このあいだBSプレミアムで「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」を放送していて、ついつい見てしまった。
お人形のように若く初々しいクリス・オドネルと、ある種嫌味なくらい金で好き放題しているのに、なぜか憎めなくなってしまうアル・パチーノ。軍服を着て自殺しようとする大佐と、止めようとする若者の壮絶なやりとりは、記憶の中にあるよりずっと緊迫のシーンだった。
そしてクライマックスの、全校集会での演説。校長がチャーリーに大学推薦か退学かを迫ったことを暴露したとき、生徒たちがはっきりと嫌悪のオーラを出す。前に見た時はその辺をあまり感じなかったんだけど、初めて見たからなのか吹き替えのせいなのかはわからない。
大佐の言葉を聞きながら、チャーリーの表情がうるんでいく。どんな処分が出ても、この大佐の言葉があればこれからの人生やっていける、みたいな感じ
この映画の有名なシーンは、大佐が若い女性とレストランのホールでタンゴを踊る場面。もっと上手に踊ってたような気がしたが、実はほどよく素人くさかった(笑)。曲は「ポル・ウナ・カベサ」。浅田真央のエキシビション、2012/2013シーズンの宮原知子ショートプログラムなど、フィギュアスケートでもおなじみ。
ダンス一曲踊り終わって席に戻ったあたりで、次にバンドが演奏していた曲にも聞き覚えがある。中学の体育で、フォークダンスの曲にあった記憶が
サウンドトラックのトラックリストには覚えのある曲名がない。タンゴなんとか、、、フォークダンスだから、「オクラホマ・ミキサー」みたいに「ミキサー」がつくかな? と思って検索してたら、中学校向けフォークダンス曲のCDに「タンゴ・ミキサー」または「タンゴ・ミクサー」というタイトルで収録されているのがわかった。
さらに検索していくと、オリジナルは「Adiós Muchachos」、「ポル・ウナ・カベサ」と同様、カルロス・ガルデルの作曲。そうだったんだ~ ルイ・アームストロングが英語で歌ってるのもある
フォークダンスというと「オクラホマ・ミキサー」か「マイムマイム」で、いい加減飽きる…と思ってた頃に、珍しくタンゴで、ちょっと振付もお洒落で、体育でこの曲がかかるのがすごく楽しみだったっけ(肝心の振付はもう思い出せないが^^;) ちなみに「ミキサー」というのは、パターン1回ごとにパートナーを変えていくダンスのことであるらしい。
今時の中学の体育は、ヒップホップなど「現代的なリズムのダンス」が必修になって、フォークダンスなんかはあまりやらないのかな
録画すればよかったな・・・
「笑っていいとも」のゲストがスキマスイッチで、「一曲やりましょう」と言いだす。ボーカルの人がギター、もう1人が鍵盤ハーモニカ、そしてタモリにボンゴ(小ぶりの太鼓2個が組になっていて、膝の上に乗せてたたく)が渡される。
タモリが軽くポンポンと鳴らすと、「いい音出すんですよねタモリさん」と2人が感心しながら、3人の合奏で歌。「全力少年」アンプラグドでお送りしました
なんか気持ちいいセッションで、タモリのボンゴが完全にとけこんでいた。「スキマスイッチの一員になったみたい」と照れながらちょっと嬉しそう。
なんだかんだいって、音楽好きなタモリ