フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第7戦ドイツ大会。男子ショートプログラム(ジャッジスコア)で、宇野昌磨が2位につけた 首位に立ったのはマクシム・コフトゥン(ロシア)、3位にはジェイ・ヨスタント(米)。中村優は10位。
68.13で1位のコフトゥン。
クロアチア大会とほぼ同じ得点。トリプルアクセルの着氷で片手をつくなど、GOEのプラスが少ない分だけわずかに下がった。すらっとした体型でバランスがいい。
宇野昌磨は自己ベスト更新の63.48。
トリプルアクセルもなく、ジャンプの基礎点ではコフトゥンより6.24低い構成だけど、実際に獲得した技術点の差は3.19。GOEのプラスとスピンでこれだけ詰めた。
上位選手の多くがコンビネーションを3回転ルッツから跳んでいるが、昌磨くんはトウループ+トウループ。彼はルッツの踏み切りエッジエラーがつきやすいので、基礎点が高くてもマイナスをもらうよりは、基礎点が低くてもプラスが期待できるほうを選んでいるんだろう。
さらに今季のジュニア課題ジャンプがフリップ。ルッツと区別を意識しすぎて失敗したり、下手するとルッツ・フリップの両方にエラーがつく心配もある。1回の滑走に両方入れないほうがより安全。
基礎点で劣る分は、ジャンプ2つを1.1倍になる後半に回すことで稼ぐ戦略。イナバウアーからダブルアクセルを跳んで終わるなんて、独創的な構成もグッド
演技構成点でもパフォーマンス・振付・曲の解釈で6点台をもらった。手先や首の動かし方とか、ところどころミニ高橋大輔
61.04で3位はジェイ・ヨスタント。
大きなミスなくまとめて本人は満足げ。まだどの要素も大きなプラスがつかないけど、今はマイナスをもらわないのが大事か。
4位は59.09でアレクサンデル・サマリン(ロシア)。ダブルアクセルがシングルになってしまい、スロベニア大会で出した60.81は超えられなかったが、全体に悪い出来ではない。
5位は58.70でショータロー・オオモリ(米)。冒頭のダブルアクセルを失敗してほとんど点がなくなってしまった もしかしてトリプルアクセルにしようか迷った? このタンゴのプログラムはなかなか素敵。
中村優のSPは47.05。
コンビネーションをトルコ大会で跳んだサルコウからルッツに替えて見事成功したが、フリップとダブルアクセルで転倒が痛かった。シットスピンとステップのレベルを上げられたのは収穫。
フリーで大崩れしない限り、コフトゥンが優勝に大手という感じ。2位以下の争いは、スロベニア大会で122点台を出しているサマリンが、同じレベルの得点が出せるかが焦点。宇野昌磨も自己ベストが出せたら、昨季のエストニア大会3位より一つ上のメダルも夢じゃない
男子フリーは明日の最終種目。あとは明日のお楽しみ。
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