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Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

こんな所に金城武

2025年05月29日 12時26分53秒 | 映画
 新宿シネマートのトイレでばったり⁉️
 最近、ウォン·カーワイ作品の上映があったようで、ブリジット·リンも。

 見に来た映画は「カウントダウン(焚城/Cesium Fallout)」。パンフレットが完売で買えなかった😢
 映画の感想はまた後で。
 

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日本語吹替版「トワイライト・ウォリアーズ」

2025年04月05日 16時35分38秒 | 映画

 『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』、勢いが止まらない。日本語吹替版が上映されると聞いて、さっそく見てきた。
 字幕を読まない分、映像の細かいところに目がいく。2回見て気づかなかったところに気づいたり、役者の表情のニュアンスが一層わかったりする。
 情報量としては、字幕と比べてすごく多くなったわけでもない気がした。すでに2回見てストーリーやセリフの内容を把握していたせいかもしれない。
 ただ字幕では、役者が話している時間に対して字数が決まるが、吹替では、役者の口元が見えないシーンなら実際より少し長く喋ってもおかしくない。そのあたりはうまく使っていたと思う。
 若干日本語読みで発音しづらかったと思われるのは、信一(ソンヤッ)。小さい「ッ」が単語の最後に来るのは難しい
 レストランの従業員が常連客を案内するとき、「○兄貴」と言う単語を使うのはちょっと違和感があった。「タイガー様」「チャウ様」で良かったんじゃないだろうか。
 香港映画に慣れていない人は、先に吹替版を見てから字幕版を見たら、よりわかりやすく、雰囲気も味わえるかな。
 今回も劇場はバルト9。シアターは一番広い9ではなく6だったが、ほぼびっしり観客が入っていた。かなり女性の割合が高い。
 帰りにコンビニで、つい「anan」をまた買ってしまった。2週続けての掲載、商売上手いな
     
 制作が決定している前日譚と後日譚の映画、待ち遠しい

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まだまだ続く「トワイライト・ウォリアーズ」フィーバー

2025年04月02日 23時30分07秒 | 映画

 新しい香港映画のファンを獲得しつつある、『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』、今度は日本語吹替版が上映されることになった
 広東語セリフが生き生きしていて、香港人のツボにはまるようなスラングがたくさん使われている映画。字幕もかなり工夫して訳されているようだが、これが吹替となるとどうなるのか 気になるのでついついチケット予約してしまった
 吹替のほうが字幕より断然情報量が多くなるので、ストーリーはわかりやすくなるはず。あの激しいリズムのセリフに、日本語でどう乗っていくのか、しっかり見てきたい。

 少し前に主要キャストの来日があったが、地味に存在感を放っている脇役キャストが来日してトークイベントを開く
 叉焼飯を出す阿七冰室のオーナー役、喬靖夫(劉偉明)さん。小説家・作詞家として活躍する一方、2008年頃から映画やドラマにも出演。フィリピン武術の指導者でもあるそうで、なんとマルチな才能
 トークイベントはもう定員に達して申し込みは締め切られたが、有料ライブ配信が見られる 申し込みはこちら。日時は4月6日(日)13:40~15:10。
 日本語の通訳も入れてくれるそうなので、なんとか頑張って聞いてみよう

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anan届いた!

2025年03月26日 16時13分21秒 | 映画

 ananに「トワイライトウォリアーズ」メンバー登場と聞いてポチっておいた雑誌が、発売日に届いた
  
 みんな、カッコよく撮ってもらってるなぁ 私の推しは信一こと劉俊謙(テレンス・ラウ)なんだけど、彼は来日しなかったのかな…
 劉俊謙が出演している映画「アニタ」はDisny+で見られるらしい。サブスクしようかな

