Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

世界選手権2017アイスダンスSD

2017年03月31日 23時03分27秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2017アイスダンス・ショートダンスジャッジスコア)。

<G1>
アナスタシア・ガリエタ/アヴィダン・ブラウン(<アゼルバイジャン) SD:45.58(31)
 「L-O-V-E」「Put Your Hands On Me」♪ 黒、女性もパンツスタイル。わりと力強い感じでロック系の曲は得意そう。

ライラ・フィア/ルイス・ギブソン(イギリス) SD:54.82(22)
 「Save My Soul」「Diga Diga Doo」♪ ブルー、黒ベスト。ツイズルを丁寧に合わせ、軽快なステップを見せる。リフトの回転速かった。自己ベスト更新。

セシリア・トルン/ユシヴィレ・パルタエン(フィンランド) SD:52.22(24)
 「Fancy Man Blues」「Dance Little Sister」ローリングストーンズ🎵 黒。地元の大歓声、国旗が揺れる。手拍子にのってツイズルがそろうと拍手。ジャイヴでノリのいいステップ、肩に足乗せスプリットのローテ―ショナルリフトで盛り上がってフィニッシュ。

タチアナ・コズマワ/アレクセイ・シュムスキ(ジョージア) SD:42.71(32)
 「Minnie the Moocher」「King of Swing」♪ 赤、Yシャツにタイ。膝上に立つストレートラインリフトから。ミッドナイトブルースはもう少しスピードがあるとよかったのかな。ツイズル頑張った。

<G2>
オリヴィア・スマート/アドリア・ディアス(スペイン) SD:60.93(16)
 「プラウド・メアリー」ティナ・ターナー🎵 シルバー、グレー。サラ・ウルタドからイギリス人のパートナーに換えたディアス、洗練されて戻ってきた。一歩が大きくグライドするパターンダンス、ツイズルも速い。肩回りから片足で抱え込む姿勢のリフト。まずは自己ベスト更新でコーチたち(デュブレイユ&ローゾン)も笑顔。

カヴィタ・ロレンツ/ヨティ・ポリゾアキス(ドイツ) SD:57.10(20)
 「Come Together」「Black or White」マイケル・ジャクソン🎵 黒パンツスタイル、黒ジャケ。ノータッチステップの中で一瞬ふらつきそうになったが立て直す。直前の組と比べちゃうと伸びがないけど^^; 全体によくまとまっていた。

テイラー・トラン/サウリウス・アンブルレヴィシウス(リトアニア) SD:46.14(30)
 「Good Night Moon」♪ 赤、黒。女性は東洋系。流れはよく、ブルースとロックの切り替えもうまくいった。ほぼミスなく、男性はガッツポーズだったが、あまり点は伸びず。コーチはマッシモ・スカリ。

マリー=ジャド・ロリオー/ロマン・ルギャク(フランス) SD:56.43(21)
 「The Way You Make Me Feel」♪ 黒系。女性が直立姿勢で両腕だけで男性に支えられるリフトが秀逸。

<G3>
村元哉中/クリス・リード SD:54.68(23)
 「The Sun's Gonna Shine Again」「I've Got a Woman」「Mess Around」♪ 黒に白スカート、下に紫のチュール。臙脂系チェックのジャケ。ブルースでしっかりとエッジにのってきれいに表現。曲が変わってからのノータッチステップ、ノリがよくて軽快。ツイズルはクリスが一瞬遅れたが頑張り、肩のせからスプリットのリフト決まった。
 悪くないと思ったが点が伸びず・・・

ニコル・クズミチョヴァ/アレクサンドル・シニツィン(チェコ) SD:51.02(26)
 「Soda Pop」「Dream a Little Dream」♪ 白、黒に水玉ジャケ。前半にアップテンポ、後半にゆったりブルースを持ってきた。リフトは女性が直立するタイプ。

ミン・ユラ/アレクサンデル・ガメリン(韓国) SD:57.47(19)
 「Your Heart is as Black as Night」「I Am the Bet x Bang Bang Bang」♪ 黒ワンショルダー、紺と黒。じっくりブルースを見せ、女性逆立ち姿勢のリフトも品よく見せた。曲が変わるところで衣装のスナップをはずすとピンク系の柄が現れる”早変わり”。

ティナ・ガラベデアン/シモン・プルー=セネカル(アルメニア) SD:51.39(25)
 ブルース、スウィング🎵 ブルー、黒スーツ。全体に上品な、ボールルームダンスの感じ。ツイズルはうまくまとめた。

<G4>
ヴィクトリア・カヴァリオワ/ユーリ・ビエリアイエフ(ベラルーシ) SD:49.73(27)
 「Way Down We Go」♪ 黒、透けシャツ。キャッチフット、両腕を後ろに回すツイズルがうまく決まった。ブルースよりジャイヴのほうが得意そうだったかな。

オルガ・ヤクシナ/アンドレイ・ネフスキイ(ラトビア) SD:48.26(29)
 「Temptation」「Mr.Swing」♪ ワインカラー、白タキシード。大きなミスなくスムーズだったが、大きな特徴もなく?!

ロレンツァ・アレッサンドリーニ/ピエール・スーケ(フランス) SD:49.51(28)
 「Treat Me Rough」「Rhythm」♪ 紺、グレーベスト。男性のフリーレッグに女性がスプリットで合わせるスタンディングリフトが素敵! ツイズルはあまり速くなかった。

アリサ・アガフォノワ/アルペル・ウチャル(トルコ) SD:60.80(17)
 「Why Don't You Do Right」「Straight To Number One」♪ ブルー、黒ベスト。柔らかくエッジを使ってブルース、よくグライドしている。さすが。

ナタリア・カリゼク/マクシム・スポディリエフ(ポーランド) SD:63.37(15)
 「Back to the Dirty Town」「Sax」♪ 黒系。曲を変えるところでスナップを外すと下からピンクが現れ ジャンプして肩に乗ってからポジションを変えていくリフト、とにかくパワフル!

<G5>
王詩玥(Shiyue WANG)/柳鑫宇(Xinyu LIU)(中国) SD:60.77(18)
 ゲイリー・ムーア🎵 ブルー、黒。スピード感とクリーンなエッジ。ツイズルもぴったり。足を男性の首に巻き付けるリフトも高速。

ローレンス・フォルニエ・ボードリー/ニコライ・ソレンセン(デンマーク) SD:66.05(13)
 「You're the Boss」「A Little Less Conversation」エルビス・プレスリー♪ ブルーの下にピンク、ピンクのシャツ。スピードもあるが、どの要素も安定感がある。

テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイヤー(カナダ) SD:82.43(1)
 「Kiss」「Five Women」「Purple Rain」♪ 紫のパンツスタイル、黒。上手い。カッコいい。動きに無駄がなく、全ての音と一体になっている。ターン一つ一つの美しさ、ツイズルも完全にシンクロ。男性のイーグルに両足で立つカーブリフトのライン。
 圧倒的。またベスト更新。

アエクサンドラ・ナザロワ/マクシム・ニキティンン(ウクライナ) SD:63.86(14)
 「Only You」「Tutti Frutti」♪ ピンク、ワインカラー。一歩がよく伸びていて、翻るスカートが可愛い。躍動感がある。男性がシット姿勢で背中に乗せるリフトが独創的。自己ベスト更新で笑顔。

イザベラ・トビアス/イリア・トカチェンコ(イスラエル) SD:66.27(12)
 「Real Life」「Can't Feel My Face」♪ 青系パンツ、黒系ジャケ。ワイルドな雰囲気で曲に合っている。

<G6>
アレクサンドラ・ステパノワ/イワン・ブキン(ロシア) SD:69.07(10)
 ブルース、ヒップホップ🎵 黒パンツ、黒革ジャン。長いストレートラインリフトから。曲にツイズルがフィットしている。ブルースの伸びやかさとヒップホップの弾け方のめりはり。

シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ(イタリア) SD:67.56(11)
 「There Are Worse Things I Could Do」「Grease Lightning」♪ 白に黒水玉とピンクのスカート、黒半袖。オールディーズのムードたっぷりに、ロマンチックなブルースとキレキレのロックンロール。ツイズルが速くて安定している。要素から要素への移り方がスムーズ。終わってそろってガッツポーズ。

エカテリーナ・ボブロワ/ドミトリ・ソロヴィエフ(ロシア) SD:73.54(8)
 「Mercy On Me」「Sing Sing Sing」♪ 黒、黒ジャケ。ツイズルを丁寧に決め、パワーと技術のバランスがいい。曲が変わって一気にテンポアップして盛り上がる。

パイパー・ギレス/ポール・ポワリエ(カナダ) SD:72.83(9)
 「Oh What a Night for Dancing」「Disco Inferno」♪ 赤、男性はアフロヘアに口ひげ。フェンス際に立つ男性を指さして誘う女性、登場から演技が始まっている。
 スローダンスのムードで始まり、フリーレッグまで合わせながらブルース。ディスコに変わると会場がディスコに ノリノリだがエッジもきっちり、腕を上下に動かしながらのツイズルが目を引く。満足の出来に終わってうん、とうなずく。
 自己ベストに大喜び。

アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ(イタリア) SD:73.70(7)
 「Cry For Me」「Choo Choo Boogie」♪ 白に黒水玉ワンピース、赤ジャケ。ツイズル、ブルースとスピードもある。曲のサビでストレートラインリフトがきれいな姿勢。使うカップルが少ないブギウギのリズムも新鮮でいい。

<G7>
マイア・シブタニ/アレックス・シブタニ(アメリカ) SD:74.88(5)
 「That's Life」フランク・シナトラ🎵 黒パンツ、黒ジャケ。1つの曲のオリジナルとリミックスでリズムを変えるのが面白い。このカップルらしい品の良さと躍動感、長くやっても一瞬もぶれないツイズル、すてき。ラストはポニーテールをぐいっと持ち上げてフィニッシュ。

ケイトリン・ウィーヴァー/アンドルー・ポジェ(カナダ) SD:74.84(6)
 「The Way You Make Me Feel」「Dangerous」「Jam」♪ 黒ジャケ風、黒ベスト。細身の2人がすーっと足を伸ばすときれい。テンポが変わったところでツイズル、ヒップホップで踊り出すと会場が盛り上がり、交差したり男性が女性の上を飛び越えたりするノータッチステップ。背中の上で女性が転がってから前に出るリフト。
 満足そうなガッツポーズ、迎えるコーチのモロゾフも嬉しそう。ベスト更新。

