テレビ朝日「相棒Eleven」第1回2時間スペシャル、事件の舞台は香港。
予告映像で香港の街並みが出てくるので、ついつい期待して見てしまったが^^; ハーバービューのホテルにオープントップバス、屋台で食事と、まあ定番が冒頭に使われただけ。あとは空港からのタクシーが橋を渡っていくシーンと、総領事公邸前で降りたとき後ろをダブルデッカーが通ったのが、それらしかった。
事件は総領事公邸内で銃の暴発事故が起こったところから。外交関連の施設というのは、駐在する国の主権が及ばない、警察も勝手に入ることができない場所ということで、事故は総領事の都合(?!)でもみ消される。そこに居合わせた新米刑事・甲斐亨(成宮寛貴)は納得できず、、、というストーリー。
甲斐の恋人がキャビンアテンダントという設定で、ちゃっかり一緒に高級ホテルに泊っている。CAの人がフルハーバービューの部屋に泊ったり、、、たまにはするのかな
舞台が香港だったのは、「在外公館内で」「事件のあと、地理的にすぐまた日本から出かけていくことが容易な場所」という条件に、香港がちょうどよかったから。そんな感じだった。ハワイでは遠い、中国本土ではややこしそう、、、だから香港。
ロケは真夏だったろうに、杉下右京(水谷豊)は、きっちりスーツでさぞ暑かったことだろう
クール系という設定で、杉下右京との対比がいまいち出てこなかった神戸尊(及川光博)から、初代・相棒の亀山薫(寺脇康文)の猪突猛進に近い雰囲気の、三代目相棒・甲斐亨(成宮寛貴)。体当たり系のようで実は警察庁幹部のお坊ちゃま、という部分も利用しつつ今後は展開していくようだ。真飛聖が演じる恋人との掛け合いもそれなりに楽しめそう。
ということで、一応毎週チェック
フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズもドイツ大会を残すのみとなった。ここまで6大会の結果と、ドイツ大会にエントリーしている選手の顔ぶれから、ジュニアグランプリファイナル進出(上位6人/組)メンバーを予想してみよう。カッコ内はポイントと最高順位。ポイントが同じ場合は最高順位が高いほうが上になる。
まず男子。ジョシュア・ファリス(30)、ジェイソン・ブラウン(28)、金博洋(28)の3人は、並ぶか上回る可能性のある選手がマクシム・コフトゥン以外いなくなったため、確定。日野龍樹(24、2位)、田中刑事(22、2位)、閆涵(20、2位)が続いている。
ドイツ大会には、マクシム・コフトゥン(15)、アレクサンデル・サマリン(11)、ショータロー・オオモリ(9)が出場予定。このうち、コフトゥンは3位以上で(26)以上、4位で(24、1位)となり、これに並ぶか上回るのはサマリンまたはオオモリが優勝した場合だけなので、最も有利な状況。
サマリンは優勝すれば(26)で決定、2位(24、2位)でも、コフトゥン優勝ならOK。オオモリが優勝(24、1位)&コフトゥン4位以上の場合は、日野と得点合計の争いで、184.44点以上で進出。
逆に日野から見れば、オオモリ優勝・サマリン2位で184.44点以上・コフトゥン4位以上の3つが同時に起こらない限り、進出できることになる。
オオモリは優勝(24、1位)なら文句なし。2位(22、2位)だと、サマリンが3位(22、3位)以下の場合に限り、田中刑事と得点を比較、197.19以上で進出。(コフトゥンが6位以下なら比較の必要はないが、棄権しない限り可能性は低い^^;)
日野と田中の両方が進出するためには、「ドイツ大会で進出を決める選手が1人まで」が条件。実力を考えると、コフトゥンに優勝してもらって、サマリンが3位(22、3位)以下になってくれるのが現実的
ここで鍵を握りそうなのが、ファイナル進出は事実上難しいがそこそこ上位に入る可能性がある、宇野昌磨、ジェイ・ヨスタント(米)、マルティン・ラッペ(独)などの選手たち。なかでも宇野は、スロベニア大会で174.34点を出している。サマリンと170点台の後半で争ったら、サマリンを抑えて2位に入ってもおかしくない。
日本からは中村優も出場する。2人が頑張ってくれると、先輩たちがチャンス
