Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

ブラジル映画祭in東京2024

2024年03月10日 23時20分14秒 | 映画

 朝日新聞で紹介されていた。渋谷ユーロスペースで、ブラジル映画祭in東京2024と題してブラジル映画が上映されている。
 ボサノバ創始者の一人、アントニオ・カルロス・ジョビンがエリス・レジーナとアルバムを制作する舞台裏を追った「エリス&トム」のチケットを買った。「Elis & Tom」は私が大学に入って初めて購入したレコードで、今でも口ずさめる。
 他の映画も見てみたいが、、、仕事の合間に行けるかな
 

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白日青春―生きてこそ―

2024年02月11日 22時20分34秒 | 映画

 香港映画「白日青春―生きてこそ―」を見てきた。
 大陸から泳いで香港に渡ってきて、タクシー運転手で生きている白日。その時に頼りにした磁石をミラーに下げている。一緒に泳いできた妻は香港に着く直前に息絶えた。その時親に預けてきた息子は、一度見捨てられたという思いで父子関係は良くない。
 香港へ逃れてきて難民申請をしているパキスタン人のアフメド。申請中は働くことができず、苦しい生活だ。。香港で生まれた息子ハッサンは10歳。地元の小学校では莫青春という名前を与えられている。一家はカナダ行きを希望しているが、なかなか叶えられそうにない。
 車の接触事故を起こした白日とアフメド。互いに相手が悪いと折れない。道でパキスタン人仲間の結婚祝いをしているところへ、たまたま白日が車で通ろうとして、口論から殴り合いに。警察沙汰となった。
 アフメドは禁止されているのに働いているところを見とがめられ、白日に有利な証言を持ちかけられる。しかし国で弁護士だったアフメドはどうしても耐えられず、警察署前からUターン。後ろからついてきた白日が慌てて追いかける中、衝突事故。アフメドは亡くなる。
 白日は病院で見たアフメドの妻と息子が気にかかる。ハッサンはパキスタン人ギャングの手先になって盗みを働いていた。白日は母親に頼まれてハッサンを探しに行き、警察の手入れのどさくさから逃げてきたハッサンを連れ帰る。強制送還が決まった母親は白日にハッサンを託す。
 ハッサンは逃げるとき警官の銃を奪って発砲、持っていた。さすがに警察の追及が厳しい。なんとかして逃がそうと、金で密航させるため、白日はタクシー営業権を売る。
 白日が父の死の原因になった当人だと知り、金を持って逃げだすハッサンだったが、パキスタン人仲間を頼ろうとしてかえって危険を感じ、逃げ出して白日と合流。白日は密航を請け負う男にハッサンを託し、ボートが海へ出ていく。

 香港にはインド、パキスタン、ネパールなどの出身者がけっこう住んでいる。その昔、大丸デパートの前でタクシーをさばいていたのはターバンに赤いジャケットのインド系おじさんだった。
 香港は“泳いで”来たり、連れてこられたり、“どこかから来た人々”に支えられ、作られてきた街なのだ。
 先に来て生活の基盤を築いた者たちが、後から来てそこにいる者たちと互いに反発するさまが悲しい。
 異郷の香港で育つ子供たちは、黙って待っていては欲しいものは手に入らないから、時に小ずるいこともする。それはアフメドたちの世話を焼くパキスタン系商店主も、白日を何くれとなく助けてくれる修理屋も同じだ。いいことではないけれど、何か憎めない。
 いろいろな人を抱えて生かす、その懐の深さを、香港は失わないでほしい。

 白日を演じる黄秋生アンソニー・ウォン)、父はイギリス人なので、いわゆるハーフ。年を取って顔立ちが前よりイギリスっぽくなってきたかも。
 ハッサンを演じたサハル・ザマン(林諾)はこの映画で香港電影金像奨の最優秀新人賞を受賞した。ちなみにインドやパキスタン系の人が中文名をつけるとき、林や莫を姓にする人が多いようだ。ラム、モハメドに音が近いからだろうか。
 白日の息子を演じた周國賢エンディ・チョウ)は、ロック系シンガーソングライターで、デビュー当時既に妻子があったのが当時としては珍しかった。日本に留学経験がある。
 ラストシーンで密航を請け負う男、どこかで見たと思ったら、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の台湾映画「非常城市」で、上海系マフィアと台湾系マフィアの通訳を広東語でやる男を演じた張嘉年(香港では太保という愛称で呼ばれるらしい)だった。
 新宿・シネマカリテで2月下旬まで上映予定。
 