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その5分でわかること

2025年03月23日 01時59分13秒 | 映画

 特別映像追加というので、墓参りの帰りに2回目を見てきた『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』。バルト9のシアター9、前回と同じ列がやはり見やすかった。
 2回目なら、細かいところに気がつくかな?と思ったが、そこまでではなく ただ、前半に出てくるちょっとしたシーンが後でどうなるかわかっているので、じっくり見られたかな。
 セリフが少しは聞き取れるかと頑張ったが、拾えるのは元々よく知っている単語だけ(当たり前だ)。語彙を増やさないことには歯が立たない
 それにしても、これだけアクション続きの映画を見て飽きないのは、アクションの流れが芸術的で自然だからだろう。朝日新聞にアクション監督の谷垣健治さんのインタビュー記事があったが、アクションを本物に見せるためにどんな工夫をしているか、詳しく語ってくれている。
 戦い済んで(城砦が取り壊されるまでのつかの間の)平和が訪れて、エンディング曲『風的形狀』が流れる。城砦から香港の風景を眺めて、、、一旦暗くなってから、特別映像が「削除シーン」として開始。
 魚蛋妹の母親が男に折檻され、突き落とされるところがはっきりと描かれる。大老闆(サモ・ハン・キンポー)と王九が互いに相手を警戒しているシーン。城砦を手に入れた王九が子どもをいたぶる場面。
 唐突に終わるので変な感じだが、なるほど、削除されたシーンは入っていたら少しくどいかも、と思った。大老闆と王九の間の緊張感は、削除シーンのおかげで更によくわかった。
 香港映画のエンディング後によく付いてくるメイキング集は公式サイトにあるので、こちらでじっくり見て反芻しようっと。
 日本での興行収入は3億を超えたそうだが、どこまで伸びるか注目したい

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ananに「トワイライトウォリアーズ」メンバー登場

2025年03月20日 23時44分42秒 | 映画

 Xの投稿で知った。
 雑誌「anan」に香港映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』監督&キャストが登場だそうで
 バックカバー(裏表紙)に5人そろった写真。古天樂(ルイス・クー)、林峯(レイモンド・ラム)、胡子彤(トニー・ウー)、張文傑(ジャーマン・チョン)と鄭保瑞(ソイ・チェン)監督がポーズを決めている。
 特別映像追加の上映を見た人が「女性が多い」と書いていた。アンアンに取り上げられるのも当然の人気なのかな
 3月26日発売の2440号、忘れずに本屋に行かねば、、、と思ったが、「早速ポチった」という書き込みを見て私も真似してポチる。26日に届くのが楽しみ

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『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』特別映像追加

2025年03月13日 23時00分26秒 | 映画

 公開以来、日本での人気がますます盛り上がっている香港映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』、1回見ただけでは魅力を味わい尽くしていない気がしていたが…
 新宿バルト9で、上映後に特別映像が追加されている。“本編の未公開シーン4編を収録した特別映像(約5分)は、これまで語られなかった物語の断片やキャラクターたちの新たな一面が垣間見える内容となっております。”
 香港映画では、よく最後にメイキング映像などを付けることがあるが、それとはまた別のようだ。
 これはまた、見に行かねば・・・ 広東語のセリフも、詳しい説明がSNSでいろいろ出回っているので、どのくらい理解できるか、頑張ってみたいところ。
 この作品に出演している俳優たちの他の作品も気になるし、見たいものは限りなく

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トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦

2025年02月17日 00時42分50秒 | 映画

 香港映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦」を見てきた。
 日本でも大ヒットで、既に興行収入1億円を超えているという。23日(日)には、主演俳優と監督の舞台挨拶もあるそうで
 上映時間の8割方アクション。香港アクションを知り尽くし、「るろうに剣心」を手掛けた谷垣健治氏が、これでもかと作りこんでいるのに飽きさせない。
 ストーリーは・・・密入国してきた青年が身分証を手に入れようとして黒社会に引き込まれかけ、ヤクを奪って逃げこんだ九龍城砦で、出会った人々と心を通わせ、やがて彼らと共に戦うことになる。。。
 人間関係がけっこうややこしいのだが、パンフレットにはあまり詳しく書かれていない。事前にウィキペディア維基百科で予習しておいてよかった
 私としては、ルイス・クー(古天樂)が白髪頭で、若者に未来を託していく役なのが感慨深いというか、もうそんな歳なのかというか
 若者たち4人の中では、信一を演じたテレンス・ラウ(劉俊謙)が気に入った

 「我唔會走」(出て行かない)というセリフを聞いて、「少年たちの時代革命」を思い出してしまった。「我信[ロ的][ロ野]唔會変」(変わらないものもあるよ)その言葉を信じたくなる。
 映画の最後。つみれを丸める、香港フラワー(造花)を作る、キャンデーを包む、麺を打つ、靴を直す、、、黙々と手作業をする人々が次々と映る。香港で懸命に生きる人々が支えている香港。旅行で行くと華やかで楽しい面ばかり見て帰ることになるが、忘れたくないこと。

 普段アクション映画を好んで見ることはないんだけど、この映画はちょっとお勧めしたくなる。ラストに流れる岑寧兒(ヨーヨー・シャム)「風的形狀」、ちょうどXの投稿で知ったばかりだが、言われているとおり“エモい”。(2021年に発表されている曲なので、この映画のために作られたわけではないと思われる。公式MVはこちら
 もう一回くらい見に行こうかなんて、珍しく思う