ガブリエラ・パパダキス/ギョーム・シゼロン(フランス) SD:76.89(2)
 「Bittersweet」「Diga Diga Doo」♪ ブルー、グレーのジャケ。ツイズルで1つだけ回転数が合わなかった? ブルースの滑らかさ、シット姿勢のステイショナリーリフト。こちらもいい出来。

マディソン・ハベル/ザカリー・ドナヒュー(アメリカ) SD:76.53(3)
 「Feeling Good」/ヒップホップ・メドレー♪ 黒パンツ、胸の模様と男性の背中の模様が対。各要素の完成度が高い。前から膝に乗って後ろ向きになるリフトも、意外性がある。ヒップホップ盛り上がってた。ベスト更新。

マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(アメリカ) SD:76.25(4)
 「Bad to the Bone」「Uptown Funk」♪ 黒パンツ、黒。ストリーミングのトラブルで前半見てないが、こちらもヒップホップのキレがいい。わずかながらベスト更新。

 結果、ヴァーチュー/モイヤーが2位以下に5点以上差をつけてトップに立ち、2位パパダキス/シゼロン、3位ハベル/ドナヒュー、4位チョック/ベイツが僅差で続く。シブタニ兄妹が5位、わずか0.04差でウィーヴァー/ポジェが6位。カッペリーニ/ラノッテ7位。
 全体に点数は控えめだった気がする。日本の村元/リードは23位でフリーに進めず

 ヴァーチュー/モイヤーがチャンピオンに返り咲くか? 表彰台争いも激戦。フリーは明日

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世界選手権2017ペア・フリー

2017年03月31日 05時09分03秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2017ペア・フリージャッジスコア)。
 なんか、男子SPに比べて、明らかに観客席が空いてるけど

<G1>
リョム・テオク/キム・ジュシク(北朝鮮) SP:64.52(14) FS:105.13(15) 合計:169.65(15)
 「くるみ割り人形」より「金平糖の精の踊り」♪ ワインカラーとピンクのパンツスタイル、男性は白シャツ。3回転ツイストをまとめ、3回転トウループは女性が転倒。3連続ジャンプはループから2-1-1になった。スロー3回転サルコウとループの着氷後の伸びが美しい。
 スピンのシンクロがよく、ダンスリフトから持ち上げたリフトは男性がすっと片足滑走でキャリー、難しいポジションもよくこなした。一体感があって曲にあった品のあるプログラム。

アンナ・ドゥスコヴァ/マルティン・ビダル(チェコ) SP:63.36(15) FS:116.34(14) 合計:179.70(14)
 「La leyenda del beso」「ある恋の物語」♪ 白、紺。最初に3回転トウループをそろって下り、高い3回転ツイスト。スロー3回転ルッツ、サルコウときれい。コンビネーションは女性が3回転サルコウでステップアウトして、3-2になったかな。
 リフトで女性が顔の前から腕を回してエッジを持つなど、難しい姿勢を次々。スパイラルやダンスリフトが滑らかなコレオシークエンスがよかった。

クセニア・ストルボワ/フョードル・クリモフ(ロシア) SP:65.69(13) FS:141.03(3) 合計:206.72(5)
 「Apres la pluie (Vertige)」「Pomeriggio」「Lied guitare」♪ 黒系、女性もパンツスタイル。このペアがこの滑走順とは・・・。昨日失敗したツイスト、今日はしっかり決めた。トウループから3連続に挑み、最後は2人ともちょっと乱れたが頑張る。3回転サルコウもそろってこらえた。
 スロー3回転はフリップ、サルコウとも見事。リフトでもしっかり曲の表現をしていた。これが本来のこのペア。

エカテリーナ・アレクサンドロフスカヤ/ハーリー・ウィンザー(オーストラリア) SP:62.03(16) FS:102.07(16) 合計:164.10(16)
 「ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」♪ 紫系。世界ジュニアチャンピオン、シニアでどこまでいけるか。3回転ツイストから入り、3回転サルコウそろって下りるが、3回転トウループはそろって転倒してしまった スロー3回転ルッツはきれいに入り、サルコウは両足着氷。スピンは完璧にシンクロできて拍手。
 リフトもほかのペアに見劣りしない。トータルで自己ベスト更新。

<G2>
ヴァネッサ・ジェームズ/モルガン・シプレ(フランス) SP:70.10(10) FS:134.58(6) 合計:204.68(8)
 「サウンド・オブ・サイレンス」♪ 黒、女性もパンツスタイル。しっとりと滑り出し、高い3回転ツイスト。トウループ3-2-2そろって決まった サルコウは2回転になったか。
 スロー4回転サルコウに挑んだ?転倒。スロー3回転ルッツはばっちり。随所に見せるダンスリフトが素敵。女性の閉じた脚の間を片手でホールドするリフト、絶対難しいと思う。
 寸分違わずシンクロしたスピン、アイスダンスのスピニングムーブメントのような動きからそのままデススパイラル、ダンスリフトからリフト、そこから男性がラウンジポジションに下ろしてフィニッシュ。
 めっちゃカッコいい

ニコーレ・デラ・モニカ/マテオ・グアリゼ(イタリア) SP:70.08(11) FS:121.94(12) 合計:192.02(13)
 「ある愛の詩」♪ 黒。3回転ツイスト、スロー3回転ループ、サルコウは女性が着氷後にイーグルにつなげる。ペアスピンがしっとりしたムード、後半たたみかけるリフトでは下ろし方に余韻があって大人の表現になっている。
 サイドバイサイドジャンプは単独、コンビネーションともに2人がそろわず、あまり点を稼げなかったが、後半もスピードが落ちずに全体としてよかった。少しだけトータルの自己ベスト更新。

ジュリアンヌ・セガン/シャルリ・ビロドー(カナダ) SP:66.31(12) FS:131.90(10) 合計:198.21(11)
 「ニュー・シネマ・パラダイス」♪ ピンク、黒。安定した3回転ツイスト、トウ・トウ3-2ぴったり、3回転サルコウもそろって着氷後すぐ振付とジャンプ好調。スローも3回転フリップ、サルコウと決めた。
 スピードをしっかり保ちながら、要素から要素へ滑らかにつながっていく。リフトもよかったし、コレオやつなぎのダンス的な動きがいい雰囲気。ペアスピンで余韻を残してフィニッシュ。心にしみる演技。

ヴァレンティナ・マルケイ/オンドレイ・ホタレック(イタリア) SP:71.04(9) FS:132.88(9) 合計:203.92(9)
 「スカイフォール」「ミッション・インポシブル」♪ 黒。ツイストは無難にまとめ、サルコウ・トウ・トウ3-2-2が決まって波に乗る。スロー3回転ループ?着氷してそのまま2人が離れて交差したり、アクロバティックなリフトのホールドに会場が沸く。
 「007」のテーマが始まったところでスロー3回転ルッツが決まって盛り上がり、ペアスピンでフィニッシュすると、マルケイはピストルをふっと吹く仕草でドヤ顔。
 これまた、めっちゃカッコいいプログラム 自己ベスト大幅更新に大喜び。

<G3>
アレクサ・シメカ・クニーリム/クリス・クニーリム(アメリカ) SP:72.17(8) FS:130.20(11) 合計:202.37(10)
 「ゴースト」♪ 白にピンク、白ドレスシャツ。クリスがアレクサの頭にキスして位置につく。高く舞い上がるツイスト、3回転サルコウをそろって決める。スロー3回転サルコウの飛距離にどよめき。
 終始しっとりした雰囲気で、なんかあっという間に終わった。

メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(カナダ) SP:72.67(7) FS:133.39(7) 合計:206.06(7)
 「No, je ne regrette rien」♪ ピンク、紺。ツイストを決め、トウ・トウ3-2、3回転サルコウをそろって下りる。スロー4回転サルコウに挑んだが転倒、スロー3回転ルッツは着氷。後半力強いボーカルを体現していく盛り上がり。

ナタリア・ザビアコ/アレクサンデル・エンベルト(ロシア) SP:74.26(5) FS:118.28(13) 合計:192.54(12)
 「Cry Me a River」マイケル・ブーブレ🎵 グレー系。ツイスト決まり、トウ・トウ・ループ3-2-2、男性が最後に乱れた。3回転サルコウは二人ともステップアウトしたが転倒はせず。スローダブルアクセルと3回転ループはクリーン。リフトで上げきれずに下したミスがあり、ちょっと残念そう。

リュボフ・イリュシェチキナ/ディラン・モスコヴィッチ(カナダ) SP:73.14(6) FS:133.05(8) 合計:206.19(6)
 「When You Say You Love Me」♪ 赤、紫。全体を通して美しい滑りと動きで魅せた。ツイストきれいに、スロー2本とも飛距離がある。女性が逆さまに反る姿勢のリフトはいつ見てもアクロバティックなのに魅力的。コンビネーションジャンプは女性が転倒して+COMBOになってしまったが、ミスはほぼそれだけ。
 コレオシークエンスで2人が離れて動き、女性が足を前に上げたスパイラル姿勢のところへ男性が追いついてそのままデススパイラル、素敵
 四大陸に続いて自己ベスト更新


<G4>
エフゲニア・タラソワ/ヴラジミール・モロゾフ(ロシア) SP:79.37(3) FS:139.66(4) 合計:219.03(3)
 「Music」♪ ブルーと紺。ツイストは4回転! トウループ3-2-2、3回転サルコウと2人そろった。スローの迫力、曲調が変わったところからのエネルギッシュな滑り。背中を支えるダンスリフトからそのままデススパイラルなどもいい。

于小雨(Xiaoyu YU)/張昊(Hao ZHANG)(中国) SP:75.23(4) FS:136.28(5) 合計:211.51(4)
 「Cavatina, Larghetto amoroso」♪ 白とグレー、黒。ツイスト高くて回転速すぎて、何回転したのか見えない!(4回転だった)コンビネーションは女性がステップアウトして合わなかったが、ダブルアクセルはそろった。スロー3回転ループ、サルコウの高さと回転の速さ! コレオやつなぎの2人が絡む動作や振付が美しく、ペア競技の魅力がつまっている。

アリオナ・サフチェンコ/ブルーノ・マソ(ドイツ) SP:79.84(2) FS:150.46(2) 合計:230.30(3)
 「Lightouse」♪ グレーとベージュ。物語を始めるように、二人の関係を作りながら滑り出す。ツイストはキャッチで一瞬止まったが大丈夫。スロートリプルアクセル、片足で立った 3回転トウループから2回転トウループのシークエンス、3回転サルコウがそろう。
 リフトの上げ方が素早くて意外性があり、下ろすときも抱えて横に回転させたり、下りた後に余韻を残す振付があったり。最後はダンスリフトで女性が空をつかむポーズ。
 完璧な出来にそのままガッツポーズ。大きく自己ベスト更新!