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発売開始~

2023年10月14日 12時58分11秒 | 映画

 第36回東京国際映画祭のチケット一般発売が今日開始になっている。
 香港映画が何本かあって、梁朝偉(トニー・レオン)登壇のイベントもある。作品によって発売開始時間が違っていて、私が行きたい映画はみんな13時から。
 というわけで、ただいま待機中

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香港映画&トークショー

2023年05月22日 01時49分11秒 | 映画

 新宿武蔵野館で、香港映画2本が上映中(6月1日まで)《新世代香港映画特集2023》だそうな。
 1本は「私のプリンス・エドワード」(原題:金都/My Prince Edward)。香港のプリンス・エドワード(太子)地区に実在するショッピングモール、金都商場で働く女性の物語。彼氏にプロポーズされたが、実は過去に大陸で偽装結婚していて、、、
 金都商場はウェディングドレスなど、ブライダル商品の店が集まっているモール。ヒロインの状況はちょっと皮肉なのだった。彼女は幸せになれるのか
 もう1本は「縁路はるばる」(原題:緣路山旮旯/Far Far Away)。ITオタクの青年がなぜか5人の女性と縁ができるが、5人とも都心からうんと離れたところに住んでいて、香港中を旅することになり、、、という話。
 香港にも田舎とか僻地とか、最後は徒歩でしかたどり着けないような場所があるって、意外
 映画の紹介は、こちらに詳しいのでどうぞ。

 実は、「縁路はるばる」のほうは大学の上映会で見たんだけど、明日はその字幕を担当した方たちがトークイベントをするとのこと。仕事帰りに行きたい~~~

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香港映画「人生の運転手(ドライバー)」

2021年11月03日 03時14分03秒 | 映画

 香港映画「人生の運転手(ドライバー)~明るい未来に進む路~」を見てきた。原題は「阿索的故事/The Calling Of A Bus Driver」、意味は「索(ソック)の物語/バス運転手という天職」というような感じだろうか。
 パンフレットを買おうとしたら「制作しておりません」だった

(以下ネタバレあり)
 ヒロイン蔣九索(ジョン・ガウソック)、通称阿索は、彼氏が3代目社長をしているチリソース(辣椒醬)店で働いている。頼りない彼氏・陳志高(チャン・ジーコウ)を助けて切り盛りする生活は充実していたが、、、
 伝統の味で手堅く商売していた店に、大陸からやってきた美女・琪琪(ケイケイ)が提携話を持ち掛けてきて、歯車が狂い始める。大陸に進出する気はないと断っても、鮮度を保つパッケージなど工夫してきた琪琪を、阿索も信用して提携することに。そして志高は最初から琪琪が気になっていたようで、、、
 商売は順調に展開、志高は大陸と往復の毎日で阿索とすれ違いばかり。浮気を疑う阿索に琪琪は「つきあいが長いと波がある。たまにはサプライズもいいのでは」とアドバイス。さっそく志高の留守に記念日サプライズを仕掛けに行ったら、そこには志高と琪琪
 店を辞めた阿索は、バスの運転手に慰められ、目に留まった募集を見て応募。採用されて働きだすと、琪琪の元彼に“復讐”に誘われる 元彼・李振民は琪琪に騙されて財産を失い、妻と離婚していた。復讐など興味がなかった阿索だが、志高が長年働いてきた従業員たちを解雇していたと知り、協力することに。
 結婚した志高と琪琪の家に隠しカメラを仕掛けたり、あれこれ画策する李振民。大陸での売り上げが落ちてきたこともあり、夫婦の間に溝が さらに李振民は琪琪に罠を仕掛け、琪琪は逮捕されてしまう。
 そんなこんなの合間に、阿索の両親と祖母の話や、乗務中に乗客が産気づいて大変なんてエピソードが入る。
 ラストはバス停で。志高がネット販売でチリソースの商売を再開したと聞いて安心する阿索、出発しようとすると幼馴染とばったり、ちょっといい感じになりそう?というところで終わる。