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流水落花

2024年11月05日 00時35分57秒 | 映画

 香港映画祭2024の上映作品「流水落花」を見てきた。

 鄭秀文(サミー・チェン)、素敵に歳を取っている。90年代前半に初めて見た頃はまだ10代だったと思う。私は歌手としてのイメージが強いが、数々の映画に出演して、この映画ではついに香港電影金像奨の主演女優賞を獲得した。
 歌手としても昨年はコンサートツアー、今年も新譜をリリースしていて、MVでは激しいダンスも見せている。
 許志安(アンディ・ホイ)と若い頃から、くっついたり離れたりを繰り返して、10年くらい前から事実婚状態と認めていたようだが、数年前に彼に浮気疑惑が出て、、、 それでも昨年のコンサートでは、初めてライブで共演を果たしている。
 なんて情報が頭に入っている状態で見ちゃったけど、そんなの関係なく、いい映画だった。
 幼い息子を失った心の隙間を埋めるかのように、「お金がもらえるから」なんて言いながら、里親を引き受け続ける妻と、それにつきあい続ける夫。里親は養子ではないので、そのまま家族になることはできない。数年どころか数か月で離れることさえある。
 妻が里子にかまけすぎる、と夫が浮気心を起こしたあたりは、ちょっと微妙な気持ちになるが 最後は慈しんだ子供たちの記憶に包まれて、、、という話。

 上映後は監督が質問に答えてくれた。鄭秀文は脚本を読んだらノーギャラで出演すると言ってくれたそうな。

 ここ数年に見た香港映画は、どこか喪失感を抱えている人を描いているような気がする。何かを失っても、失くさずにいるもの、新たに得たものを抱いて生きていく、みたいな。
 アンケートに答えると抽選で香港往復チケットが当たるそうで、とりあえず必要事項を入力してたら、うっかり映画を見る前に送信してしまった やり直そうかな

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ブラジル映画祭in東京2024

2024年03月10日 23時20分14秒 | 映画

 朝日新聞で紹介されていた。渋谷ユーロスペースで、ブラジル映画祭in東京2024と題してブラジル映画が上映されている。
 ボサノバ創始者の一人、アントニオ・カルロス・ジョビンがエリス・レジーナとアルバムを制作する舞台裏を追った「エリス&トム」のチケットを買った。「Elis & Tom」は私が大学に入って初めて購入したレコードで、今でも口ずさめる。
 他の映画も見てみたいが、、、仕事の合間に行けるかな
 

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白日青春―生きてこそ―

2024年02月11日 22時20分34秒 | 映画

 香港映画「白日青春―生きてこそ―」を見てきた。
 大陸から泳いで香港に渡ってきて、タクシー運転手で生きている白日。その時に頼りにした磁石をミラーに下げている。一緒に泳いできた妻は香港に着く直前に息絶えた。その時親に預けてきた息子は、一度見捨てられたという思いで父子関係は良くない。
 香港へ逃れてきて難民申請をしているパキスタン人のアフメド。申請中は働くことができず、苦しい生活だ。。香港で生まれた息子ハッサンは10歳。地元の小学校では莫青春という名前を与えられている。一家はカナダ行きを希望しているが、なかなか叶えられそうにない。
 車の接触事故を起こした白日とアフメド。互いに相手が悪いと折れない。道でパキスタン人仲間の結婚祝いをしているところへ、たまたま白日が車で通ろうとして、口論から殴り合いに。警察沙汰となった。
 アフメドは禁止されているのに働いているところを見とがめられ、白日に有利な証言を持ちかけられる。しかし国で弁護士だったアフメドはどうしても耐えられず、警察署前からUターン。後ろからついてきた白日が慌てて追いかける中、衝突事故。アフメドは亡くなる。
 白日は病院で見たアフメドの妻と息子が気にかかる。ハッサンはパキスタン人ギャングの手先になって盗みを働いていた。白日は母親に頼まれてハッサンを探しに行き、警察の手入れのどさくさから逃げてきたハッサンを連れ帰る。強制送還が決まった母親は白日にハッサンを託す。
 ハッサンは逃げるとき警官の銃を奪って発砲、持っていた。さすがに警察の追及が厳しい。なんとかして逃がそうと、金で密航させるため、白日はタクシー営業権を売る。
 白日が父の死の原因になった当人だと知り、金を持って逃げだすハッサンだったが、パキスタン人仲間を頼ろうとしてかえって危険を感じ、逃げ出して白日と合流。白日は密航を請け負う男にハッサンを託し、ボートが海へ出ていく。

