フィギュアスケート・ジュニアグランプリシリーズ第7戦エストニア大会。女子SPが終わった。
今季最終戦にファイナル進出がかかる日本勢女子、庄司理紗が自己ベスト更新の55.19で2位につけた。西野友毬がシーズンベストの50.04で4位。
理紗ちゃん、黒のホルタートップに肘上までの手袋がお洒落 渋いジャズの選曲は、曲調の切り替えも巧みで洗練されていて、スピード感のあるプログラムになっている。肩をきゅきゅっと動かす仕草がなんとも上品なお色気(^^)
昨季はジャンプで回転不足になりがちだったが、「今はあまり気にしていない」とコーチが言っていた。今季は体力がついてきたのか、しっかり回れて安定している。目先にとらわれずにこつこつ練習して、その成果を試合で出すことで結果がついてくるんだろう。その調子
西野友毬は昨季と同じ曲「私のお父さん」。しっかり滑れている感じでスピードが出てきた。ジャッジスコアを見るとコンビネーションジャンプ2つ目の3回転トウループがダウングレードになってしまっていたので、課題はそのあたりかな。
60.18で首位に立ったのは、これまた“最終戦だけ出てくる実力者”のアメリカ勢、グレイシー・ゴールド。昨季のヴァネッサ・ラムのパターン?! ジャンプが高くて軸がまっすぐ、スピンも全部レベル4、なるほど点が出るわけだ。3位には理紗ちゃんと小差の54.74でサマンサ・セザリオ(米)、こちらはファイナル狙いたいところだろう。ファイナル争いでは理紗ちゃんと並ぶアンナ・シェルシャク(ロシア)が49.85で5位、西野友毬とほとんど差はない。地元エストニアのゲルリ・リナメがさらに小差の49.83で6位につけ、最終グループに残った。
首位のゴールドから6位のリナメまで10点ちょっと。ゴールドが有利だけど、それでも誰が優勝してもおかしくないし、どんな順位の組み合わせもあり得る。ファイナル進出争いはどうなる?
庄司理紗の4位142.01点以上で進出はたぶん変わらない。西野友毬が進出するには、、、ポイントで並ぶ選手が少なくなることがポイント 西野2位でシェルシャク4位だとポイント22で並び、コロベイニコワと3人での得点争いになる。(セザリオが3位だとポイント22になるが、考えてみたら3位×2なのでランクは下になるから、あまり考えなくていい。)
庄司、西野が二人とも進出できるパターンは、このままゴールドが優勝、西野が頑張って2位、庄司が3位、4位にセザリオかリナメが入り、シェルシャクが5位以下・・・友毬ちゃん、頑張ってみよう(もちろん理紗ちゃんも)