 阿索の父が経営するレコード店の家賃がいきなり3倍になり、店をたたむことになる話は、最近の香港の“あるある”だ。大陸に進出して最初はよかったがその後続かず、というケースも実際ありそうな感じ。
 広東語が理解できる設定の琪琪は普通話、他の登場人物は広東語、というのも最近の香港映画でよくあるパターン。出資や上映の面で普通話の登場人物がいたほうがいいんだろう(今回はちょっと悪役だけど)。
 阿索を演じた王菀之(イヴァナ・ウォン)は2005年にシンガーソングライターとしてデビュー 前にこのブログでやっていた香港ヒットチャート集計に何度登場したかわからない。他にも張敬軒(ヒンズ・チョン)のコンサートにゲスト出演とか、ジョイントコンサートとか、音楽賞授賞式のハプニングの話CD紹介もしている。最近はTVドラマや映画の仕事が多いのかな。
 彼氏・志高役の梁漢文(エドモンド・リョン)は、蘇永康(ウィリアム・ソー)の盟友“Big 4”の一人。いい歳になってるはずだが、若々しい 李振民役の姜皓文(フィリップ・キョン)はTVドラマの刑事役でよく見かけた。したたかな女・琪琪の蔡潔(ジャッキー・ツァイ)、広東語を話さない設定かと思いきや、まくし立てる広東語で罵るシーンにびっくり 広東省出身だった。
 阿索の転職の後押しをする運転手は林盛斌(ボブ・ラム)、ラジオのパーソナリティーとして有名。阿索の父は若い頃バンドを組んでいてレコード店経営という設定そのままに、ロックミュージシャンの夏韶聲(ダニー・サマー)が演じる。
 若手の先輩運転手役で、ボーカルグループ・C All Starの梁釗峰と吳崇銘がちょこっと出演している。ラストの幼馴染は方力申(アレックス・フォン)、水泳のオリンピック選手から歌手になった人、いかにもスポーツマン風で登場

 香港の街中を縦横無尽に走り回るバス、人々の生活を支える足。山口文憲著「香港旅の雑学ノート」に、たしか「香港の人々にとって“うち”はバス停まで。そこから先は外」というくだりがあった。パジャマを部屋着とかマイルウェアの感覚で着て、ちょっとその辺まではパジャマで出かけてしまうという話のところ。パジャマで行っていいのはバス停まで、という例えだった。(70年代くらいの話)
 地下鉄の路線がどんどん増えて、バスでないと行けなかったところも地下鉄で行けるようになってきた。それでも、距離によっては路線ごとに一律料金のバスのほうが安いし、細かく止まるから便利。ほとんどが2階建てのバスは、香港らしい景色の一部だ。
 「人生はバスに乗ることと似ている。
  乗り間違えても正しいバスに乗ればいい。
  心配ない。必ず目的地に着く」

 香港行きたい・・・

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TBSドキュメンタリー映画祭で「香港2019ーあの時、何があったのかー」

2021年03月21日 14時33分09秒 | 映画

 TBSドキュメンタリー映画祭で「香港2019ーあの時、何があったのかー」が上映される。上映後のトークは監督の日下部正樹さんと、東京外国語大学准教授の倉田明子さん。
 オンライン配信で、ライブでもアーカイブ(3/28まで視聴可能)でも見られる。

 申し込みせねば

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やっと見られた「La La Land」

2021年01月03日 01時07分58秒 | 映画

 公開当時大ヒットした後、フィギュアスケートで曲がよく使われるようになったミュージカル映画「La La Land」。Amazonプライムとかでも見られたんだけど、なんとなく忘れていて
 NHK総合で放送したので、これ幸いと見ることにした。吹替だったのでちょっとびっくり BSプレミアムだと大抵字幕なんだけど 英語音声と字幕で見てみた。
 大まかなストーリーは知っていたが、細かいところがやっとわかった。セブがバンド活動で人気が出て、すれ違いで別れたと単純に思っていたが、ミアがオーディションに受かってそれぞれの夢に向かって別れていくのだった。
 もし2人が結婚してたら、と空想するラストシーンの構成も沁みる。現実では娘がいるミア、空想では息子が生まれていた。
 昔ながらのミュージカル映画をいろいろと彷彿とさせるダンスシーンの数々。一方で立ったまま歌だけで惹きつけるシーンもあって、堪能した。
 今季のフィギュアスケートで曲を使っているのは、本田真凛のフリー、深瀬理香子/張睿中組のリズムダンス、閻涵のフリーなど。このあと演技が見られる大会がいつ、どこで開催できるかわからないが、これからは映画のシーンをしっかり思い浮かべながら見られそう

