペア結成。ソロジャンプで女性が転倒、ソロスピンは途中少しずれたが、高さと距離の出るスロージャンプ、ダンスリフトからそのまま行うツイスト、下り方が複雑なリフトなど見所は多い。
 昨季はコミカルな振付にも挑戦していたバザロワだけど、やっぱりこういう感情移入するタイプの曲が好きそう。

ジェシカ・カララン/ジャック・シデュ(アメリカ) SP:54.66(6)
 「My One and Only」より♪ ソロジャンプはちょっと乱れたが、ツイストやスローの技術は確か。今まであまり見たことないペアだけど、なかなかいい雰囲気を出せる。

于小雨(Xiaoyu YU)/金楊(Yang JIN)(中国) SP:57.03(3)
 「Yulunga (Spirit Dance)」♪ 昨季ジュニアで負けなしのペアがシニアに上がってきた。民族音楽系の曲で、振付も独特。ソロジャンプの3回転トウループが決まり、ステップからツイストと見事。スロージャンプはほぼ下りてたのに結局転倒してもったいなかった。男性が女性をまたいでからポジションに入るデススパイラルなど、細かいところで凝っている。
 客席に、金博洋がいた。ジュニア勢が応援に来ていたのかな


ニコーレ・デラモニカ/マテオ・グアリゼ(イタリア) SP:53.48(7)
 プロコフィエフ「シンデレラ」♪ ベルトン/ホタレックが突然の解散で、イタリアのペアを引っ張る存在に。ソロジャンプで女性が転倒、スロージャンプもステップアウトとジャンプ系は惜しかったが、ぴったり合わせたソロスピンできれいにしめくくった。

彭程(Cheng PENG)/張昊(Hao ZHANG)(中国) SP:69.11(1)
 チャイコフスキー「くるみ割り人形」より「アラビアの踊り」♪ 完璧にシンクロしたソロ3回転トウループから入る。スパイラル姿勢でエッジをキャッチしたままデススパイラル。スロー3回転ループ、ツイストも抜群の安定感。ひねりのきいた振付も自信を持ってこなしていた。

 中国勢がトップ3を占め、バザロワ/デプタットが4位につけた。2位から7位までが4点差くらいなので、表彰台はみんなにチャンスがあるかも

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GPS2014中国杯アイスダンスSD

2014年11月07日 22時31分56秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第3戦、中国杯(カップ・オブ・チャイナ)開幕
 最初の種目はアイスダンス・ショートダンスジャッジスコア)。パートナー組み換えカップルがどんな滑りをするか?

趙悦(Yue ZHAO)/鄭汛(Xun ZHENG)(中国) SD:41.88(8)
 「Torero」「Farrucas」♪ 黄欣彤(Xintong HUANG)と組んで2度オリンピックに出場した鄭汛が、昨季までジュニアの趙悦と新たなカップルを結成。冒頭のツイズルがきれいに合って波にのれた。すごく迫力があるというわけではないが、わりとバランスのいいカップルになりそう。

エレーナ・イリニフ/ルスラン・ジガンシン(ロシア) SD:60.48(4)
 「カルメン」♪ オリンピック銅メダルのイリニフ/カツァラポフと世界選手権7位のシニツィナ/ジガンシンがパートナーを交換する形で新カップル結成。長いスカートを持って翻しながら、情熱的に演じた。カップルとして息が合っていくのはこれからだけど、相性は悪くなさそう。ノータッチステップやリフトはなかなかよかった。

王詩玥(Shiyue WANG)/柳鑫宇(Xinyu LIU)(中国) SD:49.50(6)
 「A Bad Kitty」「Farewell to San Ricardo」「Diablo Rojo」♪ 今年20歳のカップルがシニアGPシリーズ初登場。イリニフ/ジガンシンほどスピードはないが、丁寧な滑りでシャープな動き。途中交差するノータッチステップがわりとよかった。振付はパスクワーレ・カメレンゴ氏。

張伊伊(Yiyi ZHANG)/呉楠(Nan WU)(中国) SD:44.90(7)
 「Un Amor」「Cancion Triste」「Patio」♪ 女性が大柄なカップル。今季は課題がスパニッシュリズムなので、赤や黒の衣装が多いが、このカップルはブルー系。わりと洗練された動きだった。

アレクサンドラ・ポール/ミッチェル・イスラム(カナダ) SD:56.46(5)
 「Nocturno」「Farruca」♪ ツイズルのシリーズ間にステップのような動きがあるのが面白い。安定した技術という感じ。振付はこちらもカメレンゴ氏。