隋文静(Wenjing SUI)/韓聰(Cong HAN)(中国) SP:81.23(1) FS:150.83(1) 合計:232.06(1)
 「明日に架ける橋」♪ 赤、黒ジャケ。前のペアの神演技の後だが、落ち着いていた。4回転ツイストを3回転のように余裕をもって成功、トウ・トウ(両手上げ)3-2を決める。リフトの見事なスプリットポジションに拍手が起こり、スロージャンプの大きさにどよめく。スピンは1ミリも狂わずにシンクロ。男性イーグルの靴の上に女性が乗った姿勢からのリフト。男性のフリーレッグに女性が足を乗せるペアスピン。
 要素の完成度だけでなく、つなぎの動きの視線、上げる足の高さ、全てが一体となって作っていく。ミスは3回転サルコウで女性が転倒したところだけ。
 終わった瞬間、きつく抱き合って達成感を分かち合っていた。得点を見て歓声をあげ、うれし涙。
 インタビューで、隋文静が一生懸命英語で話していた。ずいぶん上達してる

 結果、隋/韓の初優勝 2位サフチェンコ/マソ、3位タラソワ/モロゾフ。4位于/張、ストルボワ/クリモフはSP13位から巻き返して5位。6位イリュシェチキナ/モスコヴィッチ、7位デュハメル/ラドフォードとカナダ勢。8位ジェームズ/シプレ、9位マルケイ/ホタレック、10位クニーリム夫妻。
 オリンピック出場枠は、中国、ロシア、カナダが3枠、ドイツ、フランス、イタリアが2枠。アメリカは2枠10+18=28で2枠相当だが、イタリアまでで15枠埋まってしまったので、残り1枠だけが与えられる(世界選手権は2枠)。合計すると17枠になるが、五輪最終予選となるネーベルホルン杯に回るのが3枠になるということだろうか?(どこで確認したらいいかわからないが 
 日本の五輪出場は、ますます狭き門になった みんな頑張れ~~~

 

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世界選手権2017男子SP

2017年03月31日 00時38分25秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2017男子ショートプログラムジャッジスコア)。

<G1>
ラリー・ルポロヴェル(アゼルバイジャン) SP:38.97(36)
 「君の瞳に恋してる」♪ 黒とグレー。冒頭のルッツが2回転に、次の3回転で転倒、トリプルアクセルに挑んだが転倒。曲のサビの部分で情熱的にステップを踏んだが、本来の力が出せずに残念。

ニコラス・ヴロドリャク(クロアチア) SP:57.28(34)
 「Black Cat, White Cat」♪ 白シャツにベスト。ルッツでやや傾いたがうまく修正して3回転トウループをつける。アクセルはダブル、3回転フリップ決まる。
 民謡風の曲で軽快なステップ。


チーイー・ツァオ(曹志禕)(台湾) SP:61.52(32)
 「Feeling Good」マイケル・ブーブレ🎵 ついにたどりついたこの舞台。トリプルアクセルはステップアウト、フリップ・トウ3-3頑張る。ルッツはステップアウト。
 心をこめて、指先まで気持ちを入れてステップで表現。キャメルの姿勢がきれいになったと思う。

キム・ジンソ(韓国) SP:68.66(26)
 「Moondance」マイケル・ブーブレ🎵 白シャツに黒をあしらう。トリプルアクセルはフリーレッグをついてしまったが、ルッツ・トウ3-3は膝を柔らかく使って成功。ループは片手をついたが大丈夫。スピンの回転がなかなか速い。
 ステップに入る前に観客のほうを向いてアピール、元気よく楽しんで滑った。キス&クライでは感激してうるうる

ジュリアン・ジージエ・イー(マレーシア) SP:69.74(23)
 「I Put a Spell On You」♪ 白シャツにサスペンダー。冒頭のトリプルアクセルをクリーンに下りると、ルッツ・トウ3-3、フリップとこれもクリーン。力いっぱいのステップに引き込まれた。

ケヴィン・レイノルズ(カナダ) SP:84.44(12)
 「Puutarhautuminen」「Kesäillan Tvist」「Muuttosarja」♪ 赤に黒の縦じまベスト。この選手が第1グループって、、、と思うけど、今大会はトップ12以外は一緒くたのようで サルコウ・トウ4-3、来た! 4回転トウループ入った。トリプルアクセルもちょっとぎりぎりだったが決まる。長身をのびのびと使って軽やかにステップ。
 強いケヴィンが戻ってきた


<G2>
アレクサンデル・マヨロフ(スウェーデン) SP:77.23(18)
 「Tuli palo hongan juurela」「Leva's Polka Remix」♪ 白シャツに赤ベスト。ほぼ地元、北欧勢に大きな声援。4回転トウループでステップアウト、トリプルアクセルばっちり。3-3は幅も出て鮮やか。
 オッサンが酒場で歌ってるみたいな民謡調の曲で、おっとっと、みたいなコミカルな振付に会場が沸く。最後のコンビネーションスピンはキャメルでややふらついたが、うまくシットに持っていった。

モリス・クヴィテラシヴィリ(ジョージア) SP:76.34(19)
 「I Believe I Can Fly」「What Is Love」♪ ライトブルーのジャケ。以前はロシアの選手だったが、おそらく先祖の出身地であるジョージアに移籍しての出場。
 「飛べると信じてる」の曲のとおり、きれいにトリプルアクセルを決める。長身でスピードに乗ると一歩が大きくて疾走感がある。サルコウ・トウ4-2、3回転フリップも決めた。曲がアップテンポに変わると、ノリノリで躍動感のあるステップ。最後は両手でマーク。

ハヴィエル・ラヤ(スペイン) SP:66.88(27)
 「Pure Imagination」♪ 黒。スペインのもう一人の“ハビー”。トリプルアクセルでステップアウト、次で転倒。3回転フリップは決まった。
 モダンな曲調で渋い感じ。身のこなしはなかなかいい。

イワン・パヴロフ(ウクライナ) SP:69.26(25)
 「Bad Boys」♪ ブルーに黒シャツを羽織って。トリプルアクセルを下り、ルッツ・トウ3-3きっちり。後半はヒップホップ系の曲で今の若者らしいグルーブ感、3回転フリップもさらっと決めた。
 終わって天を指さす。自己ベスト更新。

ステファン・ウォーカー(スイス) SP:64.04(28)
 「Purple Rain」プリンス♪ 黒にブルーのVネック。トリプルアクセルでオーバーターン、ルッツ・トウ3-3頑張ったが乱れて転倒。3回転フリップは入った。
 両手でフリーレッグのブレードを持ち上げるようなユニークな姿勢のキャメルなど、スピンは得意かな。

グラハム・ニューベリー(イギリス) SP:62.04(31)
 「コードネームU.N.C.L.E.」より「Man」♪ 水色。冒頭に素晴らしく飛距離のあるトリプルアクセルで一気に沸く。3回転フリップ?はステップアウト。
 パンフルートの曲でのステップはなかなかドラマチック。3回転ループでオーバーターンしたが、頑張って3回転トウループをつけた。
 最後は曲に遅れてスピンを回って終わった。鼻血が出てしまってちょっと痛々しかった。

<G3>
イゴール・レズニチェンコ(ポーランド) SP:63.88(29)
 「Flow Like Water」♪ 黒に赤いサッシュ。力強い滑り。4回転トウループに挑んで両足着氷。トリプルアクセルはうまくこらえた。フリップ・トウ3-3が必死に頑張って崩れず。
 終わってほっとした顔。


ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:83.11(13)
 「雨に唄えば」♪ グレーのベストにピンクのタイ。ゆったりと滑り出し、大きな4回転トウループを決める。ルッツ・トウ3-3も音にぴたりと合って余裕。後半のトリプルアクセルクリーン、背中がぴんと伸びた着氷姿勢がきれいだ。
 笑顔を浮かべながら陽気に踏むステップは、雨の街中で踊る雰囲気。曲がスローになる中で、ポジションの美しいスピン。終わって両手でガッツポーズ。自己ベスト更新


マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン) SP:69.32(24)
 「Emerald Tiger」♪ 黒と緑。アジアらしさを感じさせる動きと曲想が、彼を引き立てている。足を前に高く上げるスパイラル姿勢からそのままトリプルアクセル、見事。ルッツ・トウ3-3はやや詰まったが耐えた。後半のループがきれいに入る。
 細かく速い動きのステップ、柔軟性を生かしたI字スピンにビールマンスピンで本領発揮。

ヴァルター・ヴィルタネン(フィンランド) SP:59.45(33)
 「Georgia On My Mind」♪ 白シャツに赤タイ。地元開催の大会に、出場を果たして大歓声に迎えられる。最初の4回転トウループは転倒、アクセルはダブルにした。3-3頑張る。
 思いを込めているのが伝わってくるステップ、膝をついたりする動きで工夫。スピンを丁寧に回った。

スラヴィク・ハイラペティアン(アルメニア) SP:57.14(35)
 「ゴッドファーザー」♪ 白と黒の組み合わせ。位置につくとき胸に十字を切った。冒頭のトリプルアクセル、3回転ルッツとスムーズで着氷姿勢がカッコいい。
 後半のジャンプで転倒、コンビネーションにできなかった 悔しそう。

パウル・フェンツ(ドイツ) SP:73.89(20)
 「Wonderwall」ポール・アンカ🎵 ピンクのシャツにサスペンダー、ひげがアクセント。4回転トウループで両手をついたが、すぐ2回転トウループを跳んだ。トリプルアクセルは空中の階段を上っていくよう。
 ステップの途中ではジャッジの前でポケットに手をつっこんでアピール。ジャズ系の曲のグルーブ感がよく出て、音と所作もはまっている。ルッツ・トウ3-3が決まれば、あとは気持ちよくスピン。いいプログラムになって、自己ベスト更新。

<G4>
デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:81.73(14)
 「Voodoo Child」♪ グレー、背中は黒。ぐいぐいとグライドしてスピードにのり、トリプルアクセル鮮やか。ルッツ・トウ3-3も落ち着いて決める。
 コーチのランビエール仕込みのスピンは、わくわくさせてくれるスピードとポジション。エレキの音のたわみにシンクロするように、肩や首を使ってのっていくステップに観客も夢中。完璧な出来!