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ライダー&戦隊ヒーローてんこ盛り

2018年04月21日 22時02分09秒 | 映画

 今、フジテレビで放送中の映画「帝一の國」。何気なく見始めたら、、、
 主演の菅田将暉は「仮面ライダーW」のフィリップ。そのほか、「仮面ライダードライブ」の竹内涼真、「列車戦隊トッキュウジャー」の志尊淳とテレビ朝日特撮もののヒーローたちがてんこ盛り。千葉雄大は「天装戦隊ゴセイジャー」だし、鈴木勝大は「特命戦隊ゴーバスターズ」。
 さっそく次男にLINEしたけど、見てるかな 主人公のライバル役・野村周平は、ライダーでもレンジャーでもなかったが、これから入ってもいいかも

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テレビで「君の名は。」

2018年01月04日 00時10分04秒 | 映画

 なるほど、こういう話だったのか~。
 大ヒット映画「君の名は。」テレビ初放映、しっかり録画しつつ鑑賞。夢の中で入れ替わるってどういう話かと思ってたら、眠ることで入れ替わりが起こり、その間の記憶がほぼ残らない。生活に支障をきたすので、互いに入れ替わり中の生活を記録しておく。メモだけでは足りずに、手や顔にマジックで書いたり
 その入れ替わりの時間軸が、実は、、、
 この時間軸のずれるパターンは、韓国映画の「イルマーレ」や、そのリメイクのアメリカ映画「The Lake House(邦題:イルマーレ)」を踏襲。後の時間を生きる側が前の時間を生きる側に伝えようと必死に動くところも共通だ。
 しかし、双方の記憶がおぼろになってしまい、ただぼんやりと「大事な人を探している」気持ちだけを抱えていく。このまま、あえてハッピーエンドにせずに終わるのかと思った 最後に会えてよかったね
 風景の圧倒的なリアルさ、これは日本に住んでいる人だけでなく、一度でも日本に来たことがある人は、「知ってる」感覚でいっぱいになるだろう。ロケ地めぐりが流行ったのも頷ける。(香港映画好きが香港に行くとロケ地めぐりするのと同じ
 音楽を一つのバンドに丸投げというのも、意外と正解だったのかも。

 「なんでこの映画がそんなに流行ったのか、さっぱりわからない」ボソッと呟くつれあい。。。そこまで感動したわけじゃないけど、悪くはないと思ったけど。。。
 あとで長男と一緒にもう一度見て、感想を聞こう(なんと長男はまだ見てなかった

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墨攻

2016年07月10日 17時38分07秒 | 映画

 なんだかTVから中国語が聞こえると思ったら、つれあいが映画を見ている。チャンネルはBSフジだそうで、、、
 アンディ・ラウ(劉徳華)の顔が見えた。「これって、『墨守』?」「墨攻」そうでした ニッキー・ウー(呉奇隆)が弓の名手を演じている。
 でも放送時間を見たら、けっこう長い。。。「1時25分から『アタック!25』なんだけど」と言ったら笑われた。日曜日のルーティンなんだから、笑うな~
 結末が気になるので、残りは録画して後で早送りで見た 好きな女には死なれちゃったのね
 日中韓合作映画なので、実は韓国の俳優も出ていた。巷淹中将軍がアン・ソンギだったのに、見ていて気づかなかった(汗)
 民放BSって、映画もけっこう放送してるので、侮れない。字幕放送なのもいいんだけど、CMが多いのがちょっと、かな