ガブリエラ・パパダキス/ギョーム・シゼロン(フランス) SD:62.12(3)
 「Escobilla」「Farruca」♪ つなぎの振付が凝っている。前半は比較的ゆったりと、後半テンポが上がっていくリズムでノータッチステップ。今年19歳と20歳、まだ若いけどすごく大人っぽい。

マイア・シブタニ/アレックス・シブタニ(アメリカ) SD:65.20(1)
 「アストゥリアス変奏曲」「The Last Corrida」♪ ギターが中心のクラシック系の音楽が二人によく合っている。高速ツイズルがぴたりとはまり、腕一本でさっと背中に持ち上げるリフトがカッコいい。

アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ(イタリア) SD:62.70(2)
 リムスキー=コルサコフ「スペイン奇想曲」♪ 世界チャンピオン登場。こちらもクラシックの曲で、今季の課題としては端正な振付。ツイズルはシブタニ組ほどぴったりシンクロではなかったが、プログラムとしては見ごたえがある。

 結果、シブタニ兄妹がトップに立ち、カッペリーニ/ラノッテが2位、3位にパパダキス/シゼロン。組み換えカップルではイリニフ/ジガンシンが4位と好発進。
 シブタニ組は2011年NHK杯以来のGPシリーズ優勝なるか? フリーも楽しみ

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GPS2014中国杯男子SP

2014年11月07日 22時14分33秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第3戦、中国杯(カップ・オブ・チャイナ)。男子ショートプログラムジャッジスコア)。
 羽生結弦の今季初戦、田中刑事のシニアGPデビューはいかに?

関宇航(Yuhang GUAN)(中国) SP:63.69(8)
 チャイコフスキー「バイオリン協奏曲ニ長調」♪ 曲名がこれでいいかどうか不明^^; 冒頭に4回転トウループ+2回転トウループを決め、3回転ルッツ、後半にダブルアクセル。ステップの動きも悪くない。スピンはちょっと回転遅い感じだったけど^^; 持ってる力は出せた。

王一(Yi WANG)(中国) SP:57.29(10)
 ショスタコービッチ「ワルツ第2番」♪ 軍服風の衣装。4回転予定が2回転になり、トリプルアクセル転倒。3-3コンビネーションは頑張った。振付はカメレンゴ氏。

アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:76.96(5)
 ヴェルディ「椿姫」♪ 冒頭に距離のあるトリプルアクセルを決め、4回転トウループも下りた。自己ベストを7点も更新

田中刑事 SP:56.82(11)
 「Instinct Rhapsody」♪ シニアGP初登場。4回転予定のサルコウが3回転に、アクセルがシングルになり、コンビネーションは少し着氷で乱れた。大きく動くエネルギッシュなステップには拍手も。

キム・ジンソ(韓国) SP:62.46(9)
 「Beat For Beatniks」「The Girl With Sun In Her Hair」「Green Onion」♪  腕白坊主!って感じの17歳。膝をやわらかく曲げて着氷するトリプルアクセルは高さがあった。ルッツが2回転になったが、コンビネーションはこれも深く膝を曲げてこらえる。元気のいいステップ、なかなかいい。

ミーシャ・ジー(ウズベキスタン) SP:69.46(7)
 「アヴェ・マリア」♪ 何かロビン・フッドの時代?みたいな衣装。トリプルアクセル、3回転ルッツ+3回転トウループ、3回転フリップとジャンプにミスなし。ゆったりしたボーカルの中で、激しい動きのステップを心をこめて演じた。達成感にガッツポーズ。
 キス&クライで「謝謝、大家」。

ナム・グエン(カナダ) SP:72.85(6)
 「シナーマン」♪ 男性ボーカルにのって、軸の細いトリプルアクセルから。ルッツのコンビネーション、フリップもしっかり決める。ストンプの細かい音にあわせていく軽妙なステップ、折々に見せる決め顔もいい。

閻涵(Han YAN)(中国) SP:79.21(3)
 「If I Were a Rich Man」♪ コメディ系ミュージカルのシーンのような味。はるか遠くまで跳んでいくトリプルアクセル、ちょっと軸がはずれた。4回転はぎりぎり? 3回転ルッツのコンビネーションも若干乱れた。テンポアップする終盤のステップ、だら~んとするポーズなども入って面白い。