ヨリク・ヘンドリクス(ベルギー) SP:73.68(21)
 「Broken Vow」ジョシュ・グローバン♪ グレー。切ないボーカルにのって、柔らかな滑り。トリプルアクセルはきれいに決まったが、3回転ルッツで転倒。3回転ループに2回転トウループをつけた。
 スピンのポジションが一つの音楽表現になって、惹きつけられる。指先や肩の動きが素敵。

マテオ・リッツォ(イタリア) SP:63.14(30)
 「マラゲーニャ」♪ 曲がBioに書いてあるのと違うような^^; 「Once Upon a Time in Mexico」じゃないかな? 黒に赤をあしらった衣装。世界ジュニアから転戦。
 トリプルアクセルはステップアウト、片手もつく。3-3はステップの延長のようにさらっと跳んだ。3回転もスムーズ。
 ギターにのってじわじわと盛り上げるステップ、最後まで頑張った。

田中刑事 SP:73.45(22)
 「ブエノスアイレスの春」アストル・ピアソラ🎵 黒と赤。4回転サルコウ、少し回転足りずに転倒。トリプルアクセルはうまく下りたが、フリップ・トウ3-3の着氷で詰まって手をついた。
 タンゴらしい身のこなし、曲想にあったきびきびした動きは見せられたかな。

シャフィク・ベセギエ(フランス) SP:78.82(17)
 「It's a Man's World」♪ 黒革ベスト。トウ・トウ4-2が入り、トリプルアクセルは一瞬ダブルかと思うほど余裕があった。ルッツもスムーズ。
 調子がいいようで、動き全体に切れがある。

ミーシャ・ジー(ウズベキスタン) SP:79.91(16)
 リスト「愛の夢」♪ ラベンダー色。最後の世界選手権になるかもしれないそうで、見るほうもじっくり見なければ・・・
 トリプルアクセル、オーバーターンしそうになったが耐える。ルッツ・トウ3-3、こらえた。フリップも着氷。
 足換えで逆回転するキャメルスピン、次第に激しさを増しながらピアノの音を体で表していくステップ、所作の一つ一つに気持ちが入っていく。
 浅田真央のプログラムなど思い出しながら見ていた。フィニッシュポーズで膝をついて噛みしめる。
 観客はそのプログラム全体に、スタンディングオベーションで称えた。ミーシャはキス&クライで手をあわせて感謝を示した。

<G5>
ミハイル・コリヤダ(ロシア) SP:93.28(7)
 「Nightingale Tango」「John Gray」♪ 派手な青に黄色の襟とカフス。トウ・トウ4-3、軽々! トリプルアクセル、3回転ルッツは余裕しゃくしゃく。おなじみのコミカルな振付に会場が一つになってのっていく。勢いがあるだけでなく「コントロールしている」とゲスト解説・高橋大輔さん。
 両手でガッツポーズも当然、自己ベスト更新。


金博洋(Boyang JIN)(中国) SP:98.64(4)
 「スパイダーマン」♪ 黒に網の模様。ルッツ・トウ4-3、クリーンに決まった トリプルアクセル、4回転トウループ、没問題
 にこっと笑顔を見せて元気よく踊ると、会場が一気に沸騰 スピンもよく練習してきたらしく安定感がある。のびのびと大きくステップを踏んだ。
 自己ベスト更新で後続に大きくプレッシャーか

デニス・テン(カザフスタン) SP:90.18(9)
 プロコフィエフ「ロミオとジュリエット」♪ 黒、肩にシャーリング。4回転トウループが決まった ルッツ・トウ3-3もなめらかに入る。キャッチフットで前を向いたキャメルの姿勢がユニーク。
 トリプルアクセルはややこらえて着氷。曲が打ち込みになったところで、ビートにのったステップの細かさと腕の使い方、金博洋と比べると大人かな。

ネイサン・チェン(アメリカ) SP:97.33(6)
 「海賊」♪ 黒のレース。バレエのポーズを決めてスタート。ルッツ・トウ4-3、安定している。4回転フリップもとても簡単そうに跳ぶ。イーグルからのトリプルアクセルで転倒
 しかし曲調が変われば切り替えて、笑顔も浮かべながらステップ。これはバレエを見ているような軽やかさ。少し動きがいつもより小さかったか。

アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:85.28(11)
 「Chambermaid Swing」♪ 紫の燕尾服風。トリプルアクセル、4回転トウループと立て続けに決める。スピード感はそんなにないんだけど、しっかりこなしていく。ルッツ・トウ3-3決まって、きびきびとステップ、音と振付がうまく合った。
 今の力を出し切れたプログラム。


ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:80.02(15)
 「今宵の君は」フランク・シナトラ🎵 白シャツにほどいたボウタイ。振付はジェフリー・バトル。小粋で素敵なプログラムだが、、、
 フリップ・トウ3-3、トリプルアクセルときれいに決める。イーグルで"you"と指さしたり、視線や肩や手先がおしゃれに動く。ルッツで乱れて手をついてしまった。
 音楽の音のみならず、歌詞の音にも動きが合うステップの楽しさは、見ていて競技であることを忘れそう。誕生日にシーズンベストが出た。

<G6>
羽生結弦 SP:98.39(5)
 「Let's Go Crazy」プリンス♪ 紫に柄のベスト。緊張と決意の顔で位置につく。大きくエッジに乗りながら滑り出し、イーグルから4回転ループ、決まった すぐイーグルにつなげる。
 笑顔で腕でリズムを取りながらビートにのり、4回転サルコウを下りた瞬間フリーレッグをつき、そこから両手上げで2回転トウループを跳んだ。しかし「コンビネーションと見做されないかも」と解説・本田武史さん。
 このまま終わるわけにはいかない、とトリプルアクセルはガツンと跳んだ。ステップは弾けてクレイジーに、でもターンはきっちりと、レベル4で加点2.1の満点。
 ドキドキはらはらさせられる~ ミスはあったができることはやったか。減点1はスタート遅れ(30秒以内にスタート位置につかなかった)。もったいない

宇野昌磨 SP:104.86(2)
 「ラベンダーの咲く庭で」より「バイオリンと管弦楽のためのファンタジア」🎵 ブルー系の衣装に変えて。しっかりと氷をとらえて滑り出し、4回転フリップを決める。トウ・トウ4-3も決まった イーグルからトリプルアクセル、着氷してまたクリムキンイーグルへ。
 しなやかに、音とシンクロしながら、一つ一つのステップを踏む。最後のスピンに入るともう客席から拍手が、、、ノーミス 終わってまっすぐ拳を上に突き上げた。
 四大陸、クープ・ド・プランタンの得点を超える自己ベスト

マクシム・コフトゥン(ロシア) SP:89.38(10)
 「Bahamut」♪ 黒にワッペンたくさん。6分間練習で少し足を痛めたということだが・・・。ヒッチハイクの車が止まってくれない振付から、サルコウ・トウ4-3下りた! 4回転トウループは転倒、トリプルアクセル決まる。
 スピン、ステップと足の痛みは感じさせず、最後まで頑張った。

ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン) SP:109.05(1)
 「マラゲーニャ」パコ・デ・ルシア、プラシド・ドミンゴ♪ 黒。ギターの名手と世界のテノールをバックに、これぞフラメンコを踊る。
 トウ・トウ4-3、4回転サルコウと完璧。トリプルアクセルは着氷そのままフラメンコのポーズに。ジャンプ凄すぎ、、、
 ステップも文句のつけどころがない。歴代2位の得点

パトリック・チャン(カナダ) SP:102.13(3)
 「Dear Prudence」「Blackbird」ビートルズ🎵 黒。柔らかな、ふわっと飛んでいくようなスケーティング。トウ・トウ4-3がスムーズに入り、トリプルアクセルも安定感。3回転ルッツも問題なし。
 スケーティングの上手さは相変わらずだが、以前の「僕上手いだろ」と見せつけるような感じではなく、「スケートって楽しいよ」と誘うような感じ。鳥のさえずりが入る曲に溶け込んで、幸せな時間を作った。
 自身初の100点越え!

ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:93.10(8)
 「Writing's on the Wall (James Bond - Spectre)」♪ グレーと紫。このグループでただ1人4回転を跳ばないが、フィギュアスケートが4回転だけじゃないことを証明するプログラム。
 習得に苦労したトリプルアクセルを難なく決め、フリップ・トウ3-3、複雑なステップからの3回転ルッツを下りる。
 足を換えてビールマンに近い姿勢になって一層回転が速くなるキャメルスピン、ボーカルとともに歌う身体の動き。満場の喝采、そして自己ベスト。キス&クライで得点を待つときの顔ったら、可愛い

 結果、フェルナンデスがトップ、宇野が2位につけ、3位
パトリック・チャン。4位金博洋、5位羽生、6位ネイサン・チェン。ここまでがフリー最終グループ。
 7位コリヤダ、8位ブラウン、9位デニス・テン、この3人も90点超えているが最終グループに入れないとは 足を痛めたが頑張ったコフトゥン10位、ビチェンコ11位、レイノルズ12位。このあたりの選手たちにも枠取りがかかっている。
 田中刑事は22位、フリーに残ったが第1グループとなった。フリー進出のボーダーラインは69.32のマルティネス、パヴロフは0.06差で進出を逃した。
 来年の平昌五輪を地元で迎える韓国のキム・ジンソがフリーに残れず。男子の出場権は最終予選頼みになる。
 フリーは明後日。どんな戦いになるのか、、、ドキドキだけど、頑張って見届けよう

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世界選手権2017・ペアSP

2017年03月30日 05時31分41秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2017ペア・ショートプログラムジャッジスコア)。

<G1>
イオウリア・チトチェチニナ/ノア・シェラー(スイス) SP:40.50(28)
 「L'Usine a disques 」♪ 黒系模様、白シャツ。3回転ツイストをうまく下したと思った瞬間、男性が転倒 スロー3回転ルッツは両足っぽかったが頑張った。スピンはそこそこ合わせられたかな。

エカテリーナ・アレクサンドロフスカヤ/ハーリー・ウィンザー(オーストラリア) SP:62.03(16)
 「スカイフォール」♪ 赤、黒。世界ジュニア優勝ペア。余裕のある3回転ツイスト、タイミングぴったりの3回転トウループ。スピンのシンクロも見事で、スロー3回転フリップも決まった。堂々たる演技で世界選手権デビュー 自己ベスト更新。

ゾーイー・ウィルキンソン/クリストファー・ボヤジ(イギリス) SP:44.33(26)
 「マラゲーニャ」♪ 赤、黒。女性は37歳3児の母! 3回転ツイストで回り切れず、変な形のキャッチになってしまった。3回転トウループは両足着氷。スロー3回転フリップはなんとか下りた。難しい姿勢のリフト、タイミングを合わせたスピンでフィニッシュ。

アンナ・ドゥスコヴァ/マルティン・ビダル(チェコ) SP:63.36(15)
 「LA 40」♪ ピンクから紫のグラデーション。ジュニアグランプリファイナル2位、ヨーロッパ選手権7位の実力者。3回転ツイスト高すぎて、下りたときちょっとぐらついた 3回転トウループは切れがよく、スロー3回転ルッツ鮮やか。リフトのポジションチェンジがスムーズ。タンゴらしく一体感のあるステップも魅力的。スピンはちょっとずれちゃった^^;

<G2>
ゴーダ・ブトゥクテ/ニキータ・エルモラエフ(リトアニア) SP:52.49(22)
 「Maybe I, Maybe You」♪ 赤、黒。3回転ツイスト、安定している。3回転サルコウを着氷したがダウングレード、スロー3回転ループを決める。リフトのポジションはアーチがきれい。全体にエネルギッシュで元気があった。

エミリア・シモネン/マシュー・ペナッセ(フィンランド) SP:45.49(25)
 「Dream a Little Dream of Me」エラ・フィッツジェラルド、ルイ・アームストロング🎵 ピンク、黒ベストにボウタイ。地元の大歓声に送られて登場。Bioにまだベストスコアがないのは、ISU大会が初出場だから。
 3回転サルコウをそろって着氷、ツイストは2回転。スロー3回転サルコウはステップアウト。リフトはワンハンドでそのまま下した。
 スピンでは少しずれてしまったが、止めて投げキッスでフィニッシュ。技術点25.60は、来年も世界選手権に出られそう。


ラナ・ペトラノヴィッチ/アントニオ・ソウザ=コルデイル(クロアチア) SP:52.83(21)
 「Strange Birds」♪ ブルー系。男性はロシア生まれだが、アフリカ系とのハーフらしい風貌。素敵なダンスリフトから入り、真上に高々と投げ上げる3回転ツイスト。ダブルアクセルは女性がステップアウト。スロー3回転フリップはよくこらえて立った。
 コーチはユーリ・ラリオノフ。


ローラ・エスブラ/アンドレ・ノヴォセロフ(フランス) SP:43.78(27)
 「SAYURI」♪ 薄緑のキモノ風、グレーのベスト。3回転ツイストはよかったが、サルコウで女性が2回転に。スロー3回転フリップで転倒、ステップ途中で女性が転倒。気を取り直して続きを頑張ったが・・・

<G3>
須藤澄玲/フランシス・ブードロ=オデ SP:61.70(17)
 「さくら」♪ 白、黒でそれぞれ肩に花模様。しっかり高さが出た3回転ツイスト、3回転サルコウがきれいにそろう。スロー3回転サルコウは幅もあった。スピンがほぼ完ぺきなシンクロ、じっくりとデススパイラルを見せてフィニッシュ。
 桜、咲いた ベスト更新で60点越え!

タチアナ・ダニロワ/ミカライ・カミアンチュク(ベラルーシ) SP:51.79(23)
 「シャーロック・ホームズ」♪ 緑、グレーのベスト。ツイストはまあまあ、3回転サルコウで女性がステップアウト。スロー3回転フリップは決まった。スピンを丁寧に合わせてフィニッシュ。

于小雨(Xiaoyu YU)/張昊(Hao ZHANG)(中国) SP:75.23(4)
 「Eternal Flame」「Fearless」♪ ブルー系。ストリーミングのトラブルで最後のステップしか見てないが、ほぼノーミスだった模様。

リョム・テオク/キム・ジュシク(北朝鮮) SP:64.52(14)
 「A Day in the Life」♪ シルバー、女性もパンツスタイル。エレキの音にのって、高い3回転ツイスト、3回転トウループもそろう。スロー3回転サルコウの着氷後の伸びが美しい。若々しく切れのいい動きでステップを踏んだ。
 会心の出来にガッツポーズ、キス&クライで観客に大きく手を振って応えた。ISU自己ベストを大幅更新。

<G4>
ダリア・ベクレミシェヴァ/マルク・マジャール(ハンガリー) SP:45.96(24)
 「Beneath Your Beautiful」♪ ブルー系。2回転ツイスト、3回転トウループと無難にまとめ、スロー3回転ルッツが決まる。全体に落ち着いた感じのペア。

ミネルヴァ・ファビエンネ・ハーセ/ノーラン・シーゲルト(ドイツ) SP:59.76(19)
 「Torn」「High Strung」♪ 紫、黒。高い3回転ツイスト、3回転トウループもスピンもシンクロぴったり。スロー3回転サルコウは距離が出た。スムーズでしなやかなプログラム。

ヘイヴン・デニー/ブランドン・フレイジャー(アメリカ) SP:56.23(20)
 「ドン・フアン」♪ 黒にゴールド、白シャツ。美しいツイストを決めたが、スロー3回転ループで転倒。3回転サルコウでは男性が転倒。それでも笑顔を絶やさずに、しっかりした姿勢のリフトや丁寧なステップで頑張った。

ナタリア・ザビアコ/アレクサンデル・エンベルト(ロシア) SP:74.26(5)
 「Snowstorm」♪ オフホワイト、白の軍服風。ツイスト、3回転トウループ、スロー3回転ループと隙がなく、スピンはカメラが横から撮ってたので完全に重なって見えるほど。どの要素も完成度が高かった。
 自己ベスト更新にも当然という表情。

<G5>
ヴァレンティナ・マルケイ/オンドレイ・ホタレック(イタリア) SP:71.04(9)
 「Seven Nation Army」♪ 黒とゴールド、白シャツにボウタイ。粋なジャズ系の曲で、大人の表現。3回転ツイストはもう安定して、3回転サルコウぴったり。スロー3回転ルッツも距離が出てダイナミック。スピンをきっちり合わせる。
 ノーミスの演技に、終わって踊っちゃうマルケイ。初めての70点越えに嬉しい悲鳴


リュボフ・イリュシェチキナ/ディラン・モスコヴィッチ(カナダ) SP:73.14(6)
 「タンゴ・ジェラシー」♪ 白、黒。きりっとタンゴのリズムをとって、3回転ツイストの下りるタイミングが音とぴったり合った。3回転トウループはややこらえたが、スロー3回転ルッツもまた音にぴたり。ドーナツ姿勢が美しいリフト。
 スピンを丁寧に合わせ、タンゴのホールドでフィニッシュ。少しだけ自己ベスト更新。

ミリアム・ツィーグラー/セヴェリン・キーファー(オーストリア) SP:61.01(18)
 「Turn To Stone」♪ グレー系。ツイストを無難にまとめ、3回転トウループをそろえる。スロー3回転フリップがきれいに決まった。スピンもよく合っていて、チームとして成熟が感じられた。自己ベスト更新に満足そう。

ジュリアンヌ・セガン/シャルリ・ビロドー(カナダ) SP:66.31(12)
 「シルク・ド・ソレイユ」より「Monde Inverse」♪ 水色、カーキ。軽妙な曲と振付で楽しく見せる。ツイストはまあまあ、3回転サルコウはややこらえた。スロー3回転ルッツはステップアウト。リフトのスムーズさ、下ろし方の工夫、スピンの合わせ方などはさすが。

<G6>
ヴァネッサ・ジェームズ/モルガン・シプレ(フランス) SP:70.10(10)
 「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」より「Earned It」♪ うっかりしてたら始まってた^^; ツイストを下りたところで転倒があった模様。しかしスロー3回転フリップの高さがすごい。
 キス&クライでひょうきんな表情をして「私は大丈夫よ」とアピールしてみせたジェームズ。ベストに届かなくても気落ちしてない。


アレクサ・シメカ・クニーリム/クリス・クニーリム(アメリカ) SP:72.17(8)
 「ムーラン・ルージュ」より「Come What May」♪ 薄い藤色、濃い藤色。夫婦になって最初の世界選手権、円熟味を増した演技を披露した。ツイストの高さに観客から口笛が スロー3回転フリップも高さ、飛距離と見事。3回転サルコウは男性がステップアウトしたが、ミスはそれくらい。スピンは自然に合っていく感じ。
 自己ベスト更新に余裕の表情。

ニコーレ・デラ・モニカ/マテオ・グアリゼ(イタリア) SP:70.08(11)
 「カルミナ・ブラーナ」♪ 赤と黒でそろいのパンツスタイル、背中にラテン語?が書いてある。安定感のあるツイスト、3回転サルコウもそろって着氷。スロー3回転ループはややこらえたが大丈夫。重厚な曲に負けない気迫のある演技。
 初の70点台で自己ベスト更新。