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すれ違いのダイアリーズ

2016年06月23日 04時07分06秒 | 映画

 とても愛らしいタイ映画 「すれ違いのダイアリーズ
 タイ語教室でご一緒している方に「こんな映画がある」と教えてもらって、銀座へ見に行ってきた。
 山奥の湖に浮かぶ水上学校に、スポーツ以外得意なものがない青年ソーンが、教師として赴任してくる。生徒は水上生活者や沿岸で暮らす家庭の子どもたちで、月曜にボートで連れてこられて、金曜にまたボートで帰っていく。人数は少ないから、当然複式学級。先生は1年生にタイ文字の基本から教えつつ、6年生の方程式まで見てやらないといけない。
 平日はいっしょに寝泊りするので、食事や生活の世話もある。水道はなくてタンクから、電気もなく携帯もつながらない。台風がきたら暴風雨で壊れそうな教室で、肩を寄せ合ってしのぐ
 失敗ばかりで落ち込むソーンが、ある日古い日記を見つける。それは前任の教師エーンの日記で、慣れない環境に悩んだり、子どもたちと気持ちが通じて喜んだり、日常の思いが綴られていた。
 日記を読んでいくうちに、エーンに共感し心惹かれていくソーン。ところどころ日記に自分の気持ちを書き込んでいく。「僕も寂しい」「エーン先生に会えたら」
 派遣元の校長先生にエーン先生の消息を聞くと、「結婚するので引っ越した」。失恋しちゃった 一目会えればと都会の学校で彼女を探すが見つけられない。「もっといい先生になるために勉強し直す」と年度末で学校を去る。
 ソーンの物語と平行して、エーンが赴任して日記を綴りながら奮闘する様子が描かれる。遠距離恋愛になった恋人とあれやこれやもあり 婚約して都会の学校に移ったのになじめず、次年度に水上学校へ戻ったエーンは、自分が忘れていった日記を発見。今度はエーンがソーン先生の奮闘ぶりを読んでいくうちに惹かれていく。
 春休みにソーンが水上学校に遊びに来ると聞いて喜ぶが、恋人が迎えに来て、ソーンには会わずに帰省することに。日記帳にメッセージを書いて残したが、忘れ物だと思った恋人が持ってきてしまう。。。
 ソーンとエーンは、会うことができるのか

 パンフレットの推薦コメントの中に、「まるで『めぐり逢えたら』meets『二十四の瞳』。」とあった。子どもたちの様子が可愛らしくて 夜「お化けが怖い」とエーン先生のところへ駆け込んできたり、マットを並べてソーン先生とレスリングしたり。進級試験は必死で、落第して泣きじゃくる子も(小学校でも試験に合格しないと進級できない)。
 教室に出た蛇をソーン先生が大騒ぎで退治したり、水タンクからヤモリがどどっと出てきたりと、学校は大自然の中にある。子どもたちだけで湖で泳いで先生に叱られるが、都会の学校で泳ぐのはプールだ(電子黒板まであった)。
 書いたものが時間を超えて2人を結びつけるのは、「イルマーレ」のようでもある。細々と一字ずつ綴るタイ語の文字に、気持ちがこもっている感じがする。
 監督インタビューによると、ストーリーの着想は2つの実話からだった。1つは実在する水上学校で教える先生の話。もう1つは、ある男性が転職したら机に知らない女性の日記があり、それを読んで感動した男性が女性に連絡を取り、最終的に結婚したという話だそうだ。
 なんだか、本当にあったら素敵だな、とほんわかする映画。もう一度見たい・・・

 銀座や新宿などはもう上映終了で キネマ旬報シアター(柏)で24日まで、川崎市アートセンター(新百合ヶ丘)で7月2日~15日(4日・11日休み)。見に行く時間取れるかな^^;

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恋する惑星

2016年06月13日 17時09分43秒 | 映画

 mixiでは、いろいろ情報をもらえてありがたい
 今夜9時から、NHK・BSプレミアムで「恋する惑星(重慶森林)」が放送されるという情報。1994年の香港映画で、王家衛(ウォン・カーワイ)監督の独特な作風で話題になった。「香港ノワール」と呼ばれるギャング映画とも、「Mr.Boo」シリーズのようなコメディとも違う、一種不思議な浮遊感のある映像が面白い。
 金城武&林青霞(ブリジット・リン)、王菲(フェイ・ウォン)&梁朝偉(トニー・レオン)の2組の恋模様。当時、香港で売り出し中だった金城武が、香港を走り回って演じている。
 安宿がたくさんある有名なビル、重慶大廈(チョンキン・マンション)と、セントラルのエスカレーターが名所になった。香港へ旅行に行って、エスカレーターの途中でしゃがみこんで上をのぞいて見た人もけっこういるんじゃないかな
 当時香港に住んでいたので、映画館へ見に行った。金城武が何人も女の子に電話して誘うシーンで、相手によって広東語→標準中国語→英語と言語を変えていくが、ここで日本語も使われる。「ちよちゃ~ん、ひさしぶり~。そんなに会ってなかった?これからどう、、、旦那が許さない?子どもが2人?・・・あ、そう・・・」ここだけは、香港人の観客より先に笑えた
 これは録画しなくちゃ(HDD容量チェックせねば