リチャード・ドーンブッシュ(アメリカ) SP:77.23(4)
 「The Sons of Italy」♪ 4回転サルコウから、ちょっと片手をついた。トリプルアクセルはきれいに入り、コンビネーションはセカンドが2回転に。しかし軽やかで音とぴったりシンクロするステップ、イナバウアーからのフライングキャメルは姿勢がきれい。

マクシム・コフトゥン(ロシア) SP:85.96(1)
 ラベル「ボレロ」♪ 全身黒でシャープに見せている。4回転サルコウ+3回転トウループ、4回転トウループを決める。アクセルがダブルになったが、ステップの動きもシャープになっていた。

羽生結弦 SP:82.95(2)
 ショパン「バラード第1番」♪ 静かに音を聴いてから滑り出す。イーグルからトリプルアクセル、下りてまたイーグルの流れ。ブレードにのっていく一つ一つの動き、美しい。後半4回転トウループが3回転に。3回転ルッツでステップアウトしてコンビネーションにできず。
 ・・・どうしちゃったんでしょう、、、 「いつもより少しだけジャンプを跳ぶタイミングが早かった」(解説・佐野稔氏談)。
 ステップとシットスピンがレベル3止まり。このあたりも修正したいところ。とはいえ、演技構成点はトップ。

 結果、コフトゥンがトップに立ち、羽生が2位、3位に閻涵、4位ドーンブッシュ。自己ベスト更新のビチェンコが5位、ナム・グエンが6位。人気者のミーシャ・ジーはフリー後半に入るにはちょっとだけ足りずに7位。
 GPデビューの田中刑事が11位、、、一番下ってことは、あとは上がるだけ!
 羽生も田中刑事も、フリーで力が出せますように

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【ネタばれ注意】GPS2014中国杯女子SP

2014年11月07日 20時04分57秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第3戦、中国杯(カップ・オブ・チャイナ)。女子ショートプログラムジャッジスコア)。

アンネ・リーネ・イェルセム(ノルウェー) SP:41.93(10)
 「Fly」♪ 水色の爽やかな衣装。語りかけるような女性ボーカルにのって、まずダブルアクセルがきれいに入った。コンビネーションは第1ジャンプでステップアウト、3回転はオーバーターンしたが、初めてのGPシリーズ、頑張った。

アシュリー・ケイン(アメリカ) SP:39.80(11)
 「ミッション・インポシブル」♪ 官能的な黒のつなぎスタイル。ジャンプがどれもクリーンに下りられず、コンビネーションにできなかった。ビールマンやI字スピンはきれいだったんだけど。

キム・ヘジン(韓国) SP:44.72(9)
 「ポーギーとべス」より「サマータイム」「It Ain't Necessarily So」♪ GPシリーズ2週連続出場。3回転ルッツ+2回転トウループ、3回転フリップと着氷したが、アクセルが1回転で痛そうな転び方してしまった。全体ではよかっただけに、キス&クライで口惜しそう。

ポリーナ・エドマンズ(アメリカ) SP:50.32(7)
 「Buleria」「Tango Serenata」「Introduction to Buleria」♪  ブルーの衣装でラテンのリズムを刻む。3回転ルッツで転倒、次のフリップと後半のダブルアクセルは決めた。きれいな姿勢のキャメルスピンでは拍手。スピンの入り方もターンからそのままと工夫している。

ガブリエラ・デールマン(カナダ) SP:58.49(4)
 ヴィヴァルディ「冬」「アート・オン・アイス」♪ 雪の結晶のような白の衣装。元気よくスピードにのって滑り出し、ダイナミックにコンビネーションジャンプを決める。ウィンドミルを入れるスピンや、キレのいいステップもよかった。

李子君(Zijun LI)(中国) SP:53.66(5)
 チャイコフスキー「くるみ割り人形」より「花のワルツ」♪ 地元期待の選手、ローズピンクの衣装で登場。冒頭のコンビネーションは素晴らしい出来だったが、3回転ループでステンと尻餅。片手ビールマンやI字スピンは美しい。指先や首の動きなど、細かいところも気を配ることができるようになっている。

クリスティーナ・ガオ(アメリカ) SP:47.15(8)
 「リバー」♪ 大人っぽい紺の衣装。やさしい女性ボーカルで、しっとりと滑る。トウループの3-3はセカンドジャンプが両足、3回転ループも両足着氷。素敵なプログラムではある。