隋文静(Wenjing SUI)/韓聰(Cong HAN)(中国) SP:81.23(1)
 「ブルース・フォー・クルック」♪ 紺のドレス、黒ジャケット。ストリーミングが一瞬止まって、最初のほうが見られなかった。3回転トウループを完璧にそろえ、スロー3回転フリップ余裕。ツイストはもう、ひょいひょいっと。
 ステップの中のダンスリフトのカッコいいこと! この曲をこれだけ表現してもらうと、なんか嬉しい。自己ベスト更新。

<G7>
アリオナ・サフチェンコ/ブルーノ・マソ(ドイツ) SP:79.84(2)
 「That Man」♪ ピンクベージュ、黒シャツ。ドイツ応援団が鳴り物入りで声援を送る。コミカルな振付でお尻を振ってスタート、高々と空に舞い上がるツイスト 3回転サルコウは女性が両足かも。スローはトリプルアクセル!ちょっとステップアウト、両足だったか。
 それでも、洗練された動きと要素の完成度で、自己ベスト更新。

クセニア・ストルボワ/フョードル・クリモフ(ロシア) SP:65.69(13)
 ドビュッシー「月の光」♪ ピンク、黒ベスト。このペアがこの曲を選ぶというのも意外。。。
 ツイストで中途半端な回転になり、男性が支えようとして逆に転倒。3回転トウループでは女性がステップアウト。スロー3回転フリップ転倒。
  しかし、スピンは回転が速くて多少ずれても最後には修正できている。柔らかなピアノの調べにのせて滑る、新しい姿。

エフゲニア・タラソワ/ヴラジミール・モロゾフ(ロシア) SP:79.37(3)
 「Glam」♪ シルバーとゴールド。ノリノリの曲で元気よくダンスリフトから。どこまで上がる?凄い高さのツイスト。3回転トウループそろった。スロー3回転ループの高さにも歓声が上がる。ステップやつなぎに織り込んだダンスリフトも軽やか。
 唯一、スピンは少しずれたかな? ベスト更新はならず。

メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(カナダ) SP:72.67(7)
 「Killer」♪ 黒、女性もパンツスタイル。軽く肩に乗せるダンスリフトから、安定したツイスト。サイドバイサイドジャンプは得意のルッツではなく、トウループで決めた。スロー3回転ルッツはややこらえたが着氷。スピンは若干ずれた。
 得意のステップをじっくり見せてフィニッシュ。それなりにいい出来だったのか、女性はガッツポーズしていた。が、得点はあまり伸びず・・・。

 結果、隋/韓がトップに立ち、サフチェンコ/マソが2位、タラソワ/モロゾフが3位につけた。4位于/張までがフリー最終グループ。
 5位ザビアコ/エンベルト、6位イリュシェチキナ/モスコヴィッチ、前回チャンピオンのデュハメル/ラドフォードが7位。
 ソチ五輪銀メダリストのストルボワ/クリモフがまさかの13位でフリーは第1グループとなった。
 そして須藤/ブードロ=オデは、、、17位 わずかの差でフリー進出を逃した。あと0.34点取れていれば、、、悔しい
 それだけ、ハイレベルでシビアな戦いなのだった。フリーは明日!

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世界選手権2017女子SP

2017年03月29日 23時06分05秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2017女子ショートプログラムジャッジスコア)。

<G1>
アンネ・リーネ・ヤシェム(ノルウェー) SP:46.99(34)
 「スマイル」♪ レモンイエロー。サルコウ・トウ3-3に挑み、ちょっと乱れた。ループもややステップアウト。ダブルアクセルは下りた。
 第1滑走の緊張に負けず、自分の滑りはできていたかな。曲想に溶け込むステップ。

ヨシ・ヘルゲション(スウェーデン) SP:52.07(26)
 「Le Me Entertain You」♪ 黒系。隣国でほぼ地元、声援が大きい。冒頭のルッツで転倒したが、トウ・トウ3-2とダブルアクセルはまとめる。大柄な体を勢いよく動かして、彼女らしい元気なプログラム。投げキッスでフィニッシュ。

アンナ・クニチェンコワ(ウクライナ) SP:46.98(35)
 「ゴッドファーザー」「マンボ・イタリアーノ」♪ 黒にシルバー、長手袋。短めの助走からダブルアクセルを決め、フリップ転倒。ルッツでオーバーターンしたが、落ち着いて2回転トウループをつけた。レイバックスピンはヘアカッターだが、ホールドしてない片手を動かして素敵な振付にしている。

ダシャ・グルム(スロベニア) SP:46.63(36)
 「Blucobalto」「Sax」♪ 濃い紫。フリップ・トウ(両手上げ)3-2をきれいに決め、3回転トウループも安定。ダブルアクセルの転倒が惜しい。
 曲が変わったところで手拍子に乗りながら、躍動感あるステップを踏んだ。


アナスタシア・ガルスティアン(アルメニア) SP:55.20(23)
 「夢破れて」♪ 透け感のある黒。ルッツ・トウ3-2、フリップ、ダブルアクセルとジャンプにミスなし。曲がサビに入っていくところできれいなビールマンスピン、ドラマチックにステップを踏み、イリュージョンはじめ各ポジションを丁寧にスピンをこなした。
 キス&クライでちょっと涙ぐんでたのは、いい演技ができてほっとしたのかな。

<G2>
エンミ・ペルトネン(フィンランド) SP:50.74(29)
 「リベルタンゴ」アストル・ピアソラ🎵 赤、髪に赤い花、真っ赤なルージュ。地元の大声援を背に、かき鳴らすギターに乗って幅のあるサルコウ・トウ3-3を決める。しかしループはパンク ダブルアクセルは問題なし。
 手拍子に後押しされて、ピアノと掛け合うようにタンゴのステップ。悔しそうな顔で終わった。

シューラン・ユー(シンガポール) SP:52.87(25)
 「Blues Instrumental」「Maria Maria」♪ 臙脂色のスリップドレス。トウ・トウ3-3を鮮やかに決め、サルコウ、ウォーレイからのダブルアクセルとノーミス。ステップの途中でテンポがゆっくりになった部分もうまく表現した。I字スピンやビールマンもきれい。
 癖のない端正なスケーティングで、これからいろいろなプログラムができそう。本人も満足の笑顔。ISU自己ベスト大幅更新。


カロリーナ・コストナー(イタリア) SP:66.33(8)
 「雷神」喜多郎/「Bonzo's Montreux」レッド・ツェッペリン🎵 黒と白。今季復活した大スターが鳴り物で迎えられる。風の音から鐘の音で跳ぶ雄大なトウ・トウ3-3、フリップはちょっと両足かも。ステップからダブルアクセル、すぐステップとカッコいい。
 ダイナミックな体の動きに目を奪われるステップ。フライングキャメルでふらつき、認定されるだけの回転数があったかどうか・・・。とはいえ、パーカッション中心のユニークな音楽を見事に表現して、貫禄の得点。

ミハエラ・ルーシー・ハンズリコヴァ(チェコ) SP:32.21(37)
 「Hip Hip, Chin Chin」♪ オレンジ。最初のサルコウで転倒、次も転倒。レイバックからビールマンスピンや、リズムに乗ったステップは悪くなかったが、ダブルアクセルも転倒となって残念そうなフィニッシュ。

李香凝(Xiangning LI)(中国) SP:58.28(16)
 「コッペリア」♪ 黒系にピンクの指し色。フリップ・トウ3-3をクリーンに下り、ループも入る。キャメルスピンの回転が速い! 曲がジャン!と鳴るところでダブルアクセルをぴたりと決めた。ワルツのリズムをきちんと取りながらステップ、これも回転の速いレイバックスピンでフィニッシュ。
 自己ベスト更新で笑顔

<G3>
ヤスミン・キミコ・ヤマダ(スイス) SP:47.86(33)
 「Why Don't You Do Right」♪ 黒。トウ・トウ3-3、ループと落ち着いて決め、ダブルアクセルも下りて笑顔。ムーディーな曲にのって、丁寧に滑っていった。
 大きなミスはなかったが、若干回転不足があったか。


エイミー・リン(林仁語)(台湾) SP:51.86(28)
 「スカイライナー」♪ ターコイズブルー。冒頭のルッツをうまく着氷、トウ・トウ3-2を決めて波にのる。笑顔でいろいろアピールしながらステップ、今日はスケートもよく伸びている。
 四大陸や世界ジュニアで振るわなかったが、それよりはまとまった演技ができた。

カイラニ・クレイン(オーストラリア) SP:56.97(19)
 「Dream a Little Dream」エラ・フィッツジェラルド🎵 ピンク。ムーディーなボーカルで3-2を下り、眠りについたポーズからアップテンポの曲で目が覚めた振付。溌溂とした動きでキュートなステップ、3回転ループに片手上げダブルアクセルと決める。
 スピンもポジションチェンジがスムーズ、つなぎの振付も可愛らしかった。ノーミス演技に大きくガッツポーズ。自己ベスト更新


ヘレリー・ハルヴィン(エストニア) SP:51.94(27)
 「You Raise Me Up」♪ 白と黄色。ほぼ隣国で拍手が大きい。ルッツ・トウ3-2、フリップと着実に決める。ボーカルが入ったところでしなやかに体を使ってステップ。レイバックスピンビールマンまでいかないが、ヴィクトリア・ヘルゲションを思い出させるきれいな形。
 ノーミス演技に喜び溢れる。

ナターシャ・マッケイ(イギリス) SP:50.10(32)
 「ロクサーヌのタンゴ」♪ ワインカラーに黒。ループ・トウ(片手上げ)3-2、サルコウ、ダブルアクセルとてきぱきジャンプをこなし、曲の盛り上がるところでドラマチックにステップ。けっこうスピード感があった。
 レイバックスピンはせず、足換えなしのキャメルをやった。今季からこれもOK。

<G4>
ケルスティン・フランク(オーストリア) SP:50.54(31)
 「Swing Swing Swing」「Sing Sing Sing」♪ 濃いピンク。アップテンポの曲に遅れずに、高さのあるルッツ、片手をついたが2回転トウループをつける。ステップで躍動感を出し、後半のサルコウ、ダブルアクセルも高さがあった。
 終わってほっとした顔。

