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JGPドイツ大会女子フリー

2012年10月14日 21時29分26秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第7戦ドイツ大会女子フリージャッジスコア)と結果。全員の映像はこちらから。
 優勝はアンナ・ポゴリラヤ(ロシア)、2位に大庭雅 3位はマリア・スタヴィツカヤ(ロシア)で、リア・カイザー(米)は4位だった。オーストリア大会3位でファイナル進出の可能性があったサマンサ・セザリオはフリーを棄権した。
 ただ一人100点台の106.71でフリー1位、SPと合計160.52と高得点を出したポゴリラヤ。

 クロアチア大会から合計で15点近く高い得点をたたき出した。SPでは2点ちょっとだが、フリーは12点以上 3回転サルコウでちょっと手をついた以外のミスはなく、コンビネーションジャンプのセカンド/サードに跳ぶ2回転トウループは片手上げ。技術点60点超えはシニアでもトップクラス。演技構成点は…これからこれから
 93.02でフリー2位、総合で144.51の2位とSPから順位を上げた大庭雅。

 曲はストラビンスキー「火の鳥」。真紅の衣装で力強く滑る。フライングシットスピンで回れずに無効(0点)になってしまい、そこで調子が狂ったか、3回転サルコウで転倒。しかし3回転ループからのコンビネーションで立て直した後は、しっかり滑り切った。
 91.74でフリー3位だったのは、SP13位と出遅れていた佐藤未生。合計130.01で6位に順位を上げた。フリーは日本勢が2位と3位

 「シンデレラ」らしい雰囲気の純白の衣装、スピードもあって全体にいい出来。最後の3回転サルコウの転倒が口惜しいけど、このまま調子を上げれば全日本ジュニアもうまくいきそう。
 フリーの滑走順が早かったので、最終グループが始まるまでずっとトップだったのがちょっと嬉しかった
 フリー4位から7位までは僅差で並んだ。前週オンドレイ・ネペラ2位のモニカ・シマンチコバ(スロバキア)が87.36、SP1位のスタヴィツカヤが86.45。演技時間違反の減点1がなければ、大庭雅を抑えて2位になれるところだった。SP4位のガブリエル・ダレマン(カナダ)は86.33、転倒3回が痛いけど元気いっぱい。SP2位のリア・カイザーは86.01。トルコ大会では105.63出したんだけど^^; それでも合計141.15でなんとか4位を確保
 シマンチコバはシニアの大会とジュニアの大会の2週連続で大変?と思ったが、会場のケムニッツはチェコとの国境に近い街で、シマンチコバが住むスロバキアのピエシュチャニもわりとチェコに近い。Google Mapで見た感じ、300kmはない? 東京-大阪より近いなら、移動はそんなに大変でもなかったか^^;

 今大会の結果で、ポゴリラヤとカイザーがファイナル進出決定。日本勢は宮原知子1人となった。
 ファイナルがらみの話はまたあとで。

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JGPドイツ大会男子フリー

2012年10月14日 05時23分02秒 | スポーツ

 大庭雅ちゃんが総合2位に入った女子を先に書こうとしてたんだけど、うっかり寝てしまい、目が覚めたら宇野昌磨くんが2位になってた
 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第7戦ドイツ大会男子フリー(ジャッジスコア)と結果。全員の映像はこちらから。優勝はマクシム・コフトゥン(ロシア)、2位に宇野昌磨、3位はアレクサンデル・サマリン(ロシア)。ショータロー・オオモリ(米)は4位、中村優は8位だった。
 宇野昌磨がフリーは1位 125.00で自己ベスト更新。SPと合計で188.48、こちらも自己ベスト。

 腕や手先、上半身をしなやかに使って豊かに表現。ジャンプの待ちが短く、流れのなかで跳べている。高橋大輔から4回転やトリプルアクセルを抜いて少年にしたみたい(笑)
 終盤、ダブルアクセル+3回転トウループで転倒したのが唯一の失敗。これがクリアできたら190点台か。全日本ジュニアのチャンピオンも射程に入ってきた。
 コフトゥンが僅差でフリー2位、124.91。合計では193.04。

 冒頭の4回転が2回転になってしまったが、高さは十分なので少しGOEプラスがついてる^^; トリプルアクセル2本跳べるのは強みだが、体が硬そうな感じ。演技構成点でも宇野にリードを許した。
 120.74でフリー3位、総合も179.83で3位のサマリン。

 ミスもなく出来は悪くない。スロベニア大会よりスピン1つでレベルが4から3に下がったのと、GOEプラス分及び演技構成点がわずかに少なかったくらい。
 滑走前にコフトゥンが暫定1位になってたから、2位になればファイナルに行けるのは知ってたかもしれないが、宇野を逆転するためにはフリーで129.39が必要だった。ジャンプ構成からいっても、そんなに急に点は上がらないから、順位は考えずに自分の演技に集中したんだろう。世界ジュニアには出てくるかも。
 113.86でフリー4位、自己ベスト更新の合計172.56で4位のショータロー・オオモリ。曲は「パガニーニの主題による狂詩曲」(ラフマニノフ)、多くの選手が使うけど、ジュニア男子といえば羽生結弦を思い出してしまう。スローな曲調のところで逆にスピードを上げて滑走する構成が面白い。
 地元ドイツのマルティン・ラッペがフリー5位で総合5位に順位を上げた。SP3位だったジェイ・ヨスタント(米)はフリー7位で総合6位に後退。
 中村優のフリーは100.71で6位、合計147.76で8位となった。

 転倒2回でトルコ大会より10点以上下がってしまったのは口惜しいところ。バイオリンの調べによく合った振付で頑張っていた。

 今大会の結果、マクシム・コフトゥンがファイナル進出決定。日本の日野龍樹、田中刑事の2人もファイナル進出が決まった。(昌磨くんのおかげ
 女子は次の記事で。

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