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好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

【ネタばれ注意】GPS2014スケートアメリカ女子SP

2014年11月01日 13時29分44秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第2戦スケートカナダ女子ショートプログラムジャッジスコア)。

ヴェロニク・マレ(カナダ) SP:57.45(6)
 ショパン「ワルツ第7番」♪ シンプルなピアノ曲の音をよくとらえながら、丁寧に滑った。3回転フリップ+2回転トウループ、3回転ループ、ダブルアクセルとジャンプがとても安定している。地元の観客の前でノーミスの演技、嬉しそう。

ジュリアン・セギン(カナダ) SP:52.74(9)
 「ジプシー・タンゴ」「タンゲーラ」♪ ペアでジュニアグランプリファイナル進出を決めている選手、2種目掛け持ちなのに、これまたノーミス! コンビネーションはルッツからの3-2だし、ダブルアクセルの前には表外ジャンプ。カナダ女子の若手、すごいかも・・・

キム・ヘジン(韓国) SP:52.18(10)
 「ポーギーとべス」より「サマータイム」「It Ain't Necessarily So」♪ ミュージカルの曲だけど、あえてボーカルは入れずにオーケストラで。ルッツは少し乱れたが、3-2コンビネーションとダブルアクセルは問題なく、緩急をうまくつけたステップもよかった。

アレーン・シャルトラン(カナダ) SP:57.06(7)
 「La Leyenda del Beso」♪ 真紅のドレスに長手袋。流れのあるダブルアクセルから入り、3-3コンビネーションが決まった。情熱的なステップには手拍子が起こる。ノーミス続きで見ていて嬉しい。

ブルックリー・ハン(オーストラリア) SP:51.55(11)
 「A Single Man」「W.E.」♪ 2週連続のGPシリーズ出場。最初のジャンプは大きくステップアウトしたが、ダブルアクセルと3回転ループ+2回転トウループは決まった。姿勢のきれいなスピンで自然と拍手が起こる。ステップやつなぎの表現がとても自然で音楽と溶け合っているのがいい。

本郷理華 SP:59.10(5)
 「Le Corsaire」♪ 紫の衣装に、髪をきれいに結い上げて登場。冒頭の3-3コンビネーション決まった! ほかのジャンプもきれいで、ステップの中のポーズも音とぴったり合った。身長があって手足が長いから、大きな動きが本当に映える。自己ベスト更新の会心の演技でGPシリーズデビュー

アリョーナ・レオノワ(ロシア) SP:62.54(3)
 「スマイル」「街の灯」「(「ライムライト」より)テリーのテーマ」♪ チャップリンの扮装を模したパンツスタイル。ステッキでドアをノックするアクションから始まり、ナット・キング・コールの声で滑り出した。3-3が決まってにっこり、コミカルな表現のステップも活き活きと。後半長いイーグルからのダブルアクセル。最後のスピンだけ少しふらついたけど、女性が演じるチャップリンも素敵

コートニー・ヒックス(アメリカ) SP:56.36(8)
 「コードネーム・ヴィヴァルディ」♪ 濃紺のホルタートップは胸のあたりがレース。ドラマチックな曲で、冒頭に目の覚めるような3-3を決めたが、ルッツは2回転で無効になってしまった。ステップの動きはよかったけど。

ヴィクトリア・ヘルゲション(スウェーデン) SP:44.66(12)
 ケイト・ブッシュ「This Woman's Work」♪ 女性ボーカルの曲。このところジャンプが不調だったので、今日はどうかな・・・と思ってたら、最初のジャンプが2回転に。次はコンビネーションにできなかった。
 突然演技をやめてリンクサイドのコーチのほうに滑っていく、、、どうした? なんと、衣装のホックがはずれてしまった。コーチの元に着くころには自分ではめていたが、その間演技らしいことができなかった。観客は温かい励ましの拍手。


アンナ・ポゴリラヤ(ロシア) SP:65.28(1)
 「アダージョ」♪ 曲はバーバー「アダージョ」、英語の歌詞で女性と男性のボーカル。ルッツから3-3、3回転ループと見事だったがダブルアクセルだけ少しふらついた。しかしステップもレベル4獲得と、技術の高いところを見せつける。

宮原知子 SP:60.22(4)
 モーツァルト「魔笛」♪ 愛らしい表情で始まる。どのジャンプも高さと流れがあり、逆回転スピンもばっちり。ステップの一蹴りがよく伸びて、バレエのポーズもきれいに入った。
 コンビネーションで回転不足となった分減点されたけど、観客の心は掴んだと思う