ヴィクトリア・ヘルゲション(スウェーデン) SP:52.00(6)
 ケイト・ブッシュ「This Woman's Work」♪ こちらも女性ボーカル。3回転ループは片手をついてこらえ、トウループの3-2はOK、ダブルアクセルは少しオーバーターン。片手をつくスパイラルが印象的なステップは素敵。

村上佳菜子 SP:60.44(3)
 「オペラ座の怪人」より「Think of Me」♪ この人には珍しい、パステルオレンジの衣装。目の覚めるようなトウループの3-3 フリップはちょっとステップアウトしたが、ダブルアクセルはきっちり。スパイラルがいいアクセントになり、ソプラノの声にぴったり合わせた動きからレイバックスピンで盛り上るフィニッシュ。このプログラム、いいものになりそう。

エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(ロシア) SP:67.99(2)
 ラベル「ボレロ」♪ コストナーとはぜんぜん違う、トゥクタミシェワのボレロ。スムーズなトウループの3-3、ルッツも軽やか。盛り上がっていく音楽の勢いそのまま、緩急のあるステップ。後半のダブルアクセルはスパイラル姿勢の後に片手上げで。パーフェクトに決めた。

ユリア・リプニツカヤ(ロシア) SP:69.56(1)
 「Megapolis」♪ 赤白ボーダーシャツに真っ赤なスカート、昨季より可愛い系かも トウループ3-3、フリップ、後半のダブルアクセルとジャンプ完璧。ステップも体がよく動いていて、キャンドルスピンや超絶I字スピンもいつもどおり。

 リプニツカヤが首位に立ち、1.57差でトゥクタミシェワが2位、村上佳菜子が3位につけた。デールマンが4位、地元の李子君が5位、ヘルゲションが6位。アメリカ勢が3人とも7位以下でフリーは前半グループとは、意外
 佳菜子ちゃん、フリーもこの調子で

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途中からライブ?

2014年11月06日 12時12分44秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014も明日から第3戦・中国杯。羽生結弦のシーズン初戦に注目
 時差が1時間しかない中国開催なので、日本のファンにとっては見やすい時間帯に放送が組まれている

テレビ朝日(地上波)>
11/7(金) 19:30~21:54 女子&男子SP
11/8(土) 18:56~21:45 女子&男子フリー

BS朝日
11/8(土) 15:00~18:54 男女SP
11/9(日) 17:00~22:54 男女フリー&エキシビション

 競技スケジュール(日本時間マイナス1時間)と見比べると、、、地上波放送中に男子の競技が開始。ということは、途中から生中継になる可能性が高い
 それとも、分単位で追っかけだろうか。生だったらいいんだけどな~
 CSでは11/18(火)から。。。遠い。。。

 ヨーロッパではそこそこ見やすい、午前中から午後にかけての時間帯になるせいか、Eurosportでは全種目ほぼLive中継の予定。北米の太平洋側だと、深夜から朝まで徹夜コースか^^;
 視聴&録画の準備しなくちゃ

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GPS2014スケートカナダ女子フリー

2014年11月05日 15時56分12秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第2戦スケートカナダ女子フリージャッジスコア)。ライブストリーミングで見る予定が、パソコンのトラブルで見損ねて^^; ようやく録画を見た。

ヴィクトリア・ヘルゲション(スウェーデン) SP:44.66(12) FS:95.01(9) 合計:139.67(11)
 「サンセット大通り」♪ 真っ赤な衣装も似合う 美しいステップやスケーティングの魅力はたっぷり。ジャンプはフリップとトウループが2回転に。コンビネーション/シークエンスが2つしか入らず・・・中国杯では立て直したい。

ブルックリー・ハン(オーストラリア) SP:51.55(11) FS:95.25(8) 合計:146.80(8)
 ジェイ・チョウ「言えない秘密」♪ 赤の衣装が2人連続 2週連続の試合出場で少し疲れたか、ジャンプはダウングレードが2つ、回転不足が1つ。でもステップはいっそうドラマチックになった。「スピンのポジションがどれも美しいです」(解説・織田信成氏談)。
 合計スコアはスケートアメリカのほうがよかったが、順位は8位と上昇