 香港にはインド、パキスタン、ネパールなどの出身者がけっこう住んでいる。その昔、大丸デパートの前でタクシーをさばいていたのはターバンに赤いジャケットのインド系おじさんだった。
 香港は“泳いで”来たり、連れてこられたり、“どこかから来た人々”に支えられ、作られてきた街なのだ。
 先に来て生活の基盤を築いた者たちが、後から来てそこにいる者たちと互いに反発するさまが悲しい。
 異郷の香港で育つ子供たちは、黙って待っていては欲しいものは手に入らないから、時に小ずるいこともする。それはアフメドたちの世話を焼くパキスタン系商店主も、白日を何くれとなく助けてくれる修理屋も同じだ。いいことではないけれど、何か憎めない。
 いろいろな人を抱えて生かす、その懐の深さを、香港は失わないでほしい。

 白日を演じる黄秋生アンソニー・ウォン)、父はイギリス人なので、いわゆるハーフ。年を取って顔立ちが前よりイギリスっぽくなってきたかも。
 ハッサンを演じたサハル・ザマン(林諾)はこの映画で香港電影金像奨の最優秀新人賞を受賞した。ちなみにインドやパキスタン系の人が中文名をつけるとき、林や莫を姓にする人が多いようだ。ラム、モハメドに音が近いからだろうか。
 白日の息子を演じた周國賢エンディ・チョウ)は、ロック系シンガーソングライターで、デビュー当時既に妻子があったのが当時としては珍しかった。日本に留学経験がある。
 ラストシーンで密航を請け負う男、どこかで見たと思ったら、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の台湾映画「非常城市」で、上海系マフィアと台湾系マフィアの通訳を広東語でやる男を演じた張嘉年(香港では太保という愛称で呼ばれるらしい)だった。
 新宿・シネマカリテで2月下旬まで上映予定。
 

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発売開始~

2023年10月14日 12時58分11秒 | 映画

 第36回東京国際映画祭のチケット一般発売が今日開始になっている。
 香港映画が何本かあって、梁朝偉(トニー・レオン)登壇のイベントもある。作品によって発売開始時間が違っていて、私が行きたい映画はみんな13時から。
 というわけで、ただいま待機中

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香港映画&トークショー

2023年05月22日 01時49分11秒 | 映画

 新宿武蔵野館で、香港映画2本が上映中(6月1日まで)《新世代香港映画特集2023》だそうな。
 1本は「私のプリンス・エドワード」(原題:金都/My Prince Edward)。香港のプリンス・エドワード(太子)地区に実在するショッピングモール、金都商場で働く女性の物語。彼氏にプロポーズされたが、実は過去に大陸で偽装結婚していて、、、
 金都商場はウェディングドレスなど、ブライダル商品の店が集まっているモール。ヒロインの状況はちょっと皮肉なのだった。彼女は幸せになれるのか
 もう1本は「縁路はるばる」(原題:緣路山旮旯/Far Far Away)。ITオタクの青年がなぜか5人の女性と縁ができるが、5人とも都心からうんと離れたところに住んでいて、香港中を旅することになり、、、という話。
 香港にも田舎とか僻地とか、最後は徒歩でしかたどり着けないような場所があるって、意外
 映画の紹介は、こちらに詳しいのでどうぞ。

 実は、「縁路はるばる」のほうは大学の上映会で見たんだけど、明日はその字幕を担当した方たちがトークイベントをするとのこと。仕事帰りに行きたい~~~

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香港映画「人生の運転手(ドライバー)」

2021年11月03日 03時14分03秒 | 映画

 香港映画「人生の運転手(ドライバー)~明るい未来に進む路~」を見てきた。原題は「阿索的故事/The Calling Of A Bus Driver」、意味は「索(ソック)の物語/バス運転手という天職」というような感じだろうか。
 パンフレットを買おうとしたら「制作しておりません」だった