アシュリー・ワグナー(アメリカ) SP:63.86(2)
 ハチャトリアン「スパルタカス」♪ 力強いスケーティング。フリップから3-3、3回転ループとしっかり決めた。と思ったら回転不足だったが、レベル4のステップに加点1.20など、稼げるポイントはいろいろ。フリーもまとめられるか。

 ポゴリラヤがトップに立ち、2位ワグナー、3位レオノワ。日本勢は宮原4位、本郷5位と悪くない位置につけている。フリーでは表彰台を狙ってほしい

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【ネタばれ注意】GPS2014スケートカナダ・ペアSP

2014年11月01日 08時33分10秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第2戦スケートカナダペア・ショートプログラムジャッジスコア)。

カースティン・ムア-タワーズ/マイケル・マリナロ(カナダ) SP:53.79
 「シカゴ」より「Cell Block Tango」♪ パートナーを組み替えて初めての試合。トリプルツイスト、ソロジャンプの3回転トウループ、スロー3回転ループ、いずれもきれいに決めた。ダンスリフトから肩へ持ち上げ、そのままリフトも見事。初登場がクリーンなプログラムで嬉しそう

ブリタニー・ジョーンズ/ジョシュア・レーガン(カナダ) SP:49.80
 「Dance for me Wallis」「I Will Follow You」♪ 私は初めて見るペアかも^^; トリプルツイスト、ソロジャンプの3回転トウループ、距離の出たスロー3回転ループなど、技術は確か。2人の雰囲気に合った曲を選んでると思う。

マデリン・アーロン/マックス・セトレージ(アメリカ) SP:57.20
 「コッペリア」♪ 男子のマックス・アーロンの妹、マデリンの水色衣装が可愛い しっかり最初からスピードに乗って、高さのあるツイスト、きれいなソロ3回転サルコウと決まる。ソロスピンはちょっとタイミングがずれちゃったけど^^; かなりいい出来。

マリ・ヴァルトマン/アーロン・ヴァン・クレーヴ(ドイツ) SP:48.43
 「Petersburg's Secrets」より「ワルツ」♪ ヴァルトマンのお母さんは日本人。ピンクに白黒ボーダーのスカートが映える ツイストは高さが出たが、ソロジャンプは男性が転倒。ソロスピンは息ぴったりで、リフトの下り方が男性の背中からなど、面白い。

エフゲニア・タラソワ/ヴラディミール・モロゾフ(ロシア) SP:64.14
 「サラバンド組曲」♪ 有名コーチと同じ苗字のペアがシニアに上がってきた。軸の細いツイスト、なめらかなスロー3回転ループ、ソロ3回転トウループは2人のタイミングもぴったり。リフトで横向きの女性がエッジをホールドする難しい姿勢もきれいに見せた。

隋文静(Wenjing SUI)/韓聡(Cong HAN)(中国) SP:65.22
 「Stray Cat Strut」♪ 女性はブルーのホルターネックでちょっとセクシーに、男性は髪を短く刈り込んでちょっと大人っぽく。ボーカル入りジャズで、二人が離れて大きくリンクを滑ってからソロ3回転トウループ。ツイストもスローももちろんだけど、リフトのポーズがカッコいい。

ヴァネッサ・ジェームズ/モーガン・シプレ(フランス) SP:56.47
 「ラ・クンパルシータ」ほかタンゴ♪ 女性の赤、男性の黒で情熱的なタンゴ。ツイスト、ソロ3回転トウループ、スロー3回転フリップと言うことなし。2人が円を描くように交差するステップもなかなか。ソロスピンで男性がフリーレッグをついて一瞬止まってしまい、無効になったのがもったいなかった

メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(カナダ) SP:72.70
 「Un peu plus haut」♪ 語りかけるような女性ボーカルのシャンソン。得意のソロ3回転ルッツ決まった! ソロスピンは距離もシンクロも完璧。スロー3回転ルッツ問題なく、ステップは伸びやか。シーズン初めから高得点が出た

 地元カナダのデュハメル/ラドフォードが実力どおりにトップに立ち、隋/韓が2位、タラソワ/モロゾフが3位につけた。4位以下は少し点差がついてしまったが、フリーで逆転はあるかな?