キム・ヘジン(韓国) SP:52.18(10) FS:91.25(10) 合計:143.43(9)
 「ラプソディー・イン・ブルー」♪ 曲に合わせて衣装はブルー。ルッツとフリップで回転不足、転倒したルッツはダウングレードと、クリーンに下りられたジャンプは多くなかったが、全体の雰囲気はよかった。終盤ダブルアクセルからの3連続コンビネーション、本来は2回転トウループ+2回転ループらしいが、その前に2回転トウループを2本跳んでしまったので1回転にしたのは好判断だったかな。

ジュリアン・セガン(カナダ) SP:52.74(9) FS:84.21(12) 合計:136.95(12)
 バッハ「ゴルトベルク変奏曲」など♪ サイドに少し寄せたポニーテールがおしゃれ。音数の少ないピアノ曲、穏やかな声の女性ボーカルにのって、うまく雰囲気を作りながら滑る。ルッツで2回転になったり後半は転倒、3-2-2予定が3-1-1など、ジャンプはもう一歩な感じ。フリップのエッジにeがついたのも、女子シングルをやっていく上では課題になりそう。

コートニー・ヒックス(アメリカ) SP:56.36(8) FS:118.15(4) 合計:174.51(4)
 「アンナ・カレーニナ」♪ ローブデコルテ風のオフホワイト。力強いスケーティングでスピードにのって、安定したジャンプを次々繰り出した。ジャンプを跳ぶ前に左からと右から、2回振り返って位置を確認するのがなんだか気になる 見事自己ベスト更新。

アレーン・シャルトラン(カナダ) SP:57.06(7) FS:99.16(7) 合計:156.22(7)
 「ドクトル・ジバゴ」♪ 冒頭に3回転ルッツ+1回転ループ+3回転サルコウをしっかり決めたが、フリップがエッジエラーのeと回転不足の両方で基礎点が5.3から3.7に下がってしまった。両足着氷や回転不足があちこちで^^; しかし勢いよく最後まで滑りきった。

ヴェロニク・マレー(カナダ) SP:57.45(6) FS:84.80(11) 合計:142.25(10)
 「ファニー・ガール」♪ ほんわかした雰囲気がいい 少し動きが重い感じで、2回転や転倒が続いてしまった。ジャンプが安定したプログラムでもう一度見たい。

本郷理華 SP:59.10(5) FS:112.37(5) 合計:171.47(5)
 「カルメン」♪ 166cmで手足が長くて、カルメンにぴったり 冒頭の3回転フリップ+3回転トウループから、びしばしジャンプを決めていく。「ハバネラ」でのステップも妖艶に、終盤コレオシークエンスはダイナミック。ストーリーの主役をしっかり演じていた。
 冒頭3回転トウループの回転不足、ルッツのエッジeが惜しいけど、どんどんよくなりそうなプログラム。堂々の自己ベスト更新

宮原知子 SP:60.22(4) FS:121.53(3) 合計:181.75(3)

 「ミス・サイゴン」♪ 今日もコーチとおでこをコツンしてから登場。ゆったりと滑り出し、まず3回転ルッツ+3回転トウループから、危なげなくジャンプを決めていく。戦いのさなかを懸命に生きる姿をイメージさせるステップ、女性ボーカルが入ると物語の世界に引き込む。スケールの大きいスパイラルから柔らかな動きのコレオシークエンスはGOE1.10。得意の逆回転コンビネーションスピンでフィニッシュすると、観客が総立ちとなった
 回転不足2つ、フリップのエッジに!がついたのがちょっと口惜しいけれど、見事な演技 ちょっと泣けちゃう^^;

アリョーナ・レオノワ(ロシア) SP:62.54(3) FS:101.61(6) 合計:164.15(6)
 「Asi se baila el Tango」「Otono Porteno」♪ 映画「レッスン」からのタンゴ。真っ赤なルージュが似合う大人になった。ジャンプはやや安定しなかったが、雰囲気は出ていた。コレオシークエンスを中盤に、ステップを終盤に持ってきていたが「ちょっとスピードがないですね」(解説・織田信成氏談)。体力がきつくなる終盤にステップを行うのはなかなか大変なのかも。

アシュリー・ワグナー(アメリカ) SP:63.86(2) FS:122.14(2) 合計:186.00(2)
 「ムーラン・ルージュ」♪ こちらも赤で決めている。音楽の盛り上がりに力強い滑走を乗せていくだけで見せる迫力、経験に裏打ちされた強さを感じる。ところどころ回転不足はあったがジャンプの出来も悪くない。ステップで一瞬静止からまたスピードを上げていくあたりも上手い。