(以下ネタバレあり)
 ヒロイン蔣九索(ジョン・ガウソック)、通称阿索は、彼氏が3代目社長をしているチリソース(辣椒醬)店で働いている。頼りない彼氏・陳志高(チャン・ジーコウ)を助けて切り盛りする生活は充実していたが、、、
 伝統の味で手堅く商売していた店に、大陸からやってきた美女・琪琪(ケイケイ)が提携話を持ち掛けてきて、歯車が狂い始める。大陸に進出する気はないと断っても、鮮度を保つパッケージなど工夫してきた琪琪を、阿索も信用して提携することに。そして志高は最初から琪琪が気になっていたようで、、、
 商売は順調に展開、志高は大陸と往復の毎日で阿索とすれ違いばかり。浮気を疑う阿索に琪琪は「つきあいが長いと波がある。たまにはサプライズもいいのでは」とアドバイス。さっそく志高の留守に記念日サプライズを仕掛けに行ったら、そこには志高と琪琪
 店を辞めた阿索は、バスの運転手に慰められ、目に留まった募集を見て応募。採用されて働きだすと、琪琪の元彼に“復讐”に誘われる 元彼・李振民は琪琪に騙されて財産を失い、妻と離婚していた。復讐など興味がなかった阿索だが、志高が長年働いてきた従業員たちを解雇していたと知り、協力することに。
 結婚した志高と琪琪の家に隠しカメラを仕掛けたり、あれこれ画策する李振民。大陸での売り上げが落ちてきたこともあり、夫婦の間に溝が さらに李振民は琪琪に罠を仕掛け、琪琪は逮捕されてしまう。
 そんなこんなの合間に、阿索の両親と祖母の話や、乗務中に乗客が産気づいて大変なんてエピソードが入る。
 ラストはバス停で。志高がネット販売でチリソースの商売を再開したと聞いて安心する阿索、出発しようとすると幼馴染とばったり、ちょっといい感じになりそう?というところで終わる。

 阿索の父が経営するレコード店の家賃がいきなり3倍になり、店をたたむことになる話は、最近の香港の“あるある”だ。大陸に進出して最初はよかったがその後続かず、というケースも実際ありそうな感じ。
 広東語が理解できる設定の琪琪は普通話、他の登場人物は広東語、というのも最近の香港映画でよくあるパターン。出資や上映の面で普通話の登場人物がいたほうがいいんだろう(今回はちょっと悪役だけど)。
 阿索を演じた王菀之(イヴァナ・ウォン)は2005年にシンガーソングライターとしてデビュー 前にこのブログでやっていた香港ヒットチャート集計に何度登場したかわからない。他にも張敬軒(ヒンズ・チョン)のコンサートにゲスト出演とか、ジョイントコンサートとか、音楽賞授賞式のハプニングの話CD紹介もしている。最近はTVドラマや映画の仕事が多いのかな。
 彼氏・志高役の梁漢文(エドモンド・リョン)は、蘇永康(ウィリアム・ソー)の盟友“Big 4”の一人。いい歳になってるはずだが、若々しい 李振民役の姜皓文(フィリップ・キョン)はTVドラマの刑事役でよく見かけた。したたかな女・琪琪の蔡潔(ジャッキー・ツァイ)、広東語を話さない設定かと思いきや、まくし立てる広東語で罵るシーンにびっくり 広東省出身だった。
 阿索の転職の後押しをする運転手は林盛斌(ボブ・ラム)、ラジオのパーソナリティーとして有名。阿索の父は若い頃バンドを組んでいてレコード店経営という設定そのままに、ロックミュージシャンの夏韶聲(ダニー・サマー)が演じる。
 若手の先輩運転手役で、ボーカルグループ・C All Starの梁釗峰と吳崇銘がちょこっと出演している。ラストの幼馴染は方力申(アレックス・フォン)、水泳のオリンピック選手から歌手になった人、いかにもスポーツマン風で登場

 香港の街中を縦横無尽に走り回るバス、人々の生活を支える足。山口文憲著「香港旅の雑学ノート」に、たしか「香港の人々にとって“うち”はバス停まで。そこから先は外」というくだりがあった。パジャマを部屋着とかマイルウェアの感覚で着て、ちょっとその辺まではパジャマで出かけてしまうという話のところ。パジャマで行っていいのはバス停まで、という例えだった。(70年代くらいの話)
 地下鉄の路線がどんどん増えて、バスでないと行けなかったところも地下鉄で行けるようになってきた。それでも、距離によっては路線ごとに一律料金のバスのほうが安いし、細かく止まるから便利。ほとんどが2階建てのバスは、香港らしい景色の一部だ。
 「人生はバスに乗ることと似ている。
  乗り間違えても正しいバスに乗ればいい。
  心配ない。必ず目的地に着く」

 香港行きたい・・・

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TBSドキュメンタリー映画祭で「香港2019ーあの時、何があったのかー」

2021年03月21日 14時33分09秒 | 映画

 TBSドキュメンタリー映画祭で「香港2019ーあの時、何があったのかー」が上映される。上映後のトークは監督の日下部正樹さんと、東京外国語大学准教授の倉田明子さん。
 オンライン配信で、ライブでもアーカイブ(3/28まで視聴可能)でも見られる。

 申し込みせねば

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