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JGPドイツ大会男子SP

2012年10月12日 18時16分53秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第7戦ドイツ大会男子ショートプログラムジャッジスコア)で、宇野昌磨が2位につけた 首位に立ったのはマクシム・コフトゥン(ロシア)、3位にはジェイ・ヨスタント(米)。中村優は10位。
 68.13で1位のコフトゥン。

 クロアチア大会とほぼ同じ得点。トリプルアクセルの着氷で片手をつくなど、GOEのプラスが少ない分だけわずかに下がった。すらっとした体型でバランスがいい。
 宇野昌磨は自己ベスト更新の63.48。

 トリプルアクセルもなく、ジャンプの基礎点ではコフトゥンより6.24低い構成だけど、実際に獲得した技術点の差は3.19。GOEのプラスとスピンでこれだけ詰めた。
 上位選手の多くがコンビネーションを3回転ルッツから跳んでいるが、昌磨くんはトウループ+トウループ。彼はルッツの踏み切りエッジエラーがつきやすいので、基礎点が高くてもマイナスをもらうよりは、基礎点が低くてもプラスが期待できるほうを選んでいるんだろう。
 さらに今季のジュニア課題ジャンプがフリップ。ルッツと区別を意識しすぎて失敗したり、下手するとルッツ・フリップの両方にエラーがつく心配もある。1回の滑走に両方入れないほうがより安全。
 基礎点で劣る分は、ジャンプ2つを1.1倍になる後半に回すことで稼ぐ戦略。イナバウアーからダブルアクセルを跳んで終わるなんて、独創的な構成もグッド
 演技構成点でもパフォーマンス・振付・曲の解釈で6点台をもらった。手先や首の動かし方とか、ところどころミニ高橋大輔
 61.04で3位はジェイ・ヨスタント。

 大きなミスなくまとめて本人は満足げ。まだどの要素も大きなプラスがつかないけど、今はマイナスをもらわないのが大事か。
 4位は59.09でアレクサンデル・サマリン(ロシア)。ダブルアクセルがシングルになってしまい、スロベニア大会で出した60.81は超えられなかったが、全体に悪い出来ではない。
 5位は58.70でショータロー・オオモリ(米)。冒頭のダブルアクセルを失敗してほとんど点がなくなってしまった もしかしてトリプルアクセルにしようか迷った? このタンゴのプログラムはなかなか素敵。
 中村優のSPは47.05。

 コンビネーションをトルコ大会で跳んだサルコウからルッツに替えて見事成功したが、フリップとダブルアクセルで転倒が痛かった。シットスピンとステップのレベルを上げられたのは収穫。

 フリーで大崩れしない限り、コフトゥンが優勝に大手という感じ。2位以下の争いは、スロベニア大会で122点台を出しているサマリンが、同じレベルの得点が出せるかが焦点。宇野昌磨も自己ベストが出せたら、昨季のエストニア大会3位より一つ上のメダルも夢じゃない
 男子フリーは明日の最終種目。あとは明日のお楽しみ。

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JGPドイツ大会女子SP

2012年10月12日 01時20分15秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第7戦ドイツ大会。JGPも今季最後の大会で、ファイナル進出6人/組が決まる。日本から出場は男子に宇野昌磨と中村優、女子に大庭雅と佐藤未生。映像はこちらから。
 最初の種目、女子ショートプログラムが終わった(ジャッジスコア)。なんか全然注目してなかった選手が^^; オーストリア大会で7位だったマリア・スタヴィツカヤ(ロシア)が57.07でトップに立ち、2位にトルコ大会で優勝しているリア・カイザー(米)、3位にクロアチア大会3位のアンナ・ポゴリラヤ(ロシア)がつけた。
 スタヴィツカヤのSP。

 一瞬練習着かと思うような黒のつなぎ衣装、ちゃんと背中にキラキラがついていた オーストリア大会では3回転+2回転になってしまったコンビネーションを、しっかり3回転+3回転に。スピンのレベルも上げてきている。フリーもこの調子でいけるか。
 55.14と自己ベスト更新で2位のリア・カイザー。

 スタヴィツカヤに負けてるのはコンビネーションの回転不足と、フリップの踏み切りエッジエラーのマイナス分だけ。トルコ大会で105点を出したフリーを再現すれば、勝てそうな雰囲気。
 53.81で3位のポゴリラヤも自己ベスト。3回転+3回転を決めたがトウループ+トウループで最も基礎点が低い組み合わせなので、ルッツから跳ぶ選手たちには少し遅れをとる。でも安定感抜群で、フリーも自己ベストが出せそう。
 52.00で4位につけたのがガブリエル・ダレマン(カナダ)。この選手もオーストリア大会に出ていて6位だった。なんかつなぎ衣装が流行り 決まるジャンプは豪快でスピンも安定している。
 大庭雅が51.49で5位につけた。

 全体にスピードと勢いがあって、安心して見ていられる。フリーもまとめられたら、表彰台は見えてくるんだけど、結果はあんまり気にせず^^;自己ベスト更新を目指そう
 佐藤未生は38.27で13位と不本意なスタートになってしまった。

 冒頭の3回転フリップはきれいに決まったと見えたが、回転不足と踏み切りエッジエラーで大きく減点。コンビネーションのファーストで転倒してセカンドが跳べず、ダブルアクセルはダウングレード(涙)でもスピンはとても上手 フリーは自信を持って滑っておくれ。

 ペアもショートプログラムが終了している。やっぱりロシアが強いけど、ドイツのペアが2位につけている。いい線いくかな?
 男子ショートプログラムは終わるのが夜明けごろなので、また明日。

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