アンナ・ポゴリラヤ(ロシア) SP:65.28(1) FS:126.53(1) 合計:191.81(1)
 「火の鳥」♪ ジャンプの安定感は半端ない^^; 3回転ルッツ+3回転トウループに加点1.30 ステップでレベル4が取れるのも強い。フリップのエッジにeがついたのと、キャメルスピンで少しふらついた以外、減点される要素がなかった。

 結果、ポゴリラヤがGPシリーズ初優勝、2位ワグナー、宮原が3位でGP初の表彰台。4位ヒックス、本郷も5位と健闘。よかった
 あっというまに、もう中国杯が明後日から。忙しい^^;

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GPS2014スケートカナダ・アイスダンス・フリー

2014年11月04日 21時32分59秒 | スポーツ

 (CSでの放送は来週だけど、さすがにそれまで結果をまったくチェックしない人も少ないかと思うので、“ネタばれ注意”にはしていません)
 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第2戦スケートカナダアイスダンス・フリーダンスジャッジスコア)。

エリザベス・パラディス/フランソワ‐クサヴィエ・オーレット(カナダ) SD:50.35(8) FD:84.13(5) 合計134.48(7)
 「Un peu plus haut」ほか♪ シャンソンにのってスムーズな滑り。若いカップルらしい素直な振付で好感がもてる。回転の速いリフトに会場が沸いた。

サラ・ウルタド/アドリア・ディアス(スペイン) SD:52.43(7) FD:75.56(8) 合計:127.99(8)
 「Atonement」「Meditation」ほか♪  男性のナレーションでドラマチックに始まる。女性が逆立ち姿勢のリフト、男性の背中に腕支持なしで乗るリフトがユニーク。

ネッリ・ジガンシナ/アレクサンデル・ガージ(ドイツ) SD:55.35(6) FD:85.60(4) 合計:140.95(5)
 「スワン・レイク・リローデッド」より♪ ワイルドな黒の衣装。ヒップホップのような曲は初めてかも? ツイズルがちょっと合ってなかったが、男性が低い姿勢でのリフトなど見せ所は多く、二人の掛け合い的な振付がやっぱりこの2人。

アレクサンドラ・アルドリッジ/ダニエル・イートン(アメリカ) SD:56.13(5) FD:81.24(7) 合計:137.37(6)
 「風と共に去りぬ」より♪ 「タラのテーマ」でペアスピンから。後半どんどんスピードにのってクライマックスへ、スプリットポジションのリフトでフィニッシュ。

パイパー・ギレス/ポール・ポワリエ(カナダ) SD:57.35(4) FD:95.25(2) 合計:152.60(2)
 「欲望という名の電車」「紳士は金髪がお好き」ほか♪ 二人が背中合わせになったまま滑り出す。ツイズルは2人が逆方向に回転して交差。女性が「気をつけ」姿勢でのリフトも面白い。ドラムセクションでの軽妙なステップシークエンスで盛り上った。

マディソン・ハベル/ザカリー・ドナヒュー(アメリカ) SD:59.29(3) FD:88.94(3) 合計:148.23(3)
 「ヤング・アンド・ビューティフル」ほか♪ 前半のスローな曲調では柔らかくロマンチックに、後半のアップテンポな曲では激しくワイルドに、雰囲気を変えて演じ分けた。女性が男性の太腿に自分の腕で逆立ちするリフト、体力ある。

クセニア・モンコ/キリル・ハリャーヴィン(ロシア) SD:59.62(2) FD:83.86(6) 合計:143.48(4)
 「サラバンド」♪ 黒にピンクをあしらった衣装。このカップルもツイズルは交差する。一蹴りがよく伸びていたと思う。案外技術点が伸びなかった。

ケイトリン・ウィーバー/アンドリュー・ポジェ(カナダ) SD:68.61(1) FD:102.49(1) 合計:171.10(1)
 ヴィヴァルディ「四季」♪ ケイトリンが黄色からオレンジの、アンドリューがベージュからグレーのグラデーション、衣装で春夏・秋冬? 「春」では軽やかに、終盤の「冬」では風のように駆け抜けるステップ。女性が男性の膝の上に立つリフトで、男性が片足滑走。男性の低い姿勢のリフトから下ろしてそのままペアスピン、流れがいい。
 2位に大差をつけて優勝