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【ネタばれ注意】GPS2014スケートアメリカ男子SP

2014年11月01日 07時02分29秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2014第2戦スケートカナダ男子ショートプログラムジャッジスコア)。

リーアム・フィルス(カナダ) SP:64.94(10)
 「魅惑のワルツ」♪ 赤白ボーダーのシャツにスカーフをつけて、ロマンチックなワルツにのって踊る。トリプルアクセル転倒、3回転ルッツ+3回転トウループは間にターン。でも全体によく滑っていて、いい演技だった。パーソナルベスト更新。

アンドレイ・ロゴジン(カナダ) SP:70.95(9)
 「レクイエム(モーツァルト)」「ラクリモーサ・ドミナエ」♪ 白のVネックシャツでクラシックな雰囲気。4回転には挑戦しなかったが、3回転フリップ+3回転トウループ、イーグルからのトリプルアクセルとしっかりしたジャンプ。以前に比べると滑りの固さが取れてきて、曲の盛り上がりにも合っていた。こちらも自己ベスト。

スティーブン・キャリエール(アメリカ) SP:80.33(4)
 「ラ・ヴィ・アン・ローズ」♪ 黒シャツに赤いタイを垂らして、ルイ・アームストロングのトランペットで。4回転トウループは両足着氷になったが、トリプルアクセルが決まって投げキッス スピンもきれいだった。数年ぶりの自己ベスト更新。

フローラン・アモディオ(フランス) SP:72.14(8)
 「Le Concert」♪ 白シャツに黒のバンドと手袋でシックな装い。悲しげなメロディの曲に寄り添うようなステップ、スケーティングはエッジによく乗っていて伸びる。トリプルアクセルはきれいだったが、ルッツが2回転に。プログラムとしてはすごく素敵
 コーチが変わって、一人はファビアン・ブルザ。


アダム・リッポン(アメリカ) SP:62.83(11)
 「タキシード・ジャンクション」♪ 白シャツにサスペンダー、小粋なジャズの曲。片手上げ3回転フリップが決まって、今日はいける!と思ったら、トリプルアクセル転倒。両手上げのリッポン・ルッツを跳ぼうとしてシングルに、そのままコンビネーションにできないまま 滑走姿勢の美しさ、ちょっとしたポーズのカッコよさ、魅力的なプログラムだけに惜しい。

小塚崇彦 SP:75.85(6)
 「A Evaristo Carriego」♪ 白シャツにベスト、胸に赤い花。たぶん初めてのタンゴ 音が全然しない絹糸のようなスケーティングが 4回転で両足着氷、3回転ルッツ+3回転トウループでまた両足になってしまった。でもこんな曲が滑れるようになったたかちゃん、シーズン後半が楽しみ

コンスタンティン・メンショフ(ロシア) SP:81.70(3)
 「Rotting Romance」♪ 人の顔をプリントしたシャツ。いきなり4回転トウループ+3回転トウループ 続いて4回転サルコウ アクセルがダブルになって手をついてしまったのがもったいない。それにしてもこの人、一生引退しないかも(笑)

マックス・アーロン(アメリカ) SP:76.50(5)
 「フットルース」♪ 白シャツに赤いタイを垂らして、ケニー・ロギンスのボーカルでノリノリ。4回転サルコウ+2回転トウループが決まり、トリプルアクセルは手をついた。曲のサビと振付を完璧に合わせるのは難しいところもあるかも。

ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:73.29(7)
 「Game of Thrones」♪ 中世の騎士風な衣装。きれいなトリプルアクセル、動きの切れもいい。4回転サルコウはほぼ下りたかと思ったが転倒、コンビネーションは2回転フリップに3回転トウループをなんとかつけた。ちょっと残念そう。

無良崇人 SP:82.57(2)
 「カルメン」♪ 大きなストーンを散りばめた豪華な衣装。最初から力強く滑っていく。4回転トウループ、トリプルアクセルの高さと迫力 コンビネーションでステップアウトした以外ミスなく、「闘牛士の歌」のステップでは手拍子が起こっていた。

ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン) SP:86.36(1)
 「Black Betty」♪ 全身黒で決めて、ロックでバリバリ 4回転サルコウを鮮やかに決め、踊りまくる。アクセルがダブルになったけど、そんなのたいしたことない 技術点と演技構成点がぴったり同じ得点というのは珍しい。ただ一人演技構成点で40点越え、余裕でトップに立った。

 1位フェルナンデス、2位無良、3位メンショフ、4位キャリエール、ここまでが80点台。5位アーロン、6位小塚にも表彰台のチャンスはありそう。
 フリーも頑張って~

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