ロエナ・ヘンドリクス(ベルギー) SP:57.54(17)
 「The Prayer」セリーヌ・ディオン、ジョシュ・グローバン🎵 ピンク。緊張した顔でコーチとぎゅっとハグして出て行ったが、ルッツ・トウ3-2(共に両手上げ)を美しく決めて喝采。フリップ(片手上げ)はステップアウトしたが、ダブルアクセルは大丈夫。
 ポジションのきれいなスピンや、一歩がよく伸びるステップにも拍手が起きていた。自己ベスト更新、成長真っ盛り。

イサドラ・ウィリアムズ(ブラジル) SP:50.65(30)
 「Moonlight」♪ 黒。大人っぽくなってて見違えた「月光ソナタ」をボーカルにアレンジした曲で、ルッツ・トウ3-2、ループ、イーグルからのダブルアクセルと安定している。ステップもよく動けていた。

マライア・ベル(アメリカ) SP:61.02(13)
 「シカゴ」♪ シルバー。今季おなじみになったプログラム。ルッツ・トウ3-3で着氷が乱れて両手をついたが、フリップきっちり、ダブルアクセルもすぐ振付のジャンプにつなげた。コケットな所作、リズミカルなステップと、今の力は出せた感じ。

ロリンヌ・ルキャヴァリエ(フランス) SP:55.49(22)
 「Experience」♪ 紺。3回転ルッツでオーバーターン、頑張って3回転トウループをつけようとしたが転倒。しかし後半のループが音の切れ目にきれいにはまり、ダブルアクセルも流れがあった。

<G5>
李子君(Zijun LI)(中国) SP:56.30(20)
 「Le Diable Matou」♪ 黒。一時は出場できるかどうか心配されたが、元気な姿を見せてくれた! スピードに乗って流れがいいフリップ・トウ3-3、ルッツ、ダブルアクセルとジャンプに隙がない。のびのびと軽やかなステップ、脚が真っ直ぐ上に上がるI字スピンと、彼女のいいところがたっぷり。よかった

イヴェット・トート(ハンガリー) SP:61.00(14)
 「Earth Song 」「Smooth Criminal」マイケル・ジャクソン🎵 黒系のパンツスタイル、白と黒の手袋。フリップ・トウ3-3をスムーズに決め、ルッツも入る。ダブルアクセルは両手上げ。
 きびきびとカッコいいステップはもうおなじみ。きれいなポジションのスピンもよかった。終わって両手のこぶしを握り締めた。


樋口新葉 SP:65.87(9)
 「ラ・カリファ」♪ 青から黄色。丁寧に、きっちり、滑り切った。ダブルアクセルの着氷からの表情、ステップのめりはりも今日はかなりうまくいった。後半にルッツ・トウ3-3、フリップとしっかり決めて拍手。レイバックスピンも情感をこめて。
 終わってほっとした笑顔。自己ベストまであと少しの得点。

三原舞依 SP:59.59(15)
 サンーサーンス「ロンド・カプリチオーソ」♪ 紺。長い黒髪のポニーテールが揺れる。見事なルッツ・トウ3-3に観客からため息、ポジションチェンジがスムーズで回転が速いスピン。ステップ途中に音に合わせてポーズを取るところも決まり、ターンからのダブルアクセルも鮮やか。ラストのフリップでフィニッシュ!のはずが、2回転になってさらに転倒
 ほとんどノーミスだっただけに、めっちゃ悔しい

ニコル・ショット(ドイツ) SP:54.83(24)
 「シカゴ」より「Cell Block Tango」♪ 黒、長手袋。ストリーミングちょっとトラブルであまりよく見てない^^; 3回転ループを下り、トウ・トウ3-3で転倒。力強く滑っていた感じ。

<G6>
ケイトリン・オズモンド(カナダ) SP:75.98(2)
 「パリの空の下」「ミロール」エディット・ピアフ🎵 紺、首にスカーフ。滑りが大きい。フリップ・トウ3-3、ルッツ、ダブルアクセル、どれも大きい! 折々のポーズも小粋に、曲が変わってからの勢いのあるステップ、ぴしっとスピンを止めてフィニッシュ。
 会心の演技に笑顔がはじけた。高得点で自己ベスト更新

チェ・ダビン(韓国) SP:62.66(11)
 「スティーブン・ユニバース」より「It's Over Isn't It?」/「ラ・ラ・ランド」より「Someone In the Crowd」♪ 緑。抜群の安定感 ルッツ・トウ3-3、フリップ、ダブルアクセルとどれも流れがある。しなやかに楽し気なステップ。今日も自撮りポーズが決まって、笑顔。
 1人だけの代表、落ち着いて役目を果たせそうな、自己ベスト更新。


カレン・チェン(アメリカ) SP:69.98(5)
 映画「黄昏」より「On Golden Pond」デイヴ・グルーシン🎵 白。鳥のポーズから。柔らかな曲で、ルッツ・トウ3-3、ループとなめらか。美しいスパイラルを見せ、ダブルアクセルにつなげる。両腕で作るラインが素敵なレイバックスピン。
 振るわなかった四大陸選手権が嘘のように、今の実力を出せた演技に、顔を覆って安堵。自己ベストを大きく更新。

アンゲリーナ・クフヴァルスカ(ラトビア) SP:55.92(21)
 「If You Go Away」「Duende」♪ 鮮やかなピンク。3回転ルッツはやや詰まった着氷になったが、トウ・トウ3-3を下り、ダブルアクセルも入る。ステップは切れのある動き。
 ヨーロッパ選手権では思うような演技ができなかったが、今日はまとめられて一安心。

ニコル・ライチョヴァ(スロバキア) SP:57.08(18)
 「ある愛の詩」♪ 赤のチューブトップ風。ルッツで片手をついたが、なんとか2回転トウループをつけられた。得意のループはばっちり、後半のダブルアクセルもうまく決めた。
 すごく迫力があるとかラインがきれいという選手ではないが、しっとりと情感を醸し出すのが上手い。

エリザベト・トゥルシンバエワ(カザフスタン) SP:65.48(10)
 「I Got Rhythm」♪ 黒、スカートの下がピンク。四大陸では両手上げに挑んでミスが出たジャンプ、今日は普通に跳んでルッツ・トウ3-3をきっちり。ループ、終盤のダブルアクセルも余裕があった。
 テンポが変わるときの肩をきゅきゅっと動かす可愛らしい仕草、きっとファンが増えたはず ステップのリズム感を荒川静香さんに褒められていた。カザフスタンのコーチが大喜び

<G7>
エフゲニア・メドヴェージェワ(ロシア) SP:79.01(1)
 「River Flows in You」「The Winter」♪ ブルー、手袋もおそろい。今日も安定の演技。前半はキャメルスピンとステップ、子どもが遊ぶ所作が織り込まれた振付は、まだ17歳の彼女がやると自然な感じ。フリップ(片手上げ)・トウ(両手上げ)3-3、ループ、ダブルアクセル(片手上げ)とすべて後半にいつもどおりに跳んだ。
 自己ベストにはわずかに届かず。


ガブリエル・デールマン(カナダ) SP:72.19(3)
 マスネ「エロディアード」♪ 黒にゴールドなど。スピードにのったトウ・トウ3-3は、基礎点はルッツ・トウなどに比べれば低いが、出来栄えが素晴らしい。ルッツに高さがあって余裕で下りてくる。ダブルアクセルも余裕たっぷり。
 ステップは迫力とパワーがあって、しっかりレベル4。終わって顔を覆って喜んだ。自己ベストに近い得点。

アシュリー・ワグナー(アメリカ) SP:69.04(7)
 「Sweet Dreams」アニー・レノックス🎵 ブルー。フリップ・トウ3-3、ループ、ダブルアクセルと、回転不足なく決めてきた。力強くビートを取っていく。本当に強くなった。

マリア・ソツコワ(ロシア) SP:69.76(6)
 シュニトケ「Butterflies Are Free」♪ ブルー、蝶の模様。線のきれいなスケートで、ルッツ・トウ3-3を決める。フリップの前に一瞬引っかかったが大丈夫。ダブルアクセルも問題なし。
 大きくクリアにターンを踏んでいくステップ。ロシア選手権を勝ち抜いてきただけのことはある。


本郷理華 SP:62.55(12)
 「カルミナ・ブラーナ」♪ 赤。フリップ頑張る。長身を大きく伸ばし、しなやかに動かして壮大な曲を表現する。トウ・トウ3-3はセカンドが「少し回転不足」と荒川さん。
 ステップは一歩を大きく、曲に負けない強さを見せてレベルも取った。気迫のこもった演技。

アンナ・ポゴリラヤ(ロシア) SP:71.52(4)
 「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」♪ 黒。艶っぽい所作を織り交ぜながら、しなやかにタンゴを踊る。ルッツ・トウ3-3、ループはややこらえたが、崩れない。曲調が変わると、おなじみのステップを妖艶に。終わってほっとした笑顔。

 結果、予想通り(?!)メドヴェージェワがトップに立ち、2位オズモンド、3位デールマンとカナダ勢が続いた。4位ポゴリラヤ、5位チェン、6位ソツコワ。やはりロシア勢3人ともフリー最終グループに入った。
 7位ワグナー、8位コストナー、この2人ですら最終グループに入れないという状況。
 日本勢は9位樋口、12位本郷、15位三原。3枠の目安となる6位との点差は、樋口が3.89、本郷が7.21、三原が10.17。フリーでどこまで巻き返せるか。
 想像以上にハイレベルな戦いにドキドキ
 

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世界ジュニア→オリンピック

2017年03月28日 16時26分53秒 | スポーツ

 WEB RONZAにフィギュアスケートを取材する田村明子さんが最新記事を掲載していた。「本田真凛、ザギトワ、坂本花織。シニアでの活躍は 高レベルの世界ジュニア選手権、トップ3の未来」。
 女子のトップ3がショート、フリーともにノーミスの高レベルな演技を見せ、特に本田真凛の演技のすばらしさは海外の記者も絶賛していたという。
 ロシアからは次々天才少女が出てくるが、活躍が長続きしている選手は少ない。息長く質の高い演技を続けていけば日本女子も対抗できるという話。
 「ちなみに過去42年間の世界ジュニアチャンピオンで、その後五輪金メダリストになったのは男子が羽生結弦を入れて5人のみ。女子ではわずか3人である。」
 そうなんだ ちょっとチェックしてみた。
 男子は羽生結弦、エフゲニー・プルシェンコ、アレクセイ・ヤグディン、イリヤ・クーリック、ヴィクトール・ペトレンコ。
 女子はアデリナ・ソトニコワ、キム・ヨナ、クリスティ・ヤマグチ。
 名選手でも、ジュニア、世界選手権、さらに4年に1度のオリンピックと全部で金をそろえるのはなかなか難しいんだな、、、