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セーラー服で「我的少女時代」

2016年02月28日 18時26分46秒 | 映画

 J SPORTSでフィギュアスケート・四大陸選手権が一通り放送された。といいつつ、私は録画しただけでまだ見てない
 さっき放送が終わったエキシビション、台湾代表のエイミー・リンがセーラー服で登場。使った曲は映画「我的少女時代」の主題歌「小幸運」。歌っているのは女性3人組アイドルグループS.H.E.のメンバー、田馥甄(ヒビ・ティエン)。
 映画は90年代の高校生の話で、主人公は平凡な女の子。学校きってのイケメンに夢中で・・・という学園もの。制服はセーラー服ではなく^^; 普通に白いワイシャツに赤いリボン、スカートのようだ。
 とはいえ、日本についてほとんどあらゆることをよ~く知ってる台湾人の皆さん。セーラー服が女子高校生のアイコンであることも、よ~く知っている。現実の制服よりも、高校生らしさが強調されたかな
 動画をCDショップのお姉さんに見てもらって、曲名と映画タイトルを教えてもらい、サウンドトラックCDブルーレイディスクをゲットしてきた。楽しみ

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羽生結弦が映画出演

2016年02月04日 18時09分11秒 | 映画

 殿様役で俳優デビュー
 5月14日公開の映画「殿、利息でござる!」に出演というニュース
 “2010年に映画化されたベストセラー『武士の家計簿』などの著作で知られる作家・磯田道史氏の近著『無私の日本人』(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を、『ゴールデンスランバー』『予告犯』『残穢【ざんえ】‐住んではいけない部屋‐』などの中村義洋監督が映画化。今から250年前の江戸中期、仙台藩吉岡宿を舞台に、年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がった住人たちの姿を描く。”
 ・・・という作品だそうな。故郷・仙台のストーリーということで、出演を承諾したようだ。
 写真を見ると、なかなか凛々しい殿様ぶり。髷も意外と様になってる
 紅白歌合戦の特別審査員で出演したとき、成人式用に誂えたという羽織袴で登場した。痩せ型で肩が張ってないので、どちらかというと幼く見え、「七五三っぽい」と言った友人もいたが^^; 殿様という役柄なら、すらっとしてても悪くない。着物が時代ものな分、大人っぽくなったかな?
 前にJ SPORTS「KENJIの部屋」で「顔が薄いのがコンプレックス」と言っていた。濃い(ソース顔系)か薄い(しょうゆ顔系)かといったら、それは間違いなく“薄い” しかし、時代劇なら“薄い”ほうが合ってるからよかった
 夏のシーズンオフに撮影とはいえ、現役選手がそんなオファーを受けてもいいのか?と思うが、CMやバラエティにもみんなけっこう出てるし、変な役でもないからいいか
 映画が公開される5月は、もうシーズンオフ。今季最後の世界選手権で、どんな結果を出しているだろうか?
 出演は阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡などキャストも豪華だし、映画、見てみたい

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ピンポン

2015年06月09日 23時43分04秒 | 映画

 放送に気付いたときにはもう半分過ぎてたけど
 BSプレミアムで「ピンポン」を放送していた。2002年の映画だったか~。
 スマイルを演じるARATA(今は井浦新)のメガネ男子ぶりがよかった 香港の俳優、サム・リーが出演していて、中国からの留学生という設定だけど、セリフが広東語だったのが面白い。
 脚本が宮藤官九郎だったとは、知らなかった。ペコのセリフの、突き抜けてる感じが、今思うとクドカンらしいかも。
 風間がペコとの準決勝で終盤の幻想シーン。「ここは、いいなぁ、、、また連れてきてくれ」っていうところ。ネットを挟んで対峙するラケット競技経験者には、ちょっと共感できる
 香港で買ったVCDしか持ってないので、録画しておきたかったな~

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