次に女子。エレナ・ラディオノワ(30)、アンジェラ・ワン(26、1位)、宮原知子(26、1位)、ハンナ・ミラー(26、2位)の4人は、(26)以上になる可能性があるのが最大2人となったので確定。続くのはキム・ヘジン(22、1位)、コートニー・ヒックス(22、2位)。
ドイツ大会エントリーで可能性があるのは、リア・カイザー(15)、サマンサ・セザリオ(11)、アンナ・ポゴリラヤ(11)、大庭雅(9)など。佐藤未生(7)も可能性0ではないが
カイザーは4位(24、1位)以上で、並ぶか上回るのが1人しか出ないので決定。セザリオとポゴリラヤは優勝(26、1位)で決まり。2位(24、2位)だと、カイザーが優勝してくれればOKだが、大庭雅が優勝(24、1位)したりすると、カイザーは5位(22、1位)以下になってくれないとアウト。
大庭雅は優勝(24、1位)で他の条件関係なく決定。2位(22、2位)なら、カイザーが優勝しちゃえばよしの場合はコートニー・ヒックスと得点比較、156.63以上でOK。セザリオかポゴリラヤが優勝だったら、カイザーは6位(20、1位)以下じゃないと キム・ヘジン(22、1位)がいるので、競争厳しい。
佐藤未生が進出するには、現在6番手のコートニー・ヒックスより上になり、ほかに進出条件を満たした選手が出たら、5番手のキム・ヘジンより上になる必要がある。まずは優勝(22、1位)。その上で、
1.セザリオとポゴリラヤが共に3位以下
2a.カイザーが6位以下
2b.カイザーが佐藤より21.86以上低い点で5位
3.佐藤の得点が154.12点以上
上記123のうち2つが同時に起こればいい、、、んだと思うけど、合ってるか自信はないが、そんな感じ^^; 条件2bと3はキム・ヘジン、佐藤未生、カイザーが(22、1位)で三つ巴になった場合に誰が勝ち残れるか、という部分。
残念ながら、大庭雅と佐藤未生がそろって進出する可能性はないのだった
ペアとアイスダンスは、日本勢が誰も参加してないので今一つ興味が^^; というのもあるが、男女シングルほど番狂わせはなく、だいたい実力どおりになることが多いような気がする。そして、シニアだとそこまで圧倒的ではないけど、ジュニアでは本当にロシアが強い。
日本もジュニアからペアやダンスに出場できるようになるといいな
ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第6戦クロアチア大会、女子フリー(ジャッジスコア)と結果。全員の映像はこちらから。
アンジェラ・ワン、ハンナ・ミラーの米国勢が1位2位を占め、3位4位はアンナ・ポゴリラヤ、クリスティナ・ザセエワのロシア勢。本郷理華は5位、松野真矢子は8位だった。
104.18でフリー1位のアンジェラ・ワン、合計は162.65。
冒頭の3回転ルッツ+3回転トウループ+2回転トウループの3連続コンビネーションは圧巻。フリップが1回転になった以外は完璧で、本人も大喜び。まだ16歳だけど、優雅さがあって大人の雰囲気。
フリー2位は101.88でハンナ・ミラー、合計は153.21。
大きなミスなくまとめたが、アンジェラ・ワンとSPでついた差をつめ切れず。コンビネーションのセカンドやサードに跳ぶループジャンプを、全て回転不足なく回り切ってるのが偉い。
フリー3位は96.23でザセエワ、総合では143.61の4位。女学生っぽい「シェルブールの雨傘」 コンビネーションのセカンドに跳ぶ2回転トウループで、片手を上げて加点を稼げる。
フリー4位と頑張ったのが本郷理華、95.04。SPと合計は140.97。
転倒が口惜しかっただろうけど、全体にスピードがあって悪くはなかった。フリーで100点出せるようになるといいね
フリーは93.87の5位ながら、SPの貯金のおかげで合計145.54の3位となったポゴリラヤ。ドイツ大会にエントリーしているので、ファイナル進出の可能性を残した。背が高く見えるけど、何歳くらいだろう、、、細いから14歳くらいかな?
松野真矢子はフリー80.06。合計120.71の8位まで順位を上げた。
今はまだ、ひたすら一生懸命滑って跳んで 最後はスピンを回り終える前に音楽が終わってしまった。今回はいい経験になったかな。
今大会の結果で、アンジェラ・ワンとハンナ・ミラーはファイナル進出決定。宮原知子も完全に決定した。残る2つの枠に誰が入るか・・・?
ジャパンオープンにフィンランディア杯にオンドレイ・ネペラと、シニアの大会が重なってたので、ほとんど忘れかけてました^^;
ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第6戦クロアチア大会、男子フリー(ジャッジスコア)と結果。オーストリア大会優勝で今大会も優勝候補かと思われたネイサン・チェン(米)が、SPの後に棄権。これは残念
ファイナル進出には優勝しておきたい閆涵(Han YAN)にはチャンスかと思われたが、、、優勝はマクシム・コフトゥン(ロシア)。閆涵は2位、3位にハリソン・チョアテ(米)が入った。
149.72と高得点でフリー1位、合計219.19のコフトゥン。
4回転+2回転、2度のトリプルアクセルとジャンプ絶好調、若々しい「カサブランカ」 技術点80点はシニアでも十分上位。昨季はファイナル進出して4位、今季はファイナルと世界ジュニア両方でメダルを狙えそう。
フリー2位、141.63で逆転を許してしまった閆涵、合計は212.10。
この得点で優勝できないのはついてない^^; スロベニア大会のフリーとはジャンプ構成を変えてきた。前回ダウングレードになった4回転を回避、ループを前半に移して空いたところにダブルアクセルからのコンビネーションを入れた。
3回転はルッツとフリップを2回ずつだが、フリップには踏み切りエッジエラーがついてしまう。4回転を入れないならトリプルアクセルを2回入れたいところだが、1回はコンビネーションにしなければならない。今はそこまでの確率ではないのかな。
125.06でフリー3位はキム・ジンソ(韓国)。こちらはトリプルアクセルを2回入れ、基礎点では閆涵より上。大きなミスなく、本人も満足の出来で自己ベスト更新。SPで出遅れたので表彰台には届かなかったが、韓国勢では一番いい成績でJGPを終えた。
121.34でフリー4位、合計3位のハリソン・チョアテ。トリプルアクセルも入ってないが、スピン全部とステップでレベル4は偉い。
川原星はフリー8位、107.89。合計でも158.80で8位。
冒頭のトリプルアクセルが下りられたら随分違うんだけど…ジャンプの着氷にもう少し流れがあると、GOE加点がついてくると思う。スピンでGOEにマイナスをもらってしまったり、いろいろ課題はあるけど、「ラストサムライ」を気持ちをこめて演じていた。
今大会の結果でファイナル進出を決めた選手はなし。閆涵は現時点で6番手なので、非常に厳しくなった。日本勢はまだ確定ではなく^^; ファイナル進出予想はあらためて。
コーチが決まらないという話を聞いて、どうなることかと気になっていたが、、、
安藤美姫が、グランプリシリーズを欠場すると発表。指導者不在の状態で、技術的、精神的な調整が間に合わなかったという。
グランプリシリーズのエントリーが発表されたとき、昨季休養していて今季出場を希望する選手は、出場しない場合は違約金を払う契約をしたという話を聞いた気がするが、違ったかな? そうだったら、彼女もそれに該当するんだろうか。
違約金を払うことになっても、万全に程遠い状態でグランプリシリーズには出られないか、、、
トップ選手になると、コーチも誰でもいいというわけにはいかない。前に師事していたコーチのところに戻ればいい、と簡単に考えるわけにもいかないんだろう。練習を見るだけでなく、海外の試合にも帯同する。試合といえば大きな国際大会、毎回のプレッシャーも違う。
モロゾフコーチと長期間、うまくいってただけに、ほかの指導者を探すのは難しかったのか。安藤選手自身、モロゾフ以外ならどんなコーチがいいのか、イメージすることができなかったのかもしれない。
ほかのスポーツだったら、コーチにつかずに個人で転戦することもないではないが、フィギュアスケートは数分間の一発勝負のスポーツだけに、精神面での支えという点でコーチが不可欠なのか。と、あらためて思わされる。
グランプリシリーズ欠場と同時に、全日本選手権も出場しない見通しと報じられている。予選に相当する中部選手権に出場しておらず、推薦枠での出場も希望していないとのこと。
昨季休養していたので、予選免除ではないのだろう。前年度にどのくらいの成績を残してたら免除になるのかよくわからないが、中部選手権で優勝した村上佳菜子ちゃんは免除じゃなかったのか^^; 出る義務はないけど、調整を兼ねて希望するなら出てもいい、だったりして?
推薦枠というものがあることも初めて知ったが、テニスの大会にワイルドカードがあるように、実績のある選手をある種“救済”する制度は活用してもいいはずだ。しかし希望しないのは、12月までに調整しきれないということか。
引退の意向は示していないそうだが、全日本に出なければ四大陸選手権や世界選手権出場もない。来季までにコーチを見つけ、プログラムを作り、試合に出て実績を重ねて、最終的に全日本にもっていけるか? 道のりは非常に険しい
アイスショーには出るんだろうから、スケートを見る機会はこれからもあると思うけど。
鈴木明子が、年齢を重ねる中で一層成長を続けるのを見ると、安藤美姫も実はこれからが一番いいときなんじゃないかという気もする。
安藤美姫の競技者魂に再び火がつくときを待とう