 結果、優勝は実力どおり、ウィーバー/ポジェ。2位もカナダのギレス/ポワリエ、3位ハベル/ドナヒュー。アイスダンス強豪国ロシアの若手、モンコ/ハリャーヴィンは4位。
 個人的には5位ジガンシナ/ガージにもう少し頑張ってほしかったりして ウィーバー/ポジェ組とジガンシナ/ガージ組はNHK杯に出るので、また見られるのが楽しみ

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【ネタばれ注意】GPS2014スケートカナダ・ペアフリー

2014年11月02日 07時10分55秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第2戦スケートカナダペア・フリージャッジスコア)。

マリ・ヴァルトマン/アーロン・ヴァン・クレーヴ(ドイツ) SP:48.43(8) FS:97.46(7) 合計:145.89(8)
 「アランフエス協奏曲」♪ 紫に金をあしらった衣装が素敵。ソロジャンプの3-2トウループが決まり、イーグルからのスロー3回転サルコウがきれい。後半フランス語の女性ボーカルが入って雰囲気を盛り上げた。

ブリタニー・ジョーンズ/ジョシュア・レーガン(カナダ) SP:49.80(7) FS:96.97(8) 合計:146.77(7)
 「華麗なるギャツビー」♪ 18歳と24歳の若手ペア。20年代風の衣装。ツイスト、スローと安定していて、ソロジャンプも3回転トウループのシークエンスが決まった。長いリフトでキャリーや逆回転も見せ、ノーミスの演技に地元カナダの観客が喝采。

カースティン・ムア-タワーズ/マイケル・マリナロ(カナダ) SP:53.79(6) FS:105.03(6) 合計:158.82(6)
 「Chess」♪ 男性が白、女性が黒で模様が黒白逆になる衣装。スロージャンプを下りたあとのイーグル、女性がジャンプして入るペアスピンなど、一つ一つの技の工夫がある。ジャンプの着氷で少し乱れが出たが、迫力があるキャリーリフト、女性が足を高く上げたところから持ち上げるリフト、見所いっぱい。

ヴァネッサ・ジェームズ/モーガン・シプレ(フランス) SP:56.47(5) FS:105.32(5) 合計:161.79(5)
 「天使と悪魔」「レクイエム・フォー・ドリーム」♪ 高いツイストやスローが魅力。ソロジャンプで男性が3-2-2を跳べたのに女性が3回転だけで止まってしまったのがもったいない^^; 二人が大きく離れてスパイラルのコレオシークエンス、好き。

マデリン・アーロン/マックス・セトレージ(アメリカ) SP:57.20(4) FS:108.71(4) 合計:165.91(4)
 「王様と私」♪ ソロジャンプの3回転サルコウで男性が転倒した以外ミスはなく、“Shall We Dance”の歌にのってスローが決まる。ミュージカルのように二人が組んで踊りだすと手拍子。男性の足の下を女性がくぐっていくスパイラルもカッコいい。自己ベスト更新に笑顔。

エフゲニア・タラソワ/ヴラディミール・モロゾフ(ロシア) SP:64.14(3) FS:111.31(3) 合計:175.45(3)
 「ハロー」♪ 目の覚めるような高さのツイストから。スロージャンプの着氷で少しこらえたのがあったが、リフトのポジションがきれいで、スピード感がある。

隋文静(Wenjing SUI)/韓聡(Cong HAN)(中国) SP:65.22(2) FS:119.42(2) 合計:184.64(2)
 チャイコフスキー「幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』」♪ パステルブルーの装い。4回転ツイスト決まった スローも高さと距離がある。ソロジャンプで女性がステップアウトや2回転になるミス。大人っぽく正統派の表現ができるようになってきた。

メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(カナダ) SP:72.70(1) FS:138.04(1) 合計:210.74(1)
 ミューズ・メドレー♪ シックな黒でそろえて。今日もソロの3回転ルッツが決まると、コンビネーションでは3-2-2トウループを下りる。少しオーバーターンしそうだったがスロー4回転サルコウも ソロスピンは完璧なシンクロ、リフトから下ろしてお姫様抱っこでフィニッシュ。
 フリーの自己ベスト更新で、堂々の優勝を地元で飾った

 結果、優勝はデュハメル/ラドフォード、2位隋/韓、3位タラソワ/モロゾフ、4位アーロン/セトレージ。タラソワ/モロゾフはシニアGPデビュー戦で表彰台。
 ショートとフリーでほとんど順位が変わらなかった。それぞれのペアが実力を発揮したということかな?
 あとはアイスダンスと女子

コメント
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