 本田真凛が4人目になれるか。平昌か、北京か。楽しみにしよう。

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掛け持ち・出戻り

2017年03月28日 03時43分31秒 | スポーツ

 もうすぐヘルシンキで始まる、フィギュアスケート世界選手権2017。来年の平昌オリンピック出場枠が決まる、大事な大会。ということで、選手たちが現地入りして練習する様子がさっそく報道されている。(男子と女子ばかりだけど、ペアとアイスダンスも到着しているはずで・・・情報ないの?)
 台北の世界ジュニア選手権で見た選手たちの中には、世界選手権にも出場する選手がいる。いわゆるジュニアとシニアの掛け持ちだ。フリーでは要素が多く時間が長いとか、ショートの課題が違うとか、両方やるにはいろいろ調整しなくちゃならないから大変 どんな選手がいるか見てみた。
 世界ジュニア2017・ペアで優勝、歴史を切り開いたオーストラリアのアレクサンドロフスカヤ/ウィンザー、シニアではフリーに進めるか。世界ジュニアには出なかったが、ジュニアグランプリファイナル2位のドゥスコヴァ/ビダル(チェコ)には、五輪出場枠獲得が期待されているだろう。
 チェコからは、アイスダンスに世界ジュニア9位のクズミチョヴァ/シニツィンも出場。こちらはフリー進出が目標になりそう。
 男子では、地元開催の大会でジュニアを卒業した台湾の曹志禕(チーイー・ツァオ)が初出場。グラハム・ニューベリー(イギリス)も世界ジュニアから転戦で、フリー進出を目指す。世界ジュニアには出ていないがジュニアグランプリシリーズに出場していたラリー・ルポロヴェル(アゼルバイジャン)、イワン・パヴロフ(ウクライナ)は、シニア向けの準備万端かな。イヴァン・リギニ欠場で世界ジュニアから転戦となったマテオ・リッツォ(イタリア)はどこまで通用するか。
 女子は、林仁語(エイミー・リン)(台湾)、李香凝(シャンニン・リー)(中国)、ミハエラ・ルーシー・ハンズリコヴァ(チェコ)の3人が世界ジュニアから転戦組。地元フィンランドのエンミ・ペルトネンやシューラン・ユー(シンガポール)は、掛け持ちといってもジュニアグランプリシリーズに1大会出たくらいなので、早めにシニアにシフトしているようだ。
 こうしてみると、掛け持ちで出てくる選手は、1人/組で国を代表しているケースが多い。選手層が厚ければ掛け持ちさせる必要がないわけで^^; 昨今の日本はほとんど掛け持ちさせたことがないんじゃないだろうか。(ジュニア2年目の浅田真央がグランプリシリーズ&ファイナルに出場したが、年齢制限のため世界選手権には出られなかったシーズンは、掛け持ちといえば掛け持ちかな?)
 女子はシニア(15歳以上)といっても10代が多いから掛け持ちの選手とほぼ同年代だが、男子はぐっと10代が少なくなり、ペアやアイスダンスはほとんど年上になる。その中でどんな演技を見せられるか、注目したい。

 一方、いったんシニアに上がったのにジュニアに“出戻り”の選手もいて 男子のアレクサンデル・ペトロフ(ロシア)は、世界ジュニア2014で4位、2015で6位、2015/2016シーズンはシニアに上がってグランプリシリーズ2大会、ヨーロッパ選手権に出場した。今季もグランプリシリーズ2大会に出場したが、7位・6位とやや伸び悩み。ロシア選手権でも6位で代表になれず、ジュニアで2位になって世界ジュニア代表に選ばれた。
 昨季はジュニアの大会に出ていなかったので、わざわざジュニアカテゴリのある大会に出て、世界ジュニア出場のミニマムテクニカルスコアを獲得している。今季は早めに世界ジュニアに照準を合わせたようだ。4位と惜しくもメダルには届かなかったが、しっかり世界ランクのポイントは稼いで来季につながったかな。
 昨年の世界ジュニア1位ダニエル・サモヒン(イスラエル)も、今季はジュニアの大会に全く出てなかったので、ちょっとだけ出戻ってきた感じ 世界選手権にはオレクシイ・ビチェンコが出場するので、ここでポイントを稼ぎたかったかも。
 今季ちょっとびっくりした“出戻り”は、女子の鄭璐(Lu ZHENG)(中国)。昨季グランプリシリーズ中国杯、四大陸選手権に出場していたが、今季はジュニアグランプリシリーズ2大会に出場していた
 ジュニアグランプリシリーズと、シニアのグランプリシリーズは、同じシーズンに両方出場することはできない(女子とペアなど種目が違えばOK)。しかし、一度シニアのグランプリシリーズに出たからといって、別のシーズンにジュニアグランプリシリーズに出てはいけないということはないわけで
 ジュニアで経験を積んでから改めてシニアに、それがいいかもしれない。

 早熟な選手もいれば、遅咲きの選手もいて。ほかのスポーツに比べると選手生命は短いが、それぞれの最高の瞬間を見届けたい

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3月の台北と香港

2017年03月28日 00時41分05秒 | アジア

 今回の台北&香港旅行、やたらと荷物が多くなってしまって
 台北はフィギュアスケート観戦が目的なので、寒さ対策が必要と思ってあれこれ持って行った。そもそも出かける日の東京がべらぼうに寒かったので、しっかりダウンコートを着ていたし、大判のひざ掛けにレッグウォーマー、貼るカイロも持参。
 ひざ掛けは大正解だったが、さすがにレッグウォーマーまでは要らなかった^^; カイロはあまり役に立たず。
 外は暖かくてダウンでは暑いと思い、薄手のジャケットも持参したが、けっこう肌寒くて、皆さんウルトラライトダウンを羽織っている! 長いのは暖かいけど邪魔だから、私も短いウルトラライトダウンにすればよかった。調節は中の重ね着とマフラーが便利だったかも。
 ずっと靴を履いていると疲れると思って、ちょっとコンビニへ行ったりするためにサンダルを持参したが使わず。天気がいまいちだったこともあり、サンダルはまだ季節的に無理だった。夏はあると便利だけど。
 ヒートテックはあまり持って行かなかったけど、思ったより寒くて 台北のみならず、香港もなんだか肌寒かった。ヒートテックではない半袖アンダーシャツに、フランネルシャツとカーディガン、寒ければジャケットを重ねたが、動くと暑くなって汗をかいてしまう。さりとて薄着でもすぐ寒くなるし、、、
 香港でもウルトラライトダウンの人は珍しくなくて、結局何を着たらいいのかよくわからないままだった そして寝るときはやはり1枚では寒く、重ね着して寝た。
 着るもの以外では、持っていくべきなのが使い捨てスプーン・フォーク・割りばしの類。コンビニで買えばもらえるが、スーパーだともらえない! ヨーグルト3個パック買おうとして、ホテルの部屋にスプーンがないことに気づき(電気ポットとカップとお茶のティーバッグはあったが、コーヒー・紅茶・砂糖・ミルクがないので、スプーンもない)、仕方なくスプーンも買った。家に売るほどあるのに
 台北でも香港でも、買い物して袋に入れてもらうと有料なので、エコバッグやレジ袋は持参してたが、スプーン系は忘れてた。次回は忘れないぞ~!

 自分のための備忘録。さて、次にこの季節に台湾や香港に行くのはいつだろうか? 仕事はこの時期休みだから、来年も行っちゃう?! 準備するとき、ここに書いたことをちゃんと見てしなさいよ~(>自分)

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うるさ~~~~い!

2017年03月27日 16時50分40秒 | 

 旅から帰ったら春の選抜高校野球まっさかり。まあ、見たり見なかったり
 今日はテレビをつけたら早稲田実業の試合だったので、見始めたが、、、実況アナウンサーがやたらにうるさい テレビというよりラジオみたい。ていうか、NHKだよね
 民放のアナでも、もう少し穏やかなのでは、、、。早実の猛攻が続いて東海大福岡にミスが続くと、「落ち着きましょう。」あの、貴方が落ち着いてください えっと、小野塚康之アナウンサー
 副音声が会場音だけかも、と思ってリモコンを操作してみたが、副音声はなかった。うるさすぎて見ていられず、あとで結果を知った。スリリングな展開だったようで、見たかった気もする

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呉のお土産

2017年03月26日 20時53分20秒 | Weblog

 長男が友達にもらった。「地味に美味いんだよ、これ」
 サブレだからサクサクかと思ったら、しっとり系で中に生チョコ。美味しい(^.^)
 「これ買いに広島行きたい」と長男。はるばる⁉
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エッグタルト(泰昌餅家)

2017年03月25日 23時36分50秒 | 香港


 やはり、香港の帰りには、これを買って来なければ…
 味はこれがベスト?!というわけでもないかも。ただ、箱に入れてもらえば持ち帰りやすい(^^;
 今回はパイ皮のがなくて、ビスケット皮のみ。皆さんはどちらが好み?

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水がツムツム

2017年03月24日 23時13分38秒 | Weblog


 香港國際機場で買ったエビアン。

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香港國際機場にて

2017年03月23日 14時32分29秒 | 香港

 牛肉粥と大根餅。
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赤ちゃん誕生!

2017年03月23日 02時24分16秒 | 蘇永康

 「蘇永康」カテゴリで書くのは久しぶりです・・・
 結婚・離婚・再婚と人生いろいろあった蘇永康(ウィリアム・ソー)ですが、とうとうパパになりました
 facebookに写真やビデオがアップされてますので、ぜひご覧ください なんかもう、メロメロのパパぶりです
 本当にその名前にするのかどうかわかりませんが、とりあえず「Jazz」と呼ばれてるようです

 おめでとう~~~

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檀島にて

2017年03月22日 14時03分37秒 | 香港

 鴛鴦と波